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【徹底解説】「エアコンはつけっぱなしがお得」はウソ?ホント?

投稿日:2018-03-30 更新日:2018-10-04

【徹底解説】「エアコンはつけっぱなしがお得」はウソ?ホント?

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茹で上がってしまいそうな蒸し暑い夏、凍えるような寒い冬、過酷な季節を乗り切るのにエアコンはもはや欠かせない時代となりました。 近年はストーブの灯油の補充の手間や火を使うリスクを避けて、冬もエアコンを使う方が増えているといわれています。

安全かつ簡単にお部屋を暖められるエアコンですが、室温が上がるまでに時間がかかってしまいがちなのが玉にキズ。時間が取りづらく、布団から出たくない冬の朝などは、できればはじめから部屋が暖かい状態で目覚めたいものです。

本コラムでは、エアコンを常時つけっぱなしにするメリットとデメリットに着目し、実際どの程度コストが変わってくるのか、つけっぱなしにしておいてもいいのかどうかなどをさまざまな観点からご解説いたします。

エアコンをつけっぱなしにするメリット・デメリット

そもそもエアコンを常につけっぱなしにしておくことで、どのようなメリットとデメリットが発生するのでしょうか。以下にメリットとデメリットを挙げていきます。
 

◆メリット

・部屋の温度が常に快適に保たれているため、暑さや寒さをこらえて待つつらい時間をなくすことができる。
・リモコンを探してエアコンの電源をオンオフする、といった作業を省くことができる。
・外出時にエアコンがオフになっているかどうか確認しなくてもよくなる。

 

◆デメリット

・稼働時間が長くなるため、フィルターが汚れやすく掃除やメンテナンスの回数が増えがち。
・つけっぱなしにしている間は当然電気代が発生し続ける。
・部屋の空気が乾燥しやすくなるため、別途湿度を調節するケアが必要になることも。

 
一番の大きなメリットは、やはり常にお部屋が快適な温度になっていることではないでしょうか。夏場に外出から帰ったときに感じる、あのムワっとした熱気の不快感がなくなり、涼しい空気に出迎えてもらえるのは素晴らしい心地よさです。

また冬場の場合、朝目覚めてから布団を出るまでに非常に苦労する方も多いかと思われます。暖かい布団から一転、底冷えするような寒さの中に放り出されるのは、とてもつらいものです。凍えながらエアコンをつけて、部屋が温まるまで震えて過ごす日々も、エアコンをつけっぱなしにすればお別れできます。

そして、布団から出やすくなるというメリットは、寝坊を防止するだけではありません。急激な温度変化によるショック症状や、心臓への負担も抑えられるので、健康を維持するうえでも役に立ちます。

ただ、ここで気になってくるのが電気代ではないでしょうか。いうまでもなく、家電を使えば電力を消費し、電気代がかかります。重要なのは、具体的にどの程度の電気代が上乗せされるのかという部分です。

そこで、次項ではつけっぱなしにした場合としない場合の電気代の差を、理由も含めて解説していきます。
          エアコンをつけっぱなしにするメリット・デメリット

エアコンはつけっぱなしにしたほうがお得?

「エアコンはつけっぱなしにしておいたほうがお得」というウワサは、SNSやニュース番組でも頻繁にとりあげられているため、なんとなく聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思われます。

実際のところ、このウワサは本当なのでしょうか。真偽を紐解くキーワードは、「電気代の発生するタイミング」にあります。

◆エアコンの電気代が跳ね上がる瞬間

どんな電気製品にも共通することですが、電気製品というものは電源が入って動き始めるその瞬間が一番電力を消費します。たとえば換気扇や洗濯機そしてエアコンには、どれもモーターが組み込まれています。

モーターは電力を回転力に変換する装置なので、回転に強い力が必要であればあるほど電力を使います。そしてモーターが最も強い力で回転するときとは、停止した状態から動き始める瞬間です。逆に、一度回転を始めて速度が出てさえしまえば、回転を維持するのにはそこまで電力を使いません。

この法則は回転だけでなく温度調節にもいえることです。エアコンは設定温度まで室温を上げたり下げたりするためにフルパワーで稼働し、設定温度に達したあとはゆるやかに稼働します。

付け始めのエアコンがゴーゴーと音を立てながら温風を吐き出し、部屋が温まり切ったら静かになる様子は、馴染みの深いものではないでしょうか。これは室温が設定温度に近づくにつれ、内部のファンモーターやヒーターが次第にゆるやかな運転へと切り替わるためです。

エアコンの消費電力を見てみると、「100W~1000W」のように幅広い数値が書いてあるのがわかります。これはつまり、フルパワー稼働時とゆるやか稼働時では消費電力にかなりの差があることを意味しています。

◆電気代はどのように決まる?

