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あなたも「テレビアンテナ」がわかる!費用から設置、故障時の対処

投稿日:2018-01-29 更新日:2019-08-08

あなたも「テレビアンテナ」がわかる!費用から設置、故障時の対処

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「どれだけ高性能なテレビも、テレビだけでは番組は見られない」と聞くといかがでしょうか?実際これは本当の話なんです。

テレビ番組の視聴には、テレビアンテナの存在が欠かせません。でも地味な存在ゆえ、テレビ本体を選ぶときほど、アンテナを吟味することはないかもしれませんね。自宅に設置してあるテレビアンテナがどちらを向いているか?なんて、普段は気にも止めないものです。

地味なテレビアンテナですが、私たちがもっともよく使う「八木式アンテナ(八木・宇田アンテナ)」は1920年代に日本人によって作られ、現在もなお世界中の屋根にひろく使われていることはご存知でしょうか?

そんなテレビアンテナに少し目を向けてみましょう。詳しく知ることでテレビアンテナがこれまでとは全然違ったように見えるかもしれませんよ!

テレビアンテナの種類

まずはテレビアンテナの基礎知識として、よく使われているアンテナの種類をご紹介します。

八木式アンテナ(UHFアンテナ、VHFアンテナ)

      

おそらく「テレビのアンテナ」と聞いて、パッと思い浮かぶのがこの八木式アンテナでしょう。矢印や魚の骨のような形の細い金属棒で構成されたアンテナで、地上波放送の電波を受信するためのアンテナです。

正式な名称は地上波デジタル受信用のものが「UHFアンテナ」、旧式の地上波アナログ受信用が「VHFアンテナ」です。安価で広範囲の電波を受信でき、葉っぱのない木の枝のように強風も受け流しやすい構造をしているのが特徴です。

その反面、八木式アンテナは細く頼りない作りのため、積雪や風に飛ばされてきた物が直撃すると簡単に曲がってしまいます。また珍しい屋根の上に完全に露出している状態のため、枝と勘違いした鳥が巣を作ってしまったということもあります。

また八木式アンテナは比較的大型でスペースをとるため、屋根の上に設置することが多くなります。そのため設置には屋根から滑落するリスクが伴うなど、個人でのアンテナ設置が難しいアンテナでもあります。

BS・CSアンテナ(パラボラアンテナ)

      

パラボラアンテナはBS放送やCS放送といった、いわゆる衛星放送を受信するためのアンテナです。大気圏外を飛ぶ人工衛星から電波を受信するため、一方向からの電波を効率よく受け止める形状をしています。

また特徴的な皿のような形状は「パラボラ」と呼ばれますが、語源は「放物線」のことを指します。比較的小型ですが受信感度がいいのでベランダなどに設置することができます。

その反面、電波が飛んでくる方向が決まっているため、設置する向きにシビアな調整が必要です。風を受けやすい形状も相まって少しでもアンテナがズレると、途端に受信感度が悪くなってしまいます。また雨や雪といった空から降ってくる遮へい物にも弱く、受信を安定させるにはアンテナを大型化せざるをえないという難点を抱えています。

デザインアンテナ

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デザインアンテナは近年急速に普及しつつある新しいタイプの地上波放送用アンテナです。特徴はなんといっても、従来のアンテナらしからぬ形状で、小型な板のような形をしています。

家のシルエットを壊さず、溶け込むようなデザインが魅力のデザインアンテナですが、八木式アンテナと比べ受信能力は一段下がります。そのため電波状況の良好な場所を選んで設置する必要があり、自身で設置するとなると電波に対する深い理解を要するアンテナです。

室内アンテナ

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室内アンテナも近年普及してきており、部屋の中に設置するタイプのアンテナです。スペースや家の構造から従来のアンテナが取り付けられない場合でも、室内用のアンテナを設置しているご家庭をしばしば見かけるようになりました。

デザイン的にもあまりアンテナっぽくなく、インテリアとして調和しますが、受信感度は従来のアンテナよりも劣ってしまいます。室内アンテナの設置もデザインアンテナと同様に、設置にはコツが必要です。

テレビアンテナの仕組み

これまで見てきた通り、テレビアンテナには大きくわけて4つの種類があります。一方で4Kテレビやスマートテレビなど、近年テレビ側も高性能化が目覚ましいです。でもそれだけ進化したテレビも、なぜアンテナがないとテレビは映らないのでしょうか?

