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部屋にテレビ線を増やす!複数テレビを利用可能にする「分配器」とは

投稿日:2017-11-10 更新日:2020-04-14

アンテナを分岐させてテレビを増やせる?分配器と分岐器の違いとは

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近年では生活に根付き、多くの家庭に設置されているテレビ。すでに1台持っているという方の中には、2台目の購入を検討されている方もいるのではないでしょうか。しかし、ひとつの家に複数台テレビがある場合、ただテレビを置いただけでは視聴できません。

2台以上視聴できるテレビを置きたいとき、部屋の状況によってはテレビ線を増やす作業が必要となることもあります。しかし、そのテレビ線を増やす方法にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。

この記事では、複数台のテレビを視聴する方法や必要な機器など詳しく解説していきます。お困りの方はぜひ参考にしてください。

テレビ端子がなくてもテレビは見られる!

部屋でテレビを見るためには、テレビやアンテナなどの基本的な設備の他にも「テレビ端子」というものが必要となってきます。このテレビ端子はテレビ用のコンセントのようなもので、近年では口が丸くなっているものが多くみられます。

このテレビ端子がなければ、基本的にはテレビは視聴できません。しかし、部屋の中を探してもテレビ端子が見当たらない、ということもあるでしょう。

だからといって「自分の部屋に端子がないから見られない……」と落ち込む必要はありません。なぜなら、テレビ端子が住居の中にひとつでもあれば、家中でテレビを見られる方法があるからです。

部屋にテレビ端子がなくてもテレビを視聴する方法

テレビ端子がない状態でテレビを視聴する方法は、大きく分けて3つあります。

テレビ端子を増やす

テレビ端子は、工事をすれば増設をすることができます。業者への依頼は必要になりますが、自分の部屋にテレビ端子が増えればスマートな配線も可能となるでしょう。

室内アンテナを利用する

多くの室内アンテナにはテレビ端子が備え付けられており、そこからテレビ線を引いて視聴する、という方法もあります。設置しやすく利便性の高い室内アンテナですが、受信性能がやや低い点がネックです。

電波の強い地域や障害物の少ない地域であればあまり問題はありませんが、電波の弱い地域では視聴しにくいこともあるでしょう。

分配器を使う

この方法は、テレビ端子のある部屋からない部屋へ電力・信号を分配させることでテレビを視聴する、というものです。簡単にいえば、テレビ線を増やすことで複数台のテレビを見られる状態にするということですね。

この方法だとケーブル配線が長くなるというデメリットこそありますが、既存の設備+分配器のみで家中テレビが見られるようになります。

アンテナからの分岐に必要な分配器とは

前章でも登場した「分配器」。その名の通り、テレビ線を増やすことで信号や電力を分配させるための機器です。この分配器で分けられる電波は主に下記の通りとなります。

・BS
・110度CS放送
・UHF
・CATV

また、分配器の電力や電波、信号の分配方法にはふたつの方式があります。これはとくに衛星放送を視聴する際に影響が大きく、この方式次第で見られるテレビの台数も変わってくる場合もあるためしっかり調べておきましょう。

分配器の種類

全端子通電形

全端子通電形は、どの端子からもアンテナに電力を送ることができます。そのため、複数の部屋で衛星放送を受信したいという場合に使用すれば、すべてのテレビで視聴することが可能となります。

1端子通電形

1端子通電形は、主に特定の1台のテレビで視聴したい際に利用されます。この分配器は、電流通過端子につないだ側のテレビが起動している際にのみ、アンテナに電力が送られるという仕組みになっています。

1端子の方を選んだ場合、電力をアンテナに供給できるのは1台のみです。そのため、端子をつないでいる側が起動しているときや、スタンバイモードで通電しているとき以外は、他のテレビは見られなくなってしまいます。


1端子通電形の分配器でも複数のテレビを視聴することができますが、電流通過端子のつながれたテレビが起動していないとみられなくなってしまいます。全端子であればとくに問題なく配線したすべてのテレビを視聴できるため、慣れていない方は全端子形を買うとよいかもしれません。

      部屋にテレビを追加したいときは?

