BSアンテナの修理を安く・早くする方法!プロの意見も交えて解説

2023.11.17

BSアンテナの修理を安く・早くする方法!プロの意見も交えて解説

ある日突然BSアンテナが故障、でも見た目に問題なければ「自分でも直せるのでは?」と思いますよね。
結論からいうと、BSアンテナの個人での修理はむずかしいでしょう……。

アンテナ修理業者の「株式会社PMS 佐藤 裕太氏」にうかがったところ、修理には専門的な道具が必要で、個人でのパーツ入手はむずかしいからです。

「安くBSアンテナを修理したいのにどうしたら……」
「パーツだけ買ってきて、チャチャっと直したいのに!」

とさらに悩みますが、安心してください。

じつはBSアンテナは修理をするよりも、アンテナ修理業者にアンテナ交換を依頼したほうがお得です。
なぜなら、交換のほうがムダな費用がかからないうえに、新しく購入したアンテナには保証がつくからです。
本文ではプロの意見も交えて、他のお得な理由とあわせて解説します。

この記事を読めばBSアンテナ修理に迷うことはもうありません。
BSアンテナ修理に関するお得情報だけをまとめたので、ぜひお得にBSアンテナを修理してください。

佐藤祐太

この記事は株式会社PMSの現役作業員
佐藤 祐太氏にご協力いただきました。

プロに聞いた!「個人ではBSアンテナの修理はむずかしい」

今回はBSアンテナの修理に関して、アンテナ修理のプロ「佐藤 祐太氏」にお話をうかがいました。
お話を聞くとBSアンテナの修理は個人でできないこともないそうです。
ただし、かなりむずかしいそうです……。

素人がBSアンテナの修理をできると思いますか?

佐藤 祐太氏

おすすめはできません。コンバーターの修理には工具や専用の金具・チェッカーを揃える必要があります。
スカパーが見たかったのに見られないなど、無駄にお金がかかる可能性が高いので、業者に任せたほうが安く確実だと思います。
個人が修理用のBSアンテナのパーツだけを入手することは可能でしょうか?

佐藤 祐太氏

BSアンテナの型番がわかれば、大手通販サイトでも入手できる可能性はあります。しかし長く使用しているBSアンテナは、雨風の影響で型番がわからなくなっていることが多いと思います。
海外製のものやオークションサイトで出回っているパーツをゲットできることもありますが、適合する部品か見分けることは知識がなければむずかしいでしょう。そのため、業者に依頼したほうが早いし確実だと思います。

ちなみに、プロはプロ業者のみが登録できるところから入手しています。

特殊な道具をそろえ、運よく部品が手に入ればBSアンテナの修理が可能ですが、道具とパーツをそろえるだけで大変なのでやめておきましょう。

BSアンテナが故障したときは個人で修理するよりも、プロに交換を頼むほうがおすすめです。
次の章でプロに交換を任せたほうがよい、5つの理由とともに解説します。

BSアンテナはプロに交換を任せたほうが得な5つの理由

アンテナ修理のプロ「佐藤 祐太氏」によると、依頼の件数は部品交換をおこなう「アンテナ修理」よりもアンテナを丸ごと交換する「アンテナ交換」のほうが多いそうです。

理由はこの章で述べますがいくつか出すと「修理より交換のほうが部品交取りよせの手間がなくて早く、保証が付いてお得」だそうです。
そのためBSアンテナは修理よりも、交換のほうがおすすめです。

また他にも交換のほうがよい理由があり、全部まとめると以下のとおりです。

  • 交換なら本体保証がつく
  • 修理にムダなお金がかからない
  • 災害なら火災保険が使える
  • 設置から撤去まで任せられる
  • スカパー!®加入者は相談窓口がある

では詳しく見ていきましょう。

交換なら本体保証がつく

新品のアンテナを購入するとアンテナの購入・設置について「保証」が付きます。
アンテナの寿命は10年ほどといわれているので、古いアンテナを修理するより交換したほうがよいでしょう。

佐藤 祐太氏

BSアンテナが故障したときは、交換が一番安くておすすめです。交換すれば新しく保証もつくし、10年20年もつからコチラのほうがよいと思います。
また部品の取り寄せに1週間ほど時間がかかるため、交換でいいとなるケースが多いです。

災害なら火災保険が使える

災害によりBSアンテナが壊れた場合は、火災保険が利用できます。
ご自分で安くBSアンテナを直すよりも、プロに修理を任せてその費用を浮かせたほうがお得です。

火災保険はざっくりいうと「家を守る保険」です。
アンテナは保険の分類上「建物」に分類されるので、BSアンテナや地デジアンテナの修理費用が申請できます。

詳しくは下記の関連記事をご確認ください。

修理にムダなお金がかからない

前の章の佐藤 祐太氏のお話もありましたが、個人で修理する際にはさまざまな費用がかかります。
「個人で安く修理するつもりがかえって費用がかかってしまった……」とならないように、プロに修理を依頼したほうがよいでしょう。

例えばBSアンテナの電波が来ているかどうか?はデジタルレベルチェッカーという専門の計測器が必要です。
個人でデジタルレベルチェッカーを購入すると簡易的な数千円程度のものから、細かい数値がわかるプロ向けの数万円かかる物まであります。