そこでこの章では、テレビアンテナの仕組みについて簡単にご紹介します。

そもそも「テレビ」とは、正式名称を「テレビジョン受像機」といいます。テレビジョンという言葉をさらに分解するとテレ(遠隔)ビジョン(映像)となり、強引に和訳すると「遠隔映像受像機」という名前になります。意味的には「遠く離れた場所から届く映像を映し出す機械」といったところでしょうか。

      テレビアンテナの仕組み

テレビの放送局は、制作された映像を電波に変換して空中へ飛ばす設備を持っています。そうした設備から放たれた目に見えない無数の電波をキャッチするのがテレビアンテナです。アンテナがキャッチした電波はケーブルを通して受像機へと送られ、電波から映像への再変換が行われて画面に映像として映し出される、というのがテレビの仕組みです。

ちなみに近年よく耳にするようになった「地上波デジタル放送」は、地上の放送局から放たれた電波が地上のテレビアンテナに直接届くために「地上波」と呼ばれています。でもこれって地デジ以前のVHFでも同じことです。ではなぜわざわざ「地上波」という呼び名が使われるようになったのでしょうか?

地上波という呼び名が使われるようになった背景には、地上波とは異なる仕組みの「衛星放送」が普及したことが考えられます。衛星放送は、地上の放送局から一度大気圏外の人工衛星まで電波を送り込んで、衛星から改めて地上めがけて電波が放たれるという仕組みです。

      テレビアンテナの仕組み
      

なんだか回りくどいことをやっているようにも聞こえますが、実は電波は超高高度にある衛星を経由することで、地上波ではぶつかって遮られてしまうような大きな山や森を飛び越えて地上のアンテナに電波を届くようになります。そのため衛星放送は受信できる範囲が非常に広いという特徴を持っています。

地上波とは異なる仕組みで電波の送受信をしているので、「地上波」と「衛星放送」という言葉の区分が必要になったのでしょう。

後にも詳しく触れますが、テレビにとって最も重要なのはいかに安定して電波を受信するか?ということです。テレビはあくまで電波を映像に変換する機械にすぎません。電波がしっかり届かない環境なら、たとえ高品質な4Kテレビであっても、美しい映像を映し出すことはできません。そのため電波を受信するテレビアンテナはテレビにとって生命線にもなり得る非常に重要な部品なのです。

テレビアンテナの取り付け方法と費用の相場

これまでテレビにとってアンテナは非常に重要な存在であることを確認しました。ではそのテレビアンテナを取り付けて、実際にテレビを視聴できるようになるまでには、どのような工程があるかご存知でしょうか?

テレビアンテナを取り付ける工程を大きくわけると、下記の3つになります。

1.下準備
2.アンテナを取り付ける
3.アンテナとテレビをつなぐ

以下、順を追ってみていきましょう。

テレビアンテナを設置する方法

下準備

まずは自分の見たい放送を受信できるテレビアンテナを選びましょう。先述のとおり、視聴するのが地上波放送なのか衛星放送なのかでアンテナの種類は大きく変わります。

      テレビアンテナの取り付け方法と費用の相場

またお住まいの地域の「電波状況」を確認しておきましょう。電波状況とはその地域がどのくらいの強度で電波を受信できるかという情報のことで、最寄りの中継局からの距離や遮へい物の有無で決まります。

現在はインターネットのサービスなどを利用して簡単に電波強度を確認することができます。アンテナは基本的にサイズが大きいほどより強力に電波を拾うことができるので、電波状況の強弱でどの程度の受信能力をもったテレビアンテナが必要になるかがわかります。

一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)

見たい放送とお住まいの電波状況に適したテレビアンテナを選んだら、ここからがとても大切です。つまりアンテナを設置する「場所」と「向き」の決定です。最寄りの中継局(テレビ電波を中継して発信する設備)の方角へ向けて、近くに遮へい物のないひらけた場所にアンテナを設置します。

