安定した地デジ受信をブースターで!役割からおすすめ設置場所まで
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安定して地デジが映らない方は、アンテナと同時にブースターをチェックしてみましょう。ブースターには、テレビの映像をしっかりと映してくれる役割があります。ブースターを正しく設定することで、きれいな映像を見ることができるでしょう。
このコラムでは、地デジブースターについて紹介しています。地デジにおけるブースターの役割を理解し、必要に応じた交換・調整をしてください。
ブースターの役割っていったい何?
ブースターとは増幅器のことで、機械の働きを強くする役割があります。テレビだけでなく、さまざまなものに使われています。まずはブースターの役割についてみていきましょう。
役割1:アンテナの微弱な電波を強くする
ブースターは、アンテナの電波を強くする役割があります。アンテナで受信できる電波は意外と弱く、良好な映像を楽しみたい場合はブースターを通さなければならないことが多いです。
役割2:分けることで弱くなる電波を強くする
ブースターには電波を分けることで弱くなってしまう電波を強くしてくれる役割もあります。ご家庭の状況によっては、テレビを使用する際に分配器を使用することがあります。分配器とは、ひとつのアンテナから数台のテレビへ電波を分けるために使用する機材のことです。
分配器は信号の強さを等分するため、もともとの電波よりも信号は弱くなってしまいます。また、アンテナケーブルが長い場合も信号が弱くなってしまう場合もあります。ブースターを使用し、増幅することで信号の強さを取り戻すことができるのです。
意外と誤解しがちなブースター接続の場所を再確認!
ブースターを正しく設置しないと、うまく映像を映すことができません。ブースターをどこに設置したらよいのか確認しておきましょう。
ブースターは分配させる「前」に接続する
電波を分配機などで分配した後にブースターで増幅した場合、雑音が大きくなり十分な受信レベルが確保できないことがあります。そのため、分配させる前に接続して、受信できるかどうか確認するようにしましょう。
分配が多いときはブースター・分配器一体型を選ぼう
分配が多いときは、ブースター・分配器一体型を選んでもよいでしょう。ブースターと分配器を一緒にすることで、配線が少なくなります。
おすすめ設置場所1:屋根裏
おすすめの設置場所として屋根裏があります。地デジアンテナから電波をブースターで増幅し、各部屋へ分配します。ケーブルや分配器で雑音を拾う前に増幅するため、信号品質が高くなるのが特徴です。
おすすめ設置場所2:レコーダー・テレビをつなぐ直前
特定の部屋で受信状態が悪い場合は、レコーダー・テレビをつなぐ直前にブースターを接続してみましょう。レコーダーからテレビへつなぐと信号が弱くなる場合があるので、ブースターで増幅してから各機器へ分配するのです。
ブースターの機器選びや設置方法・場所に悩んだ際は、アンテナ工事のプロへ依頼するのも手段のひとつです。プロの業者であれば、ご自宅にあわせて効果的にブースターを設置してくれるでしょう。
その際は、弊社をご利用ください。弊社は全国のアンテナ工事業者と提携しています。お近くのアンテナ工事業者をご紹介させていただきます。
地デジ化前の古いブースターは使えるの?
地デジ化前の古いブースターを使っている方もいらっしゃるかもしれません。多くの古いブースターは、そのまま使うことができます。しかし、気を付けなければならないこともあります。
注意が必要なブースター・地域がある
地域によっては、古いブースターを使用すると電波が増幅してしまい、電波障害を起こすこともあります。そのため、地デジ化前のブースターをそのまま使うことができない場合もあるので、注意しましょう。
ブースターの寿命も考えて交換することをおすすめ
古いブースターを使い続けずに、新しいブースターに交換するという方法もあります。ブースターの寿命は8~10年といわれます。古いブースターをそのまま使用していると、不具合が出てくる可能性が高いので新しいものに交換したほうがよいかもしれません。
BS/CSも受信したいときのブースター選びは?
BS/CSも受信したいとき、ブースター選びには気をつける必要があります。ここでは、BS/CSを受信したいときのブースター選びのポイントを紹介します。
BS/CSの電波も増幅できるタイプを選ぼう
BS/CSを視聴したいのであれば、BS/CSの電波を受信できるタイプのブースターを使用しましょう。テレビブースターは、地デジ放送の電波を受け取るのが一般的です。そのため、使いたいブースターがBS/CSに対応できるか確認しましょう。
ブースター・分配器選びで気を付けたい「通電端子」
通電端子とは、アンテナやブースターなどに使用する電気を送ることができる端子です。BS/CSは受信した電波を受信アンテナで一度変換しているため、テレビからの電源供給が必要です。種類によって電圧が違うので、使っているブースターなどにあわせる必要があります。
4K/8K放送も見たい場合はアンテナ選びも大切
4K/8 Kでは利用周波数が広がったため、対応しているブースターでなければ増幅することができません。ブースターの対応が不可能な電波であると、ノイズ扱いでカットされてしまう場合もあるため、対応ブースターは必須です。
また、4K/8Kは受信した電波の変換部も増えたため、対応アンテナでなければ受信すらできません。アンテナ受信が難しいと思った場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は地デジブースターについて紹介しました。ブースターは、弱い電波を強くする役割があります。屋根裏などに設置するのがおすすめです。特定の部屋で受信状態が悪い場合は、レコーダー・テレビをつなぐ直前に設置してもよいでしょう。正しい方法で設置しないと、テレビが映らないので注意してください。
また、BS/CSや4K/8Kを視聴したい場合は対応できるブースターを選ぶようにしましょう。ブースター選びや設置の仕方がうまくできないという場合は業者に依頼する方法があります。その際は、弊社をご利用ください。全国のアンテナ工事業者と提携しています。そのため、お近くのアンテナ工事業者を紹介することができます。
※対応エリアや加盟店によって変わります