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墓石のデザインは自由?宗派で違う?初めてお墓を建てる方必見のポイント

投稿日:2017-08-25 更新日:2019-04-08

墓石のデザインは自由?宗派で違う?初めてお墓を建てる方必見のポイント

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ここでは和型墓石の歴史から宗派ごとの墓石の特徴について詳しく見ていきます。
亡くなったご先祖様のお骨を納めて、供養を行なうお墓。日本では火葬が主流なので、基本的にどこも同じようなお墓になります。最近は故人の意向を重視して、オリジナリティの溢れる洋型墓石なども流行ですが、やはり今後のことを考えるとお墓は昔ながらの和型墓石にしておきたい。そうお考えの方も多いようです。
しかし、同じように見える和型墓石も、実は少しずつ形が違うことをご存知でしょうか?
そのポイントは宗派にあります。見ていきましょう。

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よく見る「和型」のお墓。その起源はいつからか

実は今のような墓石のデザインができたのは、江戸の中期頃といわれています。歴史を紐解けば、その地域の身分の高い人のお墓というと、現在では古墳と呼ばれるものになります。

では、一般人のお墓はというと、土葬が主流の地域が多かったようです。また、今のように塔型のお墓でもありませんでした。

現在のようなお墓になったのは、土葬では場所を取りすぎるというのと、感染病予防のためです。
明治時代に入ると土葬は禁止にされ、今のような共同墓地に同じようなお墓が並ぶ光景ができてきました。

墓石のデザインは自由?宗派で違う?初めてお墓を建てる方必見のポイント

お墓を建てる際の仏教の主流な宗派について

お墓を建てる、という経験をしたことがない方は多いと思います。先祖代々のお墓があればそこに入りますし、嫁入り、婿入りすれば相手のご家族のお墓に入ることも多いです。しかし、お墓にも耐用年数というものがあります。おおむね100年程度といわれていますので、すでに何代も前のご先祖様が眠っているお墓は、墓石が欠けたり、変色していることがあるかもしれません。

そんなときに、お墓を建て直す必要があります。ここで1つ問題なのが、お墓のデザインはどうするか、ということです。冒頭でも書いたように、お墓のデザインは同じように見えても実は少しずつ違うことが多いです。特に最近の共同墓地では、色々なお家のお墓が隣接しているので、よく見てみると違いがわかります。

では、この違いはどこから生まれるのでしょうか。それは、そのお家で信仰している宗派による違いです。
大抵の場合、お墓は仏式にのっとって建てられるので、ここではお墓を建てる際の主流な仏教の宗派についてご紹介します。

宗派とは

仏教は元々今のインドで産まれた宗教だといわれています。ブッダの名前は仏教徒ではない方でも知っていらっしゃる方が多いことでしょう。
その仏教が日本に伝わったのは飛鳥時代の頃といわれています。その後、様々な僧侶が仏教を学び、中には独自の解釈を持って宗派を立ち上げていったのです。

■天台宗
比叡山延暦寺を総本山として、宗祖伝教大師最澄により開かれた天台宗。他の宗派も天台宗で学んだ僧侶が作り上げたといわれており、他の宗派とあまり極端な違いがないのも特徴といわれています。

■真言宗
真言宗は弘法大師空海が開いた宗派で、真言密教ともいわれています。護摩壇で護摩木を焚いて祈祷することで知られており、即身成仏(行きたまま悟りを開いて仏になる)を教えとしています。

■浄土宗
法然上人により開かれた浄土宗は、現代でも多くの方が信仰している宗派です。その理由は「念仏を唱えれば仏になれる」という教えが関係しているようです。仏教といえば「南無阿弥陀仏」というイメージですが、それこそ浄土宗が昔から多くの方に信じられてきたといえる理由かもしれません。

■浄土真宗
浄土真宗は浄土宗の教えにも似ていますが、こちらは「念仏を唱えることで誰でも極楽浄土にいける」という教えです。見真大師親鸞聖人が開いた宗派で、現在でも特に大きな宗派となっています。
浄土真宗自体は本願寺派(西本願寺が総本山)、大谷派(東本願寺が総本山)など細かい流派が存在しています。

■禅宗
禅宗には道元禅師の開いた臨済宗と瑩山禅師の開いた曹洞宗の2つの大きな宗派があり、共通部分は共に座禅で悟りを開くという部分です。こちらも仏教といえば座禅、と多くの方がイメージする仏教の形に近いものです。

■日蓮宗
お経を唱えれば誰でも仏になると教える浄土宗、お経を唱えると極楽浄土にいけると教える浄土真宗につづいて、日蓮宗もお経が関係してきます。御本尊様に向かって「南妙法蓮華経」と唱えることで、悟りが自ずと開かれると教えるのが特徴で、他の仏教宗派と違い宗祖日蓮聖人の名前を使った宗派です。

宗派ごとに異なるお墓の特徴について

仏教の宗派についてお分かりいただけたところで、宗派ごとのお墓の違いについて見ていきますが、その前に和型墓石の基本的な構造を知っておきましょう。

和型墓石の基本構造

和型墓石のデザインは、いくつかの石を組み合わせて作られています。一番上、家名などが彫り込んであるのが「竿石」、つづいて上台石、中台石、下台石(芝石)、とくる構造をしています。地方によっては下台石を省いた3段の場合もありますが、基本的には同じような形状です。
お骨は地中や下台石の中に設けられた納骨室(カロート)の中に収められます。
また、五輪塔や墓誌、腰石、拝石、階段、香炉、表札などが設けられる場合もあります。

