腐った木(朽木)は早めの処分が大事!シロアリを呼び込まないために

2022.5.23

腐った木(朽木)は早めの処分が大事!シロアリを呼び込まないために

ご自宅の近くに腐った木はありませんか?腐った木をそのまま放置しておくと、さまざまな被害が発生してしまいます。長く管理されていない樹木でも、幹の内部に異変が起きている可能性もあります。腐った木による被害を防ぐためにも、伐採をしてみましょう。

しかし、腐った木の伐採にはポイントがあるのです。こちらのコラムでは、伐採するときの注意点や、伐採後でも警戒すべきシロアリへの対策などをご紹介していきます。ぜひこの記事を、腐った木の伐採やシロアリへの対策の参考にしてみてください。

腐った木を放置しているととても危険!

家の近所やお庭にある腐った木を放置しておくと、いきなり倒れてくるおそれがあります。もし倒れてきた際に人に当たってしまえば、大ケガを負いかねません。

腐った木を放置しているととても危険!

またシロアリが腐った木に住み着き、枯れ木を中から食い荒らしてしまうことがあります。木造住宅であれば基礎の部分や屋根裏など暗く湿度の高い部分から被害が拡大し、大きな事故につながるおそれも考えられます。

このような被害を防ぐためには、処分をするめに腐った木を見つける必要があります。何年も枯れたままの木や、幹の途中で折れて断面が雨ざらしになっているような木であれば、腐っている危険性が高いでしょう。しかし、中には見た目ではわかりづらいものも存在するのです。

樹木の多くは外傷が原因でない限り、内側部分から腐っていくことが多いです。そういった樹木は見た目からは腐っていると判断がつきにくく、危険について知っていたとしても対処が遅れてしまうかもしれません。外傷が少ない木にも、しっかりと気を配りましょう。

腐った木の伐採は根っこまで掘り起こそう

木が腐ってしまった場合、根腐れが原因となっていることがあります。根腐れとは、名前の通り根っこが腐っている状態のことです。根腐れしている場合、水はけが悪い、土から異臭がする、白っぽいカビが生えている、根元の部分がぶよぶよしているなど、いくつかの兆候が見られます。

腐った木の伐採は根っこまで掘り起こそう

根腐れを放置してしまうと、食料を求めたシロアリが寄ってきて、住処にしてしまうことがあります。そのため木の伐採後には残った根まで掘り起こすようにしましょう。

木が生えていた場所によっては、深く伸びた根が地中の水道管などに絡みついてしまっている場合などもあります。絡みついているか否かによって、根の対処法は異なるため、注意が必要です。

根が水道管などに絡みついていない場合

周囲に水道管などの施設がなく、個人で根を引き抜いてみようと考えた方は、まず木の種類を調べましょう。もとの木の規模や種類によって、根の張り方が違います。深く根を張る種類の場合、掘り起こすのは非常に困難です。浅く張る種類であれば、個人で引き抜くことも可能でしょう。

引き抜くには、まずはスコップで少し離れた場所から掘っていきます。半球状に根を囲い込むように周囲からスコップを入れていき、途中に根があればスコップで断ち切ります。ある程度深く掘ったら根を揺らして、引き抜けそうか確認します。無理ならまた掘り進め、引き抜けそうなら軽く土を落とし軽くしてから引き抜くとよいでしょう。

根が水道管などに絡みついている場合

根が地中の施設に絡みついてしまっていると、なかなか個人で撤去作業をすることはできません。無理に引っ張って除去しようとすれば破損のおそれがありますので、もしもそのような状況が考えられる場合は、いちど業者に相談してみましょう。

腐った木を処分したらシロアリも駆除しよう

腐った木が、庭や近所に放置されていた期間が長ければ長いほど、木を求めているシロアリの家屋への浸入が疑われます。そのため、一緒にシロアリの点検と駆除をすることもおすすめします。

腐った木を処分したらシロアリも駆除しよう

シロアリがいないかを確認するために、木の処分が終わったら、家の軒下・風呂場・洗面台の下などの暗くて湿度が高い場所を確認しましょう。木製の柵やプランター、鉢植えの下などにもシロアリが潜んでいる場合があるので、設置してある場合は一緒に点検してみてください。

もしシロアリを確認してしまった場合は、速やかに駆除しなければなりません。シロアリは基本的に家屋の床下から食い荒らしていきますので、使用されている建材にあった駆除剤を使用しましょう。

家の構造的に床下が確認できない場合は、業者に相談することをおすすめします。床下に散布できるスプレータイプや家の外周に散布するタイプの駆除剤もありますが、最後にはやはり駆除が成功したのかを確認する必要があるからです。

木を腐らせにくくするには

木は腐れば、1章でも説明したような多くの害を招く原因になります。そこで腐った木の処理とシロアリの対策ができたら、まだ生きている木にも防腐処理をおこなうとよいでしょう。事前に防腐処理をすることで、害のリスクを減らすことができます。

木を腐らせにくくするには

生木の防腐対策には、消毒剤や防腐剤の塗布などをおこないます。また、生木だけでなく切り株や原木も同様に処理をするとよいでしょう。シロアリに限らず、木や葉を食べる害虫の駆除は手間のかかることがあります。発生すればそうした駆除作業を余儀なくされるので、予防に力を入れるのが重要なのです。

余裕があれば庭木以外にもウッドデッキやウッドチェアなど、木製の製品にも防腐処置をすると同様の予防効果が期待できます。木製製品であれば、防腐や防カビ効果のあるニスやペンキなども使用できますので、生木と比べると処置もしやすいでしょう。

まとめ

シロアリの危険はもちろん、倒木によるケガや物損のおそれがあるなど、腐った木をそのまま放置しておくことはできません。伐採後の根や切り株の処理には、個人では難しい作業もあるので、業者に相談するとよいでしょう。

まとめ

腐った木の二次被害で最も警戒すべきなのはシロアリの発生でしょう。シロアリが確認された場合は速やかに駆除します。また予防として、まだ生きている庭木や切り株、木製製品、軒下や風呂場の下などで忌避剤や防腐剤を活用し、侵入や食害を予防することも重要です。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。


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