B-CASカードのエラーが表示されたときの対処法!原因はテレビ?
テレビの画面に「B-CASカードエラー」の表示が出たら、はじめに自分でできる対処法で原因を確認しましょう。なぜなら、エラーの原因がB-CASカード本体にある場合、自分で簡単に解決ができるかもしれないからです。
このコラムでは、B-CASカードのエラーが表示された際におこなう対処法を紹介しています。いくつか紹介をする対処法を試しても変化がみられない場合は、テレビの故障が考えられるので、その際は一度業者に確認をしてもらうことをおすすめします。
また、テレビが故障していた場合の対処法についても説明していますので、参考にしてみてください。
B-CASカードのエラーが表示されたときの対処法
テレビの画面にB-CASカードのエラーが表示されるのには、いくつかの原因が考えられます。ここではエラーが表示される原因と、その対処法を紹介していきます。エラーが表示されて困った際は、以下を参考に一度確認してみてください。
B-CASカードを挿入し直してみる
カードを挿入し直すことで解決できる場合の原因としては、「挿入が不十分」・「挿入する場所が違う」といった点があげられます。
カードの差し込みが不十分だと、画面にエラー表示されることがあります。これはしっかりと奥まで挿入することで防ぐことができるので、一度確認してみましょう。
また、テレビの種類によってはカード挿入口が複数存在する場合もあるので、間違えてしまった、ということもあるでしょう。正しい位置にカードを挿入してあるかどうか、今一度ご確認ください。
B-CASカードの挿入する向きを確認する
B-CASカードエラーが表示される原因として、挿入する向きが間違っている、ということもあります。カードには挿入をする向きが矢印で記載されているので、よく確認をして挿入し直してみましょう。
B-CASカードを掃除してみる
B-CASカードは、テレビの裏側に挿入されていることが多く頻繁に抜き差しをしないため、カードの裏にあるICチップや挿入口にホコリなどの汚れがたまりやすいです。
そのため、汚れが合った場合はかわいた布でふき取るようにしましょう。しかし、強くこすってしまうとICチップに傷がつくおそれがあるので、やさしくふき取るのがポイントです。また、カードを挿入する穴にホコリがたまっている場合は、掃除機で慎重にきれいにしましょう。
B-CASカード自体に問題がある場合の対処法
ここまでは使用上のミスによる原因などについてご紹介してきました。しかし、場合によってはB-CASカードそのものに問題があることもあるのです。その場合はカードの交換が必要となることもありますので、まずはカードが原因の不調かどうかを調べるところからはじめていきましょう。上記で紹介した対処で効果がなかった方は、試してみてください。
B-CASカードに問題があるのかを確認する
エラー表示がされる原因には、B-CASカード本体にある場合もあります。自宅のテレビにB-CASカードが2枚挿入されているテレビや、自宅にテレビが2台以上ある家庭は以下の方法を試してみることをおすすめします。
1台にB-CASカードが2枚挿入されている場合
B-CASカードはBSやCS、地デジすべてを1枚で視聴できるカード(赤色)と、地デジのみ視聴できるカード(青色)の2種類にわかれています。したがって、2枚のカードをもう片方の挿入口に入れ替えて差し込むことで、どちらが故障しているのかを確認することができるのです。
入れ替えてエラーメッセージの箇所が移動すれば、そちらのカードに異常がある、ということになります。逆にエラーの位置が入れ替わらなければ、テレビやアンテナに問題がある可能性もあるでしょう。
なお抜き挿しをする際は、電源をしっかり落としておくようにしてください。
家にテレビが2台ある場合
テレビ、もしくはブルーレイレコーダーなどが2台ある場合、それぞれのB-CASカードを入れ替えることで故障しているカードを把握することができます。
例)リビングルームで使用しているテレビでエラーが発生
→電源コードを抜き、リビングで使っていたB-CASカードをダイニングルームにあるテレビのものと入れ替え
→電源・テレビを点けるとダイニングルームでも同様にエラーが発生、リビングは逆に映った
→B-CASカードの異常とわかる
カードの入れ替えをおこなうことで、不調の原因を特定することができるかもしれません。エラーの原因となるカードがわかったら、新しいカードに交換をしましょう。交換の仕方については次で説明していきます。
B-CASカードに問題がある場合は交換
