車のバッテリー上がりは、道具を使って充電することにより解決できます。バッテリー上がりの原因は充電不足です。エンジン始動に必要な電気をバッテリーに充電しましょう。
このコラムでは、フレアワゴンのバッテリー上がりに対処する方法をご紹介します。早く車を動かしたいという方は、ぜひ参考にして実践してみてください。そのほかにもバッテリー交換の方法について解説していますので、あわせてご覧ください。
目次
フレアワゴンのバッテリー上がり対処法
フレアワゴンの一部の車両が平成31年2月22日からリコールになっています。数日間使用しない状態が続くと、バッテリーが上がるという不具合が発生します。自分の車が対象車両か、メーカーのホームページを確認してみてください。
リコール対象でないフレアワゴンのバッテリー上がりを解決する方法はふたつ。自分で解決するか、プロに依頼して解決するかのどちらかになります。ここではそれぞれの方法をご紹介いたしますので、順に見ていきましょう。
自分で解決する方法
費用を安く抑えたいなどの理由で、バッテリー上がりを自分で解決したい場合、次のふたつの方法があります。
【方法1】ブースターケーブルをつなぐ
ブースターケーブルとは、故障車と救援車のバッテリーをつなぐためのアイテムです。赤色と黒色の2本のケーブルで構成され、両端にクランプと呼ばれる洗濯ばさみに似たものがついています。
ブースターケーブルをバッテリーにつなぐときは以下の手順でおこないます。
1.故障車と同じ電圧の救援車を用意する(故障車が12Vのときは救援車も12V)
2.ケーブルが届く位置まで救援車を故障車に近づける
3.両方の車のボンネットを開ける
4.故障車のバッテリーの+端子に赤色のケーブルをつなげる
5.救援車のバッテリーの+端子に赤色のケーブルをつなぐ
6.救援車のバッテリーの-端子に黒色のケーブルをつなげる
7.故障車のエンジンルームの金属部分(エンジンマウントのボルト)に黒色のケーブルをつなぐ
8.救援車のエンジンをかけてから約5分後に故障車のエンジンをかける
エンジンがかかれば作業終了です。
手順7ですが、黒色のケーブルはできるだけバッテリーから離れたところにつないでください。ショートして火花が発生することがあります。その火花がバッテリーから漏れる水素ガスに引火すると爆発するおそれがあり危険です。
【方法2】ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターとは携帯型バッテリーのことで長方形のものが多いです。付属品には赤色と黒色のケーブルがあります。このケーブルの先端にもブースターケーブル同様、クランプがついています。
このアイテムを使えば車のバッテリーに充電してエンジンを始動させることができます。ジャンプスターターをバッテリーにつなぐ手順は、次のとおりです。
1.ケーブルのクランプ(赤)を故障車のバッテリーのプラス端子につなぐ
2.ケーブルのクランプ(黒)を故障車のバッテリーのマイナス端子につなぐ
3.ケーブルをジャンプスターターの本体に差し込む
4.充電完了後、まずクランプ(黒)を外す
5.最後にクランプ(赤)を外して作業完了
プロに依頼して解決する方法
「自分で解決するのが難しい」「作業するのが面倒」という方は、プロの業者に依頼してバッテリー上がりを解決できます。解決方法は以下のふたつです。
【方法1】ロードサービスを利用する
ロードサービスは自動車使用中のトラブルに対処してくれるサービスです。JAFなどロードサービスをおこなっている団体と契約すれば、無料または格安料金でサービスを受けることができるというメリットがあります。
【方法2】カーバッテリー業者に依頼をする
自動車保険に加入していないなどロードサービスを受けられない方は、カーバッテリー業者に依頼するという方法もあります。状況にもよりますが、カーバッテリー業者に依頼すると約8,000円~約1万2千円でバッテリー上がりに対応してもらうことができます。
JAFは非会員の依頼にも対応してくれますが、基本的に有料です。昼間の一般道でバッテリーが上がった場合、非会員は13,130円の費用がかかります。
ロードサービスより費用が安く、早く駆け付けてくれるようであれば、カーバッテリー業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
エンジンが始動したらしばらく走行して充電しよう!
