バッテリー上がりの充電時間短縮に!エンジン始動後は走行充電を!

2021.4.30

バッテリー上がりの充電時間短縮に!エンジン始動後は走行充電を!

ヘッドライトをつけっぱなしにしていると、ほんの3~4時間でバッテリー上がりを起こすことがあります。また、2~3週間運転せずに車を放置していた場合にもバッテリー上がりは起こります。バッテリー上がりの時間はエンジン停止時の充電量でかわってきます。

バッテリー上がりは、道具さえあれば5~10分で解消することができます。まずはジャンプスタートをさせてから車を走らせましょう。車はエンジンの回転数があがるほど、たくさん発電し、充電することができます。

車の充電器を使って充電するにはかなり時間がかかりますので、走行させて充電することがおすすめです。本記事を読めば、バッテリー上がりを短時間で解消する方法、走行充電の方法、バッテリー上がりの原因と予防法がよくわかります。

バッテリー上がりが起きたらまず「ジャンプスタート」を試そう

バッテリー上がりは、短時間で解消することができます。バッテリー上がりが起きて、すぐにでも車を動かしたいときはまずジャンプスタートをおこないましょう。ジャンプスタートとは、外部から電力を供給してバッテリーが上がった車のエンジンを始動させる方法です。

使う道具は「ブースターケーブル」または「ジャンプスターター」です。詳しい手順は以下でご紹介しますので、参考にお試しください。もし道具がない場合やとにかく急いでいる場合は迷わずロードサービスや業者を呼びましょう。

1.ブースターケーブルでジャンプスタート

救援する車を準備し、ブースターケーブルで2つの車のバッテリー同士をつなぐ方法です。ブースターケーブルとは両端にクリップがついたもので、赤と黒の2本が1セットになったものです。

バッテリー上がりを起こした車と救援してくれる車のバッテリー電圧は、同じである必要があります。国産の普通自動車は基本的に12Vで、トラックなどは24Vです。普通自動車のジャンプスタートには、トラックではなく普通自動車をつないでジャンプスタートをさせましょう。

ブースターケーブルを使ったジャンプスタートの方法は以下のとおりです。

(1)救援車を故障車(バッテリー上がりを起こした車)の近くに停車する
(2)故障車のバッテリーの+端子に赤いケーブルをつなぐ
(3)救援車バッテリーの+端子に赤いケーブルのもう一方をつなぐ
(4)救援車のバッテリーの-端子に黒いケーブルをつなぐ
(5)故障車のバッテリーのエンジンフックなど、バッテリーから離れた金属部につなぐ
(6)救援車のエンジンをかける
(7)5分ほど待ってから故障車のエンジンをかける
(8)エンジンがかかったらすぐにブースターケーブルを外す
※外すときは取り付けるときの逆の順でおこなってください

エンジンが始動したらすぐにエンジンを停止させてはいけません。すぐに走行充電をしましょう。走行準電の仕方は【エンジンが始動したら「走行充電」が効率的】で解説しています。

2.ジャンプスターターでジャンプスタート

もし、ジャンプスターターを準備することができるのならこちらを使うことをおすすめします。ジャンプスターターは、単体でバッテリー上がりを解消することができるアイテムで、救援車が必要ないというメリットがあるからです。

バッテリー上がりの対処がはじめてという人でも簡単にできますので、チャレンジしてみてください。所要時間は5分~10分程度です。ジャンプスターターにはさまざまな商品がありますが、一般的なものは次のような手順で作業をすすめます。

(1)カーバッテリーのプラス端子についている赤いカバーを外す
(2)プラス端子にケーブルの赤いクリップをはさむ
(3)マイナス端子にケーブルの黒いクリップをはさむ
(4)ケーブルをつないで電源を入れる(自動的に電源がONになるものもある)
(5)車のエンジンをかける
(6)車のエンジンがかかったら、ケーブルを外す

エンジンが始動したらすぐにエンジンを停止させてはいけません。すぐに走行充電をしましょう。走行準電の仕方は【エンジンが始動したら「走行充電」が効率的】で解説しています。

3.道具がないときはロードサービスまたは業者を呼ぼう!

バッテリー上がりを自力で解消するための道具がない場合は、ロードサービスまたは業者へ連絡して救援をお願いしましょう。もし、JAFなどのロードサービスに加入しているのなら、無料サービスを受けられます。

しかし、ロードサービスへ加入していない場合は、バッテリー上がりに対応した業者に依頼するのがおすすめです。JAFなどのロードサービスは、非会員の場合は有料となるからです。費用を抑えたい場合には、バッテリー上がり解消作業を安価で対応してくれる業者を探すのがよいでしょう。

弊社では、バッテリー上がりにすばやく対応できる業者を紹介いたしております。お気軽にお電話お待ちしております。電話相談・業者の紹介は無料でおこなっていますので、ご安心ください。

エンジンが始動したら「走行充電」が効率的

エンジンが始動したら、車を走らせて充電するのが効率的でおすすめです。車の充電は、専用機で充電させることもできますが、充電が満タンになるまでに約10時間もかかってしまうからです。

車は走行中にエンジンが回転して発電するしくみになっています。そのため充電する際は、なるべく長距離運転をおこなうのがおすすめです。ジャンプスタートさせたあとは、約30分~1時間を目安に走行するとよいでしょう。

ただ、「中にはアイドリング充電(駐車したままエンジンをかける方法)でも十分じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。アイドリング充電はデメリットも多く、もしこの方法で充電する場合は注意が必要です。詳しくは以下でご紹介します。

アイドリング充電はデメリットも多い

バッテリー上がりの充電時間短縮に!エンジン始動後は走行充電を!

