テレビアンテナ3大メーカーの特徴を比較

2023.11.17

テレビアンテナ3大メーカーの特徴を比較

テレビアンテナのメーカーは、日本国内にたくさんあります。しかし、どの業種でもそうであるように、業績や取り扱っている商品の数などから考えて、大手と呼ばれるほどのメーカーとなると数は絞られるものです。

テレビアンテナには、3大メーカーと呼ばれる会社があります。『マスプロ電工』『DXアンテナ』『日本アンテナ』の3社です。この記事では、この3社について、それぞれの特徴を交えながらご紹介いたします。テレビアンテナを購入する際のご参考にしてください。

そもそもテレビアンテナの3大メーカーとは?

国内にあるテレビアンテナのメーカーはたくさんあります。その中でもとくに大手といわれているのは、『マスプロ電工』『DXアンテナ』『日本アンテナ』の3社です。ここでは3社について、基本的な情報や活動内容などをご紹介いたします。

シェア1位:マスプロ電工

国内シェア1位のマスプロ電工は、規模の大きいマンションでのアンテナ設置事業や、ケーブルテレビ事業をメインにおこなっています。また、環境への取り組みもしっかりとおこなっていて、二酸化炭素の排出を少しでも削減できるようにマニュフェストを作って行動しています。さらに、幕末から文明開化のころを多く描いた美術品を貯蔵しているマスプロ美術館というものも運営しており、文化面でも国内に貢献している会社といえます。

シェア2位:DXアンテナ

国内シェア2位のDXアンテナは、テレビアンテナだけではなく、液晶テレビやDVDレコーダー・高齢者向けの商品といった周辺機器のラインナップも充実している会社です。製品の修理サポートも、万全の体制が整っています。『西神テクノロジーセンター』という施設で、日夜、新しいアンテナ関連製品の開発をおこなっているため、常に時代の最先端をいくものを世に出せている会社です。

シェア3位:日本アンテナ

国内シェア3位の日本アンテナは、中規模から大規模なマンションでのアンテナ関連工事や、ケーブルテレビ関連サービスをメイン事業としておこなっています。最近では宇宙関連事業でJAXAなどがおこなった『かぐや(SELENE:セレーネ)』というプロジェクトに参加し、リレー衛星と呼ばれるものに使われるアンテナの開発もしました。また、フィリピンやアメリカ・上海などに拠点を作るなど、海外進出も積極的におこなっています。

テレビアンテナ3大メーカーの特徴

テレビアンテナ3大メーカーの特徴を比較

テレビアンテナの3大メーカーである『マスプロ電工』『DXアンテナ』『日本アンテナ』には、取り扱っている商品にも違いがあります。もちろん業界の大手3社ともなれば、ラインナップに大きな違いはありません。3社とも販売しているものも多々あります。しかし、力を入れている商品というものは同じではありません。ここでは、商品という点から、それぞれの特徴についてご紹介いたします。

マスプロ電工

マスプロ電工は、とにかく取り扱っている商品のラインナップが豊富です。魚の骨のような形状の八木式アンテナから始まり、家の外観を壊さないために開発されたボックスアンテナ・BS/CS専用アンテナから、最新の4k8k放送対応アンテナも扱っています。商品を網羅することに力を入れているのではないかと思うほど、商品数は多いです。

しかし、マスプロ電工の凄いところは、ラインナップが豊富な点だけではありません。独自のアンテナも開発・販売しています。たとえば『ユニコーン』というアンテナです。屋根に設置するアンテナにはこれまでなかった、円筒型のものになります。八木式アンテナよりもはるかに外観を崩さないフォルムで、しっかりと電波を受信できるものです。

DXアンテナ

DXアンテナは、家庭向けの商品が多いです。商品のラインナップはマスプロ電工に劣りますが、特許を取得している『防水キャップ』を使用して作ったアンテナは、耐久性に定評があります。強烈な雨や風を受けても壊れることはありません。

日本は自然災害がとても多い国です。台風は毎年必ずといっていいほど、大型のものが列島を縦断します。どんな地域で暮らしていても、地面が水没するほどの豪雨に襲われる可能性があるのです。そんな日本で快適なテレビの視聴を守るために、DXアンテナの風雨に強いアンテナは大変有効といってよいでしょう。

