コンセント掃除を忘れていませんか？ほんの数分でお家を守る方法

家のコンセントの掃除はこまめにしていますか？コンセントは掃除しにくい場所にあることもありますので、あまりできていないという方も多いと思います。

コンセントを掃除しないとほこりが溜まってきますが、このほこりは放置していると危険なので掃除して取り除く必要があります。ここでは、なぜコンセントの掃除が必要なのか、その掃除方法などについてご紹介していきます。

コンセントの掃除が必要な理由

コンセントを掃除しないでいると、コンセントと電源プラグの間にほこりが溜まっていきます。このほこりはそのままにしておくととても危険です。なぜなら、火災の原因となってしまうことがあるからです。

なぜコンセントにほこりが溜まっていると火災の原因となるのでしょうか？それは『トラッキング現象』というものを引き起こしてしまうからです。
トラッキング現象は、コンセントに溜まったほこりと湿気が原因でショート（短絡）が起こる現象です。ショートが起こると火花が発生し、まわりにあるものに引火すると火災が発生します。

このトラッキング現象の怖いところは、いつ発生するかわからないということです。昼など人のいるうちに発生した場合は、すぐに対処できるのであまり大きな被害になることは少ないです。しかし、夜人が寝静まった後などに発生した場合は気が付かないため火災に繋がります。

また、電源を切っていてもコンセントに電気プラグをつないでいれば電気は流れています。そのため、電源を切っていたとしてもトラッキング現象は発生します。

コンセントの掃除方法

トラッキング現象を防ぐ一番の方法は、コンセントの掃除を定期的に行うことです。とくに大型の家電のある場所は、ほこりが溜まりやすいので注意しましょう。また、湿気の多い場所で使用する洗濯機などのコンセントも注意しましょう。

ここでは、コンセントの掃除方法についてご紹介していきます。コンセントの掃除方法としては、以下のような方法があります。

・ほこりを掃除機で吸いとっていく
・エアダスターでほこりを吹き飛ばしていく
・差し込み口のほこりを綿棒で取っていく
・ハンディワイパーやマイクロクロスでほこりを拭き取る

この際、コンセントの中まで無理やり掃除をしないようにしましょう。感電してしまうおそれがあります。また、汚れがひどい場合は固く絞った雑巾で拭いていくといいですが、必ずブレーカーを落としてから行うようにしましょう。

コンセントに差していた電源プラグも、汚れやほこりが付いている場合取り除いておくようにしましょう。

コード類の掃除方法

コンセントの掃除をする際は、ついでに電源プラグのコードも掃除しておくといいでしょう。電源プラグのコードは汚れていてもとくに問題はないのですが、汚れやすいものです。見た目ではわかりにくくても、触ってみるとベタベタしたりザラザラしたりします。

コードを掃除する際に使用するものは、手にはめるタイプのクロスか軍手です。細かいので、雑巾などで掃除するには力を入れないといけません。しかし、力を込めるとコードの中を傷つけてしまうことがあるからです。

コードの掃除方法は簡単です。手にはめるタイプのクロスか軍手をつけて、コードをなぞっていくだけです。

それで汚れが取れなかった場合は、重曹と水を使用して汚れを落とします。
100mlの水に小さじ1の重曹を入れたものを、スプレー容器に入れます。それをコードに吹きかけ、こすっていきます。汚れが落ちたら、水拭きと乾拭きをして終わりです。

コードの掃除方法は以上です。コードを掃除する場合も、必ず電源プラグをコンセントから抜いて行うようにしてください。

コンセントの汚れ防止方法

コンセントの掃除をこまめに行うのは、場所によってはなかなか大変です。その場合は、コンセントに汚れが付きにくくすることで対応するようにしましょう。その方法はコンセント汚れ防止のグッズを使用することです。ここでは、そのグッズの一部をご紹介していきます。

スマイルキッズ セーフティプラグコンビ

コンセントを差して使用するカバーと、プラグを保護するピックのセットです。安全なシリコンゴムでできており、コンセントやプラグに汚れが付くことを防いでくれます。

シリコン製 トラッキング防止用カバー

電気を絶縁するシリコン製のゴムでコンセントを汚れから守るカバーです。カバーをしたままプラグの抜き差しをすることができます。コンセントの上から被せるだけで簡単に取り付けることができます。

ELECOM 電源タップ 個別スイッチ　ほこり防止シャッター付き

個別のスイッチのついた電源タップです。未使用時には、差し込み口にホコリが侵入するのを防止するシャッターがついています。プラグの根元に絶縁キャップがついており、トラッキング現象を防ぎます。

まとめ

コンセントについたほこりは、トラッキング現象を引き起こし火災の原因となってしまうことがあります。このトラッキング現象を防ぐために、コンセントの掃除はしっかりと行うようにしましょう。

コンセントには汚れを防止する対策をしておくのもいいでしょう。最近のコンセントはトラッキング現象が発生しにくい造りになっているものもあるようです。家のコンセントが古いものであるなら、思い切ってコンセント交換を業者に依頼するのもいいでしょう。