混合器と分波器の違いはなんだろう?それぞれの用途を説明します

2023.11.17

混合器と分波器の違いはなんだろう?それぞれの用途を説明します

電波を受信してテレビに映すときに必要な器具に、混合器と分波器があります。あまり聞きなれない名前ですが、これらの器具を使うことで、地デジとBS/CSなどの衛星放送の電波を、きれいに映すことができるようになります。

2020年に開催される東京オリンピックでは4K/8Kなどの高解像度の映像が、衛星放送で中継されるともいわれています。これからは日本でも、衛星放送を見る機会が増えていくことでしょう。その時にテレビの映像がきれいに見えなくては楽しむこともできませんよね。今のうちにテレビの環境を整えておくためにも、混合器と分波器の違いを説明していきます。

混合機と分波器の違いは?

テレビの電波は、地デジとBS/CSなどの衛生放送で使うアンテナがちがうことはごぞんじでしょうか?地上波は地上にある電波塔から電波が発信されていて、衛星放送は宇宙にある衛星から電波が発信されています。ですので、電波を受信するアンテナもそれぞれに対応した別のものを用意する必要があります。

ですが、その時に問題となるのが電波を家の中に引き込むために使うアンテナのケーブルです。アンテナはそれぞれ違うので、アンテナから伸びるそれぞれのケーブルをそのまま家の中に引き込んでしまうと、アンテナ周りやテレビ周りがゴチャゴチャしてしまう原因になります。そしてそれを解消するのに使うのが混合器と分波器です。

混合器はアンテナミキサーともいい、地デジ、衛星放送などの複数のアンテナケーブルを一つにまとめるために使います。混合器を使うことで2本3本とあるケーブルを1本にまとめることができるので、見た目をスッキリとさせることも可能です。

これに対して分波器は、混合器を使って一本にまとめたアンテナケーブルを、再び別々のケーブルに戻す際に使われます。テレビの裏にあるアンテナを接続する端子をよく見てみると、地デジやBS/CSの接続する部分がちがうことがあると思います。このときに分波器をつかうことで、それぞれの端子に適したケーブルを振り分けることができるようになります。

混合器と分波器の違いを、簡単に説明するとこのような感じです。名前が似ていて紛らわしいですが、その使い方は全く別物なのです。

分波器はどういったときにつかうの?

先には混合器と分波器の違いについて説明してきました。ですがなぜ地デジやBS/CSなどの電波が混ざったままではいけないのでしょうか?実は電波が混ざったままだと、他の電波が混ざってしまい、きれいにテレビが映らないことがあるからなんです。

地デジの電波は地上にある電波塔から発信されていて、BS/CSなどの衛星放送は宇宙にある人口衛星から発信されています。分波器を使うのはテレビの裏にある端子に適した電波を振り分けるためと先ほど述べましたが、これらの電波を混ぜたままテレビにつなぐと、地デジだけ、BSだけしか映らないということが起こります。

分波器を使って、端子ごとに適したケーブルをつなぐことで、地デジやBS/CSを、それぞれきれいに見ることができるようになります。

おすすめの混合器、分波器を紹介

混合器と分波器の違いについてお話ししてきたので、この章ではおすすめの混合器、分波器を紹介していきましょう
まずは電波をまとめるおすすめの混合器はこちらです。

・日本アンテナ 屋外用混合器

雑音をカットするシールド機能と屋外でも安心の防滴構造で安心して使い続けることができます。不要な電波をカットして混線による障害をおこしません。

・DXアンテナ 混合器

LEDランプ搭載で通電具合が簡単にわかります。見た目の分かりやすさでいうならとても使いやすいのではないでしょうか。値段も比較的安価です。

・DX アンテナ 混合器 屋外用

ノイズをしっかりとブロックし、LEDランプ付きのスイッチが採用されています。屋外使用にも強いモデルです。

以上3点が混合器のオススメです。では次は電波を分けるために使う分波器を3点ご紹介していきます。

・アンテナ分波器 ホワイト ケーブル一体型

50㎝の程よい長さです。ケーブルも細めの作りなので使用する場所を選びません。分配器の中でも比較的安価なモデルです。

・DXアンテナ分波器 【4K/8K 対応】

差し込み口がL字型で使いやすいモデルです。4K/8Kの衛星放送にもしっかりと対応しています。

・エレコム アンテナ 分波器 【4K/8K 対応】

ケーブルタイプのアンテナ分波器です。ノイズを減らし、受信に強いテフロン素材を使用。デザイン性にも優れたモデルです。

2,020年のオリンピックでも採用されるといわれている4K8K放送に対応するものも今後増えてくると思います。それに合わせて対応した混合器や分波器を選ぶのが良いでしょう。

電波が弱い地域ではブースターを使うのがおすすめ

混合器と分波器の違いや使い方は、今まで見てきたとおりです。ですが、そもそも電波自体が弱くテレビに映像が映らないこともあります。そしてそれは混合器や分波器の問題ではなく受信している電波の強度が弱く、必要な電波レベルに達していないことが原因です。

この問題を解決するのがブースターといわれる器具です。アンテナケーブルにつなぐことで、電波の強度を上げ、弱い電波を強くしてテレビに映る電波強度に上げることができます。

このブースターをつなぐことでテレビが途切れたりすることや、テレビの画質が荒いなどの問題が解決することもありますので、そういった問題のある方は、ブースターを試してみるのもいいでしょう。

ブースターには地デジやBS/CSのすべてに対応したものや、それぞれの電波専用に作られたモデルもあります。ブースターはご自宅の状況や用途に合わせて選んでくださいね。

アンテナケーブルについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

まとめ

混合器と分波器の違いについて見てきましたがいかがでしたでしょうか?アンテナのケーブルを1つにまとめるのが混合器。それに対してまとめたアンテナケーブルを別々に戻すのが分波器の使い方です。

特に地デジと衛星放送の電波は混ざってしまうと、どちらか一方の映像しか映らなくなってしまうこともあるようです。地デジも衛星放送も、きれいに見るためには、分波器の設置が必要なこともあるでしょう。2020年のオリンピックにそなえて、今のうちにテレビの環境を整えて快適なテレビライフを楽しみましょう!

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