適切な場所や向きの調べ方は意外と簡単です。付近にある他の家のアンテナを観察してみましょう。大体どこの家も、同じような高さで同じ方向へ向けてアンテナを取り付けているのではないでしょうか?中継局は同じ地域ならどの家も一緒なので、他の家の取り付け方は大いに参考にすることができます。

アンテナを取り付ける

取り付け場所が決まったら、いよいよ設置作業に入ります。屋根の上に設置する場合はくれぐれも転落には気を付けて、まずはアンテナを固定する「土台」を取り付けていきましょう。

日本の住宅に多くみられる傾斜した屋根の場合、アンテナはそのままでは不安定になり設置できません。屋根の傾斜に合わせた「屋根馬」や「サイドベース」と呼ばれるアンテナ用の土台を使って、平坦なスペースを確保します。

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土台が出来上がったら、アンテナを取り付ける「支柱」を立てましょう。さらに支柱を安定させるために、「支線」を取り付けます。支線はキャンプ用のテントの骨組みをイメージするとわかりやすいですが、支柱から四方向へワイヤーを伸ばしてそれぞれの方向から同じ力で引っ張り合わせることで均衡を保つ固定具です。帆船のマストをロープで両側から引っ張って支えるのと同じですね。

支柱がしっかり自立したら、あとはそこにテレビアンテナを取り付け、向きを調整して固定すればアンテナ設置は完了です。この時点で電波を受信できるようになっているため、あとはテレビ側とケーブルでつないで電波を送り込めるようにしていきます。

また屋根ではなくベランダや家の外壁にアンテナを設置する場合は、比較的安全に作業ができます。屋根と同様に土台を設置して、向きを考えながらアンテナを固定していきます。ただしベランダや外壁は周囲には遮へい物がたくさんあるため、電波が遮られないような置き方を工夫する必要があります。

テレビアンテナとテレビをつなぐ

テレビアンテナがキャッチした電波を映像として映し出すには、アンテナとテレビとをケーブルでつなぐ必要があります。アンテナからテレビまでに経由する配線器具を下記に上げていきます。

屋外配線ケーブル
アンテナに直接取り付けて電波を取り出す屋外用ケーブルです。頑丈で雨風に強い太いものが選ばれます。

混合器(ミキサー)
地上波とBSやCSなどの衛星電波はそれぞれ受信するアンテナが異なるため、テレビに何本ものケーブルを繋げることになります。ですがそれだと配線が複雑になってしまい大変なので、一度各アンテナから伸びるケーブルを一本にまとめることで配線をしやすくする器具が「混合器」です。

テレビコンセント
混合器で一本化したケーブルは屋内に引き込まれます。「テレビコンセント」は家の壁を通って引き込んだケーブルと、テレビ側から伸びるケーブルとを接続するための器具です。大抵は通常の家電用コンセント付近に設置されます。テレビコンセントがあるかどうかで、その部屋でテレビが見られるかどうかが決まります。もしテレビを置きたい部屋にテレビコンセントがない場合は、増設工事を行なう必要があります。

分波器(セパレーター)
テレビコンセントとテレビを接続すれば、アンテナからテレビへ電波を送り届けるラインが完成したことになります。しかし混合器で一本化した電波はそのままでは使えないため、テレビに接続する前に再度地上波と衛星放送の電波に分離する必要があります。この分離を行う器具が「分波器」です。

分波器からは分離した電波を通す2本のケーブルが伸びており、テレビ側のそれぞれ対応した端子に繋げれば、テレビの視聴ができます。

テレビアンテナ自体の料金相場

自分でアンテナを準備する場合の価格相場について、それぞれのアンテナの種類ごとに下記にまとめます。

      

八木式アンテナが最も安価で、デザインアンテナは高価な傾向があります。また室内アンテナは小型なため、より低価格なものが多くなっています。

テレビアンテナ設置工事にかかる費用の相場

続いてテレビアンテナの設置を業者に依頼した場合、どの程度の料金が発生するのかについて、費用の内訳とあわせて相場をご紹介します。

アンテナ調達費用
取り付けるテレビアンテナを業者に用意してもらう場合に発生します。費用としては大体上記のアンテナ自体の価格に手数料が上乗せされた金額になります。自分でアンテナを用意して取り付けだけしてもらう場合には発生しない費用です。

