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絶対に失敗できない会葬者のマナー。前もって確認しておきましょう

投稿日:2018-04-06 更新日:2018-10-03

絶対に失敗できない会葬者のマナー。前もって確認しておきましょう

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お葬式やお通夜は、人生の締めくくりの場であり、悲しみの中で故人を送り出す儀式です。命に関わることもあり、デリケートな心遣いが必要となります。そのため、知らなかったでは済まされないマナーが非常に重要となります。

突然の訃報に、準備できる時間はそう多くありません。本コラムでは、お葬式やお通夜に参列することとなった際に押さえておくべきポイントを、「会葬者」というキーワードに沿ってご解説いたします。

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会葬者とは

そもそも会葬者とは、葬儀に参列する側の者のことを指す言葉です。故人の身内ではない、訃報を受けて葬儀に出席する人々のことを、会葬者と呼びます。

大切な方を悲しみのさなかにあるご遺族に接することとなるため、会葬者にはしっかりとした葬儀の知識とマナーが要求されます。
マナーを欠くことは大変な失礼になり、とりわけデリケートな葬儀の場においては、重大なトラブルにつながることもあります。

故人をしめやかに送り出すためにも、会葬者としてのマナーを習得して葬儀に臨まなければなりません。

      会葬者とは

葬儀の基本的な流れ

会葬者として参列する場合、葬儀の基本的な流れを知っておく必要があります。葬儀の詳細な内容は故人の宗教や宗派、およびご遺族の希望によって異なりますので、ここでは日本で一般的となっている「仏式の一般葬」をモデルとして、おおまかな流れを説明していきます。

お通夜

・受付

お通夜開始の30分ほど前から、会葬者の受付が始まります。会葬者は受付の方にお悔やみの言葉を述べて、香典を渡し、芳名帳に自分の名前を記載して着席します。
 

・お通夜開始

定刻になったら、お通夜が始まります。喪主が挨拶を行い、仏式であれば僧侶(お坊さん)がお経を詠唱するので、ご焼香の順番が来るまで自分の席で待機します。
 

・ご焼香

多くの場合、着席している順にご焼香を行っていきます。ご焼香は器の中で燃えている炭に、抹香(細かく刻まれたお香)を摘まんで振りかけ、炭の上でお香を燃やす(香を焚く)ことをいいます。

ご焼香の作法は、お香を振りかける回数や、お香を顔のあたりまで持ち上げるかどうか、手を合わせるタイミングなど、宗派によってまちまちです。事前にどの宗派の葬儀であるかを確認するか、前の人のご焼香の仕方を見ておきましょう。

ご焼香を終えたら、遺族席へ向かって一礼し、速やかに自分の席へと戻って着席します。
 

・閉会

すべての会葬者が焼香を終え、お経の詠唱が終わると、喪主が閉会のあいさつを述べてお通夜は終わりになります。このとき、故人との対面を勧められることがあるので、お別れを言いたいときには対面を行います。

故人との対面の作法については厳格に定められているわけではありません。そのため、対面の前後で一礼を行い、対面の際に手を合わせる基本的な儀礼に沿うようにしましょう。お悔やみと故人の冥福を祈る気持ちが大切となってくるのです。

お葬式(告別式)の場合

お通夜の翌日に執り行われる告別式では、基本的にお通夜と同じように行動するようにしましょう。ただし、前日のお通夜にも参列している場合は、前日にも来たという点を踏まえて動く必要があります。
 

・受付開始

お通夜にも参列している場合、受付で香典を再度渡す必要はありません。芳名を記帳する際に、「昨日も参りました」ということを伝えて、芳名の記帳だけを行います。お悔やみの言葉もお通夜の際に伝えてあるので、二度同じことを伝えることはせず、会釈程度にとどめておきます。
 

・ご焼香

告別式はお通夜に比べて参列する人の数が多くなりがちなので、ご焼香にも行列ができることがあります。お通夜と同様に、葬儀の宗派に合わせた作法でご焼香を行い、速やかに席へ戻るようにしましょう。
 

・出棺

告別式ではお経の詠唱と喪主のあいさつに加え、参列できなかった方からの弔辞などが読み上げられることがあります。それらが終わったのち、ご遺体を火葬場へ搬送するために出棺となります。

出棺は、会葬者にとって故人をお見送りする最後の機会です。故人とのご対面も勧められれば行い、霊柩車に棺が載せられて出発するところまで合掌して見送りましょう。

火葬への立会いを行わない場合は、ここで会葬者の参列は終了です。帰宅したら、家に入る前に塩を振ってもらい、お清めをします。

         葬儀の基本的な流れ

会葬者の服装について

葬儀に参列する際に会葬者が来ていくべき服装はどういったものが正しいのでしょうか。

葬儀の際に着用する衣服は、喪服と呼ばれます。喪服にはそれぞれ和式と洋式があり、葬儀の方式や自分の年齢に合わせて選ぶ必要があります。

男性の喪服

男性の場合、一般的に黒のスーツを喪服として着用することになります。冠婚葬祭いずれの場合にも着用できるスーツが「礼服」として紳士服店などで取り扱われているので、自分の体形に合わせて用意しておきましょう。

