ダウンライト(LED)は照明計画の主流に…選び方から費用まで解説

2021.4.30

ダウンライト(LED)は照明計画の主流に…選び方から費用まで解説

新築や、リフォームをおこなう家は、照明にダウンライトを取り入れるのがおすすめです。なぜなら、ダウンライトには、空間が広く見え、どんなインテリアにも合わせやすい・掃除が楽などのメリットがあるからです。

ただ、「ダウンライトのことがよくわからない」「種類がたくさんあってどれを選んだらいいかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。

そこで、この記事では、ダウンライトの概要や選び方など、設置の前に知っておきたい情報をご説明します。ダウンライトの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ダウンライトとは

ダウンライトとは、天井に直接埋め込むタイプの小型のライトです。ダウンライトは、部屋全体を照らすというより、必要な場所をピンポイントで照らすことが可能です。

そんなダウンライトを、取り入れる人が増えているといわれています。そこで、まずはダウンライトを取り入れる人が多い理由についてご説明します。ほかにも、ダウンライトにおすすめの空間やLEDにするメリット・デメリットについてもご説明します。

ダウンライト(LED)は照明計画の主流に…選び方から費用まで解説

ダウンライトを取り入れる人が多い理由

ダウンライトを取り入れる人が多い理由を、以下にまとめました。

【室内をすっきり見せられる】

天井に埋め込むダウンライトにすれば、天井に凹凸がなくなるため、圧迫感がない開放的な空間にすることができます。また、ダウンライトはインテリアの邪魔にもなりません。インテリアにこだわりたい方は、ダウンライトが使いやすいのです。

【掃除が楽】

照明器具はほこりがたまりやすく、「掃除が面倒……」と思う方も多いでしょう。さらに、照明器具は高い場所にあるので、掃除するのにも一苦労ですよね。

しかし、ダウンライトにすれば、照明器具にホコリがたまることがなくなります。そのため、面倒な天井のお掃除も簡単になるのです。

【リラックスしやすい空間をつくれる】

必要な部分に絞って明るくできるダウンライトは、部屋全体が明るくなりすぎることを防ぎます。室内をほどよい暗さにすることで、落ち着いた雰囲気をつくることができ、リラックスしやすくなるのです。

ダウンライトを取り入れるのにおすすめの空間

光が届く範囲が狭いダウンライトは、トイレや洗面所、玄関などの小さな空間に取り入れるのがおすすめです。

また、ダウンライトは寝室に取り入れるのもよいでしょう。ダウンライトによって適度な暗さにすることができ、リラックスした空間を作り出すことができます。リラックスした空間にすることで、安眠効果も期待できます。

ダウンライトはLEDにしたほうがいいの?

ダウンライトは、以前は白熱灯や蛍光灯が主流でしたが、LEDを使う人が増えてきました。中には、「LEDにしたほうがいいのかな?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここではダウンライトをLEDにするメリット・デメリットや、LEDにしたときの電気代についてご紹介します。

【メリット】

ダウンライトをLEDにするメリットは、寿命が長いことです。照明の寿命は、白熱灯が1,000~2,000時間、蛍光灯が1万3,000時間なのに対し、LEDは4万時間といわれています。LEDにすれば、だいたい10年前後は交換の必要がないのです。

【デメリット】

電気代は、白熱電球からLED電球に変えれば節約することができます。

このように、ダウンライトをLEDにするには、メリット・デメリットがあります。そのため、必ずしもダウンライトをLEDにすればよいというわけではないのです。メリット・デメリットを比較し、LEDと蛍光灯・白熱灯で自分に合っているほうを選びましょう。

【電気代】

電気代は、白熱電球からLED電球に変えれば節約することができます。

「LEDにすると電気代を抑えることができる」と聞いたことのある方も多いでしょう。確かに、ダウンライトを長時間連続で付けている場合は、LEDのほうが電気代の節約になります。ただ、トイレや玄関など、電気のオンオフを1日に何度も繰り返す場所では、初期費用も考慮すると白熱灯や蛍光灯が節約できるようです。