分配器だけではダメ!ケーブルも購入しておこう

テレビ線を増やすためには分配器が必要ですが、この分配器のみ購入しても効果がありません。電波や電力の分配に必要な機器を知って、漏れなく用意しておきましょう。

アンテナケーブルの選び方

分配器を正しく使うためには、アンテナケーブルも購入しておかなくてはなりません。このアンテナケーブルにも、さまざまな種類があります。

選び方① 長さ

アンテナケーブルは一般的に数mの長さがあり、2m・3m・5mなど細かく分けられています。この長さは、家屋の広さや配線に必要な距離に応じて買い分けるようにしましょう。

選び方② プラグの形

アンテナケーブルにはプラグとよばれる接続端子があり、大きく分けて3つの種類があります。

・ネジ型のプラグ
差し込んだ後、ネジで固定することのできるプラグです。接続後に誤って抜けてしまう可能性が大きく下がるというメリットがあります。

・L型のプラグ
プラグの形がL字型になっています。引っ張っても抜けにくく、狭い部分でも接続しやすいため使い勝手がいいでしょう。

・ストレートプラグ
シンプルにまっすぐプラグがついているタイプです。接続が簡単で、テレビやレコーダーなどさまざまな部分に活用できます。

分配器・分岐器・分波器は似ているようで大きな違いがある

これまで解説してきた「分配器」とよく似た名前の機器に、「分岐器」と「分波器」があります。名前が似ているといっても役割はまるで異なるため、その違いをしっかり知っておきましょう。

分配器

分配器は、アンテナから受信した電波や信号を等しく2つ以上に分ける役割があります。この分配にも種類があり、分配できる数によって2分配器、3分配器、4分配器とよばれています。

たとえば4分配器の場合は入力信号を4等分して出力端子(テレビ)に届けることができます。この分配器は主に一般家庭にて利用されているため、この3つの中ではもっとも身近な機器といえるでしょう。

分岐器

分配器はテレビ線を増やすという方法で、電力や信号を各部屋に「均等」に分けていますが、分岐器は電力や信号の「一部」を分岐させて取り出すことができます。簡単にいえば、分配器に10入力すれば5:5で出力するのに対し、分岐器は10の中から1づつ個別で取り出して利用できる、ということです。

この分岐器は部屋数の多いマンションやアパートのアンテナによく利用されており、効率よく均等に分配したいときには非常に重宝されます。

分波器

分波器は、主に地上波放送とBS/CS放送両方を視聴したい際に用いられます。

テレビでは部屋までの配線を効率的におこなうため、アンテナで受信後、地上波と衛星放送の電波を混ぜる場合が多いです。この状態だとひとつの端子にふたつの電波が入ってしまうため、うまく視聴することができないことも少なくありません。

そこで登場する機器が、この分波器です。分波器はふたつの電波を機器内部で分け、ふたつの端子に分配してくれるのです。

この分波作業は分配器でもおこなうことができますが、分波器に対して分配器は信号の損失が激しく、受信レベルを犠牲にすることとなってしまいます。そのため、信号の分波をしたいのであれば分波器を利用するようにしましょう。


このように、似ているように見えてもその性質は大きく異なります。間違って購入してしまわないよう、注意しておきましょう。

       アンテナの分岐器と分配器の違い

他機器と干渉してしまうことも!分配器の注意点

簡単にテレビ線を増やすことのできる便利な分配器ですが、仕様上の注意点もあります。思わぬ不具合を起こさないためにも、その注意点までしっかり理解しておきましょう。

4K8Kとダミー抵抗

配分機の端子に空きがある場合は、注意が必要です。使われていない端子からは電波が漏れたり逆流したりしており、その電波がテレビなどと干渉して映りを悪くしてしまう可能性があるのです。

とくに近年人気の4K8Kではアンテナ線を通る電波の周波数が高く、電子レンジなどの一般家電とも干渉してしまうことがあります。この症状を防ぐには、空き端子に「ダミー抵抗」をいうものを差し込んでおかなければなりません。

