【実質0円】アンテナを安く撤去する方法!依頼先の選び方と費用相場

2023.11.17

【実質0円】アンテナを安く撤去する方法!依頼先の選び方と費用相場

「アンテナの撤去ってどこに頼めばいいの?いくらかかる?」

不要になったアンテナは、火災保険を使えば実質無料で撤去してもらえます。

アンテナは火災保険の対象(保険の対象を家財のみにしている場合は除く)なので、台風などの自然災害が原因で撤去が必要になった場合は、補償されます。

この記事では、アンテナを撤去する前に知っておくべきことを、以下にまとめてご紹介しています。

この記事のポイント
  • アンテナの撤去にかかる費用
  • 火災保険を使ってアンテナを撤去する方法
  • アンテナの撤去が依頼できる4つの場所
  • 業者がアンテナを撤去する流れ

この記事を読めば、アンテナはどのように撤去したらいいのかがわかり、なるべくお金をかけずに撤去できるようになりますよ。

ぜひ参考にしてみてください。

アンテナの撤去費用は約1~2万円かかる人が多い

アンテナの撤去を依頼した場合、一体いくらかかるのか気になりますよね。

そこで、実際に弊社(シェアリングテクノロジー株式会社)にご相談いただいた地デジアンテナの撤去費用を調べたところ、約1~2万円かかる人が多いことがわかりました。

以下のグラフをご覧ください。

地デジアンテナの撤去費用 グラフ

集計期間:2019/4/1~2022/4/1(1,201件)
集計対象:弊社運営サイト全体における地デジアンテナ撤去の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。

このグラフは、地デジアンテナの撤去費用を価格帯別に集計したものです。

グラフの価格帯を見ると、10,000円〜19,999円かかった人が一番多く、全体の39.6%でした。

また、全体の70%が3万円以内で済んでいるため、高額になるのはまれでしょう。

ただし、3階以上の建物で屋根の上に登れないなど特殊なケースは、高所作業車が必要になり、費用が高くなることがあります。

アンテナの撤去費用は、約1~2万円で収まる人が多いですが、建物の構造によっては費用が高くなることもあると思っておくとよいでしょう。

生活110番では、現地調査・見積りが無料※のアンテナ工事業者をご紹介しています。

アンテナの撤去にいくらかかるのか気になる方は、ぜひ見積りからご相談ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

アンテナの撤去は火災保険を使えば実質無料!

アンテナの撤去は、火災保険を使えば実質無料でおこなえます。

アンテナは火災保険の対象(保険の対象を家財のみにしている場合は除く)なので、台風などの自然災害が原因でアンテナの撤去が必要になれば、火災保険が使えます。

受け取れる保険金は契約内容によって異なりますが、免責0円で契約していれば全額返ってくるでしょう。

免責は、自己負担額のことです。

免責金額は、火災保険の契約時に、免責0円、5千円、1万円、3万円、5万円……と決めることができます。

免責0円で契約していれば、自己負担額が0円になり、全額支払われるということです。

このように、自然災害が原因でアンテナの撤去が必要になり、火災保険の免責金額を0円で契約している場合は、火災保険を使えば無料で撤去してもらえるでしょう。

火災保険の申請は、以下の流れでおこないます。

火災保険の申請の流れ
  1. 保険会社に連絡をする
  2. アンテナの撤去を業者に依頼する
  3. 火災保険の申請に必要な書類を記入する
  4. 保険会社に書類を申請する
  5. 審査が通ったら保険金が支払われる

