CX-5は日常生活やアウトドアなどでも活躍するSUV(スポーツユーティリティビーグル)としても有名です。また、ディーゼル車もあるため、燃費のよさも選ばれる理由かもしれません。
そんなCX-5であってもバッテリー上がりなどのトラブルに見舞われることがあります。しかし、CX-5がバッテリー上がりしても対処法を知っていれば自分で直すことができるのです。
そこで、この記事ではCX-5がバッテリー上がりしたときの対処法や予防策について紹介します。バッテリー上がりする前のサインがわかれば、トラブルが未然に回避できるかもしれません。
目次
まずはエンジン始動を試す!CX-5のジャンピングスタート方法
CX-5が突然バッテリー上がりしてしまったら、まずジャンプスタートをしてエンジンを動かす方法を試してみましょう。ジャンプスタートとは、外部のバッテリーの電力を借りてエンジンを始動させる方法です。
ジャンプスタートは、「ブースターケーブルと救援車」もしくは「ジャンプスターター」があればおこなうことができます。ブースターケーブルとは、赤と黒のケーブルが1対になったもので、バッテリーのプラス端子やマイナス端子に接続するときに使用します。まずは、ジャンプスタートの方法を見ていきましょう。
CX-5は12Vバッテリーを使用している
CX-5には、基本的に12Vのバッテリーが搭載されています。そのため、バッテリー上がりのCX-5を救援する車やジャンプスターターのバッテリーも同じ電圧のものではなくてはなりません。
電圧が違うものをつなぐとエンジンがかからなくなったり、故障したりする原因になります。事前にバッテリーの電圧を確認しておきましょう。
ジャンピングスタートの方法①つなぐ端子
ジャンプスタートをするときには、端子のつなぎ方にも順番があります。まず、バッテリーが上がったCX-5のバッテリーのプラス端子に、赤のブースターケーブルを接続します。そしてケーブルの反対側を救援車のバッテリーのプラス端子につなぎましょう。
次に、もう1本の黒のブースターケーブルを救援車のマイナス端子につなぎます。マイナス端子をつないだ反対側の先端をバッテリーから遠いエンジンの金属部分に接続してください。
この際、故障した車のマイナス端子につなぐと火花が発生しやすくなり、周りのガスに引火してしまうおそれがあるため、故障車のマイナス端子にはケーブルをつながないよう注意しましょう。
また、「赤のケーブルでCX-5のプラス端子と救援車のマイナス端子をつないでしまった……」のように、つないだブースターケーブルの先端が反対の電極の端子に触れてしまうと、火花が散ることがあるので慎重に作業しなくてはなりません。
ジャンピングスタートの方法②エンジン始動の手順
バッテリーの端子にしっかりブースターケーブルが接続されているのを確認したら、次はエンジンの始動です。
救援車のエンジンをかける前に、両方の車を見てバッテリーの液量が十分か確認するようにしましょう。もし液量が最低値より少ない場合は、決してエンジンをつけてはいけません。液量が少ないまま、エンジンを始動させると負担になり火が出てしまうことがあるため、非常に危険です。必ず液を補充するか、蒸留した水を入れてからおこないましょう。
エンジンの始動は、救援車からおこないます。1分ほどおいて、バッテリー上がりのCX-5のエンジンをかけましょう。
エンジンがかかったら、ブースター端子を、故障車の金具部分、救援車のマイナス端子、救援車のプラス端子、故障車のプラス端子の順に取り外します。これでしばらくエンジンをつけておけば、充電することができます。アイドリングでも充電は可能ですが、走行すれば、発電機がよりたくさんの電気を発電してくれるため、早く充電することができます。
このように自分でジャンプスタートをおこなうこともできますが、手順を間違うと危険な場合もあります。自分でおこなう自信がない方は、カーバッテリーの業者への依頼をおすすめします。生活110番では、ジャンプスタートをおこなえる業者が多数加盟しています。24時間365日電話受付していますので、いつでもご連絡ください。
ジャンピングスタートでエンジンがかからないときは
ジャンプスタートをしてもエンジンがかからない場合、CX-5はバッテリー上がり以外の原因で動いていないおそれがあります。バッテリー上がり以外の原因を4つ見ていきましょう。
考えられる原因①燃料切れ
エンジンがかからない理由のひとつとして、燃料切れが考えられます。まず、運転席の前方右にあるマルチインフォメーションディスプレイの燃料計を確認してみてください。燃料計の警告灯が表示されていれば、エンジンがかからない原因は燃料不足かもしれません。
CX-5を安全に走らせるには、約10Lの燃料を用意しましょう。普段から燃料計を確認して、切れる前に補給するようにしましょう。
考えられる原因②ヒューズ切れ
エンジンがかからないもうひとつの原因は、ヒューズ切れかもしれません。ヒューズとは、何らかの原因で車の電気系統に高い電量が流れたときに、電量が流れないように止めてくれる部品です。
このヒューズが切れてしまうと、エンジンが動かなくなることがあるのです。CX-5には、助手席の左下と車のボンネットを開けたエンジンルームの箱の中にヒューズがあります。それぞれヒューズ切れしていないか確認して、必要であれば交換しましょう。
考えられる原因③セキュリティシステム
CX-5のセキュリティシステムが作動してしまっている場合も、エンジンがかからないことがあります。CX-5には車が盗まれないように盗難防止システムが搭載されており、指定の鍵でしか開錠できないようになっています。
そのため、ブレーキを踏まずエンジンのスタートボタンを押すとセキュリティシステムが作動して表示灯が点灯するのです。セキュリティシステムを解除するには、エンジンのスタートボタンがONの状態になるように数回プッシュします。セキュリティ表示灯が消えれば、エンジンがかかる状態になります。
考えられる原因④スターター・オルタネーターの故障
スターターやオルタネーターの故障も、エンジンがかからないことがあります。スターターとは、エンジンを動かすためのモーターのことです。スターターが壊れていると、ジャンプスタートをしてもエンジンをかけることはできません。
また、オルタネーターとは車の発電機のことで、バッテリーを充電する役割を担っています。オルタネーターが故障してしまうとバッテリーの充電がうまくおこなえず、バッテリー上がりと同じ状態になってしまうのです。スターターやオルタネーターの故障は自分では直すことができないので、ロードサービスを利用しましょう。
10秒以上スターターを動かすのは厳禁!
