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通夜ぶるまいは故人との思い出を語る最期の場|今は形態の変化もある

投稿日:2017-10-27 更新日:2020-07-17

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

故人と最後の別れの儀式である通夜ですが、参加すると式が終わった後にお食事がふるまわれることがあります。このお食事を通夜ぶるまいといいます。

最近では遺族内でのみ執りおこなわれ、弔問客が参加することが少なくなっているそうですが、今後参加する機会があるかもしれません。

自分が遺族になったときや参加がすすめられたときのために、通夜ぶるまいがどのようなものか詳しくご紹介します。

通夜ぶるまいとは?

通夜ぶるまいとは通夜がおこなわれたあとに、僧侶や弔問客に食事をふるまうことをいいます。通夜ぶるまいの席では、遺族と弔問客が軽い食事とお酒を楽しみながら、故人との思い出を語るのが一般的です。

ただし、地域や遺族の意向によって形式や内容が変わってくるため、決まった形はないようです。弔問客全員を盛大にもてなすこともあれば、遺族と僧侶だけで粛々と執りおこなわれることもあります。

通夜ぶるまいは参加するべきなのか?

通夜ぶるまいは参加自由ということが多く、状況によって参加するべきか考える必要があります。

たとえば故人と親しい間柄だった場合、通夜ぶるまいは遺族と思い出を語る場となるため参加したほうがよいでしょう。また遺族が弔問客全員をもてなしたいという意向ならば、その意を汲んで参加することもマナーだと思います。

しかし、遺族が内々で通夜ぶるまいを済ませようとしている場合は、焼香が終わったあとは散会と考えてよいでしょう。通夜ぶるまいは必ずあるものではないため、内々で済ませようとしているところに弔問客が割って入るのはよくありません。遺族に気をつかわせてしまうことになるため、通夜の空気を読んで判断しましょう。

通夜ぶるまいの流れ

通夜ぶるまいは、一般的に以下のような流れでおこなわれます。

(1)喪主の開会のあいさつ
(2)食事
(3)喪主の閉会のあいさつ

それぞれのタイミングでどのようなことに気をつければよいのかなどを詳しく解説しますので、一度確認しておきましょう。

喪主の開会のあいさつ

はじめに喪主が、通夜ぶるまい開会のあいさつをおこないます。内容は参列していただいたことへのお礼や故人の思い出、最期の様子の報告などです。

ここでは詳しく死因などを話したりしないため、気になったからといって通夜ぶるまいの席で喪主に尋ねるのはマナー違反なのでやめましょう。

食事

通夜ぶるまいでの食事は空腹を満たす目的ではないため、食べすぎるのはあまりよくありません。

喪主や遺族との思い出を語るあいまに少し食べるくらいにしておきましょう。また、お酒がふるまわれることが多いですが、これも飲みすぎて酔っぱらうことがないようにしましょう。

喪主の閉会のあいさつ

僧侶や弔問客に重ねてお礼をのべ、閉会のあいさつとします。開会か閉会のあいさつで、葬儀や告別式の日程の告知をおこなうこともあるようです。

なお通夜ぶるまいの席は最上座に僧侶、上座に近い順に会社の関係者・友人・知人というように座ります。遺族や喪主は入口に近い末席に座ることがマナーとなっています。

通夜ぶるまいの料理

通夜ぶるまいの席でふるまわれる料理を用意するのも喪主の務めです。メニューは、仏教に忌明けまで肉や魚などの生ものは食べてはいけないという教えがあるため、精進料理を出すことが正しいとされています。

しかし、最近は宗教への意識が低い日本人も多いので、あまりメニューを気にせずふるまうことが多いようです。

具体的には、刺身や寿司、天ぷら、大皿の中華料理や軽食としてサンドイッチなどがよくふるまわれています。参列する人がどの年代でも食べやすいものであることから、このようなものが通夜ぶるまいの料理に選ばれているのです。

通夜に何人参列するか予測できない場合は、軽食や大皿料理にすることもあるので、覚えておくとよいでしょう。また、メニューは飲み物もビールなどのアルコール類とお茶やジュースなどのノンアルコールのものを用意する必要があります。

通夜ぶるまいには、お通夜に訪れてくれた弔問客をもてなし、お礼をする意味も込められています。弔問客としてお通夜に訪れたときは、故人への供養の気持ちも込めて料理に箸をつけるようにしましょう。

通夜ぶるまいを手配する方法

通夜ぶるまいの用意は、自分で用意するケースと業者に依頼するケースがあります。どちらの方法でも問題はありませんが、どのようなシチュエーションで使い分けるのがおすすめか、それぞれご紹介しましょう。

自分で用意する

弔問客が少ない場合や遺族のみで通夜ぶるまいをおこなう場合は、自分で用意することができます。

メニューを自分で考えることができますし、費用の節約になるため、大人数でない場合は自分で用意してもよいかもしれません。

業者に依頼する

自分で用意することに不安がある場合や参加者が多い場合は、仕出し業者や葬儀社に通夜ぶるまいの手配を依頼する方法もあります。

ただし、すべての葬儀社が通夜ぶるまいまで手配してくれるとは限りません。通夜と通夜ぶるまいをあわせて葬儀社に依頼しようと考えている方は、事前に対応できるかどうか確認しておくとよいでしょう。

また、お通夜に来た僧侶が通夜ぶるまいを欠席することがあるかもしれません。そのときは、御膳料として料理の代わりにお金を渡します。御膳料は1万円くらいを目安にするとよいでしょう。

精進落としは葬儀のあとの食事

お通夜だけでなく、お葬式に参加した場合にも、食事が用意されていることがあります。これは精進落としといって、故人をしのんだ日々に区切りを付けて日常に戻るための食事とされています。

先述したように、仏教では親族が亡くなった場合故人をしのんで肉や魚を断つという習わしがありました。そのため、このような食事を用意して区切りをつけるようになったようです。

用意されないことも?通夜ぶるまいの現状

これまでご紹介してきたように、通夜ぶるまいには故人との別れをしのんできた日々との区切り、弔問客へのお礼の意味が含まれています。

しかし、最近は焼香を終えたあとすぐに帰ってしまう人が増えたため、通夜ぶるまいを遺族のみでおこなう場合も多いようです。その場合は、お返しの品を用意して通夜ぶるまいの代わりとしています。

また、弔問客へのお礼としてお茶だけを出したりお菓子や軽食で済ませるなど、簡略化されている傾向にもあるようです。

このように、現在の通夜ぶるまいのおこない方にはいろいろなものがあります。お住いの地域によっても変わってくることがありますので、通夜ぶるまいのやり方がわからないときには葬儀を依頼する業者に相談しましょう。詳しくやり方を教えてくれるはずです。

まとめ

通夜ぶるまいは通夜のあとにおこなわれる会食の場で、おもに故人の思い出を語る場です。故人と親しかった方や、遺族と話がしたいという方はぜひ参加したほうがよいでしょう。

喪主の方は、通夜ぶるまいをしっかりおこなえるように、あいさつの練習と料理の手配をしておくことが大切です。

今ではあまりなじみのない儀式となってしまった通夜ぶるまいですが、故人との思い出を遺族と語る最期の場になるかもしれません。マナーを守って参加しましょう。

(この記事は2020年7月15日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
編集者:りな
家の掃除が得意。特にエアコン掃除にはうるさく、シーズンごとに掃除をする徹底ぶり。年中、家はピカピカ。虫が苦手。

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2020-07-17 17:07:22
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