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火葬場の仕組みはいったい?『ロストル式』と『台車式』の違いとは

2019-01-10

『ロストル式』と『台車式』2つの火葬炉の仕組みと違いとは?

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

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故人さまの葬儀が終わった後やらねばならないこと、それは「火葬」です。その言葉は知っていても、具体的な方法や仕組みは知らないという方は多いのではないでしょうか。

火葬炉には大きく分けて「ロストル式」と「台車式」の2種類があります。それぞれ特徴が大きく異なるので、しっかり知っておきましょう。

大切な故人さまとの最後のときを過ごす火葬場。その仕組みを知っておくことは、決して損なことではありません。火葬炉の種類や特徴、火葬場の仕組みなど詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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「ロストル式」と「台車式」は火葬場の仕組みが大きく異なる

火葬場には、「ロストル式」と「台車式」の2種類があります。ここでは、それぞれの火葬場の仕組みについてご紹介します。

ロストル式

ロストル式は、棺をロストルと呼ばれる格子の上に置き、バーナーで焼いていくという方法です。ロストルという単語には、オランダ語で火格子という意味があります。

構造的には、骨受け皿と棺の合間にロストル(火格子)が入っていることになります。このロストルには網のようにすき間が開いているため、焼いていくうちに遺骨が骨受け皿に入っていく、という仕組みです。

また、後述する台車式に比べて製造にかかる費用が非常に少なく、簡単に建造することができる点も特徴のひとつといえるでしょう。しかしその人気は台車式に押され、近年の全国葬儀場では約1割足らずしか使用されていないといわれています。

台車式

近年、非常に増えている火葬炉がこの台車式です。その普及率は非常に高く、日本全国の葬儀場の約9割以上がこの台車式を使用しています。

台車式では、まず主燃料炉と呼ばれる場所に台車と棺を運搬します。その後バーナーで棺を台車ごと一緒に焼く、という火葬方法です。また、多くの台車式火葬炉では、バーナーの設置場所が2層構造になっています。

台車式では基本的に、「ご遺体を焼く炉」と「その際に出たガスを焼いて無害にする炉」が設置されています。中には3層構造になっているものもあり、有害ガスや悪臭の漏えいを防いでいます。

しかしその分設備コストが高く、燃焼時間も長くかかることも多くなってしまいました。それでも大半の葬儀場がこの台車式を利用する理由には、この台車式の大きなメリットが関連しています。

       火葬場の仕組み!火葬炉について

「ロストル式」と「台車式」それぞれのメリット・デメリット

前章ではロストル式と台車式、それぞれの火葬炉の仕組みについてご紹介してきましたが、なぜここまで採用率に差が出るのでしょうか。ここでは、そんなロストル式と台車式のメリット・デメリットを解説していきます。

ロストル式のメリット・デメリット

メリット

・燃焼速度が速い
・設置費用が安価

デメリット

・ご遺体の遺骨が原型をとどめにくい
・衛生面の維持が大変
・臭いや音が比較的大きい

ロストル式は燃焼速度が非常に高いため、すばやく火葬していくことができます。また台車式に比べて設備も簡易的なものが多いため、設置費用も安くつくでしょう。

しかし、遺骨が下に落ちる構造になっているため原型をとどめにくく、また同時にご遺体の汚汁からは悪臭が発生してしまいます。こうした衛生面の管理の大変さも、利用率の低さに表れているのでしょうか。

台車式のメリット・デメリット

メリット

・遺骨を人型のきれいな状態のままのこすことができる
・不完全燃焼のリスクが少ない
・悪臭の軽減など、衛生面の管理が楽

デメリット

・燃焼に時間がかかる
・設備費用がやや高価

台車式のメリットとしてもっとも大きいのは、やはり遺骨の状態の安定でしょう。きれいな人型でのこった方が、やはり遺族の方々は喜びます。また、悪臭や衛生面の管理が楽な点も業者側としてはうれしいメリットです。

やや設備費用こそ高いですが、それを差し引いてもこのメリットが便利であることは利用率9割超の実績が物語っています。

火葬の温度・時間も方式によって変わる

火葬場の仕組みの違いによって、火葬時間や温度も変わってきます。ここでは、それぞれの火葬炉ごとの時間や温度の目安をご紹介していきます。

ロストル式

ロストル式の炉内温度はおよそ800~1,200度となり、通常であれば約50分で火葬が終了します。最速35分ほどで終わる炉もあるため、遺族の待ち時間も少なくて済みます。