燃料切れを起こしたときにスターターを10秒以上動かすのは、非常に危険です。燃料がない状態でスターターを動かすと、スターターへの負担も大きくなり破損してしまったりバッテリー上がりを起こしてしまったりすることがあるのです。
まずは燃料を補給することをおすすめします。エンジンをかける際も、20秒以上の間隔を空けてからおこなうようにしましょう。
CX-5のバッテリー充電はどのくらいの時間おこなえばいい?
CX-5のバッテリー上がりを解消させたら、バッテリーの充電をおこなわなくてはなりません。バッテリーの充電時間やコツなどを紹介していきます。
メーカーは3分以上を推奨
CX-5のバッテリー充電時間は、およそ3分とされています。ほかの車種は20分ほどかかるものが多いので、非常に早い時間で充電することができます。そのあとも車の走行を続けて充電をしましょう。
アイドリング状態より走行させる方が早く充電できる
バッテリーは、オルタネーターの発電によって充電されています。そのオルタネーターの発電力は、エンジンの回転数に比例して大きくなります。そのため、アイドリングではエンジンの回転数が少なく、発電力も小さいためあまり充電されません。アイドリングよりは車を走らせたほうが発電力は大きくなり、より早く充電できるのです。
エアコンなど電子機器の使用量には注意!
バッテリーの充電が不十分なうちに、エアコンやライトなどを一気に使用すると電気を使いすぎてしまい、オルタネーターで発電しても電気が足りなくなってしまいます。とくにエアコンは強風にすると、大量の電力を消費します。バッテリー上がりしたすぐの走行では、エアコンやライトなどの使用は気をつけておこないましょう。
バッテリー上がりを起こす前に確かめたいCX-5の点検箇所
出先などでのバッテリー上がりのトラブルは、なるべく避けたいものです。CX-5のバッテリー上がりを未然に防ぐためには、普段から点検しておく必要があります。点検すべき項目を見ておきましょう。
メーター右側の警告灯表示
CX-5には、運転席の前方右側にマルチインフォメーションディスプレイがついています。このディスプレイには、車のあらゆるトラブルが起こったときに警告灯や警告メッセージが表示されます。オルタネーターの異常なども教えてくれるので、普段からこまめに確認しておきましょう。
また、ダッシュボードに設置されているセンターディスプレイにも、警告メッセージが表示されるので指示に従ってください。警告灯や警告メッセージが出ると焦ってしまいがちですが、冷静に対処すれば安全に対処することができるでしょう。
バッテリー液の量
バッテリーの液量が、最低値になっていないかの点検もおこないましょう。前述でも述べた通り、バッテリーの液量が最低値より下回っている場合はエンジンをかけると火が出て大事故になってしまうおそれもあるのです。
また、液量が少なくなると、中にある電極版がむき出しになりバッテリーの劣化が早まってしまいます。バッテリーの液量が少ない場合は、バッテリー液や蒸留水を補充するようにしましょう。
バッテリーの電圧
はじめにもお話した通り、基本的にCX-5のバッテリーの電圧は12Vになっています。そのため、12Vを下回るとエンジンがかかりにくくなるなどのトラブルが出てきます。CX-5のバッテリーが12Vより低くなっている場合は、バッテリーの交換がおすすめです。
修理などで電圧を回復させることもできますが、一時的なものですぐ電圧が低くなってしまうこともあるため、いずれ近いうちに交換することになるようです。点検をおこなう際は、バッテリーの電圧も測るようにしましょう。バッテリー交換は自分でもできますが、業者に任せることで失敗やトラブルもなく交換することができます。
ドライブベルトの状態
車には、何種類かのドライブベルトがついています。その中にはエアコンを動かすもの、オルタネーターを動かすもの、エンジンを冷却させるもの、ハンドルの動きをサポートするものがあります。
このドライブベルトも点検せずにそのままにしておくと、経年劣化によりひび割れや擦り切れが起こったり、最悪の場合切れてしまったりします。とくに、オルタネーターのベルトなどは発電できなくなり、エンジンが動かなくなってしまうのです。
このようなトラブルがないように、ベルトが擦り切れていないかなどの点検をしておきましょう。ベルトから異音がする場合も、交換が必要かもしれません。
まとめ
CX-5のバッテリー上がりは、救援車とブースターケーブルがあればジャンプスタートで解決できます。端子をつなげる際は、順番や取り付け場所を守っておこないましょう。ジャンプスタートで解決しない場合は、燃料切れやヒューズ切れなどのおそれがあります。搭載されているディスプレイの表示を確認してみてください。
CX-5のバッテリーの充電はおよそ3分とされていますが、エンジン始動後もエアコンの使用は控え、しばらく走らせて十分に充電しましょう。自分で直す自信がない方は、業者依頼がおすすめです。業者に依頼すれば、現地までかけつけ直してくれるでしょう。バッテリー上がりにならないように、普段の点検を怠らないようにしてください。
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