バッテリー上がり|ヘッドライトの消し忘れでバッテリーが上がる時間

2021.4.30

バッテリー上がり|ヘッドライトの消し忘れでバッテリーが上がる時間

バッテリー上がりは、ヘッドライトの消し忘れが原因であることが多いです。エンジンを切ってヘッドライトをつけたまま放置してしまうと、バッテリーの電力をどんどん消費してしまいます。では、ヘッドライトをつけた状態でどのくらい放置するとバッテリー上がりを起こしてしまうのでしょうか。

この記事では、ヘッドライトを消し忘れた場合、バッテリーが上がってしまうまでの時間とバッテリーが上がったときの対処法について解説していきます。バッテリー上がりする時間がわかれば、消し忘れでの不安も解消できるでしょう。

バッテリー上がりは「ヘッドライト」の消し忘れが原因?

エンジンを切った状態でヘッドライトを消し忘れてしまうと、バッテリーが上がる原因になってしまいます。これは、バッテリーの電力がヘッドライトの電力に使われてしまったことが原因です。では、どのくらいつけっぱなしにしたらバッテリーが上がってしまうのか見ていきましょう。

バッテリーが上がる仕組み

バッテリー上がりとは、バッテリー内の電力が大量に消費され少なくなってしまった状態のことをいいます。本来、バッテリーの電力は、車の発電機であるオルタネーターによって作られ、充電されます。
バッテリー上がりは「ヘッドライト」の消し忘れが原因?
このオルタネーターはエンジンがかかった状態でのみ発電されるため、駐車されエンジンを切った状態でバッテリーに充電をおこなうことはできません。しかし、ヘッドライトのつけっぱなしによってバッテリーの電力は消費され続けるため、電力が不足してしまいバッテリー上がりを起こしてしまうのです。

ヘッドライトの消し忘れは何時間でバッテリーが上がる?

エンジンを切った状態でヘッドライトを点けっぱなしにしていると、約3~5時間ほどでバッテリーは上がってしまいます。しかし、これはバッテリーが十分に充電された状態での時間です。バッテリーの電力の容量によっては、もっと早くバッテリーが上がってしまうことも考えられます。

そのため、普段からヘッドライトをつけっぱなしにしないようにチェックしてから車を離れるようにしましょう。

車のライトで使われる消費電力の差

車にはヘッドライト以外にも、さまざまなライトがついています。それぞれどのくらいの電力を消費しているのかヘッドライトの消費電力と比べてみましょう。

【1時間あたりの車のライト別の消費電力量(A:アンペア)】
・ヘッドライト:約8~9.5A
・室内灯:約0.9~1.2A
・車幅灯:約3~4A
・ハザードランプ:約4~8A

このように、ヘッドライトが最も消費電力が高いことがわかります。続いて消費電力が大きいのがハザードランプとなっています。つぎに、それぞれのライトをどれくらい放置すると、バッテリーが上がってしまうのかも見ていきましょう。

【車のライトを消し忘れたとき、バッテリーが上がってしまう時間】
・ヘッドライト:約3~5時間
・室内灯:約40時間
・車幅灯:約10時間
・ハザードランプ:約5~10時間

バッテリー上がりは、ヘッドライトやハザードランプをたった一晩つけっぱなしにしただけで起こってしまいます。また、昼になるとライトがついているどうか確認しづらくなるので、車を離れる際には十分に確認するようにしましょう。

バッテリー上がりの原因はその他にも!