日本アンテナ

日本アンテナは、アンテナ本体というよりも、受信した電波を増幅させるブースターや、ケーブルテレビ関連機器といった商品が充実しています。快適なテレビの視聴は、高性能なアンテナさえあればよいわけではありません。施工対象である建築物のある環境や、テレビの台数などによっては、アンテナだけではどうにもならないこともたくさんあります。そのため、アンテナ以外の機器が充実している日本アンテナも、たくさんの需要があるのです。

また、シェア上位の2社と比べてよいところは、製品の電子カタログが見やすいです。最近では家電量販店やホームセンターで直接ものを見て購入するのではなく、ネット通販を利用する方も多いかと思います。そういった、ほかの通販サイトで目が肥えている人たちにも、日本アンテナの電子カタログは好評でしょう。

テレビアンテナ3大メーカーの地デジアンテナを比較

地上デジタルアンテナを取り付ける際に、テレビアンテナ3大メーカーから品を選べば、失敗することはありません。しかし、どうせ取り付けるのであれば、失敗を避けるだけでなく、自分にとってよりよいものにしたいかと思います。そこで、ここでは3大メーカーが販売している地上デジタルアンテナを、4つの項目で比較します。ぜひ参考にしてください。

電波感度がよいのは?

3大メーカーのうち、電波感度に優れている地上デジタルアンテナを販売しているのは、DXアンテナと日本アンテナになるといわれています。

八木式アンテナを使う場合は、3社が扱っているものに電波感度の差はほとんどないようです。しかし、デザインアンテナの場合は、マスプロ電工が微妙に劣るといわれています。

八木式アンテナを使う場合は、3社のものであれば、どこのものでもよいでしょう。しかし、「家の外観を損なうから、八木式アンテナは使いたくないな……」という方もいらっしゃるかと思います。そういう方は、少しでも快適にテレビを視聴するために、DXアンテナまたは日本アンテナでデザインアンテナを購入して使うとよいでしょう。

品揃えが豊富なのは?

品揃えが豊富なのは、マスプロ電工です。家庭用企業用問わず、アンテナ関連の機器であれば大半を購入することができます。テレビやパソコンのそばに置くことができる卓上アンテナから、『ユニコーン』と呼ばれる円筒型のアンテナまで、ラインナップは多いです。

家庭向けの商品だけで絞るなら、DXアンテナも負けてはいません。さまざまな色のデザインアンテナや、形状の異なる室内アンテナ、素子数の異なるUHFアンテナまで、多くの種類があります。

日本アンテナは、残念ながらほかの2社と比べると、品揃えという点では劣っているとされます。そのため、多くのラインナップの中から自分好みのアンテナを選びたいときは、マスプロ電工またはDXアンテナで探すとよいでしょう。

価格が安いのは?

テレビアンテナ3大メーカーの特徴を比較

3大メーカーのうち、同じタイプのアンテナを購入する場合は、DXアンテナのものが安くなることが多いです。通販サイトでアンテナについて調べてみると、たくさんの商品がでてきます。それらの商品を『価格が安い順番』で表示しなおしたとき、安価なものはDXアンテナのものであることが多いのです。

ただし、アンテナに関する商品によってはDXアンテナではなく、日本アンテナやマスプロ電工のものが安いこともあります。通販サイトでは、アンテナ関連商品という大きなカテゴリーでなく、『八木式アンテナ』『ブースター』『分配器』というようにもう少し範囲を絞って検索できます。アンテナ関連商品のうち、具体的にどんなものが欲しいのか決まっているときは、そのように検索してから安い順に表示してみましょう。

小型化・軽量化に力を入れているのは?