設置工事費用
 実際の取り付け作業にかかる費用です。作業工賃や出張費、機材費などがここに含まれます。

固定具、支持材費用
 アンテナを取り付けるために使用する土台や支柱、支線などの固定具や支持材の費用です。

配線費用
 テレビアンテナとテレビとを繋げる工賃と、ケーブル、混合器、テレビコンセント、分波器といった配線器具の費用です。また後述のテレビを他の部屋でも見られるようにする工事や、電波強度を改善するためのブースター設置などを依頼した場合も費用が発生します。

アンテナ処分費用
老朽化したアンテナや、地上波デジタルへの移行に伴って地上波アナログのアンテナが不要になった場合に古いアンテナを撤去し処分してもらうための費用です。新規に設置する場合には発生しません。

これらを合計した金額がテレビアンテナの設置工事費用となります。出張費などは設置業者とご自宅の距離によって変動しますし、機材費もいくらで仕入れているか?によって変動します。そのためあくまで一般的な相場の目安としての金額になりますが、「5~10万円程度」の費用となることが多いようです。ご自宅の状況や設置するアンテナの種類などを考慮して正確な金額を知るためにも、業者に設置工事を依頼する場合は、必ず事前に見積りを出してもらいましょう。

また見積もり後の金額から追加料金が発生しないか?なども確認しておくことが、不要なトラブルを避けるコツです。

テレビアンテナの交換が必要かも?不調時の4つのサイン

これまでテレビアンテナの設置や費用面についてみてきましたが、テレビアンテナは時期が来れば「交換」を行なう必要があります。

そもそもテレビアンテナは屋外で長期間にわたって雨風を受けることを前提とした作りになっており、構造も単純なため頑丈な機器です。しかし、それでも直射日光や積雪にさらされ続ける過酷な環境で使うことになりますので、いずれは劣化してしまいます。

アンテナは電波をキャッチするという目的上、不具合は「電波をうまく捕まえられなくなる」という形で不調が出るようになります。テレビが完全に見られなくなってしまう前に、テレビアンテナ不調のサインを見逃さず交換や修理を行うようにしましょう。

下記に、アンテナが不調なときの代表的な症状をご紹介します。こんな覚えはありませんか?

・映像が大きく乱れ、ブロックノイズ(目の粗いモザイクのようなノイズ)が発生する
・音声はちゃんと聞こえているのに、映像が映らない
・特定のチャンネルのみ映らなくなっている
・「受信できません」や「電波強度が低下しています」といったエラー表示が出る

おおむね映像の品質の低下という症状が出ている場合、テレビ本体よりもテレビアンテナの方に不調が起きている可能性が高いとされています。一口に「テレビが見られない」というトラブルでも、原因はケースバイケースです。もちろんアンテナの調子が悪いのにテレビ自体を買い替えてしまって結局何も改善されませんので、不調の原因はしっかりと見極めましょう。

またテレビアンテナの耐用年数は、設置してから「10年程度」が目安です。寿命を迎えたアンテナは、見た目には特に異常がなくとも、電波を捉える性能が低下して映像の品質に影響が出ることがあるため、少なくとも設置後10年を目処に点検を行うことをおすすめします。

耐用年数が10年あるとは言え、設置している環境によっても寿命は大きく変動します。例えば海に近い地域で使っているアンテナは、塩分を含む潮風で金属部分がサビ付いてしまい、通常より早く劣化する傾向があります。お住まいの環境を考慮に入れて、小まめに点検するなど不調を早期発見する工夫が必要になります。

テレビアンテナは永遠に使い続けられるものではありません。次章では、テレビアンテナが故障してしまった時の対処法をご紹介します。

テレビアンテナが故障した時の対処法

      テレビアンテナが故障した時の対処法

テレビアンテナの不具合で最も多くみられるのは、寿命による劣化でもサビ付きでもなく、「物理的な破損」です。アンテナは受信強度を確保するために周囲に遮へい物のない場所に設置します。ですが裏返せば、アンテナを守ってくれるものがなにもないということでもあります。

