アンテナが倒れたときの費用相場!知って得する火災保険と立て直し方法

2023.11.17

アンテナが倒れたときの費用相場!知って得する火災保険と立て直し方法

「強風でアンテナが突然倒れた!どうすればいいの……?」

アンテナが倒れたら、アンテナの修理を依頼する前に、費用相場や火災保険について知っておきましょう。

アンテナの修理に大体いくらかかるのか知っておけば、高額な支払いを避けることができます。

また、火災保険が適用されれば、余分な支払いをせずに済むでしょう。

この記事では、おもに以下の内容を解説していきます。

この記事のポイント
  • アンテナの修理費用の相場
  • アンテナが倒れたときの火災保険の使い方
  • アンテナを自力で立て直す方法
  • アンテナが倒れる原因・予防法

この記事を読めば、倒れたアンテナをなるべく安く修理する方法がわかり、今までどおりテレビを楽しむことができるようになりますよ。

アンテナが倒れたときの修理費用の相場

アンテナが倒れたとき、修理をするのに一体いくらかかるのか気になりますよね。

そこで、弊社運営サイトに実際にご相談いただいたアンテナ工事の11,187件施工事例から、修理にかかる金額の平均を出してみました。

平均金額
アンテナの修理・交換 36,496円※1
アンテナの撤去 15,835円※2

※1.集計期間:2019/4/1~2022/4/1(9,986件)
集計対象:弊社運営サイト全体における地デジアンテナの修理・交換施工実績

※2.集計期間:2019/4/1~2022/4/1(1,201件)
集計対象:弊社運営サイト全体における地デジアンテナの撤去の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。

ただし、これらはあくまで平均金額です。

詳しい内訳をグラフで見てみましょう。

アンテナの修理・交換は平均36,496円

アンテナの修理、交換にかかる費用の内訳をグラフにすると、以下のようになります。

アンテナの修理 交換 費用

※1のデータをグラフ化したものです。

グラフを見ると、10,000円~39,999円の人が多く、全体の55%いることがわかりました。

倒れたアンテナを立て直すだけでテレビが映るようでしたら、費用は安くなりやすいです。

しかし、アンテナ本体が故障していたり、ブースターや分配器などの周辺機器が故障していたりする場合は、本体や機器の交換が必要になり、費用も高くなりやすいでしょう。

アンテナの撤去は平均15,835円

アンテナの撤去費用の内訳をグラフにすると、以下のようになります。

地デジアンテナの撤去費用

※2のデータをグラフ化したものです。

グラフを見ると、10,000円~19,999円で済んでいる人が圧倒的に多く、全体の39.6%いることがわかりました。

使わなくなった古いアナログアンテナ(VHFアンテナ)が倒れていたら、撤去しましょう。

この機会にケーブルテレビや光テレビでテレビを見る方も、アンテナを今後使わないならいったん撤去するとよいでしょう。

このように、アンテナの修理や交換は10,000円~39,999円かかった人が多く、アンテナの撤去は10,000円~19,999円かかった人が多いようです。

ただし、アンテナが倒れたとき、立て直しだけでいいのか、本体や周辺機器の交換が必要なのかはアンテナの状態を見てみないとわかりません。

正確な費用を知りたい場合は、見積りを取ることをおすすめします。

生活110番では、アンテナの現地調査・見積りが無料※の業者をご紹介しています。

どれくらいの費用になるのか気になる方は、お気軽にご連絡ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

強風でアンテナが倒れたら火災保険が使える!

台風や強風、落雷などの自然災害でアンテナが倒れた場合、火災保険が使える可能性が高いです。

火災保険は、建物や家財の損害を補償してくれる保険のことをいい、火災以外にも風災、雹災、落雷、雪災などが補償の対象になっています。

火災保険の対象の建物には、建物の付属物も含まれており、アンテナも該当します。

ただし、以下のような場合は火災保険が適用されません。

  • アンテナの経年劣化
  • 免責金額以下の損害
  • 対象の補償内容を契約していない
  • 被害を受けてから3年以上経っている

免責金額は、自己負担する金額のことです。

受け取れる保険金は、損害額から免責金額を引いた金額になります。

(例)免責金額を3万円にしていた場合
  • 損害額が4万円:保険金1万円
  • 損害額が2万円:保険金0円

火災保険を使用する際は、補償内容と契約時に設定した免責金額を確認しておきましょう。

火災保険を申請する流れ

火災保険の申請は、以下の流れでおこないます。

1.保険会社に被害を報告する
加入している保険会社に、アンテナが被害を受けたことを伝えましょう。

2.アンテナ業者に修理を依頼する
アンテナ業者に修理を依頼してください。このとき、火災保険を使うことを伝えておきましょう。アンテナ業者に、火災保険の申請に必要な「見積り書」と「被害状況の写真」を用意してもらってください。