アンテナの撤去を業者に依頼するときは、あらかじめ火災保険を使うことを伝えておいてください。

火災保険の申請に必要な見積書や写真を用意してくれます。

アンテナの撤去に火災保険が使えないケース

アンテナの撤去に火災保険が使えないケースもあります。

以下の場合は火災保険が使えないため、自費で撤去しましょう。

  • 損害額が免責金額を下回る場合
  • 経年劣化が原因だと判断された場合
  • 被害を受けてから3年以上経っている場合

火災保険は、損害額(アンテナの撤去費用)が免責金額(自己負担額)を下回っていると、補償を受けることができません。

保険金は、以下の計算で受け取れます。

「損害額ー免責金額=保険金」

仮に免責金額を2万円にしていたとしましょう。

損害額が5万円だった場合、3万円が保険金として受け取れます。

しかし、損害額が2万円以下だった場合、保険金は0円となり、補償を受けることができません。

また、アンテナが損害を受けた原因が経年劣化だった場合も、火災保険が使えません。

火災保険は、あくまでも自然災害など予期せぬ被害に対して補償するものですので、経年劣化が原因で故障した場合は対象外となります。

自然災害の被害を受けてから3年以上経っている場合も、火災保険が使えません。

火災保険の申請の期限は3年です。

被害を受けたら、3年以内に申請をおこないましょう。

アンテナの撤去が依頼できる場所は4つ

アンテナの撤去を依頼できる場所は、4つあります。

こんな人におすすめ!
アンテナ専門業者 ・すぐに撤去してほしい
引越し業者 ・引越しで今のアンテナが不要になった
・引越し先にある既存のアンテナが不要
リフォーム業者 ・外壁塗装などのリフォームをする予定がある
家電量販店 ・家電量販店に行く予定がある

それぞれ詳しくご紹介します。

アンテナ専門業者

アンテナ専門業者は、アンテナ工事をメインに扱っている業者です。

アンテナ工事には慣れていますので、アンテナの撤去もスムーズにおこなってくれます。

連絡をすればすぐに駆けつけてくれるため、「アンテナが落ちそうになっている」など、早めに撤去してほしい場合にはアンテナ専門業者がおすすめです。

引越し業者

アンテナの撤去は、引越し業者にも依頼できます。

大手の引越し業者では、オプションでアンテナ工事が選べることが多いです。

「引越しで今のアンテナが不要になった」「引越し先のアンテナを使わない」といった場合は、引越しのタイミングで一緒に依頼するとよいでしょう。

リフォーム業者

アンテナの撤去は、リフォーム業者にも依頼できます。

リフォームの内容にもよりますが、外壁塗装など足場が必要な作業をおこなう場合は、屋根上のアンテナの撤去も引き受けてくれる場合があります。

「リフォームをする予定がある」という方は、アンテナの撤去もできないか確認してみるとよいでしょう。

家電量販店

アンテナの撤去は、家電量販店にも依頼できます。

家電量販店のホームページを見ると、アンテナ工事の項目に「アンテナ撤去」がない場合もありますが、問い合わせをしたところ、対応してもらえるところもあるようでした。

アンテナの撤去
ケーズデンキ 対応可能(2023年1月19日に問い合わせ)
ジョーシン 対応可能(2023年1月22日に問い合わせ)
ヤマダ電機 対応可能(ホームページにて確認)

