実はしっかり意味がある!エアコンのコンセントの形状が違うわけとは

2021.5.5

実はしっかり意味がある!エアコンのコンセントの形状が違うわけとは

地球温暖化の影響もあり、季節によっては異常気象となることも多くなってきました。そのため、家の中を快適に過ごせるようにしている工夫をしているのではないでしょうか。その中でも、自分で温度を調節し、簡単に操作ができるものの一つにエアコンがあります。エアコンが一台は設置してあると暑い夏や寒い冬を快適に過ごすことができます。

しかし、エアコンを動かすには、電源となるコンセントが必要です。しかし、エアコンのコンセントはどこに挿しても良いといわけではありません。
コンセントにはよく見るとさまざまな形状あります。コンセントの形状が違うことには、しっかりとした理由があるのです。火災などのトラブルを防ぐためにも、しっかりと基礎知識をつけておきましょう。

エアコンのコンセント形状

エアコンはどのコンセントに挿していいというわけではありません。そのため、コンセント形状をしっかりと理解しておくことが重要です。
では、エアコンのコンセントの形状にはどのようなものがあるのでしょうか。

平行型

電圧…100V
電流…15A
プラグは英語のIのような形が並んでいます。最も多くの電化製品に利用されている、一般的なコンセントです。家庭に1つは設置されている可能性が高いです。

 

アイエル型

電圧……100V
電流……20A
プラグは英語のIのような形とLのような形が並んでいます。主に、10畳~12畳の部屋に使われるエアコンに使用されます。

 

ダンデム型

電圧……200V
電流……15A
プラグは3本で、上の2本は平行に数字のマイナスのような形、下は半円型になっています。主に14畳以上の部屋に使われているエアコンに使用されます。

 

エルバー型

電圧……200V
電流……20A
プラグはダンデム型同様3本ですが、上の2本の片方が英語のLのような形になっています。主に16畳以上の部屋に使われているエアコンに使用されます。

 
>エアコンのコンセント形状

コンセント形状が異なる理由

家を見渡してみるとさまざまな形のコンセントがあるかもしれません。なぜコンセントの形状は違うのでしょうか。

例えば、エアコンは動かすためにたくさんの電流を使います。また、部屋の広さによってもエアコンの電圧が異なります。そのため、相応の電力を持たないコンセントを設置してしまうと、快適にエアコンを使うことができなくなってしまいます。

エアコンはコンセントの形状が違うと、電圧と電流が不相応になってしまいます。
もしも、200Vで引いているコンセントに100Vのエアコンを挿しこんでしまった場合は、火災を引き起こすおそれがあります。長時間の発電で発火してしまうことがあるので、エアコンを長時間使う場合はコンセントの形状の違いを必ず確かめてから設置するようにしましょう。

形状・電圧が違う場合は工事が必要

設置したいエアコンとプラグの形状が異なっている場合は、つい自分でDIYしてしまいがちです。簡単にできそうですが、自分で勝手にコンセントの取り換えを行うことは禁止されています。
コンセントから感電する危険性や、工事をした後にも漏電などが起こってしまうおそれがあります。そのため、コンセントの増設や移設をするなら、電気工事の資格を持っていなければなりません。

部屋のエアコンの威力がコンセントの形状と一致していないと思ったら、火災などのトラブルで危険な目にあってしまう前に、速やかに業者に依頼をしましょう。業者に依頼することで、エアコンを安全で快適に使用できるように、適切なコンセントを設置してくれるかもかもしれません。

形状・電圧が違う場合は工事が必要

その他エアコン設置のポイント

エアコンはコンセントの形状以外にも、設置するポイントがあります。

・電気容量
エアコンの電気容量を守らないと、コンセントから発火して、火事になってしまうおそれがあります。必ず、エアコン専用のコンセントで、適切な電気容量を守って使用しましょう。

・室内機の設置場所
エアコンを取り付けたい場合、室内機の位置も重要になってきます。
室内機は、上部と左右に5cm以上の隙間が必要です。設置スペースが狭いと、エアコンの故障原因になってしまいます。

・室外機の設置場所
室内機同様、室外機にも適切なスペースがあります。エアコンを快適に動かすためにも、左右と奥行きに5cm以上の隙間、全面に25cm以上の隙間が必要です。適正な隙間がないと空気の通り道がなくなり、部屋が涼しくならないこともあります。

まとめ

エアコンのコンセントの形状は、使用するエアコンの適切な電流と電圧を守るため違いがあります。
そのため、エアコンを設置するときには、必ずコンセントの形状にも注意が必要です。使用するエアコンのコンセントの形状が違っていると、火災などのおそれがあります。

また、コンセントの形状が違っていたとしても、自分で工事をすることは禁止されています。コンセントを増設や移設する場合は、電気工事の資格を持っていなければなりません。

コンセントの形状や電圧が違う場合は、電気工事の資格を持っている業者に依頼して、速やかに付け替えてもらうようにしましょう。

コンセント工事・取替・増設を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コンセント工事・取替・増設」をご覧ください。

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