3.保険会社に書類を提出する
火災保険の申請に必要な書類を保険会社に提出します。保険会社から書類が届いたら、自分で記入して提出しましょう。

申請に必要な書類は、保険会社によって異なります。

火災保険の申請書類の例
  • 保険金請求書
  • 事故状況説明書
  • 被害状況の写真
  • 建物登記簿謄本
  • アンテナ修理の見積り書 など
※参考:保険金のご請求に必要な書類一覧
※損保ジャパンの場合

4.保険会社が審査をする
保険会社が、申請内容を審査します。このとき、金額の請求が高額だったり、自然災害による被害が疑わしかったりする場合は、保険会社から鑑定人が派遣され、調査がおこなわれることがあります。

5.保険金を受け取る
保険金の金額が確定したら、口座に支払われます。保険金は、書類を提出してから早くて数日後、遅くても30日以内には振り込まれます。

倒れたアンテナを自力で立て直す方法

アンテナの修理を依頼しようか迷われている方のなかには、「アンテナを立て直すだけなら自分でできるのでは?」と思われる方もいるでしょう。

結論からいいますと、自力でアンテナを立て直すのはおすすめしません。

なぜなら、慣れていない高所での作業は落下する危険性があるからです。

また、Amazonで調査したところ、身の安全を守るために必要なものを購入するだけでも7万円以上※かかってしまい、結局業者に依頼したほうが安く済む可能性が高いことがわかりました。

調査の詳細(クリック・タップで開きます)

すべてAmazonで販売されている商品です。合計75,488円。

商品名 価格
藤井電工 新規格 ハーネス用ランヤード 〔2股ノビロンランヤード〕 黒 THL-2-NV93SV-21KS-2R23 ツヨロン 墜落制止用器具 安全帯 13,499円
藤井電工 新規格 フルハーネス スマートハーネス 〔ハーネス本体のみ〕 黒 Mサイズ TH-SM510-OT-BLK-M ツヨロン 墜落制止用器具 安全帯 12,238円
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ミドリ安全 低発塵 作業手袋 NPU-130 M 10双 袋 1,227円
DICプラスチック 折りたたみヘルメット IZANO2 グレー/ホワイトライン 4,421円
Kアルインコ アルミ製 2連はしご JXV-73DF 全長7.31m/収納長:4.15m 27,980円
ナカオ はしご オプション 固定ベルト PV (1個) 8,701円

※上記の金額は2022年6月21日時点の金額(税込み)です。

それでもやってみたい方は、これからご紹介する方法で立て直してみましょう。

アンテナ業者に任せたい方は、次の章「アンテナの修理はプロに依頼するのが安心」を読んでみてください。

アンテナを立て直すときは、以下のものを用意しましょう。

身を守るのに必要なもの
  • 墜落防止装置
  • ハーネス
  • 屋根用作業靴
  • 作業用手袋
  • ヘルメット
  • はしご
  • はしご固定ベルト