台車式

台車式の温度も、およそ800~1,200度とされています。温度こそロストル式とほぼ同じですが、炉内構造が複雑かつ燃焼力が低い分、時間は約60分以上と少し長くなります。

この温度は有害物質であるダイオキシンの対策を取りつつ、遺骨もきれいな状態でのこせるような温度に微調整して設定されています。

     

火葬炉の「旧式」と「最新式」その違い

火葬炉の種類には、「旧式」と「最新式」という区別の仕方があります。しかしこのふたつ、一体どうちがうのでしょうか。

炉の温度と火葬時間

旧式の場合は基本、温度は800度~850度程度までしか上がりません。そのため、2~3時間も火葬に時間がかかっていました。しかし、最新式の炉では温度が約1,200度まで上がるため、火葬時間は約20分~40分ととても早く終わります。

高温が出せる炉はすばやく火葬できるというメリットがありますが、逆にデメリットとして遺骨がややうまくのこりにくいという要素を持っています。しかし近年ではコンピュータが温度調節する炉も登場しているため、より質の高い火葬を受けられるのです。

煙突

旧式の火葬炉の場合は煙突があり、薪や重油、石炭などが使用されていました。そのため、火葬と聞くと煙突から黒い煙が出ている光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかし、近年では煙突のある炉は少なくなりました。台車式などでは、燃料に灯油やガスを使用することで煙も減っています。さらには煙の透明化や、悪臭の除去の装置が普及したことにより、排気口しかない炉もあるほどまでになりました。近隣住民への配慮もあり、火葬場はより火葬場らしくない見た目に変わってきているのです。

      火葬の時間と温度について

火葬場には火葬炉以外にも部屋がある

火葬場には火葬炉はもちろん、それ以外の部屋もたくさんあることをご存じでしょうか。ここで、火葬場の仕組みや部屋について詳しく解説していきます。

葬儀場

近年では、火葬場と葬儀場が併設する施設も増えてきています。併設にすると、式や火葬などの流れがスムーズになり遺族の方々の負担が減るほか、費用もやや安めであることが多いというメリットがあります。

霊安室

火葬前の故人さまを安置しておく場所です。霊安室と聞くと病院のイメージが強いかと思いますが、施設によっては火葬場にも設置してあることもあります。

告別室

遺族と故人さまが面会をする場所です。この時点ではまだ火葬はされていませんので、この部屋が故人さまの顔を見る最後のときとなります。

炉前室(前室)

斎場によっては、火葬炉の前の部屋にスペースがある場合があります。この場は本来、火葬直後の棺およびご遺体を遺族の方々に見せないためのスペースとして設けられました。

近年ではこのスペースで、焼香などをしたりすることもあります。故人さまにより近い、お別れの間ともいえるでしょう。

火葬炉室

当然ですが、火葬場には火葬炉が設置された部屋があります。この火葬炉は施設にもよりますが、基本的には複数台設置されていることが多いです。

収骨室

収骨、つまりお骨上げをする部屋です。お骨上げとは、はしを用いて故人さまの遺骨を拾っていく作業のこと。基本的には足先から頭に向かってお骨上げしていきますが、細かい方法や作法などは地域によって異なるため注意しましょう。

ちなみにこのお骨上げは、施設によっては前述の炉前室でおこなうこともあります。

控室

控室には複数あり、主にご遺族が待機する待合室と僧侶が待機する待合室が存在します。この場所で火葬が終わるのを待ったり、これまでの疲労をいやすことができるのです。

また、来客や参列者への対応もこの場所でおこなうことができます。はるばるやってきてくれた参列者の方々にも、ねぎらいの言葉をかけてあげましょう。

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まとめ

今回は火葬場の仕組みや種類別の特徴についてご紹介してきました。ロストル式と台車式は大きく仕組みが異なり、それぞれメリット・デメリットも異なります。近年では多くの業者が台車式を利用していることから、これから葬儀をするという方もこの台車式を利用することが多くなるでしょう。

火葬はおおよそ1時間前後で終わります。それまでに控室、告別室などさまざまな火葬場の仕組みに触れる機会があるかもしれません。それぞれの部屋の意味を知って、正しいふるまいをすることが大切です。

また、葬儀や火葬には業者への相談が不可欠となります。よりよい葬儀にするためにも、葬儀業者はしっかり比較して決定しましょう。

葬儀を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「葬儀」をご覧ください。
(この記事は2019年1月10日に加筆・修正しています)

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