このように、ダウンライトをLEDにするには、メリット・デメリットがあります。そのため、必ずしもダウンライトをLEDにすればよいというわけではないのです。メリット・デメリットを比較し、LEDと蛍光灯・白熱灯で自分に合っているほうを選びましょう。

ダウンライトの選び方

ダウンライトには、さまざまな種類があります。そのため、「どれを選んだらよいかわからない……」という方も多いでしょう。そこで、ここからはダウンライトの選び方をご紹介します。

ダウンライト(LED)は照明計画の主流に…選び方から費用まで解説

【ステップ1】ダウンライトの種類を選ぼう

まずは、ダウンライトの種類を選びましょう。ダウンライトの種類は、以下のとおりです。

ベースタイプ
ベースタイプは最も一般的なタイプで、リビングや寝室、トイレや浴室など幅広い場所で使うことができます。

ユニバーサルタイプ
ユニバーサルタイプは、ライトの角度を変えられるタイプです。新築の家でまだどこに何を置くか正確に決まっていない場合や、家具の配置を変える予定がある場合におすすめです。

ピンホールタイプ
ピンホールタイプは、明るくしたい場所をピンポイントで照らすタイプです。飾っているインテリアや絵画を照らせば、より目立たせることが可能です。ただ、ダウンライトの種類、機能などによって演出の仕方は異なります。

自分の好みの雰囲気に仕上げるためにも、どのダウンライトを選んだらよいかわからない方はインテリアコーディネーターなどに相談するとよいでしょう。

傾斜天井タイプ
傾斜天井タイプは、天井が斜めの場合に使うタイプです。天井が斜めになっていても、光を真下に当てることができます。

軒下タイプ
軒下タイプは、その名のとおり軒下にも使うことができるタイプです。

防湿タイプ
防湿タイプは防湿性があり、ご家庭のお風呂でも使うことができるタイプです。

【ステップ2】ダウンライトの色を選ぼう

ダウンライトの種類を選んだら、次は以下の中から色を選びましょう。

電球色
電球色は、温かみのある色で、室内を落ち着いた雰囲気にすることができます。リラックスしたい場所に取り入れるとよいでしょう。

温白色
温白色は、温かみもありながら、明るさも感じることができる色です。自然の光ともマッチするので、普段づかいに向いています。長時間いることが多いリビングに取り入れるのがおすすめです。

昼白色
昼白色は、温白色よりも明るい色になります。昼でも電気をつけなければならないような、光が届きにくい部屋に取り入れるのがよいでしょう。

昼光色
昼光色は、青みがかった白色です。昼光色を取り入れることで、空間をさわやかな印象にすることが可能です。また、青系の光は集中力を高めるといわれているので、勉強や仕事をおこなう場所に取り入れるのもおすすめです。

【ステップ3】付加機能を選ぼう

ダウンライトの中には、付加機能がついているものもあります。ここでは、ダウンライトの付加機能を3つご紹介します。

調光タイプ
調光タイプは、状況に合わせて光の強さを変えることができる機能です。たとえば、家族が集まる時間帯は明るくし、寝る前は明るさを落とすことが可能です。

調色タイプ
調色タイプは、状況に合わせて色を切り替えることができる機能です。電球色と昼白色の切り替えができるものや、電球色と温白色と昼白色の切り替えが可能なものなどがあるようです。

人感センサー
人がいるときのみにライトがつく機能です。

ここまで、ダウンライトの選び方をご紹介してきました。ダウンライトには、さまざまな種類があるので、しっかりと特徴を理解して自分に合ったものを選んでください。以下からは、ダウンライトを設置するときの注意点をご紹介します。

