伐採の種類は目的によって様々!伐採状況に適した方法を見つけよう

2021.4.30

伐採の種類は目的によって様々!伐採状況に適した方法を見つけよう

「木を伐採したいけど、方法がわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。伐採の種類はさまざまで、大きな木を伐採することはとても力が必要な作業です。また、伐採する際は書類の提出が必要になるので、自分でおこなう伐採にはいろいろと手間がかかります。

そこで、このコラムでは、伐採の種類と書類の提出について紹介します。同時に、木を切って終わりではなく、根を抜いておいたほうがいい理由にも触れています。伐採をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

伐採の種類と特徴

一言で伐採といっても、伐採の種類はいくつかあります。ここでは4つに分けて紹介します。

【1】主伐

主伐とは、建築物などに使用する木を収穫するためにおこなう伐採方法です。質のよい木材を収穫するために、空気が乾燥している冬に作業することが多いようです。

主伐はさらに細かく分けると、択伐と皆伐に区分されます。択伐は決められた場所にある木の中から一定の条件を満たした木のみ伐採します。木の状態などにあわせて伐採し、その後に木を植林します。林業を継続的に営むときによく使われます。

皆伐は指定された一定の範囲の木を、すべて伐採することです。一度にたくさんの木を収穫できることがメリットです。以前は広い範囲でおこなわれていましたが、環境を守る観点から、狭く範囲を限定しておこなうことが多いといわれています。

【2】間伐

間伐とは、不要な樹木を伐採することです。不要な樹木を伐採することによって、木の間隔を広げ、育てたい木に栄養がいくようになります。樹木が密集して生えており、それらの木すべてではなくいくつかの木の生長を促進したい場合に向いています。

【3】除伐

質がよくない木を伐採することを除伐といいます。他の木の生長を妨げたり、曲がってしまっている木が対象になります。伐採してしまった後、新しく植林することが多いです。

【4】本数調整伐

本数調整伐は、主に自治体が山を整備して災害の原因にならないように伐採することです。土砂災害などから守る保安林の機能を維持するためにおこなわれます。作業内容は間伐と同じです。

お客様のご要望に沿った伐採方法をご提案します

このように伐採の種類はいくつかあります。自分で伐採したいけど、どの方法でおこなったらよいかわからないという方もいらっしゃることでしょう。伐採でお困りの際は、生活110番をご利用ください。それぞれ木や伐採をおこなう場所の状態にあわせた施工内容が可能な業者を紹介しています。

森林の立木伐採をするなら【届出】を忘れずに!

森林の立木を伐採する場合、届出が必要になります。提出が必要な理由は市町村森林整備計画に従って、市町村がきちんと木が何本生えていて、何本伐採されるのかを把握する必要があるからです。木を1本だけ伐採する場合でも必要になります。

市区町村は把握しているのは、地域森林計画対象となっている森林が対象となっています。つまり場所によっては届出が必要ではありません。伐採したい場所が書類の提出が必要かどうかわからない場合は、市町村に問い合わせて確認しましょう。

届出の提出をおこなう人は、森林所有者や立木の買取を受けたものです。森林所有者と立木を伐採する人と、造林をおこなう人が違う場合は共同で提出することになります。

提出する書類は以下の通りです。

・伐採及び伐採後の造林の届出
・伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況報告

提出書類は他にも、伐採する場所の地図などが必要になる場合もあります。そのため、伐採する場所の市町村に問い合わせて、必要な書類を確認することをおすすめします。

書類の提出期間は、伐採及び伐採後の造林の届出が伐採を始める90日から30日前までです。伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況報告は、造林が完了した日から30日以内の提出が必要です。

提出先は伐採、造林する木ある市町村の長です。提出しない場合、伐採ができなくなったり、法律に違反し罰金になることもあるので、忘れずに提出しましょう。

伐採後の抜根作業は必須!でも意外と大変……

伐採後は切株や根っこが残ってしまっています。そのため、抜根作業が必要になります。抜根作業をしないとその木は根っこから再び成長します。木の生長を妨げていた木が再び生えないようにしっかり抜根する必要があるのです。

また、家の近くの木である場合、抜根しないでそのままにしておくと、シロアリが棲みついてしまうことおそれがあります。そのまま家の中に侵入してしまうことも考えられます。また、根の隙間からスズメバチが入り込んでしまい、大きな巣を作ってしまうリスクもあります。

そのため、伐採後には必ず抜根することをおすすめします。しかし、抜根作業は根を抜くだけだと簡単にも思えますが、実は大変な作業です。抜根が難しい理由を紹介します。

奥深くまで伸びた根をすべて抜く必要がある

木の根っこは地面の奥深くまで、伸ばしています。地表から見えている部分はほんのひとつです。一般的な木の根っこは1mから2mといわれています。縦ではなく横に広がっています。それが複数に連なって木を支えています。それらを抜根することはとても力が必要な作業です。素人では難しいかもしれません。

場合によっては重機が必要

木の大きさによっては重機が必要になります。重機はブルドーザーやパワーショベルを使用することが多いです。重機を使用することによって、手作業では難しい場所まで根を取り除くことができます。

このように、抜根作業は時間と手間がかかります。伐採時にあわせて抜根をやってもらうのがおすすめです。業者に依頼するとなると、費用はかかってしまいますが、手間を省くだけでなく、より確実に伐採・抜根することができます。伐採するだけでなく、抜根も同時におこなうことにより、木が再び生えなくなるでしょう。

まとめ

今回は伐採について紹介してきました。伐採は種類がたくさんあります。伐採する目的によって、伐採方法が違うので、ご自身の木の状態にあわせた伐採をおこないましょう。

伐採する際は1本からでも書類の提出が必要になります。必要な書類を確認して、忘れずに提出するようにしましょう。

伐採した後は、抜根をするのがよいです。根っこが残ったままの状態では、再び木が生長するだけでなく、シロアリやスズメバチなどが棲みついてしまうおそれもあります。また、木が生長しないように抜根までしっかりおこないましょう。

「自分で伐採するのは大変だ」という方はプロの業者に依頼するのがよいです。経験豊富な業者であれば、素早く伐採・抜根してくれるでしょう。

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木々の伐採は大きな木であればあるほど、危険度が上がってきます。自分で伐採したら電線に引っかかってしまった!なんて事がないように、安全のためにも伐採はプロにお任せしましょう!

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