しかしアンテナ工事業者のなかには無料で電波の調査をおこなう会社もあり、修理のためだけに特殊な工具を購入する手間が省けます。

専門的な道具を持っているプロに相談したほうがよいでしょう。

設置から撤去まで任せられる

BSアンテナの設置は資格もいらないので、「自分で新しく設置しよう」と考える方も多いでしょう。
自分で新しいBSアンテナを設置すれば再びテレビは映りますが、使わなくなった古いアンテナの撤去も必要です。

古いアンテナを撤去しないと、落下による事故やケガのおそれがあるので必ず撤去しましょう。
アンテナ工事業者はアンテナ交換はもちろん、処分まで依頼できるのでおすすめです。

じつはBSアンテナは本体の重さだけで、2キログラムほどあります。
そのため使わないアンテナを放っておけば、台風や地震の際に落下して事故や通行人のケガを招くおそれがあります。

BSアンテナの撤去が必要ですが、屋根の上や外壁のアンテナは撤去がむずかしいですよね。
プロに依頼すれば設置から撤去まで依頼ができるので、安心して任せられます。

スカパー!®加入者は相談窓口がある

現在有料衛星放送のスカパー!®を契約している方限定ですが、 スカパー!®には修理の相談窓口があります。

スカパー!®の相談窓口に連絡すれば、基本工事費用0円で工事がしてもらえるかもしれません。
またBSアンテナ以外のSTB(チューナー、衛星放送視聴に必要なチャンネルを合わせる装置)の交換・修理も依頼できます。

スカパー!®に加入している方は、一度相談してみましょう。

参考: スカパー!視聴トラブルサポート

BSアンテナは修理するよりも、業者に交換を頼んだ方が安く・お得になる可能性が高いですね。
では肝心のアンテナ交換費用はいくらになるのか?自分で取り付けたらいくらになるのか?を次の章で解説します。

BSアンテナを交換する費用

業者に依頼してBSアンテナを交換する費用は、平均約3万円です。
対して自分で交換・撤去する値段は約8千円です。

自分で交換・撤去すれば、2万円近く安くなりますね。
しかし自分で交換・撤去できるケースは限られており、前の章のとおり業者に依頼したほうがお得です。
屋根の上や外壁にBSアンテナを設置している方、火災保険が使える方は業者への依頼をおすすめします。

この章では、BSアンテナの撤去費用と自分で撤去できるケースとできないケースを解説します。

業者に依頼する場合の費用は約3万円

今回は生活110番の加盟店がおこなったBSアンテナ修理・交換費用をご紹介します。
生活110番加盟店の場合、平均価格は約3万円(28,263円)です。

BSアンテナ・修理交換費用相場グラフ

集計期間:2019/4/1~2022/4/1(2,431件)
集計対象:弊社運営サイト全体における2,431件の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出し、小数点以下を四捨五入
※1大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。

アンテナ修理・交換は、条件によって価格が異なります。

例えばアンテナの向きが変わってしまった程度の簡単な施工であれば、安く済む傾向にあります。
しかし3階建て以上の高い場所にあるBSアンテナ一式を取り替えるなど、大掛かりな作業はアンテナ代金以外にも高所作業費など費用がかさむ傾向です……。

どのようなアンテナ修理業者でも、現場をみて見積りを出すまで修理費用は確定しません。
詳しいアンテナ修理費用が知りたい方は、アンテナ修理業者に相談しましょう。

もしもアンテナ修理業者に心当たりがないなら、生活110番にご連絡ください。
生活110番はアンテナ修理業者をご提案するサービスをおこなっています。

ご希望の日時、場所をお伝えいただければ、あなたにあったアンテナ修理業者をご紹介いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

自分で交換+撤去する場合の費用は約8千円

前の章では「個人でBSアンテナ修理はむずかしい」と解説しました。
ならば「自分で交換したほうが安上がりなのでは?」と考える方も多いでしょう。

そこで今回BSアンテナを自分で交換、そして処分する費用を算出しました。
交換から処分まで約8千円です。

交換+撤去平均価格(税込)
BSアンテナセット※2 7,543円
本体処分費用※3 400円
平均価格合計 7,943円

※2調査日:2022年4月25日(BC453SCKのAmazon価格)詳しくは下記関連記事を参照
※3参照:世田谷区の場合

撤去したBSアンテナは、粗大ごみとして処分すればOKです。
処分費用はお住まいの地域によって異なりますが、500円ほどのところが多いようです。

金具やケーブルなど既存の設備が使えるケースも多いのですが、今回は例としてすべての部品が含まれているセット商品の価格で算出しました。
BSアンテナは配線がかなり大変ですが、2階のベランダにアンテナを設置してアンテナに近い部屋で視聴するのであれば配線は短くて済みます。

詳しい設置方法の詳細は関連記事をご確認ください。

ただし屋根の上や外壁にBSアンテナを設置しているお宅では、アンテナの自力撤去は危険です。
ケガのおそれもありますが、知識のない状態で撤去作業をおこなえば屋根や外壁を傷つける原因にもなります。

屋根の上や外壁のアンテナ撤去はプロにお任せください。

個人でも BSアンテナを直せるケース

これまでの章はBSアンテナは業者に修理を依頼したほうがよい、との話でした。

ですがBSアンテナ本体の修理以外の場合、以下のケースなら個人でも直せるかもしれません。

  • BSアンテナの方向・テレビの設定をおこなう
  • アンテナケーブルを交換する

上記の作業はむずかしい作業や資格がいらないので個人でも簡単におこなえます。
ただし安全に作業をおこなうため、ベランダにアンテナを設置している方のみ作業をおこなってください。
では詳しく解説します。

方向・テレビの調整なら個人でも可能!

