コンセントの増設DIYの前に!配線ルールと安全・安心の最善策!

2021.4.30

コンセントの増設DIYの前に!配線ルールと安全・安心の最善策!

生活していると、「ここにコンセントがあったらな」と感じることはありませんか。コンセントが増えることで、より便利になり生活しやすくなります。そういった理由からコンセントの増設をDIYでおこなおうと考える方もいるかもしれません。しかし、コンセントの増設工事は、電気工事士の資格がなければおこなうことができないのです。

資格なしでおこなえば罰せられたり、漏電や感電などの危険な事故に巻き込まれたりすることもあります。安全にコンセントの増設をおこなうなら、プロに任せるようにしましょう。このコラムでは、安全にコンセントを増設する方法について紹介します。増設すると便利な場所も紹介しますので、参考にしてみてください。

コンセントの増設をDIYでおこなう前に

コンセントの増設は、電気工事士の有資格者しかおこなうことができないと法律で定められています。無資格の状態で工事をおこなうと、さまざまな危険にさらされるおそれがあるためです。では、どんなことが起こりうるのでしょうか。ここでは、電気工事士の必要性や取得について紹介していきます。

電気工事士の資格が必須となる配線作業

なぜ電気工事士の資格が必要かというと、コンセントの増設には配線に関する知識や技術が必要だからです。もし無資格の方が工事をおこなえば、感電などの危険に見舞われることもあるでしょう。

また、配線間違いなどによって失敗してしまったり、コンセントから発火して火事になってしまったりすることもあります。このように知識や技術がないまま、コンセントの増設をDIYするのは危険な行為であり、法律を犯すことにもなるのでやめましょう。

電気工事士の資格がなくてもできるコンセントの増設工事として、露出型というものがあります。露出型とは、延長コードなどを利用して配線を隠さず見える状態のままで、増設する方法です。この露出型であれば資格なしでも増設できますが、テープでコンセント部分を固定したりするので見栄えがよくありません。

また、延長コードの長さによっては、配線を適当な長さでカットしてつなぎ合わせる作業が必要であるため、必ずしも安全とはいえないでしょう。感電や発火による火事などの大きな事故を避けるためにも、DIYでのコンセント増設はあまりおすすめできないのです。

コンセントの増設DIYの前に!配線ルールと安全・安心の最善策!

電気工事士の資格取得の難易度

コンセントの増設をDIYでおこなうには、電気工事士の資格が必要とわかれば資格取得を試みる方もいるかもしれません。電気工事士の資格には2種類あり、事業や家庭などの電気工事全般をおこなうことができる第一種、家庭などの電気工事をおこなえる第二種となっています。

自宅のコンセントを増設するなら、第二種の資格があれば十分です。そして、第二種電気工事士の資格は、それほど難しい試験ではありません。筆記試験と技能試験がありますが、きちんと勉強しておけば、合格も夢ではないでしょう。

ただし、独学で勉強したとしても教材費や技能試験の工具費用、免許交付手数料なども合わせて50,000円ほどかかってしまいます。また、試験を受けるまでの勉強時間も考えると、すぐに増設したい方には不向きかもしれません。

コンセント増設を業者に依頼した場合の費用

コンセントの増設を業者に依頼した場合にかかる費用は、およそ10,000~20,000円とされています。この費用を見ると、電気工事士の資格を取って自分で増設するほうが時間も費用もかかってしまうことがわかるでしょう。

また、コンセントをDIYで増設するにしても初めての作業となれば、上手くいかないことや危険な思いをすることもあるかもしれません。そう考えると、安全できれいな仕上がりが期待できるプロに任せるのが得策ではないでしょうか。

コンセントの増設工事にかかる費用はあくまで相場なので、依頼する業者などによっても異なります。まずは、見積もりを取って正確な費用を知ることから始めてみましょう。その際、複数の業者から見積もりを取れば、業者間の料金の差などを比較して選ぶこともできます。

生活110番では、無料で見積もりをお出ししています。現地調査をおこない、設置場所の状況などから判断して見積もりを出すので、作業後の追加料金の心配もありません。見積もり後のキャンセルもできますので、気軽にご利用ください。

プロがおこなうコンセントの増設方法

なるべく早くコンセントを増設して便利に生活したいという方は、業者に依頼して工事してもらいましょう。では、プロがおこなう増設方法には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、代表的な4つの方法について紹介していきます。

スイッチの部分をコンセントに変更

もともとスイッチが取り付けられている部分をコンセントに変更したいと考えることもあるでしょう。スイッチとして設置されている部分には、電源を入れたり消したりするように配線されています。

そのため、単にスイッチを取り除いてコンセントに変えるだけでは上手く機能してくれません。コンセントとして利用するには、ブレーカーから配線を分けて持ってくる必要があるのです。このような配線作業も電気工事士の資格を持ったプロであれば、安全かつすばやく交換してくれるでしょう。