荒れ狂う台風の中にさらされ続ければ、いかに風に強い八木式アンテナであっても支柱に負担がかかって歪んでしまうことがあります。また吹き飛ばされてきた看板や木の枝などが直撃して折れてしまうこともあります。さらに大雪が降った日などは、大量の雪がアンテナの上に積もり、雪の重みでつぶれてしまうケースもあります。

屋外に設置するものとはいえ、テレビアンテナは精密な電子機器です。強い衝撃や圧力を受ければ簡単に破損してしまいます。そして破損してしまったアンテナは、まともに電波を受信できないばかりか、そのままにしておくと屋根から落ちて二次被害を発生させるおそれもあります。壊れたテレビアンテナは早急に修理か交換を行う必要があります。

テレビアンテナの修理にかかる費用は、自分で新しいものへの付け替えを行う場合もアンテナの購入費用に加え、土台や支持具も破損していることが多いためそれらの代金も発生します。

アンテナ修理の専門業者に依頼した場合は、アンテナの故障状況によって金額が変動することがあります。歪んだアンテナを修正するだけであればその作業費用、交換が必要であれば新しいアンテナの代金と設置費用、そして壊れたアンテナの撤去費用などがかかります。

具体的な費用感としては、修理のみの場合はおおむね「1~3万円」、交換であれば「5~10万円程度」かかるものと見ておきましょう。

不要なテレビアンテナは撤去しよう

2003年から2011年にかけて、テレビの地上波放送がアナログからデジタル(地デジ)へと切り替わりました。そのため現在はすべての家庭用テレビアンテナが地デジ対応のものになっていますが、切り替え前の地上波アナログ用アンテナがいまだに屋根の上に残っていることはありませんか?

現在は地上波アナログ放送の電波が飛んでいないので、アナログ用アンテナは無用の長物です。でも撤去するために屋根の上に登るのが面倒であったり、撤去に費用がかかるため、で現在もなお古いアンテナを放置されているご家庭を多くみかけます。

ただ古いアンテナをそのまま残しておくことは非常に危険です。通常屋根に登る機会はそれほどないと思いますので、アンテナの劣化に気付くことが難しく、知らず知らずのうちに朽ち果てて脱落してしまうこともあります。また劣化したアンテナが台風で折れて、そのままどこかへ飛んでいってしまうこともあり、高速で飛来する金属製のアンテナが他の家に激突すれば重大な被害を引き起こす可能性があります。

古いアンテナは決して放置せず、ボロボロになってしまう前に撤去するようにしましょう。

テレビアンテナの周辺機器について

テレビアンテナの配線に関わる周辺機器は、前項で紹介したものの他にもあります。いずれもテレビの視聴をもっと便利にするための道具です。下記に、代表的なものをご紹介します。

増幅器(ブースター)

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テレビアンテナが捕まえた電波は、電気信号に変換され、ケーブルを通じてテレビへと送り込まれます。その際混合器や分波器、テレビコンセントを通したり、アンテナとテレビとが遠すぎる場合、途中で電気信号が力尽きて弱々しくなってしまうことがあります。

人間の体が血圧が下がると頭がうまく働かなくなるように、テレビもまた電気信号のパワーが下がると映像の映りが悪くなってしまうことがあります。そのため、途中で電気信号が力尽きてしまう場合は、信号を増幅して強める必要があります。その増幅を行う装置が増幅器(ブースター)です。

テレビアンテナとテレビのある部屋が遠いときや、後にご紹介する分配器を使用して電気信号を分配したときなどに増幅器が必要なことがあります。テレビの映りが悪いなと感じたら、テレビ配線の中に増幅器を取り付けてみましょう。

分配器

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アンテナから送られてくる電気信号は壁に設置されたテレビコンセントを使って取り出します。そのため、テレビコンセントがない部屋では電気信号を取り出せず、テレビの視聴が難しいとされています。また家にテレビコンセントが一つしかない場合、テレビも一台しか設置できないという制約もあります。

