エアコンのガスを確認・対処する方法!冷えなくなったらすぐ確かめて

2021.4.30

エアコンのガスを確認・対処する方法!冷えなくなったらすぐ確かめて

エアコンは厳しい季節には欠かせない電気製品です。しかし、エアコンが急に効きが悪くなることも少なくありません。快適になるはずが正常に稼働しなくは、買い替えを検討する方も多いのです。
しかしそのエアコンの不具合は、もしかしたらエアコンのガス切れが原因かもしれません。そこで、今回はエアコンのガス漏れの確認方法や原因をご紹介していきます。

エアコンのガス漏れ・ガス切れを確認する方法

エアコンにとって正常に動くために欠かせないのが『冷媒ガス』です。新品購入時には適量のガスが入っています。

ガスは目に見えないため、ガス漏れは気づかないうちに進行している可能性もあるのです。ガス漏れをしていると、エアコンの効きが悪くなってしまいます。不具合を感じるようであるなら、以下の手順でエアコンのガスを確認してみてはいかがでしょうか。

1.エアコンを冷房にして15分ほど運転させます。

2.熱交換器や室外機からでている細いパイプに、真っ白い霜があるかどうかを確認します。

3.水分が付着しているのなら正常です。もし霜がついているのなら、ガス漏れしている可能性が高いです。

自分でも簡単に確かめることができるので、エアコンの効きが悪いと感じたら、一度確認してみることをおすすめします。
          エアコンのガス漏れ・ガス切れを確認する方法

エアコンのガス漏れ・ガス切れへの対処法

エアコンのガス漏れが起こっているときには、ただガスを補充すればよいというものではありません。漏れた原因を解決しなければ、また漏れてしまい、エアコンがすぐに効かなくなります。
さらに、正しい量を補充する必要があるのです。ガスはたくさん補充すればよいというものではありません。

エアコンの効き目が悪くなっているのなら、ガス漏れの可能性は高く、配管接続のやり直しも必要になってくるのです。
エアコンを買ってから3年以内程度であれば、接続のやり直しだけで済むかもしれません。しかし、古いエアコンなら配管自体が硬くなっていたり、破損している可能性もあるため、接続のやり直しだけでなく新しい配管に交換する必要が出てきます。

さらに重要なのは、ガスを補充する量です。実はガスがどれくらい漏れたかを知るのは大変難しいことです。そのため、ポンプを使いガスを全部抜き取り、新たに規定量を入れるのが一番確実な方法となっています。このやり方は「真空引きガスチャージ」と言われており、古いエアコンならこのやり方の方が確実かもしれません。
      エアコンのガス漏れ・ガス切れへの対処法

エアコンのガス漏れ・ガス切れが起こるとどうなる?

エアコンの室内機には配管が出ていて、室外機と繋がっています。その配管を通じて室内機と室外機の間をめぐっているのがガスになります。このガスは室外で圧縮され、ガスは液体になります。そして室内機のほうで気体になります。そうすると室内機では冷たくなり、室外機ではその分熱くなります。

エアコンは部屋の室内機側の熱を外の室外機が側へと運ぶために、ガスが必要となるのです。ガスが不足するとエアコンは動いていても空回りし、電気代がかかっているわりに効かなくなるのです。このようにガスは非常に大切な働きをしているため、不足してしまうと、エアコンが効かなくなるのです。

また、エアコンのガスを確認してもガス漏れが見当たらない場合は、室外機が動いていない可能性もあります。室外機の故障も考えられるので、エアコンをつけた状態で確認すると不具合を見つけられるかもしれません。

他にもエアコンにホコリが溜まっているかもしれません。何か月も掃除していないのなら、一度掃除をしてみてると正常に動くかもしれません。詳しく過去コラム「エアコンの効きが悪い?!原因は意外と見落としがちかも!」に記載してありますので、あわせてご覧ください。

エアコンのガス漏れ・ガス切れが起こる原因

エアコンのガスを確認したときに漏れてたり、切れていては、エアコンが正常に稼働することはありません。ではなぜ、このようなことが起きるのでしょうか。

施工ミス

エアコンのガス漏れなどが起こる一番多い原因が施工時のミスです。新設や、引越しなどをしてエアコンを移設したとき、不具合が起こってしまうのは少なくありません。以前は使えたのに、突然つかえなくなったり、冷えなくなったりしたら施工ミスをしているおそれがあるのです。

エアコンを取り付けるときには、室内機と室外機を配管で繋ぐ工程のなかに「フレア加工」という作業があります。このフレア加工は配管と配管を繋ぐため、数ミリ単位の微調節が必要となり、担当者によっては失敗してしまうことがありますまた、配管と配管を繋ぐときは、トルクレンチで締めることが決まっており、この締め付ける強さも数値が決まっています。
非常にシビアな箇所になるため、これらの工程が甘いとガスが漏れてしまいます。

製造メーカーのミス

まれに、メーカーの製造工程が原因でガス漏れすることがあります。この場合は不具合が早期にでるので、今まで使用できていたのなら、他に原因があると考えた方がよいでしょう。

銅配管の損傷

何年も使用しているエアコンだと配管も劣化していることが多いです。また、配管に亀裂が生じていたら、その隙間からガスが漏れ続けエアコンが効かなくなるのです。
しかし、配管にはカバーが施されていることも多く、亀裂を見つけるのは大変な作業になります。配管は一度取り外すと、原則交換することをおすすめします。そのまま使っていても問題はないですが、何十年も使用しているのなら、交換するほうがよいでしょう。
      エアコンのガス漏れ・ガス切れが起こる原因

まとめ

エアコンが効かないと感じるようであれば、一度エアコンのガスを確認してみた方がいいかもしれません。意外と見落としがちなガスですが、エアコンが正常に稼働するためには必要なものの一つです。引越し後やエアコンを移動したときに効かなくなったら、ガス漏れが原因かもしれません。銅配管などは非常に細かな作業が必要で、しっかりと業者に依頼することが重要となってきます。エアコンが使えないと厳しい季節を乗り越えるのが苦痛になるかもしれません。
もし、エアコンの不具合を感じているようであれば早めに業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコン修理」をご覧ください。

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