差し込み口の数を追加

掃除機や電子レンジ、ポットや炊飯器などさまざまな家電を使っていると、コンセントの差し込み口が足りないと感じる方もいるかもしれません。このようなお悩みも業者による差し込み口を増加する工事で解消できます。

たとえば、もともと2口しかなかったコンセントの差し込み口を3口に変更する場合、3口用のコンセントの内側にある配線をつなぎ変えるだけで簡単に増やすことができるのです。しかし、コンセントの電力には限りがあるので、差し込み口を増やしてコンセントに繋がった家電を一気に使用すればブレーカーが落ちてしまうため、注意しましょう。

新しい場所にコンセントを増設

「ほしいところにコンセントがない」となると、不便さを感じる方も多いかもしれません。業者に依頼すれば、もともとコンセントがない部分にも増設することが可能です。業者は、電圧の数値や電気消費量に注意しながら、電力量に余裕のある配線を枝分かれさせて、コンセントを増設してくれます。

そのため、使用したい家電の電圧と異なる電圧のコンセントを増設してしまうという失敗や、電力不足でブレーカーが落ちるなどの失敗も防いでくれるでしょう。

コンセントの増設DIYの前に!配線ルールと安全・安心の最善策!

ブレーカーが落ちないよう専用線を使って増設

一般的に20Aブレーカーであれば、ひとつの回路で2000Wまで使うことができます。しかし、電力を多く消費するエアコンなどの家電をひとつの回路で利用すると、すぐに電力が足りなくなってブレーカーが落ちやすくなってしまいます。そうなると不便ですし、何より熱を持ってしまうおそれもあるため大変危険です。

この問題を解決するために業者は、電源のもととなる分電盤から専用線を引っ張って、コンセントを増設する工事をおこなってくれるのです。専用のコンセントがあればしっかり電力を確保できるため、消費電力の大きい機器でもブレーカーが落ちにくくなります。そうすれば、快適かつ安心して家電製品を使用することができるでしょう。

コンセント増設でオススメの場所

コンセントを増設することで、より便利で快適な生活を送ることができるようになるでしょう。しかし、どんな場所にあるとより便利かというのは、生活してみないとわからないことが多いかもしれません。コンセント増設でおすすめの場所については以下の通りです。

【コンセントがあったらもっと快適に!コンセント増設におすすめの場所】

(キッチン・ダイニング編)
・キッチンのワークトップ(調理台)上:ハンドブレンダーや電動泡だて器などの調理家電の使用に便利。
・キッチン上部の収納戸棚の下:調理家電の使用に便利で、水濡れの心配もない。
・ダイニングテーブルの下、もしくは近く:ホットプレートなどの使用に便利。
(リビング、書斎編)
・床出しのコンセント:間接照明や空気清浄機、クリスマスツリーなどの使用に便利。
・パソコン周辺:周辺機器が増えたときも対応できる。
(寝室編)
・クローゼットの中:Wi-Fiの電源としてや充電式掃除機の充電に役立つ。収納スペースにしまっておけるので部屋もスッキリ見える。
・ベッドなどの寝具の周辺:布団乾燥機などの使用に便利。
(水回り編)
・洗面台の床付近:冬の暖房器具の使用に活躍。
・洗面台下の収納スペース:電動歯ブラシや髭剃りなどの充電に便利。
(玄関・廊下編)
・玄関の外:イルミネーションの設置などに役立つ。
・玄関の靴箱上のスペース:展示用のライトとしても利用できる。
・廊下や階段の周辺:掃除機をかけるのに便利。
(屋外編)
・庭:草刈り機などの使用に便利。
・車庫:電動自転車などの充電に役立つ。

このように、コンセントを増設すれば家事や生活のストレスも少なく、暮らすことができます。お好みの場所にコンセントを増設してみましょう。

コンセントをお得に増設するには

さきほどコンセントの増設におすすめの場所を紹介しましたが、増設する際は徐々に追加していくより、一気に増設したほうが費用を抑えることができます。何度も業者に依頼すれば、その分交通費や基本料がかかってしまうからです。

普段の生活スタイルや導線をたどってみると、コンセントが必要な場所が自然と見えてくるかもしれません。まずは家族とも相談して、どの場所にコンセントがほしいか考えてから依頼するようにしましょう。

生活110番では、お客様がより快適な生活を送れるようにご相談もお受けしています。疑問に感じる部分やご要望があればお伝えください。ご要望に合った業者をご紹介いたします。

まとめ

コンセントの増設工事には、電気工事士の資格が必要です。資格を取得すれば、コンセントの増設もDIYでおこなうことができますが、業者に依頼するより時間も費用もかかってしまいます。そのため、すぐにコンセントが増設できて費用もお得な業者依頼がおすすめです。

業者に依頼すれば、希望に合わせた増設工事をおこなってくれるでしょう。コンセントの増設を依頼する際は家族とも相談して、まとめて増設するとお得にコンセントを増やすことができます。コンセントの増設で、快適で便利な生活を手に入れましょう。

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