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地域によって異なる電気の周波数。お住まいの電気を確認しましょう。

更新日:2021-04-30

地域によって異なる電気の周波数。お住まいの電気を確認しましょう。

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家電などの電気製品を購入する際に、性能表示を確認すると『50Hz用』や『60Hz用』といった記述を目にするかと思われます。Hz(ヘルツ)は電気の周波数を表す単位であり、その電気製品の対応している周波数を示しています。実は日本では地域、厳密には電力会社によって供給される電気の周波数が異なり、お住まいの地域の周波数に対応した電気製品を使用しないと性能に影響が出たり、そもそも動かないといったトラブルが発生する可能性があります。家電選びを失敗しないためにも、まずは電気の周波数について基礎的な知識を確認しましょう。

電気の周波数とは?

大前提となる『周波数』という概念について、ざっくりと解説いたします。電気製品を動かすエネルギーとしての電気には、その流れ方によって『直流』と『交流』という二つの種類が存在しています。一般的に電池やバッテリーなど溜め込んで使用される電気は『直流』、電力会社から送電線を通じて各ご家庭のコンセントへ供給される電気は『交流』になります。

交流とは簡単に言うと回路内をジグザグに波打って進む電気のことで、一定時間あたりの波打つ回数を周波数と呼びます。一般的には一秒あたりの周波数を数値化して、『Hz』という単位で表記します。周波数は電気の流れるスピードに関わる要素のため、電気製品は周波数に合わせた設計をされています。
      電気の周波数とは?

『50Hz』と『60Hz』に分かれている理由

電流の周波数を決定しているのは、その電気を作っている発電機です。そのため同じ機種の発電機を使用していれば同じ周波数の電気が供給され、事実さまざまな国では国内で電気の周波数は統一されています。しかし、日本は先進国の中でも珍しく周波数が国内で統一されていないのです。

地域によって周波数が異なっている原因の発端は、日本に電気のインフラが導入された明治時代にまで遡ります。当時、日本政府は国内にインフラを敷設するにあたって海外から発電機を輸入しました。その際関東にはドイツから輸入した50Hzの発電機を、関西にはアメリカから輸入した60Hzの発電機をそれぞれ用意して、電気の導入をスタートしました。以来100年以上もその流れをそのまま引きずって、東日本と西日本で電気の周波数が違う状態が続いているというわけです。

どこで周波数が分かれている?

日本国内で電気の周波数が異なる理由は前項の通りですが、では具体的にどこが50Hzの地域で、どこが60Hzの地域なのでしょうか。以下でご説明いたします。

◆『50Hz』と『60Hz』の境界

周波数は日本の東西で綺麗に分かれています。地理的には新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結ぶラインを境界線として、東側では原則50Hzを使用し、西側では60Hzを使っています。それぞれの周波数を使用する電力会社は下記の通りです。

◆『50Hz』の地区

北海道電力
東北電力
東京電力

◆『60Hz』の地区

中部電力
北陸電力
関西電力
四国電力
中国電力
九州電力
沖縄電力

混合地区

例外的に、境界線にまたがる地域に電力を供給している中部電力では、50Hzと60Hzの電気が混在している場合があります。
      どこで周波数が分かれている?

電気製品の使用に要注意

電気の周波数は電気製品のはたらきに影響を与える場合があるため、お住まいの地域の周波数に対応する電気製品を使用するのが原則とされています。周波数の影響を特に受けない製品は、基本的に両方の周波数で使用可能と表記されています。本項では、電気製品の種類ごとに周波数が与える影響を簡単にご説明します。
 

◆そのまま使えるもの

電気ポットやこたつ、ストーブやトースターなど電気によって熱を生み出す製品は、周波数の影響をとくに受けることはありません。電気から熱の変換に電気抵抗(コイル)を使用しており、周波数が関係ないためです。またパソコンやその周辺機器は、機器に搭載された整流器によって自前で適した電流に変換を行うため、周波数の影響がないとも言えます。テレビやラジオなどの映像機器、音響機器も特に注意書きがなければどの周波数でも使用することが可能です。
 

◆能力が変わるもの

誘導電動機、いわゆるモーターの使用されている電気製品は、周波数によってモーターの回転速度や回転数が変化するため、使用自体は問題なくできますが、若干性能が変化します。代表的なものでは扇風機の風量が変わったり、ドライヤーやエアコン、洗濯機なども効率が変わることがあります。ただし、内部にインバーターを搭載しているものはパソコン同様自分で適した電流に整えることができるため一定の性能で使用できます。
 

◆そのままでは使えないもの

周波数は電流の送られる速度を決定するため、例えば電気式の時計やタイマーなどは露骨に影響を受けます。クォーツ式など内部に別途の計時装置を備えているものであれば問題ありませんが、そうでないものは使用に適しません。

ステレオやテープレコーダーなども周波数が異なると使用できなくなります。これらは内部のモーターの回転によってテープやディスクを読み書きしますが、周波数が違うと回転数も変わるため、正確に読み書きができなくなってしまいます。

最も注意が必要なのが電子レンジです。マイクロ波の照射によって食品を加熱する電子レンジは、周波数が定格と異なるとマイクロ波の波長もおかしくなって、食品を焦がしてしまったり部品が焼け付いてしまったりと火事の原因にもなり非常に危険です。電子レンジを購入する場合はお住まいの地域の周波数に適合するか必ず確認するようにしましょう。
      電気製品の使用に要注意

まとめ

電気の周波数について、予め知っておきたい基礎知識をここまでご紹介してきました。要点をまとめますと以下の通りです。

・周波数は電流の波打つ回数を表す言葉で、一般的に「Hz」という単位で表記される。
・周波数が地域によって異なる理由は、明治時代に発電機を関東と関西で別々の国から輸入していたため。
・新潟県と静岡県に流れる川を境界線に、東側が50Hz、西側が60Hzを使用している。
・暖房器具やテレビ、パソコンなどは周波数が違っても使用が可能。モーターを使用する家電は性能が変わることがある。時間を測る道具は周波数が変わると使用できない。
・電子レンジは異なる周波数では絶対に使用してはいけない。事故などのトラブルにつながるおそれがある。

電力自由化の影響でお住まいの地域とは異なる電力会社からも電気の供給を受けられるようになったこんにちでは、周波数について特に注意を払っておく必要がある時代とも言えます。電気工事を依頼する際にも関わってくる事柄ですので、事前の確認をしっかりしておくようにしましょう。

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この記事を書いた人
編集者:たくぞう
家電の新製品と旧式の違いを発見することが特技。特技が高じて人に伝えたいという思いにいたり、ライターの道を目指すきっかけとなった。家電や電気工事関連の記事を担当。

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