浴室の換気扇はいつ交換するのがベスト?交換時期や費用相場のまとめ

2021.4.30

浴室の換気扇はいつ交換するのがベスト?交換時期や費用相場のまとめ

家の中でも、浴室は湿気がこもりやすくカビが発生しやすい場所だと思います。そのため「日頃から浴室の換気扇はつけっぱなしにしている」という方も、意外と多いと思います。そんな換気扇の交換時期は、一般的な使用頻度できちんと掃除を行なった場合10~15年程度だと言われています。

しかし、浴室の換気扇は比較的使用頻度が高いため、製造会社が示す交換時期を待たずに、寿命を迎える可能性もあります。
そこで今回は、浴室の換気扇交換の費用相場についてわかりやすくご紹介したいと思います。

浴室の換気扇を交換する時期の目安

まず、浴室の換気扇はいつ交換すればよいのでしょうか?浴室の換気扇を交換する時期の目安や症状についてみていきましょう。

製造会社による換気扇の交換時期を確認する

換気扇を製造している会社によっては、換気扇の交換時期を説明書などに「使用開始(または製造年)から〇年」というように表記している場合があります。また、製造年月日を記したシールが換気扇本体に貼られている場合も多いので、それらを確認して適切な交換時期を確認しましょう。

換気扇のパワーが弱くなった

換気扇は通常通り動いているように見えて、異音なども聞こえないという場合でも、換気扇のパワー(吸引力)が弱くなったと感じることがあります。

そんなときはまず、換気扇に付着したホコリや汚れを掃除してみましょう。ホコリや汚れを掃除するだけで、換気扇のパワーが戻る場合があります。掃除をしてもパワーが回復しない場合は、浴室の換気扇を交換する時期が来たと考えてよいと思います。

ちなみに、換気扇のパワーを確認するための方法には、換気扇にティッシュペーパーを一枚近づけてみるというやり方があります。換気扇にティッシュペーパーを近づけても吸い付かず、ティッシュが落ちてくる場合は、換気扇が正常に動いているとはいえません。

換気扇の異音が鳴りやまない

既設の換気扇を運転しているとき、通常では聞こえなかったはずの音が聞こえて鳴りやまないなら、モーターに異常が起きている可能性があります。例えば換気扇から「ジジジジジー」「ゴォンゴォン」といった異音が聞こえ続けるのであれば、まず換気扇に付着したホコリや汚れを掃除してみましょう。

掃除をしても異音が鳴りやまないならば、浴室の換気扇を交換する時期が来たと考えてよいと思います。

スイッチを入れても換気扇が動かない

換気扇の電源をとっているブレーカーなどに異常がなく、コンセントもしっかりと差さっているのに、換気扇が全然動かないとか、少し動いたら止まってしまうというケースも、やはり浴室の換気扇を交換する時期を迎えている可能性が高いです。
      浴室の換気扇を交換する時期の目安

浴室の換気扇の交換前に換気扇の種類を確認しよう

次に浴室の換気扇を交換するにあたり、換気扇の種類にはどのようなものがあるかみていきましょう。

浴室換気扇

浴室に取り付けることができる換気扇のなかで、最もシンプルな換気扇です。これは浴室の空気や湿気を換気するだけの機能を備えているタイプです。

換気扇に暖房・涼風機能が付いているタイプ

浴室の換気扇に暖房機能が付いている場合、入浴前に浴室を暖めておくことができるため、いわゆる「ヒートショック現象」を避けるのに効果的です。

さらに涼風機能をあわせもつ換気扇の場合は、夏場などの熱い時期に浴室でのぼせるような事態を防ぐのに役立ちます。さらに涼風機能を使うことで、使用後の乾燥を促進することにもつながります。

換気扇に衣類の乾燥機能が付いているタイプ

浴室の換気扇に衣類の乾燥機能が付いている場合、洗濯物の量が多くて外やベランダに干しきれないときや、花粉や黄砂が気になる季節に活用することで、素早く衣類を乾燥させることができます。また、室内干しのように生乾きのニオイを防ぐこともできて便利です。

