台所の換気扇の交換をしたい！安く、安心、お得に交換するためには

台所の換気扇の多くはフードと呼ばれるカバーの中に隠れているので、汚れに気づきにくいうえに、気付いていたとしてもカバーを外して掃除する行為は労力がいります。

そういった理由でつい汚れを放置してしまいがちになりますが、その汚れは蓄積していくと、換気扇の不調、故障につながってしまいます。また、長年使っていれば換気扇の劣化で効きが悪くなってしまいますので、交換したいと思う人もいらっしゃるでしょう。
この記事では台所の換気扇の交換についてご紹介します。自分で交換するのと、業者に交換を頼むとではどっちがお得なのでしょうか。

換気扇の交換で安く、お得に、損しないためには

台所の換気扇を交換するのならば、せっかくならなるべく安く抑えたいところ。しかし、安く抑えるにしてもどうすればいいかわからない人もいらっしゃることでしょう。
換気扇を交換費用を安くするためには換気扇のことをよく知ること。そして、交換費用を安くするためのポイントを把握することです。
まずは、交換費用を安く抑えるポイントを知っていきます。

押さえておくべきポイント

①見積もりを請求してみる

見積もりは施工費用を正確に細かく把握するためにかかせないものとなります。HPなどに記載されている料金より正確な金額が書かれているので、どの業者が安く施工してくれるかの指標にもなるでしょう。
また、業者によっては見積もりした金額から追加で費用を請求しないといったサービスがあります。金銭トラブルにも発展しないためにもそういったサービスなど、利用できるものは利用しておきましょう。

②換気扇の費用を考慮する

業者に頼むにしろ、自分で施工するにしろ、換気扇の本体代は負担しなければいけません。この換気扇の製品、種類、メーカーを吟味することで費用が安く抑えられることがあります。
また、換気扇の容量によって費用が大きく左右されます。

③セット割を利用する

業者によってはレンジフードにプラスして、IHヒーターやガスコンロの同時交換をすると、施工費用が安くなることがあります。こういったサービスも利用してみるといいですね。

④ダクトはそのまま使用する

換気扇の場所を変える場合、換気扇の交換費用とあわせ、ダクトを新しく施工するための費用も掛かってきます。この工事は排気工事といい、換気扇に対応するダクトを作るとなると規模にもよりますがおおよそ3万円～300万円はかかってしまいます。特別、換気扇の場所にこだわりがない場合は、今の換気扇の位置のまま、換気扇だけ交換してしまいましょう。

台所の換気扇のファンには種類があります！

台所の換気扇の多くは本体である換気扇の上に、フードと呼ばれるカバーが覆いかぶさっています。このカバーの下にある換気扇の本体が、料理のときに充満する煙や臭い、空気中の油分などを部屋の外へ排気し、新しい空気を取り込むなどの、空気を循環する役割を持つのです。この換気扇の重要部分、ファンにはさまざまな種類があり、特徴もさまざまです。

プロペラファン

プロペラファンは一般住宅でも多く見られる換気扇です。外壁に直接設置でき、比較的排気量も多いという特徴があります。また、取り付け費用や本体費用もほかの換気扇と比べると安く済みやすいのも特徴です。
換気扇のなかでもなじみがあるプロペラファンですが、住宅の広さや形に合っていないと、十分な能力を発揮できないという欠点を持ちます。

シロッコファン

シロッコファンは、プロペラの幅が狭いのが特徴で、羽の数はプロペラファンと比べると多く、レンジフードに煙を溜めて排気する機能があります。ダクト排気式で換気するシロッコファンは、天井裏や壁などに設置するダクトに煙や臭いを誘導します。マンションなどに多用されている種類です。

ターボファン

後ろ向きに反った、幅の広い羽が特徴なのがターボファンというものです。ファンのなかでも外風などの抵抗にやや強く、直接排気などに対応できるメリットがあります。排気位置に融通が利くため、風の力が強い場所やダクトがある場所にも設置できるのも魅力でしょう。

　　　　　　　　

台所の換気扇に適している種類は?

さきほどの章では3つの換気扇の種類をご紹介しましたが、台所の換気扇に適している種類はプロペラファン、シロッコファンの2つといえます。
まず、プロペラファンは、屋外へ直接排気できるというメリットをもつため、台所で溜まりやすい煙や臭いを外へ追い出すことができます。
シロッコファンは、湯気や煙を排気口まで誘導できるため、台所で使う換気扇としてはこのうえなく適しているのです。

台所の換気扇を設置するならどの位置?

換気扇は大体、壁掛けタイプ、天井タイプの2パターンに分けられます。
壁面にキッチンがあるのであれば壁かけタイプの換気扇。対面キッチンなどであれば横付けタイプの換気扇が向いています。
アイランド型のキッチン（流しや調理台などの機器の一部が壁面から離れているキッチン）につける換気扇であればほとんどの場合設置場所にもこまらない天井タイプをつけることになるでしょう。

フードの種類

フードは換気扇の上にかぶせるカバーのことを指します。フードの役割は、調理の際に発生する汚れた空気を効率よく捕集する役割を持つのです。
私たちがよく耳にするレンジフードはフード、換気扇、フィルターの総称です。この項目ではそんなフードの種類についてご紹介します。

換気扇の機能も重視しよう

換気扇の種類を選ぶときはレンジフードの種類、機能を気にするのはもちろんのことですが、これに合わせて、換気扇の機能も重視しましょう。台所の換気扇にあったら便利な機能は以下の通りです。

