テレビを見ていると映像に乱れが出たりすることありませんか?急に調子が悪くなるとついついテレビ本体の不調を疑ってしまいますよね。「もしかして不良品かな?とうとう寿命が来たかも……。」そう思ってテレビを買い替えてしまう前に確認していただきたいことがあります。
じつはその不調の原因、テレビではなくアンテナケーブルかもしれません。見た目には問題がないように見えても、油断は禁物です。余計な出費を防ぐためにも、地デジの配線のどこに問題があってテレビの映りが悪くなるのかお話ししていきましょう。
目次
地デジで重要なアンテナケーブル
アンテナケーブルは電源ケーブルなどと違い、長さ以外にも性能を決める要素がいくつかあります。地デジの配線にどのように関係するかもあわせて、アンテナケーブルの特徴を説明します。
もっとも重要なものは太さでしょう。太さはアンテナケーブル内での電波の伝わりやすさに大きく関係しており、アンテナケーブルが細いほど電波は弱くなりやすいのです。
テレビ用のアンテナケーブルの太さは、「4C,5C,6C……」と表記され、数字が大きいほど太くなります。ご家庭での利用では3C~5Cくらいが使用されることが一般的です。また、衛星放送は高周波数帯の電波を使用しているため電波が弱くなりやすいので、太めのアンテナケーブルを使うことが推奨されています。
長さも電波の伝わりやすさに関係してきます。アンテナケーブルが長いほど電波は弱くなります。そのため、アンテナケーブルを長くする必要のある場所ほど、太いものが使用されているのです。太さがだいたい7C以上のアンテナケーブルはマンションなど巨大な建築物の壁内配線などに使われており、ご家庭で見かけることはまずないでしょう。
しかし最近では2.5Cと極細で5~10mほどのアンテナケーブルも販売されています。電波状態の良いご家庭での室内利用の場合、電波を気にしてどのアンテナケーブルを使うか、悩むことは少ないのではないでしょうか。
その他にも接続端子の形状の違いや、特殊な加工を施されたアンテナケーブルなどさまざまな種類があります。代表的なものでは、空間を有効利用できるように接続端子が直角に曲がっているL型プラグや、衛星放送対応のアンテナケーブルがありますので、希望に合わせて必要な性能のケーブルを購入してくださいね。
テレビの不調は配線が原因になっている可能性が…
不調の原因が地デジの配線の場合、まずはは接続不良を疑ってみましょう。端子がしっかり挿さってないと、映像がきちんと表示されません。テレビの裏やコンセント、そのほかの周辺機器などアンテナケーブルが緩くなっていないか、しっかり確認しましょう。
テレビや接続している機器に問題がなく、アンテナケーブルもしっかり挿さっている。そんな場合はアンテナケーブルの劣化が考えられます。
アンテナケーブルの劣化でもっとも多いのがケーブルの断線です。とくに接続端子の根元のあたりは断線しやすいです。また、端子のタイプによっては、抜き差しを繰り返しているうちに内部の接続が緩くなってしまうこともあるようです。
そして、忘れずに注意したいのが経年劣化です。長年使っていると経年劣化によりケーブルの性能はだんだんと落ちてしまいます。その結果十分な強さの電波を送ることができなくなり、映像が乱れてしまうことがあります。
配線を交換したい!おすすめしたい配線4選
地デジの配線でおススメしたいアンテナケーブルを用途別に選出したのでご紹介します。
・エレコム アンテナケーブル F型端子 L-ストレート型 2m 2.5C スリムタイプ 地デジ/BS/CS対応 金メッキピン ブラック AV-ATLS20BK
太さ2.5Cの極細タイプのケーブルです。太いアンテナケーブルが目立つのが嫌だという方や、テレビ周りの配線を少しでもスッキリさせたいという方におススメです。この細さでBS/CS放送に対応しているのもうれしい点です。
・Hanwha 地デジ/BS/CS放送対応 フラットアンテナケーブル 24cm UMA-ATC3FT
隙間ケーブルと呼ばれるタイプの商品です。厚さ約0.22mmとケーブルにあるまじき薄さを実現しています。おもにベランダに設置したアンテナから室内へケーブルを引き込むために使用します。室内でも別の部屋へアンテナケーブルを伸ばしたときにおすすめです。
・HORIC アンテナケーブル S-4C-FB同軸 3m ホワイト 両側F型差込式コネクタ L字/ストレートタイプ HAT30-053LPWH全放送に対応
地デジだけでなく、BS/CS放送、さらに近々開始される4K/8K放送にも対応した商品です。太さも4Cなので安定した映像の品質が期待できます。先端の端子の形状や長さの選択肢が豊富なのも魅力的ですね。
・富士パーツ商会 4K8K放送対応 75Ω S5CFB 5Cアンテナケーブル 1m ブラック [バルク]
どうしても映像の乱れが収まらないという方にはこちらがおススメです。市販されている家庭用アンテナケーブルの中では最大級の太さ5Cを誇ります。
配線問題を解決しても不調なままの場合は…?
室内配線だけでなく、アンテナからコンセントまでつながっている壁内配線が原因になっていることもあるようです。ネズミにかじられて断線したという話をよく耳にします。また、室内配線と同じように経年劣化も進むのでご注意ください。
また、地デジアンテナ本体の異常が原因で映像が乱れている場合もあります。よくあるのは風雨の影響でアンテナの角度がずれてしまうことです。鳥が巣を作っていたなんて話も聞きますね。
アンテナや壁内配線など個人では手が届かないところで迷ったり、よくわからないことがあったりしたら、遠慮せずに経験豊富な業者にお願いしましょう。細かなサービスを提供している業者もあるので、室内配線のことでも気軽に相談できたりしますよ。
まとめ
テレビの不調は配線の接続不良や劣化が原因の場合もあります。なので、テレビの映像が乱れたりしたら、最初に配線のチェックをしましょう。
ご家庭の電波事情やご希望によっては、性能の高いアンテナケーブルが必要になります。今回ご紹介した商品やケーブルの解説を参考にして、どんなものが必要かしっかりと吟味してくださいね。
また、今回のコラムを見て地デジの配線をチェックしたり、ケーブルを交換したりしたけど問題が解決しないという方はアンテナ工事のプロに相談してみることをおススメします。個人ではわからない問題も、経験豊富な業者の手にかかればすぐに解決してしまうこともあります。ひとりで悩まずに気軽にお問合せしてみてくださいね。
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