礼服を喪服として着る場合、合わせるワイシャツは無地の白、ネクタイは無地の黒のものを選びます。靴は黒の革靴を履き、靴下も黒いものを着用しましょう。

女性の喪服

女性用の喪服も紳士服店で取り扱われています。黒または暗い色を基調としたワンピースタイプのものが一般的です。素肌の露出は避け、黒いストッキングと黒の革靴を着用しましょう。ハンドバッグは葬儀用に布か革でできた黒いものを用意しておき、数珠や香典袋などを入れておきます。

学生の場合

会葬者が学生の場合、学校の制服を着ていけば間違いはありません。ただしスニーカーは避け、ローファーに履き替えるようにしましょう。詰襟の場合は襟の部分までしっかりと閉め、ブレザータイプの場合は上側のボタンを留めておきます。

制服がない場合、黒を基調とした落ち着いた服装を心がけましょう。ただし黒であっても、ジャージやスウェットといった運動着や部屋着は避けなければなりません。

      会葬者の服装について

参列時のマナー

会葬者として参列する際に、押さえておくべきマナーがいくつかあります。「故人を偲び、冥福を祈っている」という気持ちを伝えられるよう、マナーをしっかり覚えておきましょう。

お悔みの言葉

お悔やみの言葉を言うタイミングは、受付で香典を渡し、芳名を記帳するときです。このとき重要なのは、自分の後ろにも人が控えているということを意識し、簡潔な短い言葉で弔意を伝えることです。

会葬者が多く、受付に行列ができている場合は、あえてお悔やみの言葉を伝えず、会釈のみで済ます判断も重要になります。式の進行を妨げないことを最優先にしましょう。

お悔やみの言葉を伝えるときは、「言葉」にも注意が必要です。なかでも縁起が悪いとされる言葉は「忌み言葉」として避けられる傾向にあります。

たとえば「かさねがさね」や「たびたび」といった繰り返しの言葉は、「不幸が繰り返す」という意味合いに通じるため、忌み言葉とされています。同様に、「また」や「再三」も使用は避けるべきです。

「死亡」や「生きていた頃」というような直接的な表現も避けられます。「死」は「逝去」に、「生きていた頃」は「元気だった頃」といった具合に言い換え表現を使うのがよいとされています。

言葉選びは判断基準があいまいで難しいものですが、失礼にならないようしっかりとお悔やみの言葉を練って参列するようにしましょう。

ご焼香の作法

ご焼香の作法は葬儀の方式によって異なります。同じ仏式の葬儀でも、宗派によっては抹香をつまむ回数やどのように炭の上へ置くかなどが変わってくるため、あらかじめ宗派を確認しておくのがよいでしょう。

ただし、会葬者の数によっては、時間の関係で焼香の回数を喪主側から指定されることがあります。この場合は喪主の指示に従って、指定の回数だけ行うようにします。

参考までに、主な宗派の焼香の作法を下記にまとめておきます。

日蓮宗:抹香を持ち上げて1~3回焼香する
浄土宗:抹香を持ち上げて1~3回焼香する
真言宗:抹香を持ち上げて3回焼香する
曹同宗:まず持ち上げて焼香し、もう一度持ち上げずに焼香する
臨済宗:1回焼香する。持ち上げるかどうかは定められていない

 

数珠の使い方

「数珠」は木や真珠、樹脂製の珠を繋げた輪状の仏具です。葬儀に参列する際は喪服と合わせて用意しておきましょう。

数珠の使い方については厳格にマナーが定められているわけではなく、合掌の際に片手にかけておいたり、両手で数珠を挟んで擦り合わせたりといった様々な様式があります。

基本的には葬儀の間は常に手にもっておくようにし、焼香の際は数珠を持たない方の手で抹香をつまむなど、状況に合わせて持ち方を工夫しましょう。

数珠は参列に必ずしも必要とされるものではありませんが、多くの会葬者は数珠を持ってきています。

      参列時のマナー

香典について

会葬者として参列するときには、受付で香典を渡します。香典は、故人の仏前に備える金銭のことをいい、お札を封筒に入れてお渡しします。

香典の金額相場

香典の金額は、故人と会葬者の関係と、会葬者の年代によって異なります。例えば学校や職場の関係の人であれば、3000円から5000円程度が相場とされています。

一般には会葬者が20代の場合は3000円、30代以上の場合は5000円が相場です。亡くなったのが友人や隣近所のように近しい人の場合、相場よりも少しだけ金額を増やすことがあります。

自分の年代と、故人との関係を見て、適切な金額を包むようにしましょう。

香典の包み方

香典を包む封筒は、「不祝儀袋」や「香典袋」として仏具店や文房具店、コンビニエンスストアなどでも広く販売されています。不祝儀袋は紙包みと帯(水引)の二つで構成されており、上側を封筒のように開くと中にお札を入れられるようになっています。