BSアンテナは強風や振動などで方向が変わり、映りが悪くなります。
そのため正しい方向に合わせれば再び映るようになります。

またテレビの設定やアンテナケーブルのゆるみで衛星放送が映らない場合もあります。
そこで下記のことをチェックしましょう。

  • BSアンテナが南西に向いているか確認する
  • アンテナケーブルにゆるみはないか?テレビ、アンテナ側のケーブルを確認する
  • テレビ画面から電源設定を確認する

詳しい手順が知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。

アンテナケーブルの交換

テレビやアンテナで使用しているアンテナケーブル(テレビ線、同軸ケーブル)を交換しましょう。
ただし壁の中など手の届かない場所にアンテナケーブルがある場合は、アンテナ修理業者などプロに相談しましょう。

アンテナケーブルは、断線や電波の漏洩で映りが悪くなります。
アンテナケーブルに以下の特徴が見られる場合は、新しいものと交換しましょう。

  • ケーブルの一部が破れている
  • ケーブルの一部がへこんでいる
  • ケーブルの端子部分がサビている
  • 端子の中の芯線が曲がっている、ぐらつく

テレビコンセントとテレビの間にあるケーブルは、たいてい簡単に交換できます。
現在お使いのケーブルと、同じ長さ・太さのものを購入すればOKです。

アンテナケーブルはBSアンテナとテレビの間にも使われており、こちらのアンテナケーブルも交換が可能です。
しかしBSアンテナとテレビとの間にあるアンテナケーブルは、ご家庭よって環境が異なります。
アンテナケーブルが壁の中に埋まっている方は、専門業者に相談しましょう。

エアコンダクトからアンテナケーブルを引き込んでおり簡単に引き抜ける、BSアンテナを室内に置いているなどの場合は交換できますよ。

BSアンテナ修理に関する質問

最後にここまでの内容で紹介しきれなかった、BSアンテナの修理に関する質問をまとめました。

雨が降ると衛星放送の映りが悪くなりますが故障でしょうか?

BSアンテナの電波は水分に弱い電波を使っているので、雨が降ると映りが悪くなります。
そのため雨があがると映りがよくなるのであれば、故障ではありません。

また激しい雨のときに「降雨対応放送」と画面に出ている場合も、故障ではありません。
「降雨対応放送」は「テレビ局側が低画質だが途切れにくい放送に切り替えている」というメッセージなので、ご自宅のBSアンテナに異常はありません。

しかし雨があがってからも映りが悪い、小雨でも映りが悪くなるケースは別の問題が発生しているおそれがあります。
例えば雨水がケーブルの接続部分に溜まる、などが考えられるので一度アンテナ修理業者に相談しましょう。

ブースターは直せますか?

ブースターの修理は、むずかしいのでやめましょう。

ブースターは通常、屋根の上のアンテナ付近や屋根裏に設置されいるので探すのが大変です。
またブースター本体の分解・改造はメーカー側から禁止されています。

アンテナ修理業者に交換を依頼しましょう。

BSアンテナに寿命はありますか?

BSアンテナの寿命は10年ほどといわれています。

BSアンテナは使用環境によって寿命が異なります。
室内で使えば風雨がない分劣化は少なく、海の近くで使えば塩害の影響から劣化が起きやすくなります。

そのため一概にはいえませんが、10年ほどといわれています。

BSアンテナの部品交換などはプロに頼めばお願いできますか?

アンテナ修理のプロ「佐藤 祐太氏」にうかがったところ可能だそうです。

BSアンテナが壊れた場合、プロに頼めば部品交換やパラボラの歪みを直すなど、アンテナ本体の修理は可能ですか?

佐藤 祐太氏

修理自体は可能です。
ただ注文にお金がかかるし、取り寄せまでの日にちと金額を考えたら、保証も新しくつく交換のほうが断然おすすめです

まとめ

アンテナの修理は、部品の入手がむずかしいのでおすすめできません。
アンテナ修理業者に交換を依頼すると、修理に余計な費用がかからず他にもお得なポイントがあるのでおすすめです。
ですがいざBSアンテナ修理を依頼しようと思っても、アンテナ工事業者に心当たりがある方は少ないですよね。

もしもアンテナ修理業者に心当たりがないなら、生活110番にご相談ください。
全国にある生活110番のネットワークを使い、どこからでも、いつでも、あなたにあったアンテナ修理業者をご紹介いたします。

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