私たちの生活の中に必要不可欠となった家電製品は、どれももちろん電源は必要です。コンセントが足らなくなることも珍しくはありません。せっかく買った家電だけど電源を挿すところがないから使えないということも珍しくはありません。
コンセントが足らないときに検討することは電源タップを買い足して使うか、それとも工事をしてもらいコンセント口を増設してもらうかということですよね。全てを増設してもらうのもお金がかかるし、かといってすべて電源タップを増やして対応しても大丈夫なのでしょうか?
目次
コンセントが足りなくなるのは珍しいことではない!
私たちの生活の中に家電は必要不可欠なものです。
たとえば、寒い朝に起きたら暖房器具をつけます。そして、朝の暖かいコーヒーのためにお湯を沸かすのに電気ケトルをつけ、パンを焼くのにトースターをつけ、ニュースを見るのにテレビをつけます。人によってはお風呂に入ってドライヤーを使ったり電気カミソリを使ったりということもあります。
そしてメールが来てないか確認するのにパソコンを起動するなど、朝の行動だけでもこれだけの家電を使います。
私たちは家電に囲まれて生活を送っています。そうなると、やはり備え付けのコンセントでは足りないという事態が簡単に起こり得るのです。
しかし、わざわざ毎回付け替えるのも面倒ですし、冷蔵庫は抜くことはできませんし、テレビやパソコンをいちいち使いたいときに付け替えるというのも面倒です。そんなときは、新しく電源タップを買い足すか、コンセントを増設するしかありません。
手軽な対策『電源タップ』
コンセントが足りないときは、電源タップを買い足して使うことが早く対応ができ、さらには安価であるためお手軽にできる対策といえます。
スイッチが付いていて使わないときは、いちいち抜かなくてもスイッチを切っておくだけでコンセントを抜いた状態にできるため、余分な待機電力を使わず節電できるといったものもあるので便利なものです。
ただし、この電源タップだけで対応しているとたこ足配線と呼ばれる状況に陥り被害を受けることがあります。電源タップとたこ足配線については「たこ足配線対策!電源タップにつないでよいのは最大何個まで? 」も安全のためにご覧ください。
電源タップの選び方
コンセントの数が足りないときに電源タップを購入しようとなったとき、いざ選ぼうとするとたくさんの電源タップが売っており、選べないということもあるでしょう。電気量販店によっては、電源タップだけの大きいコーナーを設けているところもあります。
迷わないように、どんなものを選べばよいのかの基準を設けておきましょう。
差込口の数
数が多ければよいということはありません。使いたい家電の数に合った電源タップを選びましょう。
ただし、数が合っていても要注意です。1つのコンセントの差込口の電気容量は1,500Wであるため、それを超えてしまわないように気をつけましょう。
ケーブルの長さ
少し長さに余裕がある程度の電源タップを選ぶようにしましょう。無理に引っ張ってつなげてしまうと、コードの中で断線を起こしてしまうことがあるからです。
そして長すぎては足を取られる原因にもなりますし、なにより邪魔です。
極数
電源タップには2つ穴と3つ穴のものがあります。
2つ穴はよく見かけますが3つ穴のものはあまり見たことがないかもしれません。OA機器やパソコンなどの電源プラグに使われていることが多く、このプラグがあることで雑音などの原因になる微弱な電流を逃すアースになっているタップです。
使いたい家電のコンセントの先を確認しておかなくては、挿すことができないかもしれません。
機能
・雷ガード
雷ガードがついたものを選ぶと、落雷の際の被害を最小限にくいとめることができます。雷の莫大な電圧電流により家電が壊れてしまうことを防いでくれる機能です。これがあるとないのでは被害額に大きな差が生まれます。
・節電スイッチ
節電スイッチがついているものも大変便利です。
家電は使っていないときもいつでも起動できるようにと準備をしているため、電源を切ったつもりでも多少電気を使っています。そのために使っていないときでも電気代は発生しているのです。
その無駄な電気を防止してくれるのが節電スイッチです。スイッチを切るだけでコンセントを抜いた状態と同じようにしてくれます。テレビを見ていないときや、お出かけする前にスイッチを切っておけば余分な電気は使わずに済むので便利です。
電源タップ使用時の注意点
コンセントが足りないからといって、すべて電源タップを買い足して対応をしてしまうのは危険です。なぜなら、たこ足配線になってしまい、以下のような思わぬ被害を生んでしまうことがあるからです。
規定以上の電気使用により発火の危険
電源タップには制限が設けられており、これより多くの電気を使用してしまうとタップが電気の熱量に耐えられなくなり、発火の可能性があります。
電源コードの摩擦による発火・感電の危険
電源コードが多すぎると、踏んでしまったり家具で押しつぶしたりすることがあります。これによりコードの中で断線が起こり、火災のリスクが高まることがあります。コードのカバーが破れてしまった場合は知らずに触れてしまい、感電する危険も十分に考えられるので注意しましょう。
トラッキング現象による発火
コンセントタップとコンセントの間にほこりが溜まり、電流の抵抗から熱が発生し、やがて発火する現象です。たこ足配線した場合、ホコリがタップに溜まりやすいうえに掃除しにくくなってしまうため、この現象が起こりやすくなってしまいます。
ブレーカーの作動により情報損失の可能性
たくさんのタップをつないで電気を使うと、ブレーカーが落ちてしまうこともあります。パソコンなどは電源を正しく落とさなければ故障してしまったり、作業中であったのならば保存していない情報が消えてしまったりするかもしれません。
配線に足を取られる可能性
配線が多くなると、それだけ私たちの動線にコードが引かれるため、思わず足を取られて転倒するかもしれません。転倒してしまうと怪我する危険性もありますし、コードの中が断線してしまう危険性も考えられます。
一番いいのはコンセントの増設
「たこ足配線の恐ろしさはわかったけどでも、電源は必要だからどうしたものか……」となってしまう方もたくさんいるとおもいます。そんなときは、コンセントの増設がオススメです。
コンセントが足りない場所に新たに設置することで、ブレーカーが落ちてしまうことを防止できるので、心配することなく家電を利用できます。エアコンや電子レンジなど、消費電力が大きい箇所には『専用コンセント』を設置するのもよいかもしれません。
ほかには、パソコン周辺はたくさんの電源と電力を使用します。パソコン本体にモニター、そしてプリンターなど周辺機器を繋ぐことも多いですし、配線もたくさん必要です。それらをきれいにまとめるのにも、新たなコンセントがあれば便利です。
コンセントの増設には危険が伴うので、必ず資格を持った業者に依頼して設置してもらいましょう。
まとめ
私たちの生活の中で必要不可欠な家電たち。家電には必ずコンセントが必要となります。そのときにコンセントが足りないとなると、生活が息苦しく感じてしまうので必要な分だけのコンセントを確保しなくてはなりません。そのとき、その場にあったコンセントの増設対策をしなくてはなりません。
新しくコンセントを増設するときは、電気工事業者に依頼して設置してもらいましょう。
コンセント工事・取替・増設を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コンセント工事・取替・増設」をご覧ください。
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