新しく家を建てるとき、部屋の間取りや扉の位置など考えることがたくさんあって、楽しい反面大変だろうと思います。今後生活していく上で住みやすい家を作るために必要なことのひとつに、コンセントの位置があります。
生活していく上で、家電は必要不可欠なものです。テレビ、エアコン、電子レンジなど毎日多くの家電を使います。その家電を使うときに、近くにコンセントがなかったら不便だと思いませんか?
そこで今回は、使いやすいコンセントの設置場所についてまとめてみました。コンセントを設置する際の正しいコンセントの位置と高さを知って、理想の家を作りましょう。
コンセントにはいくつか種類がある!
正しいコンセントの位置と高さを知る前に、まずはコンセントの種類を確認して用途に合ったものを選びましょう。エアコンやテレビ用のコンセントは、よく使うコンセントとは形も違います。使いたい家電に合ったコンセントを設置しないと意味がないですよね。
・2口・3口コンセント
一般的に使用するコンセントで15アンペアまでの容量を使用でき、差込口が2口のものと3口のものがあります。近くでたくさんの家電を一緒に使用するような場所では、3口のものがおすすめです。しかし、ACアダプターのようなプラグ部分(差し込む側)が大きなものの場合、3つ差し込むことができなくなることもあります。
・エアコン専用コンセント
普通のコンセントは、100Vのものを使いますが、エアコンは消費電力が大きいため200Vの専用コンセントを使用します。そのほかにも、電子レンジやIHクッキングヒーターなどでも専用コンセントを使用します。
・情報コンセント
主にテレビを接続するために使用し、テレビ用端子、電話用端子、一般的なコンセントが一体型になっています。それぞれを別々に取り付けるよりもコンパクトで、値段もお得になります。
・アース端子付コンセント
アース線が必要な家電を接続するために使用します。アース線が付いてないと、感電するおそれもあるので、注意が必要です。アース線やアースが必要な家電について、過去記事の【家電にアースが必要な理由!どんな家電にアースがついているの?】をご覧ください。
・防雨型コンセント
屋外で家電を使うために使用します。イルミネーションや芝刈り機など、玄関付近や庭で家電を使うことができます。
・床用コンセント
床に埋め込んで使用するコンセントで、壁から離れた位置で家電を使うときに便利です。使わないときはコンセントを閉じておけば見た目もすっきりします。
・USBコンセント
スマートフォンやタブレット、パソコンをコンセントからそのまま充電することができる便利なコンセントです。
コンセント設置での失敗例
家の中のコンセントはふと見るとたくさんあります。しかし、コンセントの位置や高さがあっていないと使わないこともあります。そこで、コンセントの位置や高さでの失敗例を確認し、そこから設置の際の注意点を知りましょう。
・キッチンのコンセントが少ないため、料理がしにくい
・コンセントの位置が低いため、使いづらい
・家具を配置してみたら、家具の裏側になって使えない
・コンセントの位置が高いため、コードが目立つ
・窓際にコンセントを付けたため、エアコンとカーテンが被る
こいった失敗例はよくあることです。そのため、コンセントの設置をするときは、どんなときに必要になるかを考える必要があるのです。
とくに、家電の数は把握しておきましょう。また、生活の導線の邪魔にならない位置にコンセントを配置することも大切です。
ほかにも家具でせっかく配置したコンセントが隠れてしまっては意味がなくなってしまいます。コンセントが隠れてしまわないように、家具の配置を決めることも重要となってきます。
コンセント設置にベストな位置は?
コンセントはただ取り付ければいいというわけではありません。コンセントは位置だけなく、高さも重要となってくるのです。
コンセントの高さの目安ですが、一般的なコンセントは床から25cm程度の高さとなっています。掃除機をかけるために使うコンセントは、30~40cm程度の高さにあると、かがまなくても楽に使用することができます。ほかにも、洗濯機は約105cm~110cm、エアコンは約180~200cmと高めの位置に設置するとことをおすすめします。見た目がきれいだけでなく、水滴が飛んで感電するおそれがなくなります。
次に、使いやすいコンセントの位置を場所別で説明していきます。
①玄関
あまりかがまなくてもいい位置にひとつ、棚やラックのそばにひとつあると便利です。意外と玄関にコンセントは必要なものです。見た目を気にする場合は、靴箱の中に設置して棚に穴をあけてコードをしまうときれいに見えます。
②リビング
リビングでは、多くの家電を使用するので多めにコンセントを配置しましょう。たとえば、テレビ周辺はコードが多く散らかって見えるので、なるべく見えないようにコンセントを壁側に寄せましょう。掃除機用のコンセントは、いちいちコードを抜かなくてもいいように、部屋の真ん中にあると便利です。
③キッチン
キッチンはさまざまな家電を使います。冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトル、ミキサーなど使用する家電の数を考えましょう。電気ケトルやミキサーなど調理中に使う家電もあるので、キッチンのそばにもいくつかコンセントがあると便利です。
④寝室
寝室は、掃除機用に部屋全体にコードが届く位置とスマートフォンの充電用や卓上の照明用に部屋の奥の方にコンセントがあると便利です。
⑤洗面所
洗面所では洗濯機だけでなく、ヘアアイロンやドライヤーなど意外と家電を使用します。洗濯機用のコンセントは洗濯機よりも上に、他は鏡のそばにいくつかあると便利です。
⑥ 各部屋
それぞれの部屋には、掃除機用に入口近くと、机の上でパソコンやスマートフォンを使えるように机のそば、部屋の中央付近の壁にあると便利です。子供部屋は少し低めに、高齢者の方用の部屋はかがまなくてもいい位置に設置すると使いやすいでしょう。
⑦屋外
玄関周りに1つ、庭に1つあると、イルミネーションやシャワーを使っての水まき、芝刈りに使えます。
こんな場所にもあったら便利!コンセント設置におすすめの場所
あまり見かけないけど、コンセントがこの位置や高さにあったら便利という場所をご紹介します。
・テーブルの下
床に埋め込むタイプのコンセントは、壁から離れた位置に設置できるのがポイントです。テーブルの下に設置しておけば、ホットプレートを使用するときやパソコンを使用するときなどに便利です。遠くからコードを延ばさなくても済むので引っかかってることも少なくなります。
・ベッドやソファのそば
ベッドやソファではスマートフォンやタブレットを使用することも多いのではないでしょうか。充電しながら使いたいという方には、USB用のコンセントをベッドやソファのそばで、少し高めの位置に設置しておけば充電しながら使用することができて便利です。
まとめ
コンセントの設置は、使う家具とその数を考えることが大事です。また、その種類によってコンセントの位置や高さを考える必要があります。事前に家具の配置も想定しておかないと、せっかく配置したコンセントが使えなくなったことになりかねません。
家族でよく考えてだいたいのコンセントの位置を決めたら、業者に聞いてみるのもひとつの方法です。今まで多数のコンセント工事をこなしてきた業者ならではの目線でアドバイスをくれるかもしれません。
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