自分に合ったテレビアンテナを設置しよう!UHFもBSも詳しく解説
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「引っ越しをしたので、新居にテレビアンテナを設置したい」「今のアンテナより、もっと性能のいいアンテナに交換したい」「地デジアンテナはついているけど、BSも見たい!」
このように、アンテナの取り付けを検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、アンテナは種類や形状がいくつかあるので、どれがいいのか迷ってしまいますよね。最近では「4K8K」という言葉も聞かれるようになりましたが、どうすれば視聴できるのか知らないという方もいるでしょう。
そんな方は、まずアンテナ工事の業者と相談してみることをおすすめします。アンテナには多くの種類があり、それぞれに特徴があります。自分の希望にいちばん近いアンテナはどれか、プロのアドバイスを聞いてみましょう。
この記事ではアンテナの種類や設置場所について詳しく紹介しています。これを参考にして理想のアンテナを見つけ、業者に連絡してみましょう!
テレビアンテナの種類を選ぼう
まずは、どのようなアンテナの種類があるか紹介します。地デジ・BS・CSという放送別で大きく分類されているアンテナですが、その中でも形状や特徴でさらに種類が分かれています。
地デジアンテナ
おそらく最も馴染み深い、地上デジタル放送用のアンテナです。以下の3種類があります。
・八木式アンテナ(UHFアンテナ)
一般的なアンテナで、魚の骨のような形状をしています。屋根の上や壁に取り付けることが多く、電波を受信しやすいので地域を選ばず設置することができます。
・デザインアンテナ(平面アンテナ、ボックスアンテナ)
壁に取り付けるタイプのアンテナです。フラットな箱型をしており、白・黒・ブラウンなど色も選べる場合があります。景観を損ねることのないスタイリッシュさで近年人気がありますが、電波の弱い地域では設置できなかったり、ブースターが必要になったりするのが弱点です。
・室内アンテナ
室内に置くだけの、工事を必要としないコンパクトなアンテナです。その分ほかのアンテナよりもコストを抑えられ、移動も簡単という魅力があります。しかし受信力は低いので設置場所は限られ、基本的に設置した部屋でしかテレビを視聴することができません。
BS・CSアンテナ
衛星放送を視聴するための専用アンテナで、パラボラアンテナと呼ばれます。白くて丸い、お皿のような形が特徴です。BSもCSも衛星が南西方向にありますので、そちらに向けてアンテナを設置します。
BS・CSにはスポーツ・映画など、地デジよりも専門的で多彩なチャンネルが用意されています。ただ、南西方向に高い建物などの障害物があると受信できない場合があるので、注意が必要です。
4K・8Kって?
最近になり、頻繁に4K8Kという言葉を耳にするようになった方も多いのではないでしょうか。実は4K8Kも、BS・CSと同じように衛星から電波を受信します。ただ周波数が違うため普通のパラボラアンテナでは視聴できず、専用のアンテナをつける必要があるのです。4K8K対応のパラボラアンテナを設置すれば、従来のBS・CS放送も併せて視聴することができます。
・必要なもの
アンテナを取り付けるだけではなく、対応するテレビ本体、チューナーを用意する必要があります。チューナーが内蔵されているテレビも販売されています。
・4K8Kの魅力
4KはフルHDの4倍、8Kは16倍という解像度を誇ります。とくに2020年に東京オリンピックを控えている今、「きれいな画面で、迫力のある映像を見たい!」という方にはとてもおすすめです。
テレビアンテナの取り付け場所を決めよう
次は、アンテナを取り付ける場所を決めましょう。しかし、住んでいる地域や住宅の構造によっては、電波が入りにくい場所や設置が難しい場所があるかもしれません。まずは希望を業者に伝え、最適な設置場所を相談することをおすすめします。
電波が入りやすい【屋根上】
最もオーソドックスな設置場所です。高さがあるので電波を拾いやすく、費用も比較的安く済ませることができます。しかし屋根の上に設置する分、台風などの自然災害の影響を受けやすい点がデメリットです。
目立ちにくい【壁面】
壁面専用のデザインアンテナだけでなく、八木式アンテナなども壁面に設置する場合があります。屋根上と比べて電波は拾いづらいため、事前に自宅周辺の電波強度を調べるようにしましょう。目立たず、雨風に強い点が魅力です。
集合住宅の方は【ベランダ】
ベランダに取り付ける方法もあります。とくに集合住宅に住んでいる方で、共同アンテナではなく個別でアンテナを設置する場合はこの方法が多いでしょう。
アンテナの劣化を防ぐ【屋根裏(室内)】
屋根裏や室内にアンテナを設置する方もいます。受信状況はかなり悪くなるので、電波強度などの条件が揃っていないとこの方法は難しいでしょう。しかし室内に設置する分雨や風を心配する必要がなく、アンテナ自体の経年劣化も防ぐことができます。
必要な周辺機器を揃えよう
アンテナを設置してテレビを視聴する際、下記のような周辺機器の用意が必要な場合もあります。ここでは、代表的な3つの周辺機器を紹介します。
電波が足りないときは【ブースター】
電波を増幅させるための機器です。もともとの電波強度が低かったり、複数の部屋に電波を分配したため受信レベルが下がってしまったりする場合には、このブースターを使いましょう!
複数のテレビで見たいときは【分配器】
その名の通り、電波を分配してくれる機器です。複数の部屋でテレビを見たい場合はこの分配器が必要です。
地デジとBSを分ける【分波器】
建物の構造など、利用環境によっては地デジとBS・CSの電波がひとつのアンテナ線に集約されてしまうことがあります。この電波を分けて、正しくテレビに接続できるようにするのが分波器です。
取り付けをプロに任せよう!
取り付けたいアンテナの種類を決めたら、いよいよ取り付けです。自分でアンテナを取り付ける方もいますが、やはり業者を呼んでお任せするのがいちばん確実です。
業者に依頼するメリット
アンテナ工事のプロに依頼することで、自分の家の電波強度や構造を考慮して設置してもらうことが可能です。住んでいる地域の電波強度が弱いから……と第一希望を諦めている方も、アンテナの種類や角度、場所を調整することで設置が可能になるかもしれません。
また、アンテナの設置は高所での作業になることがほとんどです。慣れない状況で作業をおこなうと大けがにも繋がりかねません。安全面を考慮しても、業者に依頼するメリットは大きいでしょう。
アンテナ取り付けの費用
では、業者にアンテナの取り付けを依頼するとどれくらいの費用がかかるのでしょうか。設置場所など状況にもよりますが、大体の相場は以下の通りです。
地デジ(八木式)アンテナ設置 | 15,000円~ |
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地デジ(デザイン)アンテナ設置 | 20,000円~ |
BS・CSアンテナ設置 | 15,000円~ |
4K8Kに対応させたい場合や、ブースターなど周辺機器が必要な場合は別途料金が発生するかもしれません。まずは業者に正確な見積りを出してもらいましょう。
まとめ
テレビアンテナの種類と設置場所について解説してきましたが、理想のアンテナは見つかりましたか?種類も設置場所も選択肢がたくさんあります。希望がある方も、「結局どれがいいかわからない!」という方も、一度業者に連絡してみましょう!
生活110番では、アンテナ工事のプロを紹介しています。取り付けだけでなく修理交換のご相談も受け付けております。お気軽にお電話ください。
※対応エリアや加盟店によって変わります