▼天台宗のお墓
天台宗のお墓には、竿石の正面頂部に釈迦如来、もしくは阿弥陀如来を表す梵字(ブラーフミー系文字、インドやその周辺で使われていた文字)が刻まれています。
南無阿弥陀仏と刻む場合もあるようですが、これはケース・バイ・ケースのようです。
お墓とともに建てられる五輪塔には「空・風・火・水・地」の梵字を上から順に刻みます。

▼真言宗のお墓
真言宗のお墓には、石の頂部に大日如来を示す文字が彫られます。
五輪塔には天台宗と同じ文字が彫られます。

▼浄土宗のお墓
石の頂部には阿弥陀如来を表す梵字、もしくは南無阿弥陀仏、倶会一処(ともに極楽で会いましょうという意味)と刻む場合もあるようです。五輪塔は天台宗や真言宗と異なり、南無・阿・弥・陀・仏と掘る場合もあるようですが、これはお世話になられているご住職に確認してから決めるのが確実です。

▼浄土真宗のお墓
浄土宗と大きな違いはありませんが、◯◯家総廟と刻むこともあるようです。
五輪塔については、浄土真宗ではあまり歓迎されません。浄土真宗ではお亡くなりになられた方はそのまま極楽にいかれるので、五輪塔は不要というのが理由だそうです。

▼禅宗のお墓
禅宗は臨済宗と曹洞宗があると書きましたが、どちらも石の頂部に◯(円相)を刻みます。もしくは南無釈迦牟尼仏と刻むこともあります。
五輪塔の形式は天台宗と同様です。

▼日蓮宗
日蓮宗のお墓では、石の正面に南妙法蓮華経というお題目を刻みます。もしくは石の頂部に妙法と刻むだけの場合もあるようです。
五輪塔は妙・法・蓮・華・経と上から順に刻みます。

決まった文字しか刻んではいけないの?

実はお墓の形式というのは、厳しく定められているものではありません。お題目が掘られる場所に「◯◯家之墓」といか「◯◯家先祖代々之墓」と掘られているのを見たことがあると思います。

また、最近ではお墓を建てて入る方の好きな文字や言葉を刻むこともあるといいます。愛、絆、中には自作の詩や文章というのもあるようです。墓石のデザインに迷われたら、お墓を建てるときにお世話になるご住職にご相談してみてはいかがでしょうか?

刻んではいけない文字・言葉はある?

刻む文字も墓石デザインの1つと言えます。好きな文字を刻めるとはいっても、何でもありということではありません。例えば好きな歌や小説の一節を刻むというのは、著作権侵害に当たる場合があるため、正式な手続きを経ないとトラブルのもとになるかもしれません。

また、お墓は神聖な場所ですし、あまりに一般常識から外れたものは、避けたほうが賢明です。自分だけでなく、その後の子孫代々が収められることも考えたお墓づくりをしたいものです。

言葉だけでなく、書体にも傾向がある?困ったら石材店へ

お墓に文字を刻むときに「書体」も決めることができます。
書体とは文字のスタイルのことで、一般的なものだとゴシック体やポップ体、明朝体というものを聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、お墓に刻む文字ともなれば、何か特別な書体を使わなければいけないのか、と気になるところです。

一般的な書体について

お墓の文字として使われる書体の代表的なものは楷書体と行書体です。
楷書体は、一般的に教科書などで見るような文字の形です。
行書体は筆文字のように、トメとハネがはっきりしている文字です。
また、同じ書体でも色々なバリエーションがあり、石材店によっては、宗派ごとの書体もご存知の場合がありますので、困ったときは石材店に相談してみましょう。

あまり向いていない書体

刻む文字同様、最近は書体も色々なものを選べるようになりましたが、向いていない書体も中にはあります。
例えば、ポップ体のような丸っこくてかわいい書体は、お墓のイメージにそぐわないことが多いです。
また、あまりに複雑な書体や線が細い書体は、石に刻んでも見えづらい場合があるようです。
ただし、最近は彫刻技術も発展してきて、今までできなかった表現方法ができるようになっています。この点も、石材店は墓石のデザインに精通していますから相談してみると、意外な答えがもらえるかもしれません。

また、石材店選びについては、過去コラム「よいお墓を建てるなら石材店選びから。墓石の名称を知って石材店選び 」も合わせてご覧ください。

書体は墓石のデザインの重要なポイントですから、慎重に決定しましょう。あとで書体を変えたくなっても、一度刻むとやり直しは効きません。

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まとめ

お墓にも寿命はあります。いつか建て直さなければならないときも来るかもしれません。もしそれが皆様ご自身であったら、お家で信仰されている宗教の宗派によって、墓石のデザインに正しい形式があるというのを覚えておきましょう。

特に日本では仏教式のお墓を建てることが多いので、仏教宗派により刻む文字や五輪塔の要不要が決まることは、予備知識として覚えておくのがおすすめです。
また、近年はお墓に掘る文字も宗派の決まりではなく、そのお墓に入る方の意志で決めることもできます。その際はお世話になったご住職や石材店に相談しつつ、決められるのがおすすめです。

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この記事を書いた人
編集者:りな
家の掃除が得意。特にエアコン掃除にはうるさく、シーズンごとに掃除をする徹底ぶり。年中、家はピカピカ。虫が苦手。

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2019-04-08 16:33:52
https://www.seikatsu110.jp/etc/ec_funeral/8055/
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