配線すっきり！自宅をホテルのように快適にするコンセント知識

私たちの生活に欠かせないのが電気ですが、その電気を供給するのにはコンセントが必要不可欠になります。ですが、コンセントが必要といっても配線がごちゃごちゃとしていたり、家電が多すぎるあまりにコンセントの電源が足らないと不便と感じてしまいます。

そこで活躍するのが電源タップや延長コードといった配線をすっきりとさせるアイテムです。「でも、電源タップを使っておしゃれになるの？」と思われるかもしれませんが、今はおしゃれな電源タップや延長コードも多くあるため、スタイリッシュに配線をまとめることができます。
今回は、そのように配線をすっきりさせる方法を紹介します。

コンセントの使いやすさが生活の便利さにつながっている

家の中でテレビの位置を気にするあまり、配線が丸見えの場所にコンセントを配置したり、いつも使うパソコンのコンセントの位置が不便な場所にあると何かと使いづらいです。コンセントの使いやすさはイコール生活の便利さといっても過言ではないでしょう。

なので、電源の数を電源タップや延長コードを使って増やしたり、コンセントの増設をするのは生活の便利度を上げるための手段になります。コンセントが不便な場所にある方はレイアウトを変えたり、それらの商品を購入したりして配線をすっきりさせて電源を増やしましょう。
　　　　　　

配線をすっきりさせるメリットは見た目だけじゃない

ごちゃごちゃしたコードはホコリが溜まりやすい

配線をすっきりさせるメリットは見た目だけではありません。コードがごちゃごちゃとしているとホコリが溜まりやすいのです。特にリビングのテレビの裏は見落としがちのため、コードがごちゃごちゃとしていると天井から舞ってきたホコリが積もっていく可能性もあります。

たこ足配線とホコリによる火事の危険性

電気の出口の数が多ければ、流れる電気の量も多くなります。電源タップにめいっぱいコードを挿したまま放置し、ホコリを積もらせてしまうと、多くなった電気の量で電源タップが発熱してホコリに引火する恐れがあります。なので、電源タップを購入する際には以下のポイントに注意しましょう。
　　　　　　

電源タップを購入するときは口数でなく、容量に注意を

電源タップや延長コードは配線をすっきりさせる便利なアイテムですが、購入する際に見なくてはいけないのは「どのくらい口数があって多くのコンセントを挿せるか」ではなく「電源タップの容量」です。

「電源タップの容量って？」と思われるかもしれませんが、電気機器にはそれぞれ電気の容量がどれくらい必要なのかという「定格」があります。例えばドライヤーの本体ラベルに600Wという記載がされていた場合、それがドライヤーの定格になります。

電源タップも本体の裏側に「1500Wまで」などと記載がされていた場合、どれだけ口数が多くても2つの口数で1500Wぎりぎりの定格の電化製品を使用していた場合、それ以上の電化製品は使えなくなります。それでは電源タップを使う意味がないため、定格の大きい電化製品は電源タップではなく直接コンセントから電力を供給して使用するようにしましょう。
　　　　　　

電源タップでおしゃれな空間を演出する方法

クリスマスカラーのような可愛らしい電源タップを使用することで配線がすっきりする上におしゃれな空間になります。

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ドーナツのように見えますが実はこれも電源タップです。子ども部屋などに使うと可愛らしくもセンスのある空間になります。
　
　

こんな電源タップがおすすめ

・Fargo インテリア 木目調 電源タップ TAPKING

「Fargo インテリア 木目調 電源タップ TAPKING」はスタイリッシュな外見に加えUSBでも充電できる大変便利な電源タップです。ただスタイリッシュに配線をすっきりさせるだけではなく未使用時にはほこりの侵入を防ぐシャッターがついていたり、使用電力がオーバーすると自動で電源が切れる一括スイッチがついています。トラッキング火災を予防する絶縁キャップもコンセント部分についていて、安全面が非常に高いものとなります。

　
・エレコム 見せるインテリア電源タップ roo’t(ルオット)

「エレコム 見せるインテリア電源タップ roo’t(ルオット)」は2017年度のグッドデザイン賞を受賞した電源タップです。上面を光沢仕上げにしていて側面はマットのため高級感のある仕上がりになっています。そのため、テレビやオーディオ周りなどあまり配線をごちゃごちゃさせたくない部分に使うのに最適です。ほこりの侵入を防ぐほこりシャッターのほか、火災の防止に役立つ絶縁キャップがついています。

　　
・サンワサプライ 雷ガードタップ

「サンワサプライ 雷ガードタップ」はクールな印象のブラックの外装のほか、マグネットがついているためスチール製の机の側面に貼り付けることもできます。断線しにくい丈夫なコードで雷ガードがついている安心設計です。

延長コードでおしゃれに演出するには

　

おしゃれなだけではなく、USBも差し込める延長コードです。スマートフォンを直接充電することができます。

こんな延長コードでおしゃれ！

・イージーキュービックタップ CJT－01

「イージーキュービックタップ CJT－01」は1つ1つが独立したキューブのようになったおしゃれなタイプの延長コードです。円のようにしてコンセントを差し込むことができ、配線をすっきりさせることができます。

　　
・ハワイアンテイストの室内にぴったりなサーフボード型 延長コード 雷サージガード ホワイト PT406WH

こちらは一風変わったサーフボード型の延長コードです。マリンテイストのお店やサーフィンが好き、夏が好きという方にはぴったりの商品です。

　

