快適な浴室を維持する！お風呂に換気扇がないときの換気方法とは？

お風呂はお湯を使うので湿気が多く、換気をすることがとても大切です。通常浴室には換気扇が付いているものなのですが、ごくまれに換気扇を設置していないことがあります。
お風呂に換気扇がない場合、みなさんならどうしますか？手をこまねく前に、換気扇の後付をお考えになってはいかがでしょうか。
今回はお風呂に換気扇がなかったときのトラブルや、換気方法などを見ていきたいと思います。

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お風呂に換気扇がないときに起こるトラブル

お風呂に換気扇がないと、起きてしまうのがカビの発生です。換気ができないお風呂は湿気を逃がしてくれません。この湿気がカビを発生させてしまうのです。そして、発生したカビは胞子を空気中に浮遊させます。その胞子を人間が吸い込むと気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患を引き起こす原因になってしまいます。
換気扇がないと、どうしても湿気の多くなるお風呂のカビ対策が難しくなってしまうといえます。

また、お風呂の湿気はお風呂に使用されている部品の劣化につながります。

・ゴムパッキンがボロボロになる
・湿気で腐食してくる
・天井や壁紙がはがれてしまう

このような状態になってしまっては掃除では太刀打ちできず、修理や交換をせざるをえなくなってしまいます。お風呂の劣化被害を防ぐためにも、湿気を逃がしてくれる換気はとても大切なのです。
　　　　　　

お風呂に換気扇が無いときの換気方法

では、お風呂に換気扇がない場合の換気方法はどんなものがあるでしょうか？

窓とドアを開けて換気する

換気扇がないお風呂の場合は、窓を開けて換気をすることをおすすめします。
このとき、お風呂のドアも開けて風の通り道を作ってあげることが大切です。空気の通り道がないと、空気の逃げ場所がないのできちんと換気が行われないからです。窓とドアの両方を開けて、しっかりと空気を入れ替えて湿気をお風呂の外に逃がしてください。

湿気の量を減らす

短時間で換気を行えるように、お風呂を使ったあとに湿気の量自体を減らしてしまう方法もあります。
お風呂を使い終わった後に、冷水シャワーでお風呂の温度をグンと下げてから、お風呂の水滴を拭いて乾燥させてしまえば、湿気自体が少なくなりますので換気にとても有効です。
湯船にお湯が張ってあるときは、きちんとフタをして湿気を逃がさないようにしてください。

余分な湿気を減らすことも、お風呂に換気扇がない場合にはとても大切な換気方法です。
　　　　　　

お風呂の換気扇の効果

お風呂に換気扇がないと湿気が逃げないので、トラブルが起きやすいということがわかっていただけたかと思います。ではお風呂の換気扇の効果はどのようなものがあるのでしょうか？

カビの発生を防いでくれる

これは今までの説明の流れからもおわかりいただけると思います。実は換気扇を一時間切っているだけでカビが発生するのに十分な湿度になってしまうので、お風呂の換気扇は24時間使用することがおすすめです。

ニオイが残らない

お風呂をきちんと掃除していても、排水溝などからのニオイが気になることはありますよね。換気扇で空気を入れ替えることで、そのニオイをお風呂から外へ逃がします。

家の寿命を長くする

家が木造建築の場合に浴室に湿気が残ったままだと、その湿気が木材を傷めてしまい、家の寿命を短く縮めてしまうのです。きちんと湿気対策をすることで、その家で長く暮らすことができます。
　　　　　　

お風呂に換気扇がない場合の後付けにかかる費用

お風呂に換気扇がないとき、後から取り付けしたいと考えることがあると思います。では、換気扇の後付けにかかる費用はどれくらいかかるのでしょうか？

壁に埋め込むタイプの換気扇を取り付けるときには、本体・木枠・屋外フード・工事費を含めて約3万円かかる計算になります。後から取り付ける場合は、新規で家を建てるときに取り付けるよりも配線や工事が複雑になる場合があるので、その分金額が高くなってしまう傾向が高いです。

お風呂に換気扇がない場合はもちろん取り付けていただくことをおすすめしますが、その場合、かかる費用を検討して施工業者を決めてください。

まとめ

お風呂に換気扇がないと、自分の身体にとっても住んでいる家にとってもあまりいい状況ではないということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

お風呂の換気は湿気対策のために絶対に必要なことです。湿気は日常的にありますが、お湯を大量に使う浴室は湿気の宝庫ですから特に念入りに対策をしなければなりません。お風呂に換気扇がなかったときの対処方法もご紹介してありますので、ぜひ有効活用してみてください。

たくさんの湿気に対抗するために必要な換気扇は後付けすることも可能なので、必要としている機能を備え付けたお風呂の換気扇を探して取り付けることもおすすめします。もちろん、業者を比較して取り付け費用を吟味することも忘れないでください。

換気扇・レンジフード工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「換気扇・レンジフード工事」をご覧ください。