もちの木の伐採を依頼すると費用は?維持管理方法もあわせて解説

2021.4.30

もちの木の伐採を依頼すると費用は?維持管理方法もあわせて解説

日本三大庭木としても有名なもちの木。樹皮から「とりもち」が取れることから名づけられたといわれており、日本人にとってなじみ深い木です。しかし、もちの木は、生長しすぎると屋根を超えて成長するため、残念ながら伐採しなければならないこともあります。

そこで、この記事では、もちの木の伐採方法を紹介します。伐採方法とともに、それまでに維持管理していく方法についても紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

伐採前に確かめたい「もちの木」の種類

もちの木といっても何種類かの木に分けられ、それぞれ最大になる樹高が異なります。そのため、もちの木を伐採するか、剪定で維持し続けていくか決める手掛かりになるので、種類を知っておいたほうがよいでしょう。

「もちの木」の品種

もちの木の品種を見分けるポイントは、樹高と葉の色・形・生え方です。その点に着目しながら、もちの木の品種を見ていきましょう。

オウゴンモチノキ

葉が黄金色であるため、オウゴンモチノキといわれています。シンボルツリーとして使われることが多く、高いものであれば、10mくらいまでの高さになります。

シイモチ

葉は互生といって、1枚づつ方向を変えて生えています。革質はやや薄いです。15mくらいの高さにまで生長するといわれているのでモチノキでは大きいでしょう。

ヒメモチ

光沢のある緑色の葉と樹高が低い点が特徴です。樹高は2mほどまでしか伸びないため、ほかの品種よりも樹高が低いです。また、光の強いところで育つと、葉の形は細長くなります。

「もちの木」に近い木の種類

もちの木に近い種類も知っておくとよいでしょう。もちの木に近い種類のなかにも管理が難しくなるくらい樹高が高くなるものがありますので、伐採するか剪定するかの判断に役立つからです。もちの木に近い種類としては以下のものがあります。

クロガネモチ

秋から冬にかけて、赤い実をつけます。さらに、もちの木の葉は細長いですが、対照的にクロガネモチは幅が広くて丸みがあるのです。また、樹高は15mくらいまで生長します。

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シナヒイラギ(ヒイラギモチ)

クロガネモチと同じように、赤い実をつけます。葉は互生で、5mくらいの高さになります。葉にはトゲがあり、刺さるとケガをするおそれがあるので、お子さんがいる場合、近づかないように注意しましょう。

「もちの木」とは異なる木の種類

名前にモチとついていますが、もちの木とは違う種類の木もあります。樹高が高くなって伐採が必要になる場合もありますので、紹介します。

カナメモチ

葉の周りに細かいギザギザしたものがあります。白い花を咲かせるのが特徴です。高さは最大10mくらいになります。

ネズミモチ

モクセイ科の常緑広葉樹です。実がネズミのフンに、葉がもちの木に似ているからこの名前がつきました。樹高は比較的低く、2mから3mくらいです。

もちの木伐採にかかる費用を決める要素

大きなモチノキを伐採する際、業者に依頼するのが一般的です。そうなると、気になるのは費用でないでしょうか。そこで、もちの木を伐採する際の費用を決める要素を紹介します。伐採する際はさまざまな基準で決められます。

木の高さ

木の高さによって伐採費用が変わります。伐採する際の費用相場は3m未満であれば3,000円から5,000円、3mから5mくらいであれば15,000円前後、5m以上であれば30,000円くらいです。ただし、5m以上になると重機が必要になる場合もありますので、正確な費用が知りたい方は、業者に見積ってもらうことをオススメします。

葉張り

葉張りとは、樹全体のなかで幅が最も広い部分のことです。広くなるほど、費用はかかるのが一般的です。ただし、木の高さだけで、値段を設定している業者もあるので、作業してもらう前に業者に確認したほうがよいでしょう。

木を倒す場所があるかどうか

木を倒す場所がないと作業する際に、重機を使用する必要があります。重機を使用して、倒した木をつるし運びます。重機を使用するとなると、費用がかかってしまいます。

費用の目安としては、10tのクレーンを使用した場合、10万円くらいかかってしまうのです。費用が高額ですので、作業する前に使うクレーンの種類などを業者に確認して、費用がどのくらいかかるのかを確認することをオススメします。