「近々家電量販店に行く予定がある」という方は、ついでに窓口でアンテナの撤去を依頼するとよいでしょう。

アンテナの撤去は、以上4つの場所で依頼できます。

どこに依頼をしたらいいのか迷ったら、アンテナ専門業者がおすすめです。

アンテナ専門業者は、直接施工してくれる人とやり取りするため、施工までスムーズにおこなわれます。

お近くのアンテナ専門業者をお探しの際は、ぜひ生活110番をご利用ください。

生活110番では、プロのアンテナ業者を多数ご紹介しています。

ご連絡いただいたら、アンテナの撤去に伺える業者をすぐにお探しします。

自分でアンテナを撤去するのはおすすめしない

ここまで読んだ人のなかには、「アンテナの撤去って自分でできないの?」と思われた方もいるでしょう。

しかし、自分でアンテナを撤去するのはおすすめしません。

その理由を2つご説明いたします。

落下して大けがをするおそれがある

自分でアンテナを撤去すると、高所から落下して大けがをするおそれがあります。

アンテナは、基本的に屋根上など高所に設置されており、アンテナを撤去するには6m以上の長さのハシゴが必要です。

大きなアンテナを片手に持ちながら長いハシゴを下りるのは慣れていないと難しく、足を滑らせて落下してしまう危険性があります。

高所からの落下は大けがになりかねないため、プロのアンテナ業者に任せましょう。

装備や道具を用意するのに結局お金がかかる

アンテナの撤去は、意外と装備や道具にお金がかかります。

アンテナの撤去に必要なものを見てみましょう。

アンテナの撤去に必要なもの
  • 6m以上のはしご(2階に登れる高さ)
  • ハーネス(墜落制止用器具)
  • 墜落防止装置
  • 作業用手袋
  • 安全靴
  • 墜落時保護用ヘルメット
  • ニッパー
  • レンチ

じつは、6m以上のはしごとハーネスを購入するだけでも、26,000円※ほどかかってしまうんです……。

全部揃えようとすると、なんだかんだ高くなり、結局業者に依頼したほうが安くなるなんてことも。

このような理由から、アンテナの撤去はプロに任せることをおすすめします。

※Amazonの各商品が属するカテゴリの売れ筋ランキングのうち、もっとも順位が高い商品を選出。(2023年1月20日時点)

6m以上のはしご 19,300円
ハーネス 7,136円
合計 26,436円

※価格はすべて税込みです。

業者がアンテナを撤去する流れ

アンテナの撤去は危険な作業です。

アンテナ業者はどのように撤去しているのか、ご紹介します。

アンテナの撤去は、基本的に以下の流れでおこないます。

アンテナと固定器具 屋根上

※イラストは八木式アンテナ(地デジアンテナ)です。

アンテナを撤去する流れ
  1. 屋根の上に登る
  2. アンテナを支えているワイヤー(支線)を切断する
  3. アンテナのマストを屋根馬から外す
  4. アンテナとその他の部材を屋根から降ろす
  5. アンテナと部材を処分する

