ピアノのタッチっていったい何?鍵盤の違和感を確認してみましょう

2021.4.30

ピアノのタッチっていったい何?鍵盤の違和感を確認してみましょう

ピアノの購入や修理を検討する際、タッチという言葉を耳にすることもあると思います。そんなピアノのタッチとは、いったい何のことを指す言葉なのでしょうか?

また、ピアノはタッチの度合いによって音色が変わってきます。
ピアノを演奏する場合は、タッチはどのように調整するといいのでしょうか?

本コラムでは、ピアノのタッチについてご紹介します。

そもそもピアノのタッチとは

ピアノのタッチというのは、鍵盤の弾き応えや感覚のことです。また、足元のペダルを踏んで音の響きを調整するペダリングを行って演奏することをタッチといいます。

タッチには人それぞれの感覚があり、鍵盤のタッチが軽いピアノを、重いタッチに慣れている人が聞くと音が軽く感じてしまうことなどがあります。
演奏するときにタッチが重いと音に重厚感が出るため、音が軽く感じてしまうようです。重厚感がある音で演奏したいと、ピアノのタッチを重くしても、慣れていないと指に負担がかかってしまいます。

重すぎても軽すぎてもうまく弾けなくなるので、自分の感覚に合ったタッチに調整することが必要です。

      そもそもピアノのタッチとは

ピアノのタッチが重い原因

元々の設定

ピアノのタッチが重い原因は 、元々重く作られていることが多いようです。

そのためコンクールで使われるピアノのタッチが重く、それに慣らすように自宅のピアノのタッチを重くしている人もいるそうです。
しかし、タッチが重すぎても小指を痛めてしまったり、腱鞘炎(けんしょうえん)になってしまう可能性があるので注意してください。

環境による変化

ピアノは温度や湿度によってタッチにも徐々に狂いが生じてきます。

湿度の高さによって錆やカビが生えて、内部の動作部品や鍵盤を上下させる金属の軸にも影響が出始めます。
湿度にさらされつづけると、ピアノのタッチが重くなったりとピアノの故障にもつながります。

湿度の影響が出ないように、風通しをよくしたり、空調機を設置して湿度を下げるように対処するといいでしょう。

音がおかしくなってきたと思ったら調律師に依頼をしましょう。

ピアノはいきなり音がおかしくなることはほとんどないので、弾いていても気づきにくいですが毎日少しずつ狂ってきています。弾いている時間の頻度は人によって違いますが、音のずれが生じてきます。
定期的に調律師にメンテナンスを行ってもらうことで、自分に合ったピアノのタッチで引くことができるでしょう。

      ピアノのタッチが重い原因

ピアノのタッチが重い原因をチェックしよう

ピアノのタッチが弾いていて重いと感じる原因は上記のほかにもいくつかあります。主な原因は以下のようなことになります。
 

・ピアノの調律、調整がおかしい
・鍵盤の動きが悪い
・アクションする部分の動きが悪い
・鍵盤鉛の錆、バランス

これらのことが原因でピアノのタッチが重くなることがあります。

しかし、ピアノは上記でも述べているように元々タッチが重く作られているため、タッチが重いからピアノが悪くなっているということはないこともあります。
ピアノのタッチは自分でも簡単にセルフチェックすることができます。そのため、重いと感じたらセルフチェックをしてみるといいでしょう。

ピアノのタッチは約47~55gに設定されています。
45gで鍵盤が下がれば軽めタッチ。49gなら平均的なタッチ。54g以上なら重いタッチになります。
ピアノの鍵盤がどの程度の重さで下がるかで、タッチの度合いを知ることができます。

ピアノのタッチが重いからとすぐに調律師に依頼するのではなく、まずはセルフチェックを行って調律師に依頼するべきか判断してもいいでしょう。

      ピアノのタッチが重い原因をチェックしよう
 

ピアノのタッチを調整する方法

ピアノのタッチを自分で調整するのは難しいことです。
無理に調整してしまうと、ピアノの破損にもつながる恐れもあるため調律師に調整してもらうもがいいでしょう。

また、調整が必要だな、と思ったときは自分で弾いて調べるのではく、第三者に弾いてもらい音の変化を確認しましょう。すると、問題個所が明確になるかもしれません 。

ピアノのタッチが自分に合っていないときなあどは、調律師に相談して調節をしてもらいましょう。

まとめ

ピアノのタッチとは主に鍵盤の弾き具合のことをいうのだということがわかりました。

ピアノのタッチには軽いものと重いものがあるようですが、重いタッチを好まれる方が多いようです。
確かに重いタッチの方が音に重厚感があるといわれており、元々のピアノのタッチも重くして作られているようです。

ですが、自分に合ったピアノのタッチで弾くことも大切なため、重すぎて弾くにくいのなら少し軽くしてもいいでしょう。

また、湿度が高い所に設置するのは避けましょう。調律したピアノも湿度にさらされることで、ピアノの内部に錆が繁殖し動きを妨げてタッチを重くしてしまいます。

ピアノは長く使える楽器です。長持ちさせるためには、定期的な調律を行うよう心がける必要があります。
もしも自分に合ったタッチに調整してもらいたいや、修理について困ったら、ピアノ調律・修理のプロに相談してみましょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ピアノ調律 ピアノ修理」をご覧ください。

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