電気代とは、「最初のフルパワー稼働」と「速度や温度を維持するゆるやかな稼働」の2つの消費電力の合算です。電源を入れたり切ったりを頻繁に繰り返せばフルパワー稼働の割合が増え、エアコンをつけっぱなしにすればゆるやかな稼働の割合が増えることになります。

「エアコンはつけっぱなしにするのがお得」というウワサの根拠は、ゆるやかな稼働を長時間行えば、一日のうちエアコンの電気代が安く済む時間を増やすことができる、というところから来ているのでしょう。

ただし、消費電力はエアコンの年式や機種によって大きく変動します。エアコンは使い続けて劣化すれば効率が下がり、消費電力も上がります。最新式の省エネ運転機能をもったエアコンと年式の古いエアコンでは、やはり消費電力が変わってきます。

そのため、一概につけっぱなしにすれば絶対にお得!とは言い切れず、ケースバイケースになってしまうのが実情です。
      エアコンはつけっぱなしにしたほうがお得?

暖房のほうが電気代が高くなる理由

エアコンの電気代は、「冷房か暖房か」によっても変わります。というのも、冷房よりも暖房のほうが消費電力が大きくなり、電気代が高くなるケースが多いためです。

自動車に乗っているときにクーラーを使うと燃費が悪くなることから、冷房のほうが電気代が高くつくイメージがありますが、これは自動車のエアコンに限った話です。家庭用エアコンに関しては、暖房のほうが多く電力を使うんです。

暖房が高くつく背景には、外気温と設定温度の温度差という理由があります。夏場にエアコンを使う場合、設定温度は25℃から27℃程度にしていることが多いとされています。対する外気温は夏の日中で35℃から38℃程度、エアコンを使っていない室内も大体はこのくらいの温度になります。

冬場に暖房を使う場合は外気温が0℃から5℃ほどで、設定温度が20℃から22℃のことが多いかと思います。つまり、冷房が13℃程度下げるために稼働するのに対し、暖房は22℃近く暖める場合があるわけです。

エアコンが埋めなければならない温度差が大きければ大きいほど、当然フルパワーで稼働する時間も増え、たくさんの電力を消費します。そのため、暖房のほうが電気代が高くつくことが多くなるのです。

ちなみに自動車の暖房は冷房よりも電力消費が低く済みますが、これはエンジンの排熱を利用しているためです。ガラスのくもりを取るために除湿運転を行う場合、一度空気を冷やして水分を取り除く工程を挟むため、暖房でも電力を多く消費します。

お部屋のエアコンをつけっぱなしにして電気代を抑えるには、空調の効率のよさも関係しています。次の章で詳しくみていきましょう。
      暖房のほうが電気代が高くなる理由

エアコンの空調効率をアップさせる方法

エアコンをつけっぱなしにして電気代を抑えられるかどうかは、エアコンの空調効率に大きく左右されます。

効率が良ければすばやくお部屋を冷やしたり暖めたりすることができ、フルパワー稼働の時間を短くすることができます。また、室温を維持するためにも冷たい空気や暖かい空気を吐き出し続けますので、やはり効率が良くないと余計な電気代がかかってしまいます。

そこで、電気代を安く抑えるために、エアコンの空調効率をアップさせる方法をご紹介します。

・フィルターを掃除する
エアコンの効率を良くするうえで非常に重要になるのがフィルターの掃除です。エアコンは室内の空気を一度吸って、温風や冷気に変えてから吐き出すことで室温を調節しますが、その際内部のフィルターを通します。

そのため、フィルターがホコリやゴミで目詰まりしていると、狭まったフィルターを通すために余計なパワーを使うこととなり、吐き出す風も減るので室温の調節に時間がかかってしまいます。

理想をいえば月に1回はエアコンのカバーを取り外し、フィルターを掃除しましょう。掃除機を使ってホコリを吸い取るほか、油汚れなどがひどい場合はフィルターを外して丸洗いすることも有効です。

フィルター自体は取り外しも交換も簡単にできるので、定期的に新しいものに交換するとより効率をアップさせやすくなります。

・扇風機(サーキュレーター)を首振り運転でまわす
空気は温度が高いと上昇し、低いと下降する性質があります。そのため冬場などはいつまでたっても床付近が温まらず、エアコンがフルパワーで稼働し続ける原因となります。