アンテナの撤去作業は、安全のため2人でおこないます。

アンテナが壁面に設置してある場合も、大体同じ流れで作業をおこないます。

ベランダなど、足場がある場所に設置してあるアンテナは自分でも撤去できますので、チャレンジしてみてください。

屋根の上に登る

ハシゴを固定し、屋根の上に登ります。

ヘルメットやハーネスなどを装備し、安全に気を付けながらハシゴを登ります。

このとき、もう1人がハシゴを支えます。

アンテナを支えているワイヤー(支線)を切断する

アンテナを支えているワイヤー(支線)をニッパーで切断します。

ワイヤーを切るときは、アンテナが倒れないように支えておきます。

アンテナのマストを屋根馬から外す

バランスに気を付けながら、アンテナのマスト(支柱)を屋根馬から外します。

取り外したアンテナ本体とマスト(支柱)は、屋根の上に横にして置いておきます。

アンテナとその他の部材を屋根から降ろす

アンテナとその他の部材を屋根から降ろします。

支線アンカーなどの金具は外しておきます。

片手にアンテナを持ち、ハシゴを下ります。

アンテナと部材を処分する

アンテナと部材をすべて地上に降ろしたら、回収して処分します。

アンテナを自分で処分する場合は、粗大ごみとして処分しましょう。

このように、アンテナの撤去は非常に危険な作業であることがおわかりいただけたかと思います。

アンテナの撤去は自分でやるのではなく、プロのアンテナ業者に任せましょう。

生活110番では、アンテナ工事に慣れているプロのアンテナ業者をご紹介しています。

不要なアンテナの撤去・処分にお困りでしたら、ぜひご相談ください。

使わないアンテナを放置し続けるのは危険

使わないアンテナを放置し続けるのは危険です。

アンテナを放置すると、屋根や壁が傷んだり、人や車にぶつかったりするおそれがあります。

使わないアンテナは早めに撤去しましょう。

屋根や壁が傷む

アンテナを放置していると、屋根や壁が傷むことがあります。

アンテナが経年劣化などで突然倒れると、屋根が傷付いてしまいます。

被害が大きくなれば、雨漏りの原因にもなるでしょう。

また、アンテナが錆だらけになっている場合、雨が降るだびに錆が流れ、屋根や外壁が傷んでしまいます。

落下して人や車にぶつかるおそれがある

アンテナを放置していると、突然落下して人や車にぶつかるおそれがあります。

アンテナを支えているワイヤーは、年数が経つにつれ、徐々に錆びていきます。

錆びたワイヤーをそのままにしていると、突然切れてアンテナが倒れたり、落下したりすることがあります。

アンテナの重さは1kg~3kgほどあり、落下して車や人に当たれば大きな事故になりかねません。

他人の車を壊したり、通行人にケガをさせてしまったりしたら、賠償責任を負わなければならない場合もあります。

アンテナを設置してから10年以上経っていたら撤去しよう

アンテナを設置してから10年以上経っていたら、撤去をご検討ください。

アンテナの寿命は約10年といわれています。

アンテナが、以下のような見た目になっていたら、劣化しているサインです。

アンテナ UHFアンテナ 劣化
  • 錆ついている
  • ワイヤー(支線)が切れている
  • ワイヤー(支線)がたるんでいる
  • 塗装が剥がれている

このような見た目の場合、アンテナがいつ倒れてもおかしくない状態ですので、早めに撤去をしましょう。

アンテナ無料撤去の勧誘のチラシに要注意!

ご自宅のポストに、「アンテナを無料で撤去します」といったチラシが入っていたら注意が必要です。

撤去費用は無料でも足場代や人件費を請求してきたり、屋根上に不具合を見つけたとリフォームの契約を迫ってきたりしてくる業者もいるからです。

消費者センターでは、このようなアンテナの無料撤去のチラシに対して、以下の注意喚起をしています。

事例
自宅ポストに「アンテナ無料撤去のご案内」というチラシが入り、無料ならと思い業者を呼んだ。業者は屋根に上り、「アンテナは問題がなく撤去不要だが、雨どいが歪んでいる。一昨年の台風の影響だと思うので、火災保険で自己負担なく修理できる。すぐに工事をしたほうがよい」と言う。
業者が工事の見積もりを持って来ることになったが、雨どいの工事をするつもりはないのでやめたい。

センターから
アンテナを無料で撤去するとの広告から、火災保険が使えると言われ、屋根や雨どい工事の契約になったという相談が寄せられています。
雨どいの傷みの原因が自然災害ではなく老朽化の場合は、火災保険は適用されません。虚偽の申告で保険金を請求すると契約者自身が詐欺等の責任を問われる場合があります。家の修繕は、保険金が下りるから行うものではありません。
事例は雨どい工事の契約前なので、業者に連絡し契約を断りました。契約後でも、事例のように呼んだ目的と契約内容が異なれば、契約書面を受け取ってから8日間はクーリング・オフが可能です。8日が過ぎていても契約書面や勧誘方法が不審な場合は、すぐに消費生活センターにご相談ください。

※引用:船橋市ホームページ「消費生活センター便り 2021年1月号」

アンテナを無料で撤去できるからといわれても、すぐに契約をしないようにしましょう。

アンテナの撤去を依頼するときは、複数の業者で見積りを取り、比較することをおすすめします。

まとめ

アンテナの撤去費用は、約1〜2万円かかる人が多いです。

台風などの自然災害が原因でアンテナの撤去が必要になった場合は、火災保険が使えます。

火災保険の免責金額を0円で契約をしていれば、自己負担は0なので、実質無料で撤去してもらえるでしょう。

ただし、被害額が免責金額を下回っている、経年劣化が原因、被害から3年以上経っている場合は火災保険が使えません。この場合は、自費で撤去しましょう。

アンテナの撤去は、アンテナ専門業者、引越し業者、リフォーム業者、家電量販店に依頼できます。

どこに依頼したらいいか迷ったら、アンテナ専門業者に依頼するのがおすすめです。

アンテナ専門業者は、施工する人と直接やり取りするため、作業日の決定から施工までスムーズにおこなえます。

生活110番では、プロのアンテナ業者をご紹介しています。

アンテナ業者をお探しの際は、お気軽にご相談ください。

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