スズキ|キャリイのバッテリー上がりを復旧する方法と交換方法を解説

2021.4.30

スズキ|キャリイのバッテリー上がりを復旧する方法と交換方法を解説

キャリイのバッテリー上がりを復旧するには、バッテリーの充電をしなくてはいけません。バッテリー上がりとは、バッテリー内にエンジンを掛ける電気が残されていない状態で起こるトラブルです。外部からバッテリーに充電することで、エンジンを掛けることができます。

当記事では、バッテリーが上がってしまったときの復旧方法やバッテリー上がりの原因をご紹介していきます。もし作業に不安がある方は、無理をせずプロに依頼してバッテリー上がりを解決してもらいましょう。

復旧作業の前にチェックしておきたいこと!

キャリイのバッテリー上がりは、ジャンピングスタートで復旧することが可能です。ジャンピングスタートとは、ブースターケーブルで同じ電圧の車のバッテリーとバッテリー上がりを起こした車のバッテリーをつなぎ、電気を一時的に分けてもらう方法です。

また、バッテリー上がりの復旧を手伝ってくれる車が見つからない場合は、「ジャンプスターター」を使う方法でおこないます。ジャンプスターターとは、持ち運びができるバッテリーのことです。

ブースターケーブル・ジャンプスターターを準備できるという方は、手順を解説している「自分でバッテリー上がりを復旧させる方法2つ」をご覧ください。もし、道具の準備ができない・復旧作業が自分ではできないという方は、「自分で復旧できない場合の対処法【プロに依頼する】」を参考にしてください。

また、キャリイにはリコール対象の車種があります。不具合の原因がバッテリー上がりではない場合もあるので確認しておきましょう。

キャリイはリコール(無料で回収・修理・製品交換)対象の車種がある

リコール対象になっているものだった場合、エンジンの掛かりが悪かったり、パワーウィンドウの開閉が遅かったりという不具合の原因は、バッテリー上がりではない可能性もあるのです。

キャリイのリコールは、平成30年11月2日から開始されています。リコール対象となるシリアル番号と製造期間を下記にまとめました。

リコール対象車
DA16T-168641~DA16T-229862 平成26年8月18日~平成27年8月3日
DA16T-240002~DA16T-372907 平成27年8月3日~平成29年10月31日
DA16T-380003~DA16T-425454 平成29年11月1日~平成30年7月28日

詳しく知りたい方は、スズキのホームページでも確認できます。

もし、該当している場合はディーラーに相談しましょう。リコール対象の車種の場合は、無料で修理してもらえます。

自分でバッテリー上がりを復旧させる方法2つ

自分でバッテリーの復旧をおこなうには、「ブースターケーブル」を使った方法と「ジャンプスターター」を使った方法の2つがあります。この章では、2つの復旧手順について解説してきます。

方法【1】救援車(助けにきた車)とブースターケーブルを使って復旧

スズキ|キャリイのバッテリー上がりを復旧する方法と交換方法を解説

まずは、バッテリーの位置を確認しましょう。キャリイのバッテリーは車種によって、運転席側か助手席側どちらかの荷台の下にあります。バッテリーにはカバーがしてあるので、カバーを外してから復旧作業をおこなってください。

それでは、以下の手順で作業を始めます。

ブースターケーブルを使った手順
1.マイナスドライバーを使ってバッテリーカバーの両側のクリップを取り外し、カバーを外す
2.同じ電圧(12V)の救援車を自車の近くに停止させ、ボンネットを開ける
3.赤色のケーブルを自車のバッテリーの+側端子に接続し、もう一方を救援車のバッテリーの+側端子に接続する
4.黒色のケーブルを救援車のバッテリーの-端子に接続し、もう一方を自車のドアを開けたとき下のほうにあるドアラッチストライカー(ドアを閉めたときに開かないようにする金具)に接続する
5.救援車のエンジンを始動させアクセルを踏み込み、エンジンの回転数を上げる
6.自車のエンジンを始動させる
7.エンジンが掛かったことを確認し、ブースターケーブルを接続したときと反対の順序で取り外す

方法【2】ジャンプスターターで復旧

ブースターケーブルを使用した方法と同様にバッテリーの位置を確認してから、以下の手順で作業を始めます。

ジャンプスターターを使った手順
1. マイナスドライバーを使って、バッテリーカバーの両側にあるクリップを取り外し、カバーを外す
2.ジャンプスターターの赤色のケーブルを+端子に接続する
3.もう片方のケーブル(黒色)をドアラッチストライカーに接続する
4.10分ほど充電し、エンジンを始動させる
5.エンジンが掛かったことを確認し、ジャンプスターターのケーブルを接続したときと反対の順序で外していく

自分で復旧できない場合の対処法【プロに依頼する】

バッテリーの復旧作業は自分でおこなうことができますが、じつはリスクもある作業です。間違えた手順でおこなうと充電がうまくできないだけでなく、バッテリーがショートし最悪の場合、車両火災につながるおそれがあるのです。

もし「作業に自信がない」「不安だ」、という方はプロに依頼することをおすすめします。この章では、自分で対処できないときにプロに復旧したもらう流れを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

JAFやバッテリー復旧業者に依頼する

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自分でバッテリー上がりの対処ができないときは、JAFなどのロードサービスや業者に依頼する方法も検討しましょう。JAFは、会員であれば無料でバッテリー上がりの対応をしてくれます。しかし、JAFに会員登録していない(非会員)場合だと有料になり、13,130円ほど費用が掛かってしまうのです。

