テレビアンテナはどこに取りつけたらいい?取り付け場所別に解説
テレビアンテナの設置場所に迷っている方は、屋根・屋根裏・ベランダ・外壁、それぞれのメリット・デメリットを比較してから取りつけることをおすすめします。メリット・デメリットを比較することで、最適な設置場所を見つけることができます。
このコラムでは、アンテナの基本的な設置場所である、屋根・屋根裏・ベランダ・外壁のメリット・デメリットを解説しています。テレビアンテナをどこに設置するのがよいかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。おすすめのアンテナ設置業者もご紹介していますので、あわせてご覧ください。
目次
テレビアンテナの基本的な取り付け位置はどこ?
テレビアンテナはどこに取りつけるのかといいますと、基本的に屋根・屋根裏・ベランダ・外壁に取りつけます。
ここでは、4つあるテレビアンテナの取付位置について解説しています。まずは、屋根から見ていきましょう。
1.屋根
テレビアンテナの設置場所として最も多いのが、屋根です。屋根の上は、家のなかで最も高い位置になります。そのため、電波を妨害する障害物が少なく、電波塔や中継局からの電波を最も受信しやすいです。
パラボラアンテナも屋根の上に設置されることが多いです。パラボラアンテナは衛星からの電波を受信して、テレビに映像を映します。
しかし、衛星がある南西に障害物があると、電波を受信しにくくなるのです。そのため、障害物が少ない屋根は、パラボラアンテナの設置場所として選択されるのです。
2.屋根裏
屋根裏にも地デジアンテナの設置が可能です。ただし、壁や窓が電波塔からの電波を妨害するため、屋外にある屋根などよりも電波を受信するのは難しくなる場合があります。
また、パラボラアンテナは、基本的に屋根裏には設置することができません。パラボラアンテナは人工衛星の電波を受信します。その電波はとても弱く、障害物があるとほとんど受信できませんので、注意しましょう。
3.ベランダ
ベランダはパラボラアンテナの設置場所としてポピュラーです。先ほども少しふれましたが、パラボラアンテナは人工衛星からの電波を受信して、映像をテレビに映します。
人工衛星は、基本的に自宅の南西方位にありますので、南西に障害物がなければ電波を受信することができるのです。また、ベランダは設置しやすく、安全に取りつけ作業ができます。
4.外壁
外壁には地デジアンテナ・パラボラアンテナともに設置可能です。外壁に穴をあけ、そこにアンテナ用の金具をさしこめば、設置することができるのです。
ただし、外壁の穴に防水処理をすることを忘れないようにしなければなりません。防水用の材料を注入するなどの防水処理をしておかないと、穴から雨水が侵入し、壁のなかにカビが生えたり、シロアリが発生したりするおそれがあるからです。
テレビアンテナを屋根に設置するメリット・デメリット
テレビアンテナを屋根に設置することを決める前に、そのメリット・デメリットについて知っておいたほうがよいでしょう。それらを知ることで、最適な設置場所がわかるようになります。
ここでは、テレビアンテナを屋根に設置するメリット・デメリットについて解説していいきます。まずは、メリットから見ていきましょう。
メリット
テレビアンテナを屋根に設置する場合のメリットは、次のとおりです。
・電波を受信しやすい
屋根は、自宅にあるアンテナの設置場所のなかで、最も高い場所にあたります。まわりにビルなどの大きな障害物がなければ、電波の受信を妨害するものはほとんどありません。
・費用が安い
アンテナの受信する力は、一般的に素子の数が大きいほど強くなります。素子の数が大きいほど、アンテナ本体の代金も高くなる傾向にあります。電波が受信しやすいのであれば、アンテナの性能が多少悪くても、テレビを視聴することができます。そのため、アンテナ本体の代金を安く抑えられることがあります。
また、電波を受信しやすい場所なので、電波を増幅するブースターを設置することも少ないです。そのため、工事費用も安く抑えられます。
デメリット
反対に、テレビアンテナを屋根に設置することには、次のようなデメリットがあります。
・外観を損なう
外から見えるため、アンテナのデザインによっては家の外観に影響する場合があります。屋根に設置するアンテナの多くは、八木式アンテナです。このアンテナは複数の棒が組み合わさっており、見た目はまるで魚の骨のようです。そんな八木式アンテナを屋根の上に設置すると、外観が悪く見えてしまうのです。
・故障しやすい
屋根はまわりに障害物がありません。そのため、雨風の影響を受けやすく、台風など強風が吹くと、アンテナが折れたり、曲がったりするおそれがあります。
テレビアンテナを屋根裏に設置するメリット・デメリット
屋根裏はアンテナの設置場所のなかで唯一、屋内の場所です。屋根だけでなく、屋根裏のメリット・デメリットについても見てみましょう。
