キッチンのコンセント口数は不足しがち!自分が使う家電を見極めよう

2021.4.30

キッチンのコンセント口数は不足しがち!自分が使う家電を見極めよう

コンセントが足りなくて、使いたいときに使えず困ったという経験はありませんか?特に家電が多いキッチンではこのようなことがよく起こるのではないかと思います。

「せっかく最新家電を買ったのにコンセントの口数が足りなくて使えない」とお悩みの方にむけて、このコラムではキッチンのコンセントを増設する方法やその工事についてご紹介します。

キッチンの家電はブレーカーが落ちる原因になる

キッチン家電はそれ自体小さくても大きな電力を消費するものがたくさんあります。そのため、コンセントの口数が足りないからとタコ足配線をしてしまうと、発熱や発火の原因となりとても危険です。また、同時にたくさんの家電を使用するとブレーカーが落ちてしまうこともあります。

以下はキッチンでよく使われる家電の消費電力の一覧です。

IHクッキングヒーター 1400~3000ワット

食器洗い機      1100~1300ワット

炊飯器        100~300ワット

電子レンジ      1000~1400ワット

電気ポット      900~1400ワット

冷蔵庫        100~300ワット

コンセントやブレーカーには、同時に流せる電気の量が決まっています。使用するブレーカーを一般的な20アンペアのものとすると、一般家庭用の電圧は100ボルトなので、ひとつの回路で最大2000ワット使うことができる計算になります。ひとつの回路には複数のコンセントが繋がっているので、各コンセントの上限以上の電気が流れないように注意しましょう。

家電を購入する際はそれぞれがどれくらいの消費電力なのかを確認し、消費電力が大きいものは同時に使用しないようにするなどの注意が必要です。

キッチンの家電はブレーカーが落ちる原因になる

キッチンのコンセントの位置はどのへんがいいのか?

すでにご紹介したようにキッチン家電は消費電力が大きく、使用状況によっては、何度もブレーカーが落ちてしまったりして、大変な思いをしたことがある方も少なくないでしょう。ではコンセントの口数を増やしたい場合、キッチンのどこにするのがいいのでしょうか?

まず、電気を使うコンセントに水や熱は厳禁です。そのため、シンクやガス台から十分離した場所に設置をしましょう。

キッチンでは包丁を使うなど手元での作業が多いので、コンセントも手の届く位置にあると便利です。コンセントの位置が上すぎると家電を使う際に壁がコードだらけになってしまったり手が届かなかったりと不便なことが多くあります。

また、近いところにコンセントをまとめてしまうと、家電もそこに集中してしまい非常に使いづらくなってしまいます。自分がどんなふうに家電を使用するのかを考え、使う際の移動などについても考えながら、ある程度位置を分散をさせることも大事です。

キッチンのコンセントは多くてもダメ

ご自宅のキッチンのコンセントを増設する場合は、よく使う家電を見極めて、必要な数だけのコンセントを設置することが大切です。何も考えずに設置しすぎるとキッチンがコンセントだらけになってしまいますし、見栄えが悪くなってしまいます。普段の生活でどんな家電をどれくらい使っているのかを把握して、無駄のない設置をしましょう。

そうはいっても数がギリギリだと、今後新しい家電を買ったときにコンセントが足りないということが起きてくるので、余裕を持って1口か2口追加してコンセントを設置しておくと安心です。また、消費電力の大きい家電を複数同時に使うことを防ぐために、増設するコンセントの口数は2口までにするのがおすすめです。

キッチンのコンセントは多くてもダメ

キッチンのコンセントを増設するときには

まず前提としてコンセントの増設工事をおこなうには電気工事士という資格が必要ですので、基本的に自分で作業しようとはしないようにしてください。コンセントの工事は資格がないと法律違反になるのはもちろん、感電や火災のおそれがあり大変危険なので、自分でおこなうことはせずに必ず業者に依頼をしましょう。

以下では、業者による一般的なコンセントの増設工事の方法を3つご紹介します。自分のニーズに合った方法での増設を依頼しましょう。

①コンセントの口数を増やす方法

この方法はコンセントを口数が多いものに変更する方法で、電気配線を変更する必要はありません。作業自体は30分~1時間程度と短く、施工価格は5,000円~10,000円程度が相場です。

ただし、変更後に使用する器具によってはコンセントの電気容量を超えてしまってブレーカーが落ちてしまう可能性がありますので、その点は注意が必要です。

②すでにある電気配線から延長してコンセントを新たに作る方法

②すでにある電気配線から延長してコンセントを新たに作る方法
今までコンセントがなかった場所に新たにコンセントを作る場合は、すでにある電気配線から専用のコードを伸ばす工事をおこないます。こちらは施工時間が約1~2時間、費用は13,000円~20,000円程度が相場です。延長させる前に、あらかじめどの配線がどこに繋がっているかを確認して、電力に余裕のある配線から延長させるとよいでしょう。

③分電盤から新しく電気配線を引いてコンセントを増設する方法

この工事では新しくブレーカーを設置してそこから新しく増やすコンセントまで配線をおこないます。施工時間は約1~3時間、費用は8,000円~30,000円程度と時間や費用は上記2つよりかかりますが、分電盤から直接配線をするので、消費電力が大きい家電を使ってもブレーカーは落ちにくくなります。

まとめ

コンセントの増設工事は新しく配線を引く場合と、既存のところから延長する場合で費用が異なってきます。依頼する業者によっても料金に差が出るので、まずは複数の業者に見積もりをお願いして、比較検討をすることをおすすめします。

コンセント工事をおこなうには「電気工事士」という資格が必要です。自分での工事は大変危険な上、資格を持っていなければ法律違反となってしまいますので、コンセントの口数を増やしたいとお考えの方はまず業者に依頼しましょう。

「コンセント工事」を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コンセント工事」をご覧ください

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