配線の収納やコード類の収納に役立つグッズアイディア

ティッシュボックスとして使用していたケースにコードを収納した例です。収納前と比べて非常に配線がすっきりとしています。

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100円ショップに売っている配線ベルトを使ってコード類の収納をした例です。配線ベルトをしたことでコード類がまとまっています。

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コンセントカバーも！おしゃれは統一性をもたせよう

使わないコンセントカバーをインテリアの一部のようにアレンジすると可愛らしいです。

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100円均一のシールをコンセントカバーに貼るだけでこんなにもおしゃれになります。

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DIYでもコンセントカバーを作成することはできます。また、このようにボックス状にすれば配線もすっきりです。

　
・山崎実業 コンセントガード ウッディ

「山崎実業 コンセントガード ウッディ」は、壁紙になじむ木目調のカバーでコンセントプレートをカバーして子どもやペットのいたずらや思いがけない怪我、事故防止に役立ちます。
コンセントは差し込んだままにいたずら防止に開けにくい新設設計です。

　
・スマイルキッズ アニマルコンセントカバー AKN-11

「スマイルキッズ アニマルコンセントカバー AKN-11」は、壁面などのコンセント口をカバーして感電事故・ホコリや湿気などによる火災を防ぐほか、子どもにも親しみやすい動物柄で子ども部屋に差し込むのに最適です。

　
・コンセントカバー コンセントプレート 【コスモシリーズワイド21対応】

「コンセントカバー コンセントプレート 【コスモシリーズワイド21対応】」は、1口から6口までのコンセントをカバーできるバリエーション豊かなコンセントカバーです。穴をあけたり接着剤を使わないため、ドライバー1本で簡単に施工することができます。柄も豊富なので、自宅の壁に合ったコンセントカバーを選ぶことができます。

コンセントの位置を高めにすると配線すっきりに役立ちます

コンセントの増設はこんなに便利なの？増設のパターンと費用について

電源タップや延長コードでコンセントを増やしてもよいですが、コンセントそのものの数を増やすという方法もあります。コンセントを増設すれば見た目や定格を気にせず電化製品を使えるほか「コンセントが足りない！」といって困ることも少なくなります。

・コンセントそのものを増設
今までコンセントのなかった場所にコンセントを増設する方法です。電化製品を買い替えた時やパソコンを購入した際にコンセントを増設すると便利です。

・コンセントの差し込み口の増設
もともと2口しかなかったコンセントの差し込み口を4口、6口、8口へと増設する方法です。差し込み口が増えることでスマートフォンの充電や携帯ゲーム機の充電などが便利になります。

・コンセントのボルト数の変更
エアコンなどの設置に伴って変更されることが多いです。エアコンはボルト数が変わると差し込み口も変更しなくてはいけないため、購入する前に自宅のエアコンの差し込み口を確認してボルト数を変更するか検討する必要があります。

コンセントの交換

「コンセントの交換をDIYできないの？」と思われるかもしれませんが、コンセントの交換作業は電気工事士の資格がないとできません。電気工事士の資格とは、ブレーカーを切ってからではないと感電の危険性がある工事をする際に必要な資格になります。

電気工事士の資格は筆記試験と技能試験があり、試験料などに1万円以上の金額がかかるとされています。コンセント工事・取替・増設のプロに依頼をしたほうが安い場合もある上、時間もかかるので「どうしてもDIYをしたい！」という方以外はコンセント工事・取替・増設のプロに依頼をするのが無難です。

コンセントの位置の移動

もし配線をすっきりさせたいためにコンセントを移動させたいという場合、自分が実際に生活する際にどのような場所にコンセントがあったら便利かということを考えてコンセントを移動させるようにしましょう。

例えば、子ども部屋や書斎などはデスクライトの電源をとりやすいように床から70cm～90cm上の場所にコンセントを移動させるようにするなど「ここにコンセントがあって便利！」と思うような場所にしましょう。

コンセントの増設

コンセントの増設工事は大きく分けて2通りあります。
　

既存のコンセントを分岐させ、コンセントを増設する

工事自体はとても簡単ですが、既存のコンセントを分岐させるだけなので延長コードを用いるのと同じことになります。そのため、消費電力を多く使う場合には適していません。消費電力の少ないちょっとした家電を使用したい際はこの工事を依頼するのがよいでしょう。工事価格は約12,000円になります。
　

分電盤から専用線を引いてコンセントを増設する方法

合分電盤から新規に配線をする必要があるため、工事の手間は増えます。しかし、専用線から増設したコンセントのため、電力を多く使用してもブレーカーが落ちる心配が少なくなります。冬場などの消費電力の多い暖房器具を利用するためのコンセントとしてよいでしょう。
　　　　　　

まとめ

配線をすっきりさせるには電源タップや延長コードなどさまざまな方法があります。もしそれらのアイテムを使う場合は定格に注意して安全に使うようにしましょう。また、コンセントを新規に増設する場合、コンセント工事・取替・増設のプロに依頼をすればその日のうちに行ってくれる場合もあります。

「冬場に暖房器具をたくさん使いたいけれど既存のコンセントだと足りない……」という場合はコンセント工事・取替・増設のプロに依頼をしてコンセントの増設をすると、快適に暖房器具を使えます。