換気扇にはフィルターを付けましょう

油やほこりによる換気扇の汚れは、換気扇の機能を低下させるばかりか、故障させてしまう原因にもなりえます。これらの汚れを付きにくくするために、換気扇用のフィルターというものが売られています。

もし、換気扇に付けていない人は取りつける。付けているけど、汚れが溜まっている、掃除をしていない人はフィルターを取り替えましょう。フィルターは目詰まりを起こすことがあるので、それが原因で換気扇の機能が全く聞いていないといったトラブルも起こりえます。こまめにフィルターの掃除を行う、または交換をしましょう。

このサインがでたら。台所の換気扇の交換時期

「換気扇を交換したいといっても、まだ使える換気扇を交換するのはもったいない……。」
そう思う人も中にはいらっしゃるでしょう。この項目では、台所の換気扇の交換時期についてご説明します。これらの目安、サインを参考にしてみてください。

台所の換気扇の耐用年数

耐用年数とは、減価償却資産（企業会計に関する購入費用の認識に使う計算方法）が利用に耐える年数のことをいいます。
台所の換気扇の耐用年数は製品、メーカーにもよりますが、おおよそ10年程度とされています。使用頻度や手入れによっては10年より長く使えたり、10年よも使えなかったりするでしょう。

換気扇の劣化は交換時

掃除をおこなっても換気扇の機能がよくならない。効きが悪いなどは換気扇の劣化が始まっているかもしれません。劣化に気づいたころには使えていても、ある日突然、換気扇のスイッチをいれても全然機能しないということがあります。換気扇が十分な能力を発揮できなくなったら交換を考えましょう。

異音

換気扇から異音がする場合、モーターなどに寿命が来ている可能性があります。音によっては油汚れや、ほこりなどといったものが原因である場合があるので一度掃除をして様子を見ます。
もし、掃除やメンテナンスをしても、換気扇の異音がする場合は台所の換気扇の交換を検討してみてください。

　　　　　　

自分でやる?業者?本当に安くてお得なのは

台所の換気扇の交換で気になることといえば、やはり、交換に必要な費用のことでしょう。この章では自分で交換する方がお得か、業者に依頼する方がお得なのかについて見ていきます。

自分でやる場合の費用

自分でやる場合、必要な道具さえそろっていれば、あとは換気扇と必要な部品だけ購入すればいいでしょう。言わずもがな、費用面は自分でやる方が費用は抑えられますし、好きな時間でいつでも交換できるのが魅力的です。しかし、自分で換気扇を交換する場合は以下のことに気をつけなければいけません。

注意すること

・感電に気をつける
換気扇は配線がされているため、電気が通っています。配線に注意しておこなわないと感電する危険があるので注意してください。

業者に頼む場合の費用

業者にもよりますが、台所の換気扇の交換を頼む場合は以下の費用が目安となります。

費用は高くついてしまうけど……

作業内容によりますが、業者に頼むと材料費にプラスして2万円～3万円費用が必要になってきます。しかし、業者に台所の換気扇の交換をしてもらった方が安全、安心、完璧に近い仕事をしてくれることは明確でしょう。
安さを取るか、安心を取るかは台所の換気扇を交換する人次第です。

換気扇の費用

製品、メーカーによって差がありますがおおよそ約3万円～8万円ほどの価格帯であれば十分な性能の換気扇に巡り合えることでしょう。
高くてもいい。性能を重視したい。という人はもう少し高めの費用の中から納得がいく換気扇を見つけだしましょう。

DIY大好き！どうやって台所の換気扇を交換する?

台所の換気扇を交換するときは自己責任のもとでおこないましょう。また、賃貸を借りている人は賃貸先の大家さん、または管理会社に換気扇を交換してもいいかどうか聞いてくださいね。
以上を踏まえ、DIYで台所の換気扇を交換します。自分で換気扇を交換する場合の手順は簡単に説明すると以下の通りです。

　　　　　　

汚れは換気扇の寿命を縮める！こまめな掃除をおこないましょう

換気扇の汚れは換気扇の寿命を縮める結果となります。こまめな掃除をおこない、換気扇を長く大切に使いましょう。
以下は換気扇の掃除方法です。

簡単に説明したら以上の流れで換気扇の掃除をしていきます。
次の項目から掃除のポイントや、換気扇の部品で掃除をしたほうがいいものをピックアップしてご紹介します。

フィルター

特に台所の換気扇のフィルターは油分などでギトギトしています。素手で触ってしまえば油分のべたべたが手についてしまうことでしょう。使い捨てできる手袋を装着して掃除をします。

フードの外側と内側

フードの外側と内側も汚れでべたべたしています。掃除をして清潔に保ちましょう。

ファンの掃除

ファンの掃除は換気扇の掃除のなかでもとくに難しい工程になります。もし、無理だと感じたらすぐにクリーニング業者に依頼して換気扇の掃除を依頼しましょう。
ファンの掃除はシロッコファンの掃除方法をご紹介します。

まとめ

台所の換気扇を交換するときは、手順に気をつけて不具合が起こらないように注意しましょう。購入する本体は、安価なものから高価なものまで幅広く存在します。キッチンの広さや形式に合い、十分効果を発揮できるものを選択することが大切です。

もし交換作業に不安があるのであれば、適切な作業を行うことができる換気扇工事のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

換気扇・レンジフード工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「換気扇・レンジフード工事」をご覧ください。