アイドリング状態で充電をすることは、あまりおすすめできません。車は、アイドリング状態でも自然に充電されていきますが、充電できる電気の量はわずかだからです。車は、エンジンの回転数を上げて走っているときに発電量が多くなります。

また、車の電装品をつけっぱなしでアイドリングを続けると、電気の消費量が充電量を上回ってしまうことがあります。そうすると、再びバッテリー上がりを起こすおそれがあります。
バッテリー上がりを繰り返すとバッテリーに負荷がかかり、寿命を縮めてしまいます。

このように、アイドリング充電にはメリットがありません。アイドリング状態で放置するより、時速50kmほどのスピードでしばらく走行を続けたほうが、バッテリーやエンジンの調子がよくなりますのでおすすめです。

車のバッテリーが上がる原因を知って対策しよう

車のバッテリーが上がる主な原因は「ヘッドライトの消し忘れ」や「走行不足」です。車を降りるときにヘッドライトや室内灯を消したか確認する習慣をつけ、消し忘れによるバッテリー上がりを防止しましょう。「走行不足」については、車を適度に使うことが有効な対策です。週にいちど、30分以上車を走らせるのが理想的です。

また、バッテリー自体に不具合がある場合もバッテリー上がりの原因となってしまいます。定期的に点検をして異常がないかを確かめましょう。バッテリー点検については以下をご覧ください。

1.バッテリー液の残量チェック

バッテリー液が減ると、充電や放電ができなくなります。そのため、定期的に残量をチェックして減っていたら補充しましょう。バッテリー液の残量は、側面からチェックすることができます。

バッテリーの側面には2本の線があり、上限(upper)・下限(lower)と記載されています。その2本の線の間が正常値ですので、下限(lower)を下回っているならバッテリー液を補充しなければいけません。

バッテリー液は、手につくと火傷のような症状になることもあるため手袋を着用するなどして取り扱いには注意しましょう。また、補充液を購入する必要があったり、残量のチェックをおこなったりするのが手間だなと感じたら、カー用品店やデイーラーに依頼することも可能です。

2.比重のチェック

バッテリー液の比重チェックは、専用の測定器が必要です。カー用品店やネットでも購入可能です。測定器が準備できないという場合は、ガソリンスタンドやディーラー、整備工場などでプロに測定してもらいましょう。

バッテリー液の比重とは、水を1とした場合のバッテリー液の重さの割合のことです。バッテリー液の比重は1.28が標準です。その数値が低くなると、バッテリー液の比重が低くなっていることを示します。バッテリー液の比重が低くなる原因は以下の4つです。

・バッテリー液を補充しすぎた
・充電量が不足している
・経年劣化している
・液温が高くなっている

バッテリー液の比重が下がる原因の中で最も多いのは、バッテリーの劣化です。バッテリーの耐用年数は一般的に2~4年といわれていますが、運転の仕方や頻度によってちがいがでてきます。また、バッテリー上がりを長時間放置すれば劣化が進んでしまいます。必要に応じて交換しましょう。

3.電圧の測定

カーバッテリーの電圧の測定は、専用のバッテリー電圧測定器を使用しておこないます。さまざまなタイプがありますが、専用機があれば簡単に測定できます。専用機はカー用品専門店やネットなどで購入することができます。

エンジン停止状態で電圧を測ってみて、バッテリーの状態を確かめましょう。

・13V程度……電圧が高めです。
走行直後は電圧が高くなっていることもあります。しばらくしてから測定し直してみましょう。
・12.6V程度……電圧は正常値です。
・12.5V以下……電圧が低めです。バッテリーの劣化が進んでいるかもしれません。

まとめ

バッテリー上がりは、思わぬタイミングで起きるものです。エンジン停止時にバッテリーの充電量が不足している状態ですと「電気の消し忘れ」をほんの数時間放置しただけでバッテリー上がりを起こすことがあります。

また、日ごろから運転頻度が少なかったり、近距離しか運転しなかったりするときには、常に充電不足の状態となっています。その状態ですと、2週間ほど運転せずに放置するだけでバッテリー上がりを起こすこともあります。

バッテリー上がりの対処は、道具さえあれば5~10分程度でできます。道具がないという場合には、ロードサービスや業者へ依頼すればすぐに救援にきてもらえますので、早めに連絡するのがよいでしょう。

弊社では、急なバッテリー上がりにも対処できる業者を紹介しております。24時間365日。受付をおこなっていますので、いつでもご連絡ください。

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