漏電は身の回りの生活の中で起きます。
普段なにげなく使っている家電製品やコンセントなどから漏電している可能性があります。
なぜ漏電が起こってしまい、事前に防ぐことができないのでしょうか。
気づかないうちに大きな事故につながってしまう危険があるので日頃私たちが漏電のサインを見逃さないために原因と解決方法を紹介していきます。
目次
漏電しているかも!こんな症状は漏電を疑おう
漏電とは、電気が通るルートから電気が漏れる現象をいいます。
電気が漏れないように絶縁と呼ばれる電気を通しにくい物質でおおわれていますが、劣化や傷がつくことによって漏電を起こします。
ほかには、防水性がない電気器具に水がかかってしまい漏電を起こってしまう場合もあります。
漏電は、コンセントから起こることもあるので、私たちにとても身近な電化製品なども気づかずに使用していることもあります。
漏電のリスクは、電力を損失するだけではなく、感電や火災といった大きな事故にもつながってきます。
身体が感電してしまうと電流が流れ、痛みやしびれの障害を受け、電流の流れる大きさによっては死にいたることもあります。
とくに10~20mA以上の電流が体の中に流れると筋肉が麻痺し、感電した場所から離れられなくなりそのまま電気が長時間流れ続け危険な状態になります。
事故を避けるために早めに漏電を見つけることが必要です。
漏電するコンセントの状態、見逃していませんか?
漏電の原因は、配線か電化製品にあります。
漏電していても電化製品は今まで通り使用できるので、気づかないことも多いようです。
電化製品に触れるとビリビリと痺れる感覚がある場合や、電気代が異常に高くなっていたら漏電の可能性があります。
では、漏電はどのような原因で起こるのでしょうか。
コンセントから漏電が起こるケース
コンセントに差し込んだプラグが緩いと接触抵抗が大きくなり、電気が流れると発熱して熱くなります。長時間この状態が続いてしまうとさびたりしてしまい、最終的に火災の原因になってしまいます。家庭で使用しているコンセントに緩いものがないか確認してみましょう。
トラッキング現象といって、ホコリがコンセントとプラグのすき間に溜まって、湿気と結びつき漏電が起きて発火してしまうこともあります。
ほかには、電気工事が適切に行われていない場合やねずみなどが電気コードをかじって漏電することもあります。
雨漏りが漏電を起こすケース
家の中に浸水し、天井や壁、クロスにシミができている、晴れていても室内がじめじめする、押し入れやクローゼットにカビが生えるなどの劣化がみられた場合雨漏りのサインです。
このときにブレーカーや電気コードを濡らしてしまって漏電が起こります。
アース線がついてないことにより漏電が起こるケース
アース線とは地中に埋められているアース極と電気機アース線でつながれているため、漏電した場合は大地に電気を逃がしてくれるので命綱になるものです。
電化製品自体が漏電するケース
電化製品そのものが漏電している場合も少なくありません。
このように漏電する原因は様々でそのサインを見逃していて気づかないこともあります。
そのままにしていると大事故になる可能性もあるので、次に漏電している場所のチェック方法を紹介します。
漏電はコンセントから?漏電箇所を調べるには
漏電が起こっている場所を調べるには、安全ブレーカーをすべて切ります。
もし漏電ブレーカーが落ちた場合、分電盤のアンペアブレーカーが入っていることを確認してから切るようにしましょう。
漏電ブレーカーを入った状態にしてから安全ブレーカーを1つずつ入れていきます。
このときに漏電している回路は、漏電遮断器が切れるのでこれによりどこから漏れているのかがわかります。
漏電保護プラグなどの漏電をコンセント側で遮断するものも販売しているので使うと漏電を防ぐことができるでしょう。
漏電の場所を見つけるテスターもあるので簡単に調べることができます。
コンセントを取り替えるだけなら費用は安い!
漏電が見つかったときは、すぐに電気工具店や電気管理技術者などの専門の業者に調べてもらうのが安全です。
漏電がコンセントの緩みによって起こっている場合は、コンセントの付け替えが必要になってきます。費用は、工事費の他に出張費などもかかることもありますが、費用は安く済み場合が多いようです。
雨漏りやブレーカーの交換の場合は高くなってしまうことがあるのでなるべく漏電を防止する対策を事前に行うことも大事でしょう。
対策として以下が挙げられます。
・電気コードを折る、曲げる、束ねることはしない
・コンセントのプラグはホコリを溜めないようにこまめに掃除をする
・たこ足配線は使用しない
・濡れている手で電化製品を触らない
・電化製品を湿気の多い場所に置かない
・コンセントに感電防止カバーを取り付ける
・電化製品の分解や修理は容易に行わない
・定期的に点検をする
・アース線を取り付ける
このように少しの心掛けだけで防止できるのでぜひ実践してみてください。
まとめ
生活の中で漏電に気づかないこともあるので、事故が起きてからでは大変危険です。
留守の間に漏電がコンセントのほこりや緩みにより、発火し火災が起きてしまう場合も考えられます。事前に漏電を防ぐ対策をすることや定期的に点検をする必要があります。自分では難しいという方は業者に頼んで点検してもらうこともいいかもしれません。
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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コンセント工事・取替・増設」をご覧ください。
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