新築時にコンセントを設置するという場合、どのくらいの費用がかかるのか分からないということもあるでしょう。そのようなときにはなかなか工事に踏み出すことはむずかしいかもしれません。
コンセントの設置には増設工事というものがあります。増設工事には大きく2種類あり、工事の種類によってかかる費用も異なります。
今回はコンセントの増設費用や設置したら便利な位置や高さについてご紹介します。
目次
新築時にコンセントの数を追加するときの費用はわずか
近年は家電製品の数も増えて新築時にもコンセントを増設したいということもあるでしょう。じつは新築時にコンセントを増設するときに費用はあまり高額になりません。
コンセントを新しく設置するという場合、大きく分けて2種類の工事があります。
・コンセントを新しく設置する(費用は約8,000円~15,000円)
・コンセントの差し込み口を増設する(費用は約5,000円~)
コンセントを新しく設置するという場合は、エアコンやIHクッキングヒーター、トイレの温水洗浄器、乾燥機などの既存のものでは対応できないようなものを設置する場合におこないます。
これらは1,000ワット以上の電力が必要で、専用の回路が必要となります。この工事をおこなう場合はブレーカーの回路に空きがない場合は、あらたに回路をひくためにブレーカーの工事をおこなうこともあります。
コンセントの差し込み口を増設するという場合は、電力を増やす必要がないため比較的安く工事を済ませることができます。しかし消費電力の高い家電製品は使用できないということがあるため注意が必要です。
どんな電化製品を使うか?将来の家族構成は?必要なコンセントの数について
新築時にコンセントを設置するという際は、将来どのような家電製品を使用するのかということが重要になってきます。家電製品には消費電力が大きいものがあります。
先ほどもご紹介したようなエアコンやIHクッキングヒーターなどは、現在使用していなくても将来あらたに設置するということもあるのではないでしょうか。
新築時には空き部屋や書斎、倉庫などとして使用していた部屋も将来の家族構成の変化によって、子供部屋になる場合やペットの部屋になるという場合もあります。
新築時にはそのようなことも見越して、エアコンを設置するというときにコンセントの増設工事をする必要がないようにあらかじめコンセントを多く設置しておくと安心です。
またキッチンでは、ガスでの調理がいいと感じていたとしても将来高齢になったときや安全性からIHに変えるということもあるかもしれません。そんな先のことまでは考えることはむずかしいかもしれませんが、コンセントの数は現段階で必要な数よりも若干多く設置しておくと安心かもしれません。
コンセントの位置や高さでおすすめなのは
新築時にコンセントを設置するというとき、コンセントを部屋のどのような位置に、どのような高さで設置するか分からないということもあるでしょう。コンセントの設置位置には場所別にいくつかポイントがあります。
玄関
照明用のスイッチの下がいいでしょう。飾り棚がある場合はその壁側に設置します。
洗面
タオル掛けとは反対側の壁面で右側に設置することが多くなっています。
キッチン
火元とは反対側の壁面や水がかからないような場所が望ましいです。幅40センチメートル程度以上の調理台の場合は前側の壁に設置することもあります。
リビング
コーナーなどで家具に隠れないようなところがいいでしょう。テレビ機器周辺には設置しましょう。また出窓がある場合はその下に設置することもあります。
個室
室内照明の下側や壁が長い場合はその中間地点に設置すると便利です。家具に隠れないようなコーナーにも設置しましょう。
また設置する高さの目安として、床に据え置きで使用するものは、床から0~10センチメートル、床に置いて使用する移動性の高いものは30~40センチメートル、テーブルで使用するものは100~120センチメートル、エアコンなどの高所に取り付けるものは180~200センチメートルとなっています。
コンセントをつけておくと便利になる場所
コンセントをつけておくと便利な場所として、基本的にはコーナーが多くなっています。しかし壁のが長い場合や、広さがある場合はその中間に設置すると便利です。
例として廊下は通路の中間に設置ことが多くなっています。廊下はいっけん家電製品を使用するようなところではなさそうですが、廊下にコンセントが必要な理由として、掃除をする場合に掃除機のコンセントを挿すところが必要になるということがあげられます。
廊下の端にコンセントがあると、届かないということもあります。廊下が長い場合は中間に設置すると便利ですが、そこまで心配がないという場合はコーナーに設置してもいいでしょう。新築時にはコンセントがどこにあるのか確認しておくのはおすすめになります。
あとからコンセントの増設にかかる費用について
新築のあとにコンセントの増設をするというときにもさまざまな場合があります。コンセントの増設にもボルト数を増やすという場合や、コンセントの増設に際して配線を隠したいという場合もあります。
またコンセントを設置する場所や高さ、配線やブレーカーの工事など種類はさまざまで費用もその時々で変わります。状況によっては工事に手間がかかり、料金が上乗せするということもあるので大きく考えて約10,000円~20,000円は見積もっていたほうがいいでしょう。また用意する金額として約30,000円あると安心です。
業者によって金額も異なるので、できるだけたくさんの業者から見積りをとることをおすすめします。
コンセント増設 | |
項目 | 料金 |
差し込み口増設 | 5,000~8,000円 |
分電盤からの配線増設 | 8,000~15,000円 |
電圧変更 | 16,000円~ |
まとめ
新築時にコンセントを設置するというときは、できるだけ将来の家族構成や使用する家電製品などを想定してコンセントを設置すると増設工事が必要になるということもなくなります。
また家電製品を安全に使いやすいような場所にコンセントを設置すると、快適に過ごすことができるでしょう。
新たにコンセントを増設したいというときは状況によって費用にも違いがでてくるので、事前に業者に相談するといいかもしれません。
コンセント工事・取替・増設を依頼できる業者や料金
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