「BSデジタル放送」ってなに?生活の幅を広げるBS放送の視聴方法とは

2023.11.17

「BSデジタル放送」ってなに?生活の幅を広げるBS放送の視聴方法とは

「BSデジタル放送」という言葉を聞いたことがあっても、それが具体的にどんなもので、どうやって視聴すればいいのか説明できるという方は案外少ないのではないでしょうか。また、そのためにBSデジタル放送の契約に踏み切れないという方もいらっしゃるのではないかと思われます。

そんな方のために、この記事では地上波放送とBSデジタル放送の違いや、BSデジタル放送のメリット、そしてBSデジタル放送を見るための方法についてご説明させていただきたいと思います。

BSデジタル放送と地上波放送の違いとは

テレビ放送は、大きく「地上波放送」と「衛星放送」に分けることができます。地上波放送は、家庭に電波を送る際に、地上の中継所を経由するものです。いっぽう衛星放送は、地上36,000キロメートルに打ち上げた人工衛星から、直接家庭へ電波を送ります。

BS デジタル放送は、放送衛星(Broadcasting Satellites)を用いた衛星放送の一種です。BSデジタル放送では、東経110度に打ち上げた衛星が使用されます。なお、衛星放送に分類されるのはBS放送だけではありません。通信衛星(Communication Satellites)を用いた「CS放送」と呼ばれるものも存在しています。

BS放送もCS放送も同じ衛星放送ですが、BS放送は一般家庭での視聴を目的としたものであるのに対し、CS放送は元々企業や事業者の通信を目的としたものでした。しかし、1989年の放送法改正以降、CS放送でも一般家庭向けの放送が可能になっています。

BSデジタル放送と地上波放送の違いとは

BSデジタル放送に加入するメリットは?

BSデジタル放送に加入するとさまざまなメリットを得ることができます。どんなメリットがあるのか順番に見ていきましょう。

・高画質な映像を視聴できる
すでにご説明したとおり、BSデジタル放送は赤道の上空にある人工衛星から電波を送るシステムです。そのため地上の中継所を利用する地上波放送と違って、建物や地形の影響による電波障害が起きづらく、美しい映像を安定して見ることが可能となっています。

・災害時でも視聴できる
一般的に災害などによって中継所が被害を受けてしまうと、地上波の放送は映らなくなってしまうことが多いです。しかし、BSデジタル放送は衛星を利用しているため災害の影響を受けないので、災害時でも視聴することができます。

・専門性の高い番組を視聴できる
BSデジタル放送は一部を除いて有料放送のため、視聴率やスポンサーの影響を受けません。そのためBSデジタル放送では、地上波放送では流れないようなスポーツ中継、映画、ドキュメンタリーなど、専門性の高い番組が放送されています。

・データ放送に対応している
BSデジタル放送は衛星から番組表などのデジタルデータを配信しているので、テレビ上で番組表を確認したり、そのまま録画予約をおこなったりすることが可能です。

BSデジタル放送に加入するメリットは?

地上波アンテナだけではBSデジタル放送は見られない?BS専用の設備を用意しよう!

地上波アンテナでは、BSデジタル放送を見ることはできません。BSデジタル放送を見るには、BSアンテナと、アンテナケーブル、B-CASカードが必要です。また、テレビの種類によってはBSデジタルチューナーも必要になる場合があります。

・BSアンテナ
地上波放送の受信に使われるアンテナでは、BSデジタル放送の電波を受信できません。そのため、必ず専用のアンテナを用意してください。

・アンテナケーブル
アンテナケーブルは、テレビとアンテナをつなぐためのものです。種類がたくさんありますが、アンテナと同じく、こちらもBSデジタル放送に対応したものを選びましょう。

・B-CASカード
視聴可能なチャンネルを管理するのに必要カードです。このカードについては、購入されたテレビやチューナーに同封されています。

・BSデジタルチューナー
BSデジタル放送を受信するのに必要な機器です。旧型のテレビにはチューナーが内蔵されていないものもあるので、その場合は新たにチューナーを購入する必要があります。

アンテナ取り付けは自分でもできる!その方法や注意点

BSデジタル放送の受信には専用のアンテナを購入し、設置する必要があります。ご自分で設置する場合は下記の手順で、設置をしてみてください。

①設置場所を選ぶ
BSアンテナは、晴れた日の午後2時から3時の間に、太陽が見通せる場所に設置してください。なぜかといいますと、放送に使う衛星が南西方向に存在しているためです。

②アンテナを設置する
アンテナを設置する場所が決まったら、お家の立地に合わせてアンテナの向きや角度を調節します。マンションの場合は共同受信アンテナなどが設置されているところがありますので、すでにBSデジタル放送に対応していることも多いです。そのためマンションにお住まいの方は、まずは大家さんや管理会社に確認を取ってみてください。

仮に対応していない場合は、ご自身の手でベランダに設置しましょう。景観などの都合上マンションの規定によっては外にアンテナを設置できないことがあります。その場合は、室内に設置してみてはいかがでしょうか。窓際にアンテナ用スタンドなどを使って、アンテナを設置するタイプも存在します。

しかし、アンテナの設置は自力でおこなうのが難しいこともあるでしょう。無理に設置しようとしてケガの原因となったり、賃貸の建物に傷をつけてトラブルの元になったりするおそれがあります。難しそうだなと思ったら、アンテナの設置は業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

テレビ放送には、地上の中継所を利用して電波を届ける「地上波放送」と、赤道上空から直接電波を届ける「衛星放送」の2種類があります。BSデジタル放送は、放送衛星を用いる衛星放送の一種です。

BSデジタル放送は地上波放送と違って放送に衛星を利用するため、美しい映像を流したり、災害時でも放送が途切れにくいという特徴があります。また、BSデジタル放送はその多くが有料のため、視聴率やスポンサーの影響を受けず、専門性の高い番組が放送されているのです。

BSデジタル放送を見るには、BSアンテナとアンテナケーブル、またテレビによってはBSデジタルチューナーも必要になります。BSアンテナの設置は自力でもできますが、場所によっては危険をともなう作業になりかねません。そのようなときには、業者にアンテナの設置を依頼するとよいでしょう。

アンテナ工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「アンテナ工事」をご覧ください。

アンテナ工事即日対応可能

現地調査・お見積り無料!

※対応エリアや加盟店によって変わります

テレビの不具合の原因はアンテナにある場合も!そんな時はプロにお願いして解決してしまいしょう!8年間 の長期保証もあるので、万が一も安心です!

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

※天災・災害・お客様の過失によるものは施工保障対象外となります。

アンテナ工事 8,800円~
アンテナ工事のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

アンテナ工事の記事アクセスランキング

アンテナ工事の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