お札を入れるときは、水引を外さないように入れるのがマナーとされています。不祝儀袋は糊付けされているわけではなく、水引で固定されているので、水引を外してしまうと不祝儀袋の形が崩れてしまいます。

また中に入れるお札についても注意が必要です。折り目のない新しいお札、いわゆる新札やピン札と呼ばれるものは、「前もって準備していた=相手が亡くなるのを待っていた」ととらえられるため、「訃報は急な話だった」という意思を表示するために使用済みのお札を使います。

手持ちのお金がすべて新札で使用積みのお札を入手できない場合は、折り目をつけてから不祝儀袋に入れるのがマナーとされます。

入れるお札は向きや表裏を必ず揃え、受け取ったご遺族が水引を解いて不祝儀袋を開けたときに、お札の肖像画の描かれた面が見えるような向きで入れておくのがよいとされています。

お金を包んだら、最後に不祝儀袋に表書きを入れます。「御香典」や「御香料」と書くのが一般的ですが、お葬式の宗教や宗派によって表書きが異なる場合があります。どのような表書きが適しているかわからない場合には、「御霊前」と書くと、どの葬儀にも失礼となりません。

香典の渡し方

香典を葬儀へ持参する場合、不祝儀袋をむき出しのまま持ち歩くことはあまりよいとされていません。「ふくさ」という紫色の小型の風呂敷で包み、喪服の懐やハンドバッグに入れて参列しましょう。

香典をお渡しするタイミングは、受付で芳名を記帳する際です。ふくさから出した不祝儀袋を、相手から正面が見えるように渡します。お渡しするときにお悔やみの言葉を述べるか、一言「この度はご愁傷様です」と声をかけるとよいでしょう。

      香典について

その他会葬者のマナー

上記でご紹介した葬儀の基本事項のほかにも、会葬者として押さえておきたいマナーがいくつかあります。

供物、供花について

葬儀の際に御霊前に供える果物や食べ物やお花のことを「供物」、「供花」といいます。供物や供花は一般の会葬者が贈ることはあまりなく、職場や学校といった故人の所属していた団体の名義で贈るのが一般的です。

供物や供花は大型のものが多く、祭壇のレイアウトに大きく影響をあたえます。そのため、どのような供物や供花を贈るかについては、ご遺族や葬儀社に前もって確認をとっておくのがマナーです。

また供物や供花の配置には時間がかかるため、贈るタイミングにも注意が必要です。葬儀の直前に贈られてきても、受付や弔問へのあいさつにかかりきりの遺族にとって負担となってしまうことがあります。

そのため、お通夜に供えるのであればお通夜の日の午前中、告別式に供えるなら前日までには、会場に届くようスケジュールを調整しておきましょう。いずれの場合も、できるだけ早めに手配をしておくと、遺族の負担となりづらいです。

携帯電話の電源は切っておく

これは冠婚葬祭のマナーとしてもはや常識となっていますが、携帯電話やスマートフォンの電源は必ず切ってから参列するようにしましょう。

電源は切らず、マナーモードにしておくという方も少なくありませんが、バイブレーションの音は静粛な葬儀の場では意外に響きます。またアラームなどにはマナーモードであっても関係なしに音を鳴らすものがあるため、電源は切っておくのが無難です。

葬儀に参列できない場合は

生前お世話になった人や親しくしていた人が亡くなったにも関わらず、時間の都合上どうしても参列ができないといった場合には、取り急ぎ「弔電」を贈りましょう。

弔電は、弔意を伝えるための電報のことで、NTTや日本郵便のような電話や郵便会社がサービスとして取り扱っています。弔電の送り先は葬儀の会場を選び、宛先は喪主のフルネームか故人の「ご遺族様」とします。

弔電の内容は葬儀で伝えるはずだった「お悔やみの言葉」です。お悔やみの言葉同様、重ね言葉や忌み言葉に注意して、故人を偲ぶ文章を作成しましょう。

      その他会葬者のマナー

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まとめ

さまざまな儀礼を求められる日本の冠婚葬祭のなかでも、葬儀はとりわけ厳格な礼節を必要とする場所です。暗黙の了解として成り立っているマナーのことも多く、知らず知らずのうちに大変な失礼になっていてもなかなか気づけません。

複雑なマナーを習得するのは大変ですが、マナーや礼節は、故人に対して敬意を表す大切な意思表示の機会です。挽回が効かず、絶対に失敗できない葬儀です。そのため、後悔しないよう万全を期して臨みましょう。

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この記事を書いた人
編集者:ほりい
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2018-10-03 11:55:16
https://www.seikatsu110.jp/etc/ec_funeral/61382/
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お葬式やお通夜は、人生の締めくくりの場であり、悲しみの中で故人を送り出す儀式です。命に関わることもあり、デリケートな心遣いが必要となります。そのため、知らなかったでは済まされないマナーが非常に重要となります。突然の訃報に、準備できる時間はそう多くありません。本コラムでは、お葬式やお通夜に参列することとなった際に押さえておくべきポイントを、「会葬者」というキーワードに沿ってご解説いたします。
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