竹は沢山生えていると風情もあり、見た目も美しい竹は放置しておくと大変なことになります。竹もきちんと伐採をしなければいけません。しかし、一口に伐採といっても、方法も種類も違ってきます。ここでは、竹の伐採方法と注意点をご紹介していきます。
竹を伐採する時期や目的
竹も立派な植物のひとつです。そのため、季節によって状態は変化しています。
昔から「木六竹八(きろくたけはち)」という言葉があります。これは旧暦での8月(木は6月)を過ぎてから切れば、建材として役に立つということを意味しています。
今では、竹は水揚げが止まる秋口から冬までの期間が伐採には最適と言われています。この時期に切った竹はしまって使いやすく、虫がつきにくいとされています。
業者によって多少の判断の違いはありますが、一般的に、11月頃から3月頃の間が竹の伐採に適している時期といえるでしょう。
ではなぜ、竹は伐採しないといけないのでしょうか。
竹は繁殖力が強く、田畑まで竹の根が侵食し、農作物に影響を与えるおそれがあります。自分の田畑ならまだしも、近隣の方の田畑であればトラブルに発展してしまうかもしれません。
そういったことにもならないために竹の伐採は必要なのです。
竹を放置することのリスク
伐採せずに竹を放置しているとどのような問題が生じるのでしょうか。
竹は「竹害」という言葉もあるように、放置していると多くの害をもたらすおそれがでてきます。その中でも問題になる竹が、「孟宗竹」と呼ばれる種類です。
外国から輸入された孟宗竹は、タケノコや木材を採取する目的としていました。日本の竹の中では最大の大きさをほこり、高さは20メートルを超すこともあります。
繁殖力が高いので、かつては需要のあった孟宗竹ですが、現代ではその多くが放置されています。
竹は密集すると日光をさえぎり、他の植物が必要とする水分や栄養まで吸収してしまいます。それが原因で生命体が変わり、竹ばかりの森になってしまうこともあります。
他にも竹は地盤を支える力が弱く、がけ崩れなどの災害を引き起こす原因のひとつにもなります。放置せずにしっかり竹を伐採する必要があります。
竹を伐採する道具と安全な方法
竹を伐採する方法はいくつかあるので、主な2種類の方法をご紹介してきます。
水平に切る
ノコギリで水平に切るという方法です。切り口とノコギリは水平になるように動かし、引く時に少し力を入れるのがポイントになります。そうすることで、竹の切り口がなめらかになります。
ノコギリを入れるとその方向に竹が傾いていくので、あらかじめもう一人が竹を支えることが必要です。半分ほど竹の切り口が切れたら、今度はその反対側から切っていきます。そうすることで、竹をきれいに伐採することが可能となります。
斜めに切る
斜めに切ることで、切り口がでこぼこになった竹は腐りやすくなります。同時に切り株に深く切り込みを入れると腐敗も早く進んでいきます。
この作業には柄鎌という道具を使い、振りかぶって竹に振り下ろします。慣れていないと足や指などを切ってしまうなど、命にかかわる事故につながるおそれもあります。
竹を切った後どうするかで、切り方もかわってくるので、注意する必要があります。
竹に限らず、伐採には危険が多く伴います。作業する際には安全確保が重要です。
服装は、長袖・長ズボンを着て、極力肌の露出を防ぎ、肌を傷付けないようにします 。また、軍手はもちろん、さらにすべり止め付きの手袋や目を保護するゴーグル、ヘルメットや害虫から身を守る虫除けなども必要となってきます。
竹の伐採に使用する道具はナタ・ノコ・チェーンソーなどが代表的です。きちんとした使用方法を理解していないと、危険にさらされることもあります。
竹の伐採後に必要な作業
竹を伐採した後は工芸品に活用する手もありますが、一般にはそのまま処分することが多いでしょう。では、どのように処分したらいいのかをここではご紹介していきます。
・切り株の処分
竹は腐りにくく、伐採後の切り株を放置していてもすぐには枯れることはありません。切り株は重機などで根こそぎ除去するかどうにか工夫して枯らすしかありません。
枯らす方法の中で最も簡単なのは、ナタなどで切り込みを入れて切り株に傷を付ける方法です。そうすることで切り株の内部に雨水などが入り込みやすくなります。加えて切り株から除草剤などを入れることで、腐食進行を早めることができます。
・伐採した竹の処分
伐採後の竹は基本的に可燃ごみという扱いです。もし活用方法がない場合は、自治体のルールを守り、ゴミ出しするのが最も簡単な方法です。しかしゴミ出しの前に日干しして乾燥させ、その後細かく分割するように切断しなければなりません。
自分での伐採が難しい場合は業者に依頼
竹の伐採を自分でするのが難しいという場合には、業者に依頼するのがおすすめです。生長の早い竹は、数十本と伐採するケースも少なくないため、自力での作業は簡単なものではありません。余裕のない状態での伐採作業は危険なため、安全のためにも業者に依頼するのがよいでしょう。
竹の伐採のみであれば、100平方メートルあたり50,000円ほどが費用相場になるようです。これに整地や竹の処分も依頼する場合は、それぞれ20,000~50,000円ほどの追加料金が必要となります。
また、竹の伐採を業者に依頼する際には、相見積りをもらい、比較するのがおすすめです。複数の業者から見積りをもらうことで、料金や作業内容を確認することができるため、より希望に沿った業者を選びやすくなります。
もし自分で業者から見積りをもらったり、探して選んだりすることが面倒に感じる場合には、一度生活110番までご相談ください。生活110番の持つ全国の加盟店の中から、できる限りご希望に沿った業者をご紹介させていただきます。24時間365日受け付けをしていますので、業者選びにお困りの際には、いつでもご相談ください。
まとめ
竹は放置しておくと伐採が大変になります。腐りにくく、成長が著しい竹は伐採を正しく行わないとすぐに成長し、また元の大きさに戻ってしまうおそれがあります。そうならないためにも業者の方に相談してみるのはいかがでしょうか。面倒な伐採後の処分にも相談に乗ってもらえるかもしれません。
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