細い竹を根から枯らすには!竹の駆除から処分の仕方まで

2021.4.30

細い竹を根から枯らすには!竹の駆除から処分の仕方まで

ご自宅の周辺に笹が生えている場合は要注意です。
細い竹はその見た目から、生えてきてもすぐに処理できると思われてしまいがちです。しかし、細い竹であっても通常の太い竹と同じように地下茎でどんどん分布を拡大していき、それが敷地内に侵入してきたら、やがて庭は笹だらけになることでしょう。細いからといって甘く見てはいけないのです。

もし自宅の敷地内で笹などの細い竹を見付けたら、そのまま放置せずに適切な措置を取ったほうが良いでしょう。

細い竹にはどのような種類があるのか

竹には実にさまざまな種類があり、普段私たちは太い竹か細い竹かという判断しかしていないと思います。しかし、工芸品や楽器などに使われることの多い竹は種類によって特徴があり、その用途も異なってきます。

・黒竹
繊維が細い竹で、条件の良いところでは直径が 5~6cm程度になるものもあります。表皮が黒のまだら模様が美しいので、よく籠の材料として使われます。

・篠竹
河川の堤防に自生していることが多い竹です。表皮はつやがなく、節間は長いのが特徴です。笛など竹の楽器に使われる。また独特の味わいがあるので籠に使われることも多いです。

・千島笹
積雪地帯に生育する非常に強靭な竹で、籠に使われたり、雪はねや野菜の杖などに利用されています。またタケノコはおいしく、季節になると入手しやすい竹です。

・矢竹
直径が2cmまでと非常に細い竹です。弓矢や筆の軸、建築などにも使われています。

・おかめ笹
竹の中で最も小さい種類です。昔はよく籠に使用されていた竹ですが、最近は使われることが少ないようです。また庭園に植えられていることもあります。

・支那竹
中国原産の直径が1cmほどと細い竹で、渦巻き模様の斑があるのが特徴。丸竹のままで工芸品などに使用されます。

・蓬莱竹
東南アジア原産の竹で、国内では九州南部に自生しています。幹が軟らかいことが特徴で、自生地では漁具などに使われているようです。

・淡竹
外見は真竹に似ている小型の竹です。幹は細く割りやすいため、茶道の道具である茶筅や簾の材料として使われます。

・布袋竹
根に近い部分の節が斜めになり、節と節の間が短いのが特徴の竹です。硬く弾力があるので釣り竿などに利用されています。
      細い竹にはどのような種類があるのか

細い竹と太い竹で駆除方法は異なるか

竹など地下茎で増える植物の駆除方法は主に、根を絶やすか半永久的に刈り続けるか、農薬を撒くかの3つのパターンがあります。これらの方法は、竹の大きさや種類に関係なく同じですが、期待できる効果が変わってきます。

太い竹の場合、植物の背丈も高く根も太いため、刈ることも根を掘り起こすことも容易ではありません。そのため有効的な駆除方法としては、幹に穴を開けて農薬を注入していく方法でしょう。

一方、細い竹の場合はこの幹に農薬を注入する方法はできません。なぜなら幹に穴を開けられるほどの幅がないからです。
しかし細い竹は、植物の背丈も低く根も細いため、刈り込むことは比較的容易に行うことができます。根の掘り起こしは、細い竹であっても容易なことではありませんが、それでも太い竹に比べればやり易いほうでしょう。

細い竹を根から枯らすには

根っこを枯らすことで細い竹も絶滅させることができます。その根っこを枯らすための2つの方法をみていきましょう。

根を掘り起こす

地下茎で増えるため、掘り起こす範囲が広範囲に及ぶ可能性があり、手動ではなかなか困難な作業になることが予測されます。そのため、ショベルカーなどの小型ユンボを用いて掘り起こすといいでしょう。

しかしこの作業で注意しなければならないのは、地形などの状況によっては掘り起こすと土砂崩れにつながるおそれもあるので、事前にきちんと土地の状況確認をしましょう。
また手動で掘り起こす場合は、深さおよそ50cm~1mを掘り起こすことになるので覚悟が必要です。
      細い竹を根から枯らすには

農薬を撒く

笹など細い竹は幹が非常に細いため、通常の竹のように幹に農薬を注入することができません。こういう場合は、規定に薄めた農薬を散布するといいです。
散布する際は、葉にかけるように散布すると効果的です。しかし笹の葉は水を弾きやすいのでジョウロで散布するよりも、噴霧器などで散布したほうがいいでしょう。

もし植物の背が高く、上部まで散布できない場合は一度刈り取り、再生し始めて葉が出てきたところに除草剤を散布するといいでしょう。タイミングとしては、9月~11月の秋頃に規定に薄めた農薬を葉に散布すると、根まで枯らすことができます。

細い竹の処分方法

細い竹を伐採したり根こそぎ掘り起こすと、次に問題となるのがこれらの処分です。
細い竹は大きさも通常の竹と比べて小さいため、一般家庭ゴミとして容易に処分することができます。しかし、根まで含めると非常に長かったり、枝によってゴミ袋に穴が開いてしまい、入らなくなく恐れがあります。家庭ゴミとして処分する際は袋を2重にしたり、枝や根を適度な長さにカットするなどの工夫をするといいでしょう。

家庭ゴミとして出す方法のほかに、乾燥させて焼却する方法がありますが、現在は地域によって規制があります。もし焼却をする場合はお住いの自治体に確認してから行うようにしましょう。
      細い竹の処分方法

まとめ

細い竹も太い竹も同じように知らぬ間に地下から敷地に侵入してきます。そのため、庭に細い竹が生えてきたら、もうすでに敷地内の地下には竹の地下茎が広がっている可能性もあります。

このように地下茎で増える竹は根っこを消滅させることが最も有効的な駆除方法ですが、いずれにしても土を掘り起こさなければなりませんし、農薬を使用する場合は人畜だけでなくガーデニングにも影響が出てしまう可能性があります。
ですので、その土地やご自身に合った適切な方法で駆除することをおすすめします。

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