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根を除去するかどうか

伐採をしたあとは、根を除去するとよいでしょう。根をそのままにしておくと、そこにシロアリなどが棲みつくおそれがあります。根は深くまで伸びていることが多いので、伐採したあとに、抜根することが多いです。抜根するとなると、さらに費用がかかってしまいます。

このように費用はさまざまな条件によって変わってきます。そのため、作業を依頼する前に見積もりをとるようにしましょう。1社だけでは、適正な費用相場がわかりづらいです。そのため、少なくとも3社見積もりをとることをおすすめします。

残すことを決めたら…。もちの木の剪定について

もちの木を伐採しない場合は手入れをおこなう必要があります。ここではもちの木の剪定方法を紹介します。

剪定の目的

剪定の目的は枝を切ることによって、風通しや日当りをよくして、生長を促します。切る必要がある枝は、伸びすぎてしまっている枝や、内向きに伸びてしまっている枝などです。剪定をおこなうことによって、全体の樹形を整えられるので、見た目もよくなります。もちの木は剪定に強いので、枝を多めに切っても問題ないでしょう。

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剪定の時期

もちの木は6月から7月くらいで剪定するのがよいです。この時期は開花が終わったあとなので、剪定には適しています。大きくなりすぎてしまった場合は3月くらいに根元から伸びすぎている枝を剪定しても問題ないです。

剪定を業者に依頼するとどのくらいかかる?

剪定の費用は、3mくらいの剪定であれば、5,000円から10,000円くらいが相場といわれています。木の高さによって値段を設定しているところもあれば、日当制や時給によって値段が決められていることもあります。そのため、伐採と同じようにいくつかの業者に見積もりを依頼しましょう。

もちの木の剪定方法で詳しいことは、「モチノキの剪定方法とは?失敗しないコツや注意する点もご紹介します」で紹介しているので、参考にしてみてください。

伐採せざるを得ない状況になる前のもちの木管理

健康なもちの木を維持するためには日ごろの手入れが欠かせないでしょう。モチノキは比較的丈夫な植物ですが、しばらく放置しておくと病気になってしまうこともあります。ここでは、モチの木を育てるポイントを紹介します。

病気にならないように風通しをしっかりと

もちの木は、すす病になることがあります。すす病とはすす病菌というカビが生えることによって発症します。葉などが黒くなってしまって、光合成ができなくなってしまいます。

すす病菌はカイガラムシなどの害虫のフンなどを餌にします。そのため、害虫が近寄ってこないように、剪定をして風通しや日当たりをよくしましょう。

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管理できない高さになる前に切り戻しを

管理できないほどの高さになると自分で手入れすることが難しくなって、剪定をするのも手間がかかります。そのようなときは切り戻し剪定をおこなうのがよいです。切り戻し剪定とは、樹形を小さくしたり、樹形を整えたりするために、枝を途中で切る剪定方法です。

樹形を小さくしたいときは、芽が出ているところから少し上の部分を切るのがよいといわれています。ただし、剪定する枝の量が多すぎると、木は剪定した枝の分だけ再生させようとして、いろいろな方向に枝を伸ばし、樹形を乱すおそれがあるのです。そのため、うまく剪定する自信がない方は、業者に剪定を依頼することをオススメします。

まとめ

今回はもちの木の種類、伐採する際の相場、剪定方法について紹介しました。もちの木は、自分で剪定することができます。強く剪定しても問題ありませんが、費用な枝をしっかりと見極める必要があります。慎重に作業しましょう。

大きくなってもちの木を処分する場合は、伐採する必要があります。その際は、業者に依頼するのがよいです。伐採の相場費用は木の高さ、葉張り、重機を使用するかどうかなどで決まります。伐採する際は、抜根も一緒におこなうのがよいでしょう。

もちの木を伐採する際は、ぜひ生活110番をご利用ください。最適な業者を紹介いたします。


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