キッチンコンセントの増設は位置も重要！失敗しないリフォーム方法

キッチンで料理をする際に、家電製品をうまく活用することで毎日の料理が楽になることってたくさんありますよね。そんな家電製品を活用するにあたって、コンセントの位置が悪く作業がしづらかったり、コンセントが足りなくなったりといった経験をしたことありませんか。

本コラムではコンセントの増設や設置場所で悩んでいる方に役立つ情報をご紹介していきます。コンセントの増設をおこなうまえに、増設可能な場所や費用相場を知っておきましょう。

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キッチンのコンセントは足りないことが多い

料理をする際に、家電製品を使いたいのにコンセントが空いていなくて使えないといったときは、なにが原因で起きてしまうのでしょうか。

キッチンのコンセントを利用する家電製品はおもに、常時コンセントに差して利用する冷蔵庫などと、必要なときにだけ利用するになっている家電製品に区別されます。

ご家庭によっては電子レンジや炊飯器は移動させて使用しないことが多いためコンセントは決まった場所に差した状態にしているかもしれません。また、いつでも暖かいお湯を使えるようにポットなどもコンセントに常時差したままというご家庭も少なくはないでしょう。

そんななかで、ホットプレートやミキサーといった必要なときのみ使う家電製品を併用しようとすると、コンセントが足りずに不便さを感じてしまうのではないでしょうか。

ほかにも、キッチンの回りにたくさんの調理用家電製品を置くことで、調理の邪魔になってしまうことがあります。キッチン内のスペースを狭めてしまうような大きな家電製品を置きたい場合は、よく使うコンロや水回りから少し離れたところのコンセントを使うようにしてみましょう。

離れた場所のコンセントを使うことで、調理の邪魔にならずにキッチンのコンセントがすべて使われているということも減らせるのではないでしょうか。キッチンのコンセントの位置をもう一度確認して、効率よくコンセントを使いましょう。

キッチンのコンセントの位置とは？

キッチンにあるコンセントの位置によっては、漏電などの事故を引き起こしてしまう場合があるので、適切な位置に設置するようにしましょう。

キッチンのコンセントは、一般的に作業台の前壁に設置することがおすすめです。または、棚の下にコンセントを設置することで、棚から出してすぐに家電製品を使うことができ効率的に作業をすすめることができます。

しかし、収納してある場所の近くにいくつもコンセントを設置してしまうと、作業がしづらくなってしまう場合があります。設置する間隔をあけたり、少し離れた場所に設置したりするなどしてより使いやすい位置を探すことが大切です。

冷蔵庫などの大きい家電は一度設置したら、めったに動かすものではないかと思います。そのため、下の方にコンセントを設置してしまうとホコリがたまり、発火することも考えられます。冷蔵庫のコンセントは、目視できる場所に設置するようにしましょう。

また、キッチンは水を使用するため、水滴がかかって漏電やショートが起きてしまう危険性があります。事故を起こさないためにも、コンセントは水回りに設置しないように注意しましょう。また、冷蔵庫などのコンセントはアース付きのコンセントにすることでより安全に利用できます。

コンセントは場所によっては増設できない場合もある

キッチンにあるコンセントの数が足りなかったり、不便な位置にあったりした場合は増設を検討することになります。しかし、場所によっては希望の位置に増設が出来ない場合があるのでご注意ください。ここでは増設できないおもな場所をご紹介します。

水回り

先述しましたとおり、水回りにコンセントを増設することで、水滴がコンセントに付着して漏電やショートが起きてしまう危険性があります。それでも水回りにしたいといった場合には、キッチンのコンセントを防水できるものにすることで未然に事故を防ぐことができます。

ガスコンロまわり

キッチンの壁にコンセントを設置するとなにかと便利ですが、ガスコンロが近くにある場所に増設することはおすすめできません。ガスコンロで調理をするにあたって、鍋などから出た水蒸気がコンセントに付着することで、水回りと同じく漏電などの危険があります。設置する際は、20センチ以上離れた場所にしましょう。

壁の高い場所

ガスコンロから20センチ以上離れた場所なら、どこでも設置して良いといったわけではありません。お湯などを沸かすと発生する湯気は、水分と同じのためコンセントに付着すると発火するおそれがあります。ガスコンロ周辺の高い場所に設置するのも控えたほうがよいでしょう。

コンセントは場所によっては増設できない場合もある

増設をおこなうまえに、どのくらいの数のコンセントが必要なのか、どこに設置するのかを確認しておきましょう。すでに使用している、または使用する予定の家電製品を思い浮かべながら、キッチンのコンセントを考えることも大切です。

家電製品を考えながら「この位置に置くからこれだけのコンセントが必要だな」とわかるようにメモしておくと、よりどれだけのコンセントが必要かわかりやすくなるかもしれません。この時コンセントの数がギリギリだと、この先新たに増やしたい家電製品などが出てきたときにコンセントが足りないといったことが起きてきます。

そのため、コンセントの数は多めに設けておくと安心することができるのではないでしょうか。しかし、ただ多いだけではコンセントが無駄になってしまいます。また、コンセントは角に設置してしまいがちですが、ミキサーなどの一定時間のみ使いたい家電製品の場合は作業スペースに遠いなど問題が出てきてしまう場合があります。

ミキサーのように一定時間のみ使いたいものがある場合は、コンセントの位置はキッチン正面の上あたりにある方が使いやすいですよね。そのため、どんな家電を使うかをしっかりと考える必要もあるのです。

キッチンで使うコンセントの位置は、実際に使用する家電製品に合わせて設置することでより効率的に使用することができるでしょう。

コンセントの増設工事にかかる費用相場

実際、コンセントを増設するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。コンセントの増設方法の費用相場をご紹介します。

もっとも安くできるキッチンのコンセントの増設方法は、コンセントの差し込み口を多いものに変える方法です。この場合作業は1時間以下で終わることが多く、費用も5,000円ほどからおこなえます。

ここにコンセントを増設したいという場所があった場合も、業者さんにお願いすれば対応してくれます。そのような場合、どのような形でコンセントを増設するかによって費用が変化するのです。

まず、屋内の電気配線を分岐させて、コンセントを増設する方法があります。この工事にかかる費用は1万3千円ほどからとなることが多いです。分岐ができない場合は、新しく分電盤から配線することになるでしょう。その場合の費用は1万7千円ほどからとなります。また、このようなコンセントの増設をおこなう場合、作業は1時間以上かかってしまうことが多いです。

キッチンコンセントの増設を考えている方は、業者に見積り作成を依頼してみるとよいでしょう。また、業者に見積りを依頼する場合は3社程度に作成してもらうことで作業内容や料金比較をすることができます。

まとめ

でコンセントの位置を決めるときは、普段使用する家電製品をどこに置いているのかによって変わってきます。増設する場合は、どれだけの数のコンセントが必要なのか、設置場所をどこにするかなどしっかり見極めましょう。

水回りにコンセントを設置する場合は、キッチンのコンセントを防水のものに変えることで、コンセントによる事故が起きる危険性を減らすことができます。コンセントの増設が必要だと思ったら、業者に相談してみることをおすすめします。