お部屋を効率よく暖めるには、空気をかきまわして上部と下部の温度を均一にしましょう。夏が過ぎて役目を終えた扇風機にもう一仕事してもらい、首振り機能を使って弱い風を部屋の各所に送りこむことで空気を掻きまわすことができます。

空気をかきまわす専用のサーキュレーターという家電も市販されています。これは扇風機よりも上下方向に広く首を振れるようになっていて、上下の空気をかきまわすのに適した構造をしています。

・部屋の断熱を行う
エアコンをゆるやかに稼働させ続けるには、部屋の温度を極力変動させないようにする必要があります。室温は外から伝わってくる熱や冷気、直射日光、隙間風などで変化するので、これらをシャットアウトできるような対策を施しましょう。

とくに冬場は窓から熱が逃げていきやすいので、厚手のカーテンを引く、断熱フィルムを窓に貼るなどすると、効率よく室温を維持することができます。
      エアコンの空調効率をアップさせる方法

結局エアコンはつけっぱなしにするべきか?

エアコンをつけっぱなしにしたほうがお得かどうかは、現在使用されているエアコンの消費電力と、エアコンを使う時間帯などライフスタイルによって変わります。

消費電力はエアコンの機種と使用環境によって変動するため一概にはいえませんが、ここで一つ例を挙げてみましょう。

一般的な10畳用のエアコンは、設定温度にまで調節するのに約30円分の電力を消費するといわれています。対して温度を維持する運転では、1時間あたり3円程度の電力消費となります。

これを計算式に当てはめて、頻繁にオンオフする場合と丸一日つけっぱなしにした場合の電気代を算出してみましょう。ここではモデルケースとして、朝起きてから外出するまで2時間、帰宅してから寝るまでの時間を6時間程度と仮定します。

不要なときにエアコンを切る場合、朝起きてからエアコンをつけ、外出時に切り、帰宅してから再びエアコンをつけ、就寝時には切るというライフスタイルを想定しています。この場合、1日の中でエアコンのオンオフを2回、室温の維持に計8時間エアコンをつけていることになります。

エアコンをつけっぱなしにする場合は、前日からエアコンをオンにしているため、オンオフは0回、室温維持の稼働時間を24時間として計算します。

エアコンを稼働させて設定温度にまで調節するフルパワー稼働=30円×オンオフ回数
設定温度になった室温を維持するためのゆるやかな稼働=3円×稼働時間

・エアコンを必要なときだけ付ける場合
30円×2回+3円×8時間=84円

・エアコンを常時つけっぱなしにする場合
3円×24時間=72円

このように、上記の消費電力とライフスタイルであれば、つけっぱなしにしておいたほうが安く済みます。もちろんエアコン自体の消費電力によって計算式は大きく変わってくるため、まずはご自宅のエアコンがどれくらいの消費電力かを確認しておきましょう。

また、深夜電力というかたちで夜間の電気代が安くなるプランを契約している場合、消費電力とは別に電気代が変わってきます。電気代の安い夜のうちにお部屋をしっかりと暖めておいて、電気代の上がる日中をゆるやかな稼働で乗り切る、といった工夫をすれば、よりひと月にかかる電気代を抑えることが可能です。

エアコンの消費電力、1日の中でオンオフする回数、深夜電力プランの契約など、電気代を変動させる要素はたくさんあります。これらの条件を確認して計算し、最も安く抑えられる使い方を探ってみましょう。
      結局エアコンはつけっぱなしにするべきか?

まとめ

結論をまとめますと、「エアコンをつけっぱなしにするとお得」というウワサは、「条件が整っていれば真実」といえるでしょう。お部屋の断熱がしっかりされていて、フルパワーで稼働させる時間帯を選べば、よりお得にエアコンを使うことができます。

一方で、エアコンの使用時間が増えるとフィルターの掃除やメンテナンスの頻度も増えるという点には気をつけなければいけません。メンテナンスを怠ったまま使い続ければ、効率が下がって結果的に電気代が高くなってしまう可能性があります。

「エアコンをお得に使うなら、エアコンの性質を把握して適切な条件を整えること」

これが一番重要です。エアコンを賢く使って、お得で快適な生活を手に入れましょう。

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この記事を書いた人
編集者:たくぞう
家電の新製品と旧式の違いを発見することが特技。特技が高じて人に伝えたいという思いにいたり、ライターの道を目指すきっかけとなった。家電や電気工事関連の記事を担当。

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