前の章で紹介した方法でエンジンが始動しても、バッテリーの充電量はほとんどゼロの状態です。エンジンが始動したらたくさん充電することが必要です。十分な電気を充電しないままエンジンを切ってしまうと、バッテリー上がりがすぐ再発するおそれがあります。
解決策としては、車を走行させれば簡単に充電できます。車が走行するとオルタネーターという部品が発電し、バッテリーに電気を供給するからです。
走行の目安ですが、時速50kmほどの速度で30分ほど走行させてください。そうすると効率よく発電し、たくさん充電することができるので、バッテリー上がりの再発を防止することができるでしょう。
ただし、走行中はエアコンやカーオーディオなど電気を多く消費するものを使わないようにしましょう。発電した電気を消費してしまうため、バッテリーに十分な電気を充電できなくなるからです。
バッテリーの交換時期の目安は2~3年
車を走行させてもバッテリーが古いと、たくさん充電できなくなります。古いバッテリーは交換することをおすすめします。バッテリーの交換の目安は2~3年といわれていますが、車の使用状況などによって寿命が短くなるケースもあるのです。
ここではバッテリーの寿命が早まるケース、バッテリーの寿命を確認する方法をご紹介いたします。ぜひ参考にして、バッテリー交換の検討にお役立てください。
バッテリーの寿命が早まるケース
充電量が少なく消費電量が多いと、バッテリーに使用されている化学物質の反応が弱まり、寿命が早まります。バッテリーの寿命が早まるケースには以下のものが挙げられます。
1週間で走行する距離が短い
近所で買い物するときしか使わないなど、走行距離が短いとたくさん充電されません。その一方で、エンジンをかける回数が多くなります。車はエンジンをかけるときに多く電気を消費します。
日中よりも夜間走行のほうが多い
夜間はライトを常時点灯させて走行させるため、電気の消費量が日中よりも多くなります。ライトに加えてエアコンやカーオーディオなども使用すれば充電量よりも消費電量のほうが多くなると考えられます。
ひんぱんにアイドリングストップする
アイドリングストップとは燃料の節約のために、信号待ちなど車が走行していないときはエンジンを停止させるという機能です。エンジンを停止してもエアコンやカーオーディオなどの電装品は動いています。走行していませんので、オルタネーターも発電しません。そのため、電装品はバッテリーに蓄えられた電気を消費します。
アイドリングストップの回数が多くなるほど消費電量は多くなるので、バッテリーの寿命が早くなるおそれが考えられます。
車の使用間隔があく
車を使用していない間もコンピューターや時計の機能維持のため電気を消費しており、充電量よりも消費電量のほうが多くなります。車の使用間隔が1ヶ月以上あくことが続くと、バッテリーの寿命は短くなるリスクが高いです。
バッテリーの寿命を確認する方法
バッテリーの寿命はガソリンスタンドや修理専門店などで確認してもらえますが、自分でも確認できます。自分で確認する方法は次のとおりです。
〇専用の電圧計を使ってバッテリーの電圧を測定する
エンジンを切り専用の電圧計で測定した結果、バッテリーの電圧が12.5~13Vの範囲内であれば正常だと判断できます。エンジンを切った状態でないとオルタネーターの電圧も加算されてしまうからです。
この方法は確実にバッテリーの寿命を確認できるのでおすすめです。電圧計はネット通販などで2,000円前後で購入できます。
〇走行時よりも停車時のほうが、ヘッドライトが暗い
走行時はオルタネーターが発電しヘッドライトに電気を供給しています。しかし、停車時はオルタネーターが発電していませんので、バッテリーからのみヘッドライトに電気が供給されます。バッテリーが弱っていると十分な電気が供給されないため、ヘッドライトが暗くなるのです。
〇そのほか
上記以外にも以下のような症状がみられたらバッテリーから十分な電気が供給されていないため、寿命が近いと判断できます。
・パワーウインドウの開閉が遅い
・キーを回してもセルモーターの音が鈍く、エンジンがかかりにくい
車のバッテリーを自分で交換する方法
費用を安く抑えたいので、自分でバッテリーを交換したいという方もいらっしゃるかもしれません。そのような方のために以下に新しいバッテリーの選び方とその交換方法を示しましたので、ぜひ参考にしてください。
〇型番の見方
交換作業に入る前に、新しいバッテリーをネット通販やカー用品店などで購入します。購入するときは、バッテリーのサイズと型番が自分の車に適合するものか確認が必要です。型番はアイドリングストップ車と非アイドリングストップ車とで表記の仕方が異なります。
アイドリングストップ車の型番は、【M-55R】のようにアルファベットが先頭にきます。【M-55R】の意味は次のとおりです。
・M:バッテリーの寸法
・55:性能ランク(数字が大きいほど性能がよい)
・R:端子の位置(Rは右、Lは表示されない)
※端子の位置を見るときは、辺が短い側面のプラス端子を手前にします
非アイドリングストップ車の型番は、【60B24L】のように数字が先頭にきます。【60B24L】の意味は以下のとおりです。
・60:性能ランク(数字の大きさに比例して性能がよくなる)
・B:バッテリーの辺が短い側面のサイズ(幅×高さ)
・24:バッテリーの長辺の長さ
・L:端子の位置(Rは右、Lは左)
※端子の位置を見るときは、アイドリングストップ車のときと同じで、辺が短い側面のプラス端子を手前にします。
〇交換手順
1.ゴム手袋・保護メガネを装着し、スパナを準備する
2.エンジンを止めキーを抜く
3.ケーブルを外す(マイナス端子を外してからプラス端子を外す)
4.取付金具を外し、古いバッテリーを新しいバッテリーに交換する
5.ケーブルを取り付ける(プラス端子を取り付けてからマイナス端子を取り付ける)
ここまで読んで自分で交換するのが難しいと感じたら、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどに依頼して交換してもらうとよいでしょう。
まとめ
フレアワゴンのバッテリー上がりはブースターケーブルやジャンプスターターを持っていれば、それを使って自分で対処することができます。道具がなく、バッテリー上がりを復旧できない場合は、ロードサービスまたはカーバッテリー業者に依頼して対処してもらうとよいでしょう。
どのカーバッテリー業者に依頼すればよいかわからないという方は、ぜひ弊社にご依頼ください。ご依頼いただければすぐにお近くの業者をご紹介いたします。ぜひ一度お電話ください。
\ 完全無料 /
厳選した全国のバッテリー上がり業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
バッテリー上がりの記事アクセスランキング
バッテリー上がりの最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他