感震ブレーカーの補助金には条件がある?確認して設置を依頼しよう
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感震ブレーカーを設置するときには、まず自治体の補助金の条件を確認しておきましょう。自治体の多くは、感震ブレーカーを設置するときに補助金を支給しています。補助金の有無や条件を確認しておかなければ、「補助金がもらえたのに、申請していなかったから受給できなかった……」という事態になるかもしれないのです。
この記事では、よくある感震ブレーカーの補助金の助成条件や、おおまかな流れをご紹介します。地震対策をおこないたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
感震ブレーカー設置の補助金には条件がある
感震ブレーカーは、地震の揺れを感知して電気を遮断するブレーカーです。電気を遮断することで、「ストーブが倒れ、近くにあった衣類が燃えて火事になった」などの地震による火災を防止することができます。地震の際に起こる火災の6割は電気が原因だといわれているため、感震ブレーカーの設置は地震の二次被害の防止に非常に役立つのです。
そんな便利な感震ブレーカーは、補助金で設置することもできますが、条件を満たしている必要があるのです。そこで、ここでは感震ブレーカーの補助金を受けることができる条件をご紹介します。
感震ブレーカーの補助金の条件
感震ブレーカーの補助金をもらうことができる詳しい条件や金額、対象となるブレーカーは自治体によって異なります。ここでは、例として、東京都新宿区と静岡県富士宮市の感震ブレーカーの補助金が支給される条件をご紹介します。
【東京都新宿区】
東京都新宿区では、地震による被害の危険度が高い地域に住宅を所有している方または住宅を新しく建てる方の中で、感震ブレーカーを新しく設置したい方が補助金を支給してもらうことができます。
住宅を所有している方は、分電盤タイプとコンセントタイプが補助金の対象となります。分電盤タイプは、分電盤のセンサーが揺れを感知すると電気の供給を止めるタイプです。コンセントタイプとは、コンセントのセンサーが揺れを感知してコンセントから供給される電気を遮断するタイプです。
補助金の支給額は、一般世帯では設置費用の3分の2(上限5万円)、非課税世帯では6分の5(上限6万2千円)となっています。一方、新しく家を建てる方は、分電盤タイプが補助金の対象となり、1万円を支給してもらうことが可能です。
【静岡県富士宮市】
静岡県富士宮市では、富士宮市内に住宅を所有している方と市内の住宅に住んでいる人が補助金の対象となります。対象のブレーカーは分電盤タイプで、購入・設置費用の3分の2(上限2万5千円)まで支給してもらうことが可能です。
なお、お住まいの地域での補助金の条件について知りたい方は、自治体のホームページを見るか、直接お問い合わせください。
助成をしてもらうまでの流れ
補助金を申請できる条件に当てはまるのであれば、設置をお得におこなうことができます。補助金を受けるには、あらかじめ申請が必要となるので、まずは申請をおこないましょう。ここで注意していただきたいのが、取り付けを業者に任せる場合と自分で取り付けをおこなう場合では、助成までの流れが異なるということです。
自治体の中には、簡易ブレーカー(バネの振動や重りが落ちることで電気の供給を遮断するタイプ)が補助金の対象となるところもあります。簡易ブレーカーは、電気工事が不要なため自分での取り付けが可能ですが、自分で設置すると助成までの流れが異なるのです。
そこで、ここからは助成までの流れを、業者に依頼を任せる場合と自分で取り付ける場合に分けてご紹介します。
・取り付けを任せる場合
静岡県富士宮市を例に、取り付けを業者に任せる場合の助成までの流れをご紹介します。
1.電気工事店に感震ブレーカーの設置器具や費用について相談する
2.申請書類(見積書、申請書、施工前の写真)を危機管理局へ提出する
3.交付決定書が届く
4.工事業者に工事をブレーカーの工事を依頼する
5.工事が終わったら、必要書類(実績報告書、領収書の写し、施工後の写真など)を危機管理局へ提出する
6.交付確定通知書が届く
7.請求書を請求する
8.補助金が振り込まれる
自治体によって詳しい流れや提出する書類は異なるため、直接自治体にご確認ください。
・自分で取り付けをする場合
自治体の中には、自分で取り付けができる簡易タイプの感震ブレーカーが補助金の対象となるところも多いです。ここでは、愛知県半田市を例に、自分で取り付けをおこなう場合の流れをご紹介します。
1.感震ブレーカーを取り付ける器具を購入する
2.器具の取り付けをおこなう
3.必要書類(交付申請書・取り付け前後の写真・感震ブレーカーを購入したときの領収書・請求書)を記入して提出する
4.交付決定通知が送られてくる
5.補助金が振り込まれる
業者選びのコツを知ろう!
感震ブレーカーのうち、分電盤タイプと一部のコンセントタイプは電気工事が必要となります。電気工事には専門の資格が必要となるため、業者に依頼しなければならないのです。しかし、どのような業者に依頼すればよいかわからない方もいらっしゃるかもしれません。そこでここでは、業者選びのコツをご紹介します。
実績が豊富
実績が豊富な業者であれば、技術力の高い業者である可能性が高いです。なぜなら、実績が豊富ということは、その分だけ多くの経験を積んでいるといえるからです。そのため、業者のホームページなどで実績の多さを確認してみてください。
アフターサービスがあるか
感震ブレーカーの設置後に、接触不良などの不具合が見つかるかもしれません。その場合、アフターサービスがついている業者であれば、不具合が起こったときでも対応してもらうことができるのです。そのため、アフターフォローがあるかどうかも確認しておきましょう。
スタッフの対応は丁寧か
スタッフの対応も、業者を決めるうえで確認しておきたいポイントです。スタッフの説明が雑な業者に依頼すると、施工内容や費用についてしっかりと理解しないまま施工が進められるおそれがあります。そうなると、思ったとおりの施工を受けられないかもしれないのです。見積りの際にいくつか質問をして、丁寧に答えてくれるかどうか見極めるとよいでしょう。
まとめ
感震ブレーカーを設置するときには、補助金の有無や条件を確かめておきましょう。感震ブレーカーの補助金の有無や条件は自治体によって異なるので、自治体のホームページを見るか、自治体に直接お問い合わせください。
また、簡易タイプ以外の感震ブレーカーは、電気工事をおこなう必要があるため自分で設置することができません。そのため設置を電気工事業者に依頼しましょう。
弊社では、電気工事業者をご紹介します。弊社加盟店では、見積りのみなら無料でおこなっているため、お気軽にご相談いただくことができます。感震ブレーカーの設置の際は、ぜひ弊社にお任せください。
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