左官工事と舗装工事の違いってなに?施工場所に必要な作業内容を確認!
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左官工事とは、手作業でおもにコンクリートを自然乾燥させる工事方法です。一方で舗装工事とは、アスファルトを流しこんで熱と圧力で固める工事方法となっています。
それぞれの特徴の比較
左官工事(コンクリート) | 舗装工事(アスファルト) | |
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床面に負担がかかりやすい | 利用する目的 | 道路など |
狭い場所に向く | 施工面積 | 広い場所に向く |
施工面積が広いほど高くなる | 工事費用 | 施工面積が広いほど安くなる |
長い | 固まるまでの時間 | 短い |
利用する目的
左官工事
左官工事は、駐車場などの車が出入りしやすく床面に負担がかかりやすい場所に向いています。また表面の水洗いなどもしやすく、メンテナンス性が高いのが特徴です。
舗装工事
舗装工事は、広い駐車場や道路を舗装したいときに向いています。ただし高熱や化学溶剤の使用・圧力などで変形することもあり、注意が必要です。
施工する面積
左官工事
コンクリートは職人の手で均一にならす必要があるほか、施工時間に差が出ると部分的にヒビ割れなどが起こる危険性があります。そのため、左官工事で施工できる面積はそれほど広くはありません。
舗装工事
舗装工事の場合は重機を使った作業が基本のため、一度に広い範囲を施工することが可能です。
工事の予算
左官工事
左官工事の場合は基本的に左官工による手作業が必要になるため、施工面積が広くなれば広くなるほど人件費がかかります。そのため予算は高くなります。
舗装工事
舗装工事の場合、施工面積が広くなったとしても機材の運搬費用などは一定になります。そのため、施工面積が広い場合は費用を抑えることができます。
固まるまでの時間
左官工事
コンクリートは化学反応によって固まるため駐車場など車が通ることが想定される場所の場合、最低でも1週間ほど固まるまで時間を置く必要があります。完全に固まるまでは1カ月ほどかかるほか、気温の低い冬などはさらに時間がかかるでしょう。
舗装工事
アスファルトは熱と圧力で施工するため、1~2日程度で固まります。そのため、舗装した箇所を早く利用できることが特徴でしょう。