B-CASカードの交換をする際は、まずB-CASカードの公式サイト、またはB-CASカードカスタマーセンターにアクセスしましょう。
B-CASカードの公式サイトから問い合わせる場合、サイト上に「TVが映らない!? 今すぐ診断ナビ」といった画面表示がされているので、そこを参照してみてください。クリックをすると、テレビに表示されている状況別に対処法が解説されています。
カスタマーセンターに問い合わせる場合は、B-CASカードに記載されている20桁の番号を事前に確認しておくと、スムーズに交換の手続きをおこなうことができます。
カードを購入して3年以内に故障した場合だと、無償で交換をしてもらえることが多いです。無償で交換をしてもらうためには購入日を把握しておく必要があるので、購入日が記載された保証書やレシートを確認しておくとよいでしょう。
しかし、不適切な使い方によって故障した場合は有償となるので注意しておいてください。
故障したB-CASカードは、返送用の封筒に入れて送ります。故障したB-CASカードの詳しい返送手続きについて知りたい際は、再度カスタマーセンターに問い合わせをしましょう。B-CASカード本体に原因があった際は、再発行の手続きをしましょう。
問題ない場合はテレビが故障している可能性も
B-CASカード本体に原因がみられない場合は、テレビに原因があるのかもしれません。B-CASカードのエラー表示の原因がカード本体だった方も、テレビが突然故障してしまうことがあるかもしれないので、故障したときにそなえて対処法を把握しておきましょう。
テレビの故障によるエラー表示への対処法は、次に解説していきますので、ぜひ確認をしてみてください。
テレビが故障している場合の対処法
テレビにエラーの原因がある場合は、テレビのメーカーや修理業者に問い合わせをしましょう。メーカーと修理業者に依頼するにあたり、知っておくとよいそれぞれの特徴について紹介していきます。
メーカー保証で修理する
まずはテレビの製造元に連絡をします。B-CASカードと同様に、テレビも保証が適用される場合があります。しかし、保証期間が購入後1年間しかないことが多いため注意が必要です。また、テレビが故障の原因であっても、修理をおこなう部品などによっては保証が適用されることもあるので、気になる方は一度相談をしてみてもいいかもしれません。
メーカーによってはテレビの使用料金にプラスで5~10%支払うことで、保証期間を伸ばすことができるサービスもあります。修理に出す前に、テレビに長期保証のサービスに加入しているか確認しておくとよいでしょう。
業者に依頼する
テレビの修理をする場合、はじめにメーカーに相談をする人が多いのではないでしょうか。しかし、メーカーに依頼をすると修理費用が高くなることがあります。なぜなら、保証期間内であれば安く修理することが可能ですが、期間を過ぎてしまうと割引がされないからです。
対してテレビの修理に特化した業者に依頼をすると、修理費用がメーカーよりも安く早く対応してもらえることが多いです。さらに修理後のアフター保証を設けている業者も多いため、修理後に再度不具合が生じたとしてもお得に対処してもらうことが可能です。
【注意】アンテナの故障も考えられる
ここまでエラーが表示される原因として、カード本体やテレビに問題があるケースを説明してきましたが、必ずしもそれらに問題があるとはいい切れません。
エラーが表示されるほかの原因として、台風などによってアンテナに不具合が生じていることもあるのです。そのため、B-CASカード本体やテレビでできる対処法を試しても変化がなかった際は、アンテナの状況も確認することをおすすめします。
弊社はアンテナの確認や工事に対応する業者を複数ご紹介しております。B-CASカードのエラー表示の原因がアンテナかもしれないと思った際は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
テレビ画面にB-CASカードのエラーが表示される原因には、カードの差し込み不足や挿入する向き、ホコリなどの汚れが考えられます。また、B-CASカード本体が故障していることもあるので、一度確認をしてみてください。エラー表示がされる原因がテレビだった場合は、メーカーや業者に修理を依頼する必要があります。
B-CASカードやテレビではなく、アンテナに生じた不具合によってエラーが発生していた際は、ぜひ弊社に一度お問い合わせください。アンテナの点検や修理、交換の工事に対応する業者をご紹介いたします。お電話でいつでも24時間対応しておりますので、お気軽にご連絡ください。
※対応エリアや加盟店によって変わります