エアコンのダクトをキレイな見た目に!カバー取り付けや隠ぺいダクト
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「エアコンのダクトの見た目が気になるので、スッキリさせたい」と考えている方は、「ダクトカバー」を取り付ける、もしくは「隠ぺいダクト」を取り入れてみましょう。どちらかの方法を取り入れることで、気になるエアコンのダクトを隠すことができるのです。
本コラムではダクトカバーや隠ぺいダクトの概要、取り付けを業者に依頼した場合の費用をご説明しております。ご自宅に最適な方法を探して、ダクトの見た目をスッキリさせましょう。
ダクトの見た目をスッキリさせる方法:①ダクトカバー
ご自宅の室温を保つために使われるエアコンのダクトは、室内を快適な環境にするためにもなくてはならないものです。エアコンのダクトの見た目が気になるときは、2つの方法でスッキリさせることができます。まずは、ダクトカバーを使う方法についてご紹介しましょう。
ダクトカバーとは?
その名のとおりエアコンのダクトを守るカバーのことで、「化粧カバー」とも呼ばれています。基本的に、エアコンと室外機をつなぐ配管をビニールテープで巻いてまとめますが、ダクトカバーはこの配管を見えないようにするものです。エアコンのダクトが気になる方や、しばらくエアコンを買い替える予定がない場合は、ダクトカバーを取り入れるとよいでしょう。
ダクトカバーを設置するメリット
ダクトカバーは、隠ぺいダクトに比べて安価で設置することができます。ダクトカバーを設置することで、エアコンの配管周りをスッキリさせることが可能です。配線をまとめるビニールテープは白色のものが多く、壁紙によっては目立ってしまうでしょう。
しかし、ダクトカバーはカラーバリエーションが豊富なため、お部屋の雰囲気に合わせたものを選ぶことができます。
また、屋外にある配管の劣化を防ぐことが可能です。屋外の配管をビニールテープでまとめていると、雨風や日差しなどを受けて劣化してしまうことがあります。ダクトカバーを設置することで劣化によってエアコンの効率を下がるのを防ぐことができるでしょう。
また、配管にたまるホコリの掃除も、ダクトカバーを取り付けることで楽におこなうことが可能です。
ダクトカバーを自分で取り付ける方法
現在すでにエアコンが設置してあり、後からダクトカバーを自分で取り付ける方法についてご説明します。
1.後付け可能なダクトカバーを準備する
後付けに対応しているダクトカバーは、標準のものに比べ配管を触ることが少ないので、設置がしやすいです。エアコンの配管はデリケートで、動かすことによって内部の冷媒ガスが排出するおそれが生じるので注意しましょう。
2.配管を動かさないよう、ダクトカバーの設置位置を決める
ダクトカバーをどの位置に取り付けるかを調節します。配管は動かさないように意識しましょう。
3.ダクトカバーをネジで固定する
配管にあたらないように気をつけながら、ネジを使って壁に固定していきます。
上記のように、ダクトカバーは自分でも取り付けられます。しかし、家に直接ビスで固定しなければならない点や、誤って配管を傷つけてしまうこともあるでしょう。また、自分で作業をおこなうことに抵抗があるかもしれません。
自分で取り付けることに抵抗がある方や自信のない方は、無理をせずに業者へ依頼するようにしましょう。業者に依頼した場合の費用については、本記事【ダクトカバーの取り付け・隠ぺいダクトを業者に依頼した場合の費用】でまとめているので、気になる方はあわせてご覧くださいね。
ダクトの見た目をスッキリさせる方法:②隠ぺいダクト
ダクトの見た目をスッキリさせる2つめは「隠ぺいダクト」を取り入れる方法です。ここからは、隠ぺいダクトとはどのようなものなのか、また通し方などについて詳しくご説明していきましょう。
隠ぺいダクトとは
配管を壁や天井の裏に通して、室内からは見えないようにします。配管が見えないので、部屋の景観をよくすることができます。
ダクトの通し方
エアコンは、室内機と室外機をつなぐために壁に穴をあけます。通常、配管を通す穴は同じ穴から通すため、配管が見えてしまいます。しかし、隠ぺいダクトの場合は室外機側と室内機側から異なる穴をあけて通すので、配管は壁の内部におさまるのです。つまり、配管が雨風などのダメージを受けにくくなります。
このように、ダクトの穴のあけ方を工夫することで、ダクトカバーが必要なくなりさらに見た目をスッキリさせることができるでしょう。エアコンを新しく取り付けるのであれば、隠ぺいダクトがおすすめです。
ダクトカバーの取り付け・隠ぺいダクトを業者に依頼した場合の費用
ダクトカバーと隠ぺいダクト、どちらの方法にもメリットがあります。ここからは、ダクトカバーの取り付け費用と、隠ぺいダクトを依頼した際の費用をご紹介しますので、参考にしてみてください。
ダクトカバーの取り付