ダウンライトを設置するときの注意点

ダウンライトを設置するときには、いくつか注意したいことがあります。そこで、ここからはダウンライトを設置するときの注意点をまとめました。

配置に気をつける

ダウンライトを設置した後に、家具の配置を変えたくなることもあるでしょう。すると、家具の配置を変えたことによって、ダウンライトの位置が合わなくなってしまうこともあるかもしれません。

たとえば、「絵画を強調したいから真上にダウンライトを設置したけど、絵画の場所を変えたくなった……」という場合、ダウンライトを設置し直さなければなりません。

万が一家具の配置を変えたくなったときのためにも、ある程度方向の変えられるタイプを選んでおくとよいでしょう。

ダウンライト(LED)は照明計画の主流に…選び方から費用まで解説

設置する数に気をつける

ダウンライトを設置する際は、ライトの数にも気を配りましょう。ライトの数が少なすぎると明るさが足りない場合もあります。ただ、ライトの数が多すぎると天井が穴だらけになってしまい、見栄えが悪くなることがあります。

リビングなどの広い空間などで、ダウンライトのみで明るさを調整するのが難しいときは、シーリングライトなどのほかの照明器具と併用するとよいでしょう。

設置場所に気をつける

ダウンライトは、ベットの上や収納の上には設置しないほうがよいでしょう。ベットに寝転がって仰向けになると、光が直接目に届くため眩しく感じるのです。また、収納の上にダウンライトを設置すると、収納しているものによっては発火する危険があります。そのため、ベットの上や収納の上は避けて設置してください。

設置には電気工事士の資格が必要

ダウンライトを設置する際は、電気工事士の資格が必要です。資格をお持ちでない方は、照明の設置を業者に依頼する必要があります。

また、ダウンライトの種類によっては、交換も資格が必要になるケースがあります。現在主流の一体型は、寿命が切れたときは照明器具ごと交換する必要があるため、資格が必要になるのです。

ただ、交換型は自分でも交換することが可能です。交換型は一体型に比べて購入する際にはコストがかかりますが、「交換のたびに業者に依頼するのが面倒」という方は、交換型を選ぶとよいでしょう。

ダウンライト工事にかかる費用相場

ダウンライト工事にかかる費用は、ライト本体だけでみるとユニバーサルタイプや、トイレや浴室で使われるシンプルなものであれば1,000円~3,000円程度です。ただ、調光式など複雑なタイプのものは30,000円を超えることもあるようです。

さらに本体の値段だけではなく、交換のみか開口が必要なのかなのかといった作業内容や、依頼先までの出張料金の有無によって料金は変動します。業者によっては、廃材処理代などの雑費が追加されることもあるようです。後で追加料金が発生しないか、キャンセル料がかからないかなどを事前にしっかりと確認しておきましょう。内

また、ダウンライトの費用は種類や現地の状況によって大きく異なります。正確な費用を知るためにも、一度業者に現地調査や見積りを依頼するとよいでしょう。

生活110番では、照明器具を設置する業者をご紹介します。生活110番の加盟店では、見積りを無料でおこなっているため、「費用を聞いて依頼するか決めたい」という方でもご依頼いただけます。ダウンライトの設置を検討している方は、ぜひ生活110番までご連絡ください。

ダウンライト(LED)は照明計画の主流に…選び方から費用まで解説

まとめ

ダウンライトには、室内をすっきり見せられる・掃除が楽・リラックスできる空間をつくれるといったメリットがあります。

ダウンライトを取り付ける際は、選び方が重要です。ダウンライトは、種類や光の色、機能によってさまざまなタイプに分けられるからです。それぞれの特徴を比較し、自分に合ったものを選んでください。

また、ダウンライトの設置は電気工事士の資格が必要です。資格をお持ちでない方は、照明工事の業者に依頼するとよいでしょう。

生活110番では、照明器具の設置をおこなう業者をご紹介します。24時間365日お電話相談をおこなっているので、いつでもご連絡いただくことが可能です。ダウンライトの設置を検討している方は、ぜひ弊社までご連絡ください。

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