用意できたら、アンテナを立て直していきます。

倒れたアンテナを立てる

まず、はしごを使って屋根の上に登り、倒れているアンテナを以下の状態に立て直します。

アンテナと固定器具

地デジアンテナは、くの字になっていない方が送信塔を向くようにしましょう。

BS/CSアンテナは衛星のある南西に向けます。

BS/CSアンテナの方向調整は非常にシビアです。スマートフォン用の無料アプリ「BSコンパス」があると便利ですので、ダウンロードをして調整してみてください。

ワイヤーをしっかり張る

アンテナを立て直したら、ワイヤーがしっかり張っているか確認します。

支線の貼り方

切れているワイヤー(支線)があったら、新しく張り替えましょう。

支線は、片方を支線止め金具に引っかけ、もう片方をターンバックルに引っかけます。

アンテナの支線は、こちらの商品がおすすめです。

DXアンテナ ステーワイヤ φ1.6mmステンレス30m巻き SW302SB

アンテナの有名メーカーから販売されている、劣化しにくいステンレスの支線です。

アンテナを立て直してもテレビが映らないようでしたら、ブースターなど周辺機器の故障向きに問題があるおそれがあります。

アンテナ業者に一度調査してもらいましょう。

アンテナの修理はプロに依頼するのが安心

アンテナの修理は、プロのアンテナ業者に依頼するのが安心です。

「立て直すだけだから大丈夫でしょ……。」と屋根の上に登ってしまいますと、ふとした瞬間にバランスを崩して落下してしまうおそれがあります。

じつは、屋根上での作業に慣れているプロの業者であっても、落下事故はたびたび起こっています。

厚生労働省によると、平成25年の建設業における死亡事故のうち、墜落・転落による死亡者数が全体の47%を占めていているとのことでした。

特に屋根上での墜落事故が多く、屋根の踏み抜きと合わせると全体の27%を占めているようです。

このように、屋根上での作業は非常に危険です。

アンテナ修理はプロのアンテナ業者に任せましょう。

賃貸にお住まいでしたら、直接アンテナ業者に依頼するのではなく、大家さんや管理会社に連絡してください。

すぐに対応できる業者をお探しなら生活110番へ

「早くアンテナを修理してテレビを見たい!」という方は、生活110番にぜひご相談ください。

強風などの自然災害は、近くの住宅でも同じようにアンテナの被害を受けているおそれがあり、修理の予約が取りづらくなることがあります。

特に、台風の時期はアンテナの修理の予約が混みやすいです。

実際に、非常に強い勢力の台風21号が上陸した2018年9月4日には、当社にもアンテナに関するご相談が殺到しました。

アンテナの相談件数

グラフの詳細
サイト名:シェアリングテクノロジーの運営サイト
集計期間:2018年8月1日~2018年9月30日
対象件数:13,348件

生活110番であれば、全国に加盟しているアンテナ業者から対応できる業者をお探しできます。

アンテナ業者に1件1件連絡をするのが面倒に思われる方や、早めに修理に来てほしい方は、ぜひ生活110番にご相談ください。

倒れたアンテナを放置するのは非常に危険!

倒れたアンテナは、そのまま放置しないようにしてください。

再び強風が発生すれば、アンテナの部品が風で飛ばされて他の家や車などにぶつかるかもしれません。

また、アンテナが屋根の上から落下した場合、通行人に当たって大けがをさせてしまうおそれもあります。

周りに被害を与えないためにも、倒れたアンテナは早めに対処しましょう。

強風以外に考えられるアンテナが倒れた原因

強い風が吹いていなかったのにアンテナが突然倒れた場合、一体何が原因だったのでしょうか。

強風以外に考えられる原因は以下の2つです。

  • アンテナ自体の劣化
  • アンテナ周辺の部品の劣化

アンテナ自体の劣化

アンテナ自体が劣化していたのかもしれません。

アンテナの寿命は約10年といわれています。

屋根の上に設置しているアンテナは雨風の影響を受けやすく、徐々に錆びていきます。

特に、海が近い家は潮風の影響で錆びやすいため、寿命は10年より短くなるでしょう。

もし、アンテナの寿命を過ぎていて突然倒れたのなら、アンテナ自体の劣化が考えられます。

アンテナ周辺の部品の劣化

アンテナ自体ではなく、アンテナ周辺の部品が劣化していたのかもしれません。

アンテナは、土台やワイヤーなどの部品で支えて設置されています。

アンテナ同様、部品も日々雨風の影響を受けており、徐々に錆びていきます。

土台がズレていたり、ワイヤーが切れていたりしたら、部品の劣化でアンテナが倒れた可能性が高いです。

今後アンテナが倒れないようにするための予防法

屋根の上のアンテナは風の影響を受けやすいため、立て直しても再び倒れてしまうかもしれません。

アンテナが倒れないようにするには、以下の予防法がおすすめです。

  • 壁面に設置するデザインアンテナに交換する
  • アンテナを屋根裏に設置する

順番にご説明します。

壁面に設置するデザインアンテナに交換する

デザインアンテナ

最近は、壁面に設置するおしゃれな「デザインアンテナ」が人気です。

デザインアンテナは、長方形の箱のような形をした薄型の地デジアンテナです。

壁面に設置するため、風の影響を受けにくく倒れてしまう心配がいりません。

また、カラーも豊富で、壁の色に合わせて選ぶこともできます。

ただし、デザインアンテナは屋根上の魚の骨の形をしたアンテナ(八木式アンテナ)より受信感度が低いため、お住まいの地域の電波状況によっては設置できない場合があります。

デザインアンテナを設置したい場合は、アンテナ業者に相談して設置可能か電波調査をしてもらいましょう。

アンテナを屋根裏に設置する

デザインアンテナを屋根裏に設置する

既存の屋根上のアンテナやデザインアンテナを屋根裏に設置するのもおすすめです。

屋根裏にアンテナを設置すれば、雨風の影響を受けません。

ただし、屋根裏に設置するには、以下の条件が整っている必要があります。

  • アンテナを設置するスペースがある
  • 屋根裏の電波の受信状況が十分である
  • 屋根裏に入れる点検口がある
  • 金属系の屋根材を使用していない

アンテナを屋根裏に設置するには、屋根裏に入るための点検口やアンテナが設置できるスペースが必要です。

また、外壁や屋根に遮られて屋外より電波が弱くなりやすいため、屋根裏の電波の受信状況が十分か確かめる必要があります。

特に、金属系の屋根材は電波を遮断してしまうため、屋根裏の設置には不向きです。

屋根裏に設置したい場合は、一度アンテナ業者に設置できるか相談しておきましょう。

まとめ

アンテナが倒れたときの費用相場は、アンテナの修理・交換が「36,496円」、アンテナの撤去が「15,835円」でした。

強風でアンテナが倒れたら、火災保険が利用できるか保険内容を確認しましょう。

倒れたアンテナを自力で立て直すのはおすすめしません。

高所での作業は落下する危険性がありますし、必要なものを用意するだけで修理費用より高くなってしまう可能性が高いからです。

アンテナの修理を依頼する際は、ぜひ生活110番にご相談ください。

すぐに対応できる業者をお探しいたします。

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