小型化・軽量化には、どのメーカーであっても力を入れています。しかし、どこのメーカーのどの商品もサイズや質量が均一というわけではありません。扱っているものによって大サイズや質量は微妙に異なっているのです。八木式アンテナやデザインアンテナなど、種類によって小型・軽量なものを扱っているメーカーが違います。

八木式アンテナのラインナップのうち、小型かつ軽量なものが多いメーカーは、マスプロ電工です。これがデザインアンテナのラインナップに変わると、日本アンテナかDXアンテナになります。とはいえ、先述しましたが、3社とも小型化・軽量化には注力しており、新しい商品をどんどん開発しています。そのため、大きな差はないと考えて問題ありません。

テレビアンテナ3大メーカーのパラボラアンテナを比較

前項では、3社メーカーが取り扱っている地上デジタル放送アンテナについて、電波感度・品揃え・価格・小型化かつ軽量化といった要素で比較してみました。ここでは、さらにBS/CS放送を視聴するために設置が必要なパラボラアンテナについて、同じ4つの要素で比べていきます。パラボラアンテナのご購入にお役立てください。

電波感度がよいのは?

パラボラアンテナは、お椀のような形が特徴的なアンテナです。そのお椀部分の口径には、45cmほどのものから10m以上のものまであります。45cmほどのものが一般的にテレビの視聴で使われる大きさです。数メートルほどのものは、事業者が使うケースが多いと考えられます。

そんなパラボラアンテナの電波感度は、お椀部分の大きさつまり口径の直径の長さによって決まります。直径が長くなればなるほど、つまりお椀が大きくなればなるほど、電波感度はよくなるということです。

ただし、BS/CS放送を視聴する目的だけであれば、口径の長さは気にする必要はありません。3社のどこで購入する場合であっても、45cmのものを選べば問題ないからです。電波感度については、3社で差はないといってよいでしょう。

品揃えが豊富なのは?

3社のメーカーのうち、パラボラアンテナのラインナップが豊富なところは、DXアンテナと日本アンテナになります。両者は家庭向けとして販売しているパラボラアンテナの数が同じくらい多いのです。4K8Kに対応しているアンテナの取り扱いもたくさんあります。

とはいえ、マスプロ電工の家庭向けパラボラアンテナが、ほかの2社と比べてだいぶ少ないというわけではありません。3社の差は本当に微々たるものなのです。そのため、少し多くある商品の中から選んでみたいという場合は、DXアンテナか日本アンテナでまず探してみるといい程度の認識で考えるようにしましょう。

価格が安いのは?

テレビアンテナ3大メーカーの特徴を比較

価格が安いパラボラアンテナを探すのであれば、DXアンテナまたは日本アンテナのラインナップを調べれば見つけることができます。

価格を比較する際には、通販サイトを利用するとよいでしょう。1社1社の公式ホームページにある製品情報を見比べると時間がかかってしまいます。検索結果の表示を価格が安い順に並べ直すことができる通販サイトであれば、比較することも簡単なのです。

とはいえ、どのようなアンテナの場合であれ、DXアンテナと日本アンテナが安いわけではありません。品揃えが豊富なぶん、ものによってはマスプロ電工が安くなるケースもあります。すべてのアンテナにおいてマスプロ電工が高価になるかもしれないと考えて、マスプロ電工を選択肢から外すことはやめておきましょう。

小型化・軽量化に力を入れているのは?

パラボラアンテナのサイズや質量には、メーカー3社によって大きさに違いはありません。マスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ、どこであっても取り扱っているパラボラアンテナのお椀部分の直径は、45cmのものが一番短いです。

また、BS/CS放送は地域ごとにアンテナを向ける角度が細かく決められており、その方向から少しでもずれてしまうと、視聴できなくなってしまいます。そのため、風圧や地震の揺れ、飛来物の衝突によって簡単に動いてしまうようではいけません。取り付けはしっかりとおこなわれる必要があります。そのため、屋根や外壁とアンテナの接続部も、簡素化することができません。

パラボラアンテナは快適なBS/CS放送を維持するためにも、小型化・軽量化できるものではないのです。

まとめ

テレビアンテナのメーカーは、全国にたくさんあります。その中でも、大手と呼ばれるメーカーは『マスプロ電工』『DXアンテナ』『日本アンテナ』の3社です。購入するアンテナに迷ったときはこの3社から選ぶとよいでしょう。

取り付けはアンテナ設置業者に依頼しましょう。アンテナは自力でも取り付けられますが、豊富な施工実績とアンテナ設置に関する知識が十分にある業者に任せれば、迅速に視聴したい番組を楽しめるようになります。

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