このダミー抵抗は空き端子を塞いでくれる便利な機器ですが、抵抗の値を分配器と合わせなければ動作が安定しなくなってしまいます。しっかり確認して、正しいダミー抵抗を利用しましょう。

分配のし過ぎはよくない

分配器の場合電力や電波を均等に分けていくため、タコ足配線のように分配器をむやみに増やしてしまうとその分1台当たりの分配量は少なくなります。そうなってしまうと受信レベルが下がり、視聴に影響が出てしまうでしょう。

分配器を利用する際はむやみな分配は控え、どうしても分配したいときは増幅器(ブースター)を利用するようにしましょう。

ケーブルの長さにも注意

電波はアンテナで受信して、テレビに映像を映すことで出力されます。この道のり、つまりケーブルの長さが長いほど、電波も減衰してしまいます。

この問題を解決するには配線の見直しや、ブースターの設置が必要となってきます。これらの作業は専門的な知識を要することもあるため、お困りの方はアンテナ業者に相談してみるとよいでしょう。

アンテナからの分岐は何分岐まで可能なの?

分岐器は一般家庭ではあまり使用されておらず、主に集合住宅などで活躍しています。

アンテナひとつが受信できる電波や信号の量には限度があります。しかし集合住宅用のアンテナなどは分配することを前提としているため、一般のアンテナと比べて電波の量も余裕があるでしょう。

また、アンテナからの分岐はひとつのアンテナにつき、市販の分岐器をひとつ使用するのが妥当です。分岐器を複数使用すると、使用する分だけひとつの出力端子に流れる電波の量が少なくなってしまいます。

もし一般家庭の戸建住宅で利用しようと思った場合、一般的なアンテナでは大量に分岐できるとはかぎりません。市販の分岐器でも数の多い方である4個が、最適に視聴できる最高の数ではないでしょうか。

テレビ端子の増設にかかる費用の相場は?

テレビ線を増やす方法の他にも、テレビ端子を増やしてもテレビを視聴できるということは、序盤でご説明しました。この方法であれば分配器などは必要なくなるため、比較的電波も安定する傾向にあります。

このテレビ端子を増設する作業は専門性が高く、慣れていない方だとうまくいかないこともあるかもしれません。また、家全体のこととなるためかなりの大作業となります。

不安がある方や、そこまでの作業が面倒くさいという方は業者に依頼する方法を検討してみましょう。下記では、そんな業者に作業を依頼した際にかかる費用相場をご紹介していきます。

テレビ端子の増設費用相場:約5,000円~2万円

増設は主に5,000~2万円程度で依頼できますが、この費用は工事内容によって大きく変動します。配線の距離や方法次第では、この目安の金額を超えてしまうこともあるでしょう。

また業者によっても金額が大きく変わるため、依頼の際は事前にしっかり見積もりをとるようにしましょう。

まとめ

家庭内でテレビを見るには、テレビ端子というコンセントが必要となります。このコンセントは増設または配分機による配線によって増やすことができるため、複数台のテレビを使いたいという方はぜひ試してみてください。

テレビ線を増やす際、配分機を使う方法であれば自分でもおこなうことができます。しかし、ケーブルなどの周辺機器や配分機の注意点を把握していないとうまくいかないこともあるので注意しましょう。

配線や分配器の設置方法などでお困りの際は、業者に相談すると安心です。また、端子を増設したい際にも同様に業者に依頼する必要があります。業者に依頼する際には費用面の相談も忘れずにするようにし、見積もりをかならずとっておくようにしましょう。

アンテナ工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「アンテナ工事」をご覧ください。

(この記事は2018年12月20日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
編集者:たくぞう
家電の新製品と旧式の違いを発見することが特技。特技が高じて人に伝えたいという思いにいたり、ライターの道を目指すきっかけとなった。家電や電気工事関連の記事を担当。

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2020-04-14 12:42:44
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