ミニカのバッテリー上がり対処法!復旧後はバッテリー交換すべき?
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エンジンが掛からない場合、ミニカではバッテリー上がりや電装系の不具合が考えられます。ミニカは古い車であるため、バッテリーや電装系の部品が劣化していることが多く、それらが原因でエンジンが掛からなくなってしまうことがあるのです。
今回はミニカのエンジンが掛からない原因と、とくに多い原因であるバッテリー上がりからの復旧方法をご紹介します。
ミニカがバッテリー上がりかどうかを判断しよう
ミニカのバッテリー上がりの原因にはいくつかありますが、その多くはバッテリー上がりであることが多いです。バッテリー上がりかどうか判断するため、まずは以下の点について確認してみましょう。
・操作ミスがないか
基本的なことですが、うっかり操作を間違えていることもあります。キーはしっかりONになっているか、シフトポジションはP(マニュアル車の場合はニュートラル)になっているか確認しましょう。また、古いモデルの場合、アクセルを半分ほど踏み込んだ状態でないと掛かりにくいこともあります。一度試してみましょう。
・部品の不具合
部品の不具合が原因である場合もあります。その判別のため、エンジンを始動するときの音に耳を傾けましょう。まず、スターター(エンジンを掛けるモーター)が回るかどうかです。スターターが「シュルルル」と勢いよく回るのにエンジンが掛からない場合はバッテリー上がりではなく、エンジン回りの部品の不具合である可能性が高いです。販売店などに連絡して点検してもらいましょう。
スターターがまったく回らない、あるいは「ギュギュギュ」と、回るものの勢いが弱い場合はバッテリー上がりである可能性が高いです。この場合はこの後で紹介する方法でエンジンを始動してみましょう。
ミニカのバッテリー上がり対処法
ミニカのバッテリー上がりの対処法にはいくつかの方法があります。バッテリー上がりは、バッテリーに充電されている電力がスターターを回すのに十分でない状態です。そのため、なんらかの形で電力を供給する必要があるのです。
ここではブースターケーブルを使った方法、ジャンプスターターを使った方法、バッテリーを交換する方法の計3つについてご紹介していきます。
対処法1.ブースターケーブルを使用する方法
1つめの方法は、ブースターケーブルを使ってほかの車の電力を使わせてもらう方法です。ブースターケーブルとは車のバッテリーをつなぐ電線のようなもので、ホームセンターやカー用品店で購入することができます。
また、この方法では救援車、いわゆる電力を分けてもらうための車が1台必要です。誰かに事情を説明して、助けてもらいましょう。
【ブースターケーブルの使い方】
1.故障車(バッテリーが上がった車)と救援車を向かい合わせに停めて、エンジンを切る。
2.赤いブースターケーブルの片方を故障車のバッテリーのプラス端子につなぎ、もう片方を救援車のプラス端子につなぐ。
3.黒いブースターケーブルの片方を救援車のマイナス端子につなぎ、もう片方を故障車のエンジンの金属部分につなぐ。
4.救援車のエンジンを掛ける。
5.故障車のエンジンを掛ける。
6.ブースターケーブルを、取り付けた順と逆の順番で取り外す。
以上の手順でエンジンを掛けることができるはずです。この方法でもエンジンが掛からない場合は部品の故障が原因ですので、修理する必要があります。
また救援車として利用できる車は、ミニカと同じ12Vのバッテリーの車で、かつハイブリッド車以外の車にしましょう。12V以外のバッテリーの車やハイブリッド車を救援車にすると、過大な電流が流れて故障してしまうおそれがあるのです。
対処法2.ジャンプスターターを使用する方法
2つめの方法は、ジャンプスターターを使う方法です。ジャンプスターターとは車をバッテリー上がりから復旧するための小型のバッテリーで、ジャンプスターターがあれば、救援車なしで復旧することができます。
使い方は簡単で、ジャンプスターターに付属しているケーブルをバッテリーにつなぎ、そのままエンジンを掛けるだけです。このジャンプスターターはホームセンターやカー用品店で購入することができます。
対処法3.バッテリーの交換をする
バッテリーの劣化が疑われる場合は、バッテリーを交換してしまうのがおすすめです。ライトの点けっぱなしなど、バッテリー上がりの原因が明確である場合は大丈夫ですが、不明な場合はバッテリーが寿命を迎えているかもしれません。その場合、一時的に復旧してもすぐに再発する可能性があるのです。
また、バッテリー上がりを起こすとバッテリーの劣化が進みます。ブースターケーブルやジャンプスターターを使ってエンジンを始動した場合でも、復旧後は早めにバッテリーの点検・交換をしたほうがよいでしょう。
交換は簡潔にいえば、以下のような手順でおこないます。
【バッテリーの交換手順】
1.バッテリーの固定金具を外す。
2.マイナス、プラスの順番で端子を外す。
3.新しいバッテリーに交換し、端子をプラス、マイナスの順番で取り付ける。
作業自体は簡単ですが、工具が不必要なところに触れないように注意しておこないましょう。うっかり触れてしまうとショートしてしまい、火災や爆発、感電のおそれがあります。
不安がある場合は無理におこなわず、業者に点検・交換を依頼したほうがよいかもしれません。
バッテリーを長持ちさせる秘訣
ミニカのバッテリー上がりの原因がバッテリーの寿命である可能性をお伝えしましたが、バッテリーの寿命は使い方によって大きく異なります。ここではバッテリー上がりの再発予防とバッテリーの寿命を延ばすために知っておくべき秘訣をお伝えしていきます。
バッテリーが劣化しやすいのはどんなとき?
バッテリーが劣化しやすいのは、バッテリーに充電されている電気が減っているとき、つまり、残量が少ないときです。車はエンジンの力で発電機を回して充電しているため、エンジンが掛かっているあいだは基本的に充電が満タンになっています。
しかし、発電機の劣化や短距離の走行などで充電量が少なかったり、エンジンを切った状態で電力を使ったりしていると、満タンではない状態になります。この状態が長く続けば続くほど劣化が進むのです。
こまめに運転してバッテリーの寿命を延ばそう
つまり、バッテリーの寿命を延ばすにはできるだけ満充電されている状態を保つことが大切です。そのためには、長期間の放置やエンジンを切った状態での電力の使用を控えるようにしましょう。
また、短時間の走行も控えたほうがよいでしょう。車はエンジンを始動する際にもっとも多くの電力を消費します。充電にはある程度時間がかかるため、短時間の走行では満タンにならないことがあるのです。
ここまでの秘訣をまとめると、バッテリーの寿命を延ばすためには、エンジンを掛けている時間の割合が多ければ多いほどよいということです。こまめに、できるだけ長く運転することを意識するとよいでしょう。
まとめ
エンジンが掛からない場合、バッテリー上がりが原因であることが多いです。その場合はブースターケーブルやジャンプスターターを使ってエンジンを始動しましょう。また、ミニカのバッテリー上がりはバッテリーの寿命が原因であることがあります。バッテリーの寿命を伸ばすためには、できるだけこまめに運転するようにしましょう。
今回、バッテリー上がりの対処法をお伝えしましたが、場合によってはブースターケーブルやジャンプスターターが手に入らないかもしれません。そういった場合は保険のロードサービスやJAF、バッテリー上がり救援業者を利用して復旧してもらいましょう。
救援業者をお探しの際は弊社にご相談ください。弊社では全国に多くの加盟店があり、最寄りの救援業者をお探しすることができます。最短5分で駆けつける迅速な対応を心がけておりますので、バッテリー上がりでお困りの際はお気軽にご相談ください。