エアコンが勝手に止まるのはなぜ?その原因と対策を知りましょう

2021.11.15

エアコンが勝手に止まるのはなぜ?その原因と対策を知りましょう

エアコンは快適さをもたらす便利な電化製品です。しかし、突然エアコンが勝手に止まることもあります。そういったときは、すぐに修理するのではなく、症状次第ですぐに対応できるかもしれません。そこで今回はエアコンが勝手に止まってしまったときの症状と対処方法を詳しくご紹介していきます。

エアコンが勝手に止まる症状別対処法

エアコンが勝手に止まるときの症状はさまざまです。症状別に対処方法も変わってきます。

ルーバーが開かない

掃除などを行った後にエアコンが勝手に止まるときは、室内機のルーバーが引っかかっている可能性があります。一度ルーバーを手で開閉して再度確認してみてください。

室内機のグリルが開いている

電気集塵式の空気清浄機を搭載したエアコンなどでよく起こる症状です。前面グリルがきちんと閉まっていないと止まってしまう機種があるのです。グリルが開いていないか一度確認してみましょう。

室内機のファンモーターが回らない

室内機のファンが回って風が出てくるか確認しましょう。室内機から風が全く出ない場合は、送風運転で風が出るか確認してみてください。風が出ていない場合は室内ファンモーターの故障が考えられるのです。

こういったときは、室内のファンをボールペンなどで軽く回してみると、モーターが動き出すこともあります。ただし無理にやろうとせず、自分で難しいと感じた場合はすぐに業者に相談してみましょう。

エアコン(ルーバー・グリル・ファンモーター)

他にもエアコンが止まってしまう症状はいくつかあります。詳しくは過去コラム「エアコンが止まったり動いたりするのはなぜ?故障の予兆のまとめ」に記載してあります。あわせてご覧ください。
          

エアコンが勝手に止まる時間別対処法

エアコンが勝手に止まるときは、起動させてどれくらいの時間が経過しているかで対処方法も変わってきます。

スイッチを入れてすぐ、3秒ぐらいなどで止まってしまう

スイッチを入れてすぐ、もしくは3秒ぐらいで止まるときはエアコン内部のマイコンが誤動作して止まったり、エアコンが異常動作を記憶しているため、止まってしまうことがあります。

こういった場合は一度コンセントを抜き、約3分後に再度コンセントを入れてみると正常に作動することがあります。すぐ止まってしまったときは一度試してもいいかもしれません。
それでも瞬時に止まってしまうときはモーターやICなどのショート・基板不良などが考えられるため、早めの修理が必要となります。

3分ぐらいで止まってしまう

起動してから3分ぐらいで止まってしまったときは、まずエアコンのスイッチを入れ、室外機を観察してみることをおすすめします。室外機のファンモーターが正常に回っていたとしても、コンプレッサーが回り始めた途端に止まってしまうことがあります。

このようなときはコンプレッサーや、コンプレッサーを制御しているICやプリント基板に異常が発生していると考えられます。一度コンセントを抜き、3分ほどおいた後、再度コンセントを入れて確認してみることをおすすめします。

約5分~10分で止まってしまう

冷房運転をしているときは、エアコンのスイッチを入れ、先ほどと同様に室外機を観察してください。
通常であれば、室外機のファンが回り、しばらくしてコンプレッサーが動き出します。たとえ正常にコンプレッサーが動いていたとしても、室外機のファンが回らないときは室外機のファンモーターやプリント基板が故障している可能性があります。

このまま放置すると、5分~10分程度で室外機が高温になってしまうため、保護装置が作動しエアコンが停止してしまうのです。そのためコンセントを抜いても、室外機の温度が下がるまでは再起動してもすぐに止まってしまうことがあります。

30分以上は運転する

正常に室外機のファンが回り、コンプレッサーが動き、冷風も出て冷たくなっており、一見正常に起動しているようにみえますが、しばらく使っていると止まってしまうこともあります。このようなときは、室外機の放熱不良が考えられます。

まずは、室外機の前に障害物や室外機後のゴミなどがないか確認してみましょう。知らない間にゴミなどの障害物があることもあります。放熱不良でエアコンが止まってしまったときは、室外機の温度が下がるまで半日ほど送風運転しかできないことがあるので注意が必要です。

室外機の前の障害物や室外機後のゴミなどがない場合はセンサーの異常や基板の故障が考えられます。こういったときは一度コンセントを抜き、約3分放置したあと、再度コンセントを入れて確認してみることが必要です。

しかし、どの対処方法をしても正常に作動しないときがあります。そういった場合は、エアコン内部の異常の可能性もあるため、早めに業者に依頼することをおすすめします。
            

エアコンの暖房が止まる場合の対処法

エアコンの暖房が突然止まることがあります。特に、極端に寒い日や大雪が降った日などに起こりやすくなっています。実は、これは故障ではなく霜取り運転を行っていることが多いです。

暖房をつけると、部屋に暖かい風を送る代わりに室外機から部屋の冷たい風を出していきます。そのため、室外機内部の熱交換器が非常に冷やされてしまいます。寒い日は空気中の水蒸気が結露してしまい、霜になります。この霜の影響で、室外機から空気が取り込めなくなり、部屋が暖まりにくくなり故障の原因となるのです。

この故障の原因を防ぐために、エアコンは自動で霜を取る作業をし始めるのです。霜取り運転は、エアコンの熱を使い、室外機の霜を溶かしていきます。そのため、室内では温風が一時停止してしまい、止まって故障していると勘違いしてしまうことがあります。
霜取りが完了すれば運転を再開します。しかし、寒い日にすぐに部屋が暖まらないと寒い部屋にいつまでもいることになりますので、霜対策をしておいてもいいかもしれません。

まずは、設定温度を低めにし、外気温との差を減らしていきます。また、暖房効率を上げるためにフィルターの掃除をこまめにしましょう。室外機の周りにスペースを作らないと、室外機から噴き出した空気を吸うことになってしまうので、台などを使って室外機の高さを変えたりしてみてもいいかもしれません。

エアコンが暖房が止まる場合の対処法

気を付けなければいけないのが、いくら霜がつかないようにするためとは言え、室外機にお湯をかけるのはやめておきましょう。霜が取れるので効果はありますが、室外機本体にお湯が侵入してしまうため、故障の原因に繋がります。
          

はじめにエラーコードで故障部分を確認すること

エアコンが勝手に止まってしまったら、誰でも焦ってしまいます。しかし、落ち着いてよく見てみると、エアコンのリモコンにエラーコードが表示されている場合があります。エラーコードは各メーカーによって違います。どんなエラーコードが表示されているかで、対応することが変わってくるので、何が表示されているのかを確認する必要があります。

エラーコードは取扱い説明書や各メーカーのHPなので確認することができます。エアコンが止まるとすぐに故障と考えてしまう方も少なくありませんが、まずはエラーコードが表示されているか確認してみることをおすすめします。

まとめ

エアコンは生活必需品である電化製品の一つではないでしょうか。便利に使える一方で、故障や不具合も起こりやすくなっています。自分で対応できることもありますが、間違った対応をしてしまうと、さらに故障し、使えなくなることもあります。

そのため、少しでも不具合を感じているのであれば、すぐに業者に相談することをおすすめします。業者に相談することで、エアコンを快適に使うことができるかもしれません。

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