そういった悩みを解決するのが分配器です。分配器はテレビコンセントから取りだした電気信号を複数にわける装置で、いわばテレビ配線のテーブルタップといったところでしょうか。分配器を使って電気信号の流れるルートを二つに分ければ、二つのテレビに信号を送り込むことが出来ます。分配器にさらに延長ケーブルを取り付けて、別の部屋にテレビ配線を引き込むといった活用方法も可能です。

ただし、もともと一つだった信号のルートを分けるということは、電気信号の強度も分割されてしまうということでもあります。別の部屋のテレビに配線をつなげる場合、信号強度が足りなくなることがあるため、増幅器を使って信号強度を補うようにしましょう。

また分配器は混合器で一本化された電気信号のみを分岐させるため、テレビ側に接続する分波器はテレビの数だけ必要になるということにもご注意ください。

テレビアンテナの引き込み口やコンセントの増設はどうしたらいい?

アンテナケーブルの引き込みについて

テレビアンテナは基本的に屋外に設置されています。屋内にあるテレビへ電波を届けるには、アンテナケーブルを屋内に引き込む必要があります。現代の住宅は気密性が高く、なかなか部屋の内外に通じるような隙間がないため、引き込みには工夫が必要になります。

代表的な引き込み方としては、エアコン用のダクトを利用する方法があります。エアコンは室内機と室外機を接続するためにあらかじめ壁に穴をあけて配管を通しているため、その配管からアンテナケーブルを通すことで大掛かりな工事をすることなく引き込みができます。

また部屋に換気口が天井付近に設置されている場合は、換気口の蓋を撤去してそこからケーブルを通すという方法でも引き込みが可能です。ただしこの方法では、気密性を保つためにケーブルを通したあとは換気口をパテなどで埋める必要があるため、換気口としては使えなくなるというデメリットがあります。

もっともお手軽な引き込み方法としては、「隙間ケーブル」を利用する方法が挙げられます。隙間ケーブルとは非常に薄く造られたケーブルで、窓と窓枠の間から室内にケーブルを通すことができます。隙間ケーブルはその薄さゆえに耐久面では少々不安があるため、あまり頻繁に開け閉めする窓には使いにくいという点には注意が必要です。

テレビコンセントの増設について

一つのアンテナで複数のテレビを使うには、分配器で配線を引いてくるほかに、テレビコンセント自体を増設する方法があります。通常のコンセントの増設と同じように、テレビコンセントの増設も請け負っている工事業者に相談してみましょう。

通常のコンセントにも言えることですが、電気配線の組み替えを行うには「電気工事士」の資格を保有している必要があります。増設するテレビコンセントを自前で用意する場合でも、実際の工事は資格保有者に依頼するようにしましょう。専門業者に依頼すれば、資格を持った作業者が出張してきてくれます。

下記に、ケーブルの引き込みやテレビコンセントの増設方法についてご解説した記事のリンクをご紹介します。工事を行う前に参考にしていただければ幸いです。

(記事リンク)
地デジアンテナ工事を自分で行う方法を一挙公開!

お家の外からお部屋の中へ。アンテナ配線を室内へ引き込む3つの方法

まとめ

テレビにとってテレビアンテナは、綺麗に視聴できるかどうかのカギを握る非常に重要な部品です。どれだけ解像度の高いテレビであっても、電波の受信状態が悪ければブロックノイズまみれの見づらい映像になってしまいます。

見たい放送に合わせた種類のアンテナを選び、電波が届きやすい場所や向きを工夫して、最適な環境でテレビ放送を受信できるようサポートしてあげましょう。

また屋根の上で行うアンテナの設置には常に危険が伴い、テレビ映りを逐一確認しながら調整していく作業は簡単ではありません。個人での設置が難しい場合は、アンテナ工事の専門業者に相談することも一つの手段です。豊富なノウハウを積んだプロであれば、お住まいの電波状況や環境に合わせた最適なテレビアンテナの取り付けをしてくれます。

日常生活に欠かすことのできない、長く使うテレビに関わることですから、失敗しないためにもしっかりとテレビアンテナの性質を理解して工事に臨みましょう。

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この記事を書いた人
編集者:たくぞう
家電の新製品と旧式の違いを発見することが特技。特技が高じて人に伝えたいという思いにいたり、ライターの道を目指すきっかけとなった。家電や電気工事関連の記事を担当。

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