バッテリー上がりは、ヘッドライトの消し忘れ以外にも起こります。バッテリー上がりの3つのおもな原因について知っておくと、事態を未然に防ぐこともできるでしょう。また、バッテリー上がりと思っていたらじつは違うといったこともあるのです。それぞれについて見ていきましょう。

【原因1】しばらく運転をしていない

車を運転する回数が少なく、ほとんど駐車場に置きっぱなしという場合もバッテリー上がりが起こりやすくなります。先述しましたが、バッテリーへの充電をおこなっているオルタネーターは、エンジン始動時のみ発電されます。そのため、エンジンが動いていないと、バッテリーへの充電はおこなわれません。
バッテリー上がりの原因はその他にも!
しかし、バッテリーの電力は自然に放電されてしまうのです。運転しなければバッテリーの電力は減る一方になり、バッテリー上がりを起こしてしまうでしょう。

【原因2】バッテリーの寿命

バッテリーの寿命は、およそ2~3年とされています。バッテリーは寿命を迎えると充電しても電力をためておく力が弱まってしまうのです。そのため、エンジンがかかりにくいなどといった症状が現れるようになります。

また、バッテリー自体が膨らんでいるのも、寿命のサインです。このような症状が見られたらすぐにバッテリーを交換しましょう。

【原因3】バッテリーが上がりやすい時期である

バッテリー上がりは、寒い冬の時期に起こりやすいとされています。冬は気温も低く、雪などでバッテリー自体も冷やされてしまいます。バッテリーの中にあるバッテリー液は氷点下を下回ると、本来の力を十分に発揮できません。

そのため、電力の充電が不十分となりバッテリー上がりが起こりやすくなるのです。車の上に雪などが乗っているとバッテリーも冷えてしまうので、こまめに雪かきをしてバッテリーを冷やさないようにしましょう。

バッテリー上がりと思っていたら違うトラブルの場合も!

バッテリー上がりとよく似た症状のトラブルで、スターターの故障や燃料不足などがあります。スターターとは、エンジンを動かすための部品のことです。スターターが故障しているとバッテリー上がりと同じように、エンジンがかかりません。しかし、室内灯やヘッドライトはつけることができるので、1度確認してみましょう。

また、燃料が不足している場合もバッテリー上がりと同じように、エンジンがかからないといった症状がでます。燃料切れは、運転席の前にある燃料計などで確認することができるので見てみましょう。燃料が少ない場合は、ガソリンなどを補給すればエンジンをかけることができます。

バッテリーが上がったときのために準備するもの

バッテリー上がりがヘッドライトの消し忘れなどが原因で起こってしまった場合、ジャンプスタートという方法を使えば自分で解決することができます。

ジャンプスタートとは、バッテリーが上がった車のバッテリーに、外部のバッテリーをつないで電力をわけてもらい、エンジンをかける方法です。ジャンプスタートには、2つの方法があるので見ていきましょう。

【1】ブースターケーブル

まずは、ブースターケーブルと救援車を使ってジャンプスタートする方法です。ブースターケーブルとは、バッテリー同士をつなぐ赤と黒のケーブルのことです。カー用品店やインターネットでも簡単に手に入れることができます。
バッテリーが上がったときのために準備するもの
救援車は、バッテリー上がりの車に電力をわけてくれる車のことです。救援車は、バッテリー上がりの車のバッテリーと同じ電圧をもつ車にお願いしましょう。ただし、ハイブリッド車は、ブースターケーブルつなぐと高い電流が流れてしまうため、救援車になれないので注意してください。

ブースターケーブルで、救援車とバッテリー上がりの車のバッテリー同士をつなぐことでエンジンをかけます。詳しい方法は、「ジャンプスタートの手順を知って、バッテリー上がりを対処しよう」を参考にしてみてください。

【2】ジャンプスターター

次は、ジャンプスターターを使ってバッテリー上がりを解消する方法です。ジャンプスターターとは、救援車と同じ役割をするもので携帯できるバッテリーのことです。ジャンプスターターがあれば、救援車が呼べなくても1人でバッテリー上がりを解決することができます。

ジャンプスターターもカー用品店やインターネットで簡単に購入することが可能です。ジャンプスターターも乗っている車のバッテリーと同じ電圧のものを選ぶようにしましょう。また、カメラやスマートフォンなどの充電もできるため、普段から車に乗せておくと安心でしょう。