換気扇のファンにシロッコファンを採用しているタイプ

『シロッコファン』とは、主に集合住宅の浴室において用いられることが多いファンです。縦長で細い板状の羽根が、等間隔で筒状にとりつけられたファンが並んで付いています。そのファンが回転すると浴室内の空気や湿気を吸い込む仕組みで、吸い込んだ空気や湿気はダクトを通して屋外に排出されます。

シロッコファンはダクトを通す仕組みなので、屋外の雨風といった天候に影響を受けにくいという特徴があります。

換気扇のファンにプロペラファンを採用しているタイプ

『プロペラファン』とは、主に戸建の浴室において用いられることが多いファンです。昔ながらの換気扇に使用されるプロペラ型の回転羽が付いています。

プロペラファンはプロペラが回転することにより、浴室内の空気や湿気がダクトを通さずに直接屋外へ排出される仕組みです。そのため、台風などの天候に影響を受ける可能性があり、吸引力が低下することがあります。
      浴室の換気扇の交換前に換気扇の種類を確認しよう

浴室の換気扇交換に掛かる費用はどれくらい?

続いて、浴室の換気扇を交換する費用はどれくらいかかるのか見ていきましょう。
すでにご紹介した通り、浴室の換気扇には機能別・ファンの構造別に、主に5つほどの種類があります。なかでも、浴室の空気や湿気を換気するだけの機能を備えた換気扇の場合、換気扇本体だけなら数千円から購入することが可能です。

浴室換気扇(最もシンプルなタイプ)

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もちろん浴室の換気扇を交換する工事を、業者に依頼する場合には工事費用や出張費用がかかります。それらを踏まえた費用は、約20,000円~50,000円が費用相場だといわれています。

このようなトータルした費用は、業者や作業内容によって異なりますのであくまでも目安であり、一概にいくらとは言い切れません。しかし、浴室の換気扇の調子が悪いと感じた場合は、修理するのではなく思い切って新品に交換した方が、費用を抑えられる可能性があるということも覚えておきましょう。

実際に浴室の換気扇を交換するときには、換気扇にどのような機能を加えたいか?また、それぞれの換気扇で費用はどれくらい違うのか?について、あらかじめ業者に見積もりをとるのがよいでしょう。

浴室の換気扇を長く使用するコツ

浴室の換気扇を交換する以外に、長く使用するコツをあるのでしょうか?
実は、浴室の換気扇はこまめに切るのではなく24時間つけっぱなしにしておくことが、長く使用するコツなのです。「そんなことをしたら、使用頻度が高くなって電気代も心配!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし結論からいうと、電気代はあまり心配しなくても大丈夫です。電気は電子レンジやアイロンなど、あたたかい熱を作り出す電化製品を使用する際に、多く消費されます。換気扇は単純にファンを回すだけですので、驚くほどに電気代が高くなるということはありません。
 

【20ワットの換気扇を24時間使用した場合】

0.02/キロワットアワー×27円×24時間=1日あたりおよそ13円
13円×30日間=1か月あたり390円

上記の料金はあくまでも目安ですが、省エネタイプの換気扇なら電気代はもっと安くなる可能性があります。ただし、浴室の換気扇の暖房機能や乾燥機能を24時間稼働させた場合は、暖かい熱を作り出すことになるため、電気代が跳ね上がる可能性があります。注意してください。
           浴室の換気扇を長く使用するコツ

まとめ

ここまで、浴室の換気扇を交換する時期や費用についてご紹介してきました。既設の浴室の換気扇が古いとか、なんとなく調子が悪いと感じておられる方は、これを機に浴室の換気扇を交換してみませんか?信頼できる業者に見積もりをとってみると、意外と安い費用で済むかもしれませんよ。

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