ここでは、テレビアンテナを屋根裏に設置するメリット・デメリットをご紹介します。屋外の設置場所である屋根と比較するときの参考にしてみてください。
メリット
テレビアンテナを屋根裏に設置するメリットをあげると、次のようになります。
・外からアンテナが見えない場所に設置するため、家の外観を損なわない
・雨風の影響を受けない場所に設置するので、台風被害にも強い
・屋根や外壁よりも、安全に設置することができる
・外壁に穴をあけないので、壁を傷めない
・屋根や外壁のように安全に作業するための準備が必要ではないため、メンテナンスがしやすい
・高い場所に設置することになるので、外壁よりも電波を受信しやすくなるときがある
・外壁よりも、比較的設置場所の選択肢が多い
・屋根や外壁よりも安全なので、設置費用が安い
デメリット
テレビアンテナを屋根裏に設置する場合、メリットだけでなくデメリットもあります。以下がそのデメリットになります。
・壁や窓で電波をさえぎられ、屋根よりも受信する力が弱くなる
・屋根裏にアンテナを設置するための十分なスペースが必要である
・しゃ熱のために金属成分がはいった塗料などを屋根の補修に使用すると、電波を受信しにくくなるときがある
・使用する照明の種類によっては、電波障害を受けやすくなる
・ケーブルテレビに変更したい場合、配線の組み換えやケーブルを切断するといった工事が必要になるケースがあり、そのぶん費用がかかる
テレビアンテナをベランダに設置するメリット・デメリット
屋根と同様に、ベランダも屋外の設置場所です。ベランダは屋根よりも安全に設置できますが、取りつける位置が屋根よりも低くなります。
ここでは、テレビアンテナをベランダに設置するメリット・デメリットをご紹介します。まずはメリットから見ていきましょう。
メリット
ベランダは、屋根や外壁に比べると、アンテナを簡単に設置することができます。素人でも設置することができるため、費用を安く抑えられることが多いです。
屋根や外壁のように落下してケガをするリスクが低いため、比較的安全に設置することができます。室内から簡単に出入りできるので、メンテナンスがしやすいという点も、ベランダに設置するメリットのひとつです。
またベランダは、通常ひさしがあるので、屋根よりも雨風の影響を受けにくいです。そのため、屋根に設置する場合と比較すると、アンテナが故障する可能性が低いといえるでしょう。
デメリット
先述しましたように、ベランダは建物から外に張りだしています。そのため、屋根のように、アンテナの角度を360度調整できるわけではありません。電波を受信しやすい方角にアンテナを向けたくても、建物が邪魔して向けることができない場合もあるのです。
また、ベランダは屋根よりも位置が低いです。そのため、基本的に電波を受信する力が屋根よりも落ちます。外からみえるため、アンテナを設置すると建物の外観を損なうおそれもあります。
ほかにも、集合住宅の多くは、ベランダが火災や地震が発生したときの避難経路になります。そのため、大家さんや管理会社の許可がないと、通常アンテナをベランダに取りつけることができないというのもデメリットといえるでしょう。
テレビアンテナを外壁に設置するメリット・デメリット
テレビアンテナを外壁に設置するメリット・デメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。外壁も屋根・ベランダと同様に屋外の設置場所ですが、屋根ほど取りつける位置は高くありません。また最近、外壁にデザインアンテナを設置する家も増えてきています。
そんな外壁にアンテナを設置するメリット・デメリットについて、見ていきましょう。
メリット
外壁は屋根よりも若干取りつける位置が低いため、屋根に比べると安全に作業できるでしょう。安全なぶんだけ、屋根に設置するよりもメンテナンスがしやすいです。
アンテナを取りつける場合は、サイドベースと呼ばれる土台を外壁に固定しなければなりません。この固定する作業は屋根にアンテナを設置するよりも簡単です。そのため、施工費用も比較的安く抑えられることが多いというメリットがあります。
設置場所が屋外になりますから、外壁の高い位置にアンテナを取りつければ、屋根裏よりも電波を受信しやすくなることもあります。
デメリット
外壁にアンテナを取りつけると、外からアンテナが見えるため、建物の外観を損なう可能性もあるといえるでしょう。しかし、近年ではデザインアンテナが登場しています。外壁の色にあったデザインアンテナも販売していますので、外観を損なうというデメリットも緩和されつつあります。
ただしデザインのよいアンテナを選ぶと、アンテナ本体代金も高くなることが多いです。そのため、家計の負担になるというデメリットがあります。
また、屋外に設置することになるので、雨風の影響を受けます。そのため、アンテナが劣化しやすい、故障しやすいといえるでしょう。
テレビ側のアンテナ端子はどこにつなげばいい?