ジャンプスターターの詳しい使い方は、ブースターケーブルでのジャンプスタートの仕方の際にご紹介した記事をご確認ください。

いざというときのバッテリー上がり確認方法

「エンジンがかからないがバッテリー上がりなのかわからない」いう方は、スターターは動くか、室内灯や警告灯がつくかどうかの2つを確認してみましょう。

まずはスターターが動くかどうかを試してみてください。鍵を回したりエンジンボタンを押したりしても、キュルキュルといったスターターが回る音がしない場合はスターターの故障、もしくはバッテリー上がりのおそれがあります。

つぎに、室内灯や警告灯がきちんとつくかどうか試してみてください。エンジンがかからなくても室内灯がつく場合は、バッテリーから正常に電気が送られ電装品が動いているということです。このような場合は、スターターの故障が考えられるでしょう。

室内灯や警告灯が一切つかないという場合は、バッテリーから電力が供給されていないため、バッテリー上がりが考えられます。

バッテリー上がりを依頼して解決してもらうなら?

「自分で解決するのは不安、難しい」という方は、ロードサービスや業者に依頼して解決するのがおすすめです。ロードサービスや業者にお願いすれば、危険な作業をしなくてもバッテリー上がりを解消できます。バッテリー上がりを依頼して解決する3つの方法について見ていきましょう。

【1】JAFのロードサービスを利用する

バッテリー上がりがヘッドライトのつけっぱなしなどで起こった場合、JAFのロードサービスを利用してみるとよいでしょう。JAFとは、年会費や入会費を支払えば車のさまざまなトラブルを無料で解決してくれる連盟のことです。

電話1本で現地まで駆け付けてくれるので、入会しておくといざというとき安心です。JAFの会員でなくても利用することはできますが、1回につき10,000円以上の料金が発生してしまいます。また、場所によっては到着まで時間がかかることもあるでしょう。

【2】自動車保険のロードサービスを利用する

任意の自動車保険に加入している方は、ロードサービスがついていることが多いようです。保険会社のロードサービスも、無料で車のトラブルを解消してくれます。また、車が動かせなくなったときの交通費や宿泊費まで負担してくれることもあります。ただし、利用回数には制限があることが多いので、契約内容を確認してみるとよいでしょう。
バッテリー上がりを依頼して解決してもらうなら?

【3】カーバッテリー業者に依頼をする

バッテリー上がりは、カーバッテリー業者に依頼するのもおすすめです。JAFなどのロードサービスなどとは違い、費用はかかりますが実績のある業者が現地まで駆け付け、ジャンプスタートをおこなってくれます。

生活110番では、全国各地のカーバッテリー業社が加盟しています。お客様のもとから近い業社がいち早く駆け付け、スピーディーにバッテリー上がりを解決させていただきます。24時間365日電話受付していますので、いつでもご連絡ください。

バッテリー上がりの車を放置したらどうなる?

バッテリー上がりを起こした車を放置しておくと、さらなるトラブルの原因になってしまいます。バッテリー上がりが解消されることは、もちろんありません。解消されるどころか、自然放電でバッテリーの電力が失われエンジンをかけることも難しくなります。

また、バッテリー自体が劣化していき電力がためられない状態になってしまうのです。少ない電力では、ドアの施錠・開錠すらできなくなるのでバッテリー上がりは早めに解決するようにしましょう。

まとめ

バッテリー上がりは、ヘッドライトの消し忘れなどが原因で起こります。エンジンを切ったままヘッドライトをつけっぱなしにすると、オルタネーターからの充電がおこなわれず、約3~5時間でバッテリーが上がってしまいます。普段から消し忘れがないように注意しましょう。

バッテリー上がりは、ジャンプスタートをすれば自分で解決することも可能です。しかし、作業に自信がない、道具が揃えられないなどという方は、ロードサービスやカーバッテリー業者に依頼することをおすすめします。プロに任せれば安全にバッテリー上がりを解消してくれるはずです。

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