一方で、バッテリー上がりの復旧に特化した業者に依頼した場合はおよそ8,000円~1万円になり、こちらのほうが安くすむこともあります。非会員の方は、業者に依頼することもひとつの手段として検討しましょう。

バッテリー上がり復旧業者をお探しの際は、ぜひ弊社までご相談ください。ご相談いただいたあと、お近くにある弊社加盟店からご要望に沿った業者をご紹介させていただきます。

バッテリーの復旧ができた!その後は「充電」が必要

ブースターケーブルやジャンプスターターを使ってエンジンが掛かるようになっても、油断してはいけません。ジャンプスタートはあくまでも応急処置のため、しっかり充電できていないのです。

エンジンが掛かったあと、そのままにしていると再度バッテリーが上がってしまうおそれがあります。そうなってしまわないように、エンジンが掛かりケーブルを取り外したあとは、車を走らせる必要があります。

車を走行させることで、オルタネーターが回転し電気を発生させて充電することが可能になるのです。走行時間は30分以上を目安にすると、次に車を利用する際に問題なくエンジンが始動するでしょう。

車が動かない!バッテリー上がりの原因と対策

バッテリーが上がってしまう原因を知っておくことで、予防対策ができます。この章では、バッテリー上がりの原因についてご紹介してきます。また、それぞれの原因の対策についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。

原因【1】ヘッドライトや室内灯の消し忘れ

ヘッドライトを消さずにエンジンを切ってしまったり、半ドアに気づかず室内灯が長時間付いたままだったりすると、バッテリー内の電気が消費されてしまいます。ヘッドライトや室内灯などは、バッテリー内の電気を消費することで点灯します。

エンジンを止めると電気が充電されないため、結果バッテリー内に電気がなくなりバッテリー上がりにつながるのです。このケースの対策は、車を停車した際にライトなどの消し忘れに気をつけることです。また、半ドアになっていないかも確認して車を離れるようにしましょう。

原因【2】長期間車を動かしていなかった

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車を長期間動かしていない場合でも、バッテリーが上がってしまいます。車を動かしていないのだから問題ないようにも思われますが、じつは少しずつバッテリーに蓄えられている電気は減っているのです。これを「自然放電」といいます。

自然放電でバッテリーが上がってしまわないように、仕事が休みの日に車を走らせましょう。もし、1週間以上車を動かさなかった場合は、時速50km程度で30分~1時間で運転するとよいでしょう。

原因【3】バッテリーの寿命がきていた

バッテリー上がりが頻発するときは、バッテリーに寿命がきているかもしれません。その場合は、バッテリーの交換を検討しましょう。バッテリー交換は自分でもできますし、ディーラーやガソリンスタンドなどの販売店でも交換してもらえます。

バッテリーの交換については次章で解説していますので、そちらを参考にしてください。

バッテリーの交換方法を解説

バッテリーには「型番」というものがあります。バッテリーを購入するときは、ただ新しいものを購入するのではなく、適合するバッテリーを選ばなくてはいけないのです。その際に、自分が今使っているバッテリーの型番を知ることで、購入のとき安心することができます。

キャリイに搭載されているバッテリーの型番は「38B20L」または「28B17R」となります。型番はバッテリー上部に記載されていますので、直接確認しましょう。また、車検証で「車両型式」「原動機型式」「排気量」を確認し、カー用品店などに問い合わせると適合するバッテリーを教えてくれる場合もあります。ここでは、バッテリーの交換方法について解説してきます。

方法【1】自分で交換する

自分で交換する際に準備するものは以下のとおりです。

準備するもの
・レンチ
・新しいバッテリー
・メモリーバックアップ
・ゴム手袋
・防護メガネ

新しいバッテリーは、販売店やネット通販で購入できます。また、メモリーバックアップは交換のときに、カーナビや時計などのデータがリセットしてしまうのを防ぐために必要となります。では、以下の手順で交換していきましょう。

交換手順
1.バッテリーを固定している金具(ステー)をレンチなどで取り外す
2.メモリーバックアップをバッテリーターミナルと呼ばれる金具に+端子側→-端子側の順番で取り付けていく
3.-端子側のケーブルから外し、+端子側のケーブルを外す
4.古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーと交換する
5.メモリーバックアップを取り付けたときとは反対の順序で外していく
6.新しいバッテリーに+端子側から取り付けていく
7.新しいバッテリーをステーで固定する

ケーブルの接続・取り外しの手順を間違えた場合、バッテリーがショートしてしまうおそれがあり危険です。作業するときは、正しい手順でおこなうように気をつけましょう。

方法【2】販売店で交換してもらう

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バッテリーの交換は、自分でおこなうことができます。しかし、なかには自分で作業するのが不安だという方もいることでしょう。その場合は、ディーラーやガソリンスタンドなどで交換してもらうのもひとつの手段です。

バッテリー交換を依頼するときは、バッテリーを別に購入してガソリンスタンドなどに持ち込むことで費用を抑えられることがあります。交換に必要なバッテリーを持ち込む際は、事前に依頼先に電話で確認することをおすすめします。

まとめ

キャリイがバッテリー上がりを起こした場合、ジャンプスタートをおこなうことで解決ができます。ただし、キャリイにはリコール対象となる車種があるため、不具合の原因がバッテリー上がりとは限りません。くわしくはスズキのホームページで確認しましょう。

バッテリー上がりの復旧をおこなっても頻発するようであれば、バッテリーの交換を検討したほうがいいかもしれません。バッテリー上がりの復旧を依頼する際は、一度弊社までご連絡ください。

弊社では、全国にある弊社加盟店からお客様のご要望に沿った業者をご紹介するサービスを取り扱っています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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