テレビアンテナを設置したあと、ケーブルでアンテナとテレビを接続します。その際、壁面のアンテナ端子とテレビ側のアンテナ端子をケーブルで接続することが必要です。
とはいえ、「テレビ側のアンテナ端子がどこにあるのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。以下に、テレビ側のアンテナ端子の場所について解説しましたので、ぜひご覧ください。
テレビの裏面を確認
テレビの裏面には、地上デジタル放送用と衛生放送用のアンテナ端子・パソコンをつなぐための入力端子・外付けハードディスクをつなぐUSB端子などがあります。多くの場合、アンテナ端子は裏面の下のほうについています。
アンテナ端子が見つかったら、ケーブルをしっかり奥のほうまでさしこみましょう。差し込みが浅いと、映像が映らないかもしれません。
録画機器と接続する場合
テレビの映像を録画可能な状態にするためには、テレビ・録画機器・壁側のアンテナ端子をケーブルで接続しましょう。ただし、壁側のアンテナ端子にはいくつかタイプがあります。
アンテナ端子のタイプごとに配線方法が異なるので、注意しましょう。配線方法が異なると、必要な部材も異なります。説明書を見てもわからないときは、業者に依頼して接続してもらうとよいでしょう。
どこに頼む?おすすめのアンテナ設置業者を紹介
「自分でアンテナを設置するのは面倒だ」「テレビの配線が難しい」という方は、業者に依頼することをおすすめします。けれども、テレビのアンテナ工事をどこに頼むのがよいかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のために、ここではおすすめのアンテナ設置業者をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
北海道
北海道の方は、札幌市にある「株式会社日成ハウジング」がおすすめです。札幌市、岩見沢市、小樽市、千歳市、恵庭市などを対応エリアとしています。
こちらの会社の強みは、なんといっても経験豊富なスタッフです。その経験を活かして、的確に施工してもらうことができます。また、設置するアンテナを選ぶ際、自宅の状況にあわせた提案もしてもらうことができます。
口コミによると、依頼してからの対応がとても早いようです。ぜひ一度ご連絡してみてください。
東北エリア
「株式会社エスコーポレーション」は、宮城県・福島県・山形県などを対応エリアとするアンテナ工事業者です。
エスコーポレーションは、高所である2階の屋根にアンテナの設置を依頼することができます。設置だけでなく、アンテナの修理も可能です。日によって映るチャンネルと映らないチャンネルがあるといった相談にも対応してくれるのが、この会社の魅力といってよいでしょう。
また、施工日は可能な限り、お客様のご都合にあわせることができます。アンテナのことでお悩みの方は、ぜひ一度相談してみるとよいでしょう。
関東エリア
関東エリアで実績があるのが「株式会社日松」です。創業27年のこちらの会社は、埼玉県草加市を拠点としています。対応エリアも広く、埼玉県・茨城県・東京都・千葉県などになります。
こちらの会社の魅力は、スタッフが熟練の技術を持っている点です。熟練の技術で、確実に電波をとらえることができるようアンテナを設置してもらうことができます。
口コミによりますと、アンテナの取りつけに関する説明が丁寧なので、安心して依頼できるようです。
北陸エリア
「ブルースカイジャパン」は、新潟県内を中心にアンテナ工事サービスを提供する業者です。地デジからBS/CSアンテナの設置・修理に対応できる点が、この業者の強みです。
「テレビの受信レベルがゼロと表示され、映像が映らない」「強風で倒れたアンテナを、保険を使って直したい」といった相談にも、適切に対応してくれるスタッフが、ブルースカイジャパンには在籍しています。
テレビが映らないときは、まずはこの業者に電話してみましょう。そうすれば、すぐに解決してくれるでしょう。
東海エリア
会社がある名古屋市を中心に、その近隣の市町村にまでサービスを提供しているのが、「入江電気テクノサービス」です。こちらの会社は、スタッフの丁寧で迅速な対応が強みです。突然テレビが映らなくなったら、依頼してみるとよいでしょう。
口コミによりますと、スタッフは気さくで感じのよい人が多いようです。また、豊富なアンテナ知識にもとづいて、いろいろとアドバイスをしてもらえるようです。
関西エリア
「SKK24株式会社」の強みは、安心感といってもよいでしょう。大阪市中央区にある「SKK24株式会社」は、アンテナ工事を施工してから10年間保証しています。保証期間内にアンテナが折れたなどのトラブルがあれば無料で対応してもらえますので、気軽に相談するとよいでしょう。
また、年中無休で営業しておりますので、お客様のご都合にあわせて、施工日を調整することも可能です。
中国エリア
「有限会社エヌ・テック」は、山口県山口市を拠点として、アンテナ工事サービスを提供しています。そのサービスを対応可能なエリアとしては、山口市・下関市・防府市・周南市・山陽小野田市などです。
こちらの会社の持ち味は、多くの経験で得た技術と知識です。その技術と知識を備えたスタッフが、低価格で丁寧なサービスを提供してくれます。ぜひ、お気軽にご依頼してみてはいかがでしょうか。
四国エリア
香川県高松市を拠点とするアンテナ工事会社「エムテック」。その対応エリアは、高松市にとどまらず、その近隣にあるかがわ市・さぬき市・丸亀市・坂出市などにまで及びます。
質のよいサービスを提供することを心がけているスタッフの対応が、この会社の魅力です。また、24時間365日で対応していますので、突然のアンテナトラブルでテレビが見られなくなったときは、「エムテック」に依頼するとよいでしょう。
九州エリア
「BSが急に映らなくなった」「CSアンテナだけ取り外してほしい」などのアンテナ工事は「株式会社AIPLAN」に依頼しましょう。
株式会社AIPLANは、福岡県・熊本県・佐賀県などを対応エリアとしています。「引っ越し先にアンテナを設置してほしい」「TV端子がうまく刺さらない」など、アンテナや配線に関するご相談に適切に対応するスタッフが、この会社の強みといってよいでしょう。まずは、お気軽にご相談してみてください。
沖縄
沖縄一のアンテナ工事業者を目指しているのが、「有限会社デジタルマックス」です。会社がある宜野湾市と、その近隣にある沖縄市・糸満市・名護市などを対応エリアとしています。
この会社の費用相場は1万6千円が目安です。この低価格と丁寧な仕事が、この会社の魅力といってよいでしょう。お見積りは無料ですので、ぜひ一度相談してみるとよいでしょう。
まとめ
テレビアンテナの基本的な設置場所は、屋根・屋根裏・ベランダ・外壁です。テレビアンテナをどこに取りつけようか悩んだときは、それぞれの設置場所のメリット・デメリットを比較してみるとよいでしょう。そうすれば自宅に最適な設置場所が見つかるでしょう。
屋根など高所に設置する場合は危険なので、業者に依頼することをおすすめします。どの業者に依頼しようか迷ったときは、ぜひ生活110番をご利用ください。ご依頼いただければ、お近くの業者をすぐにご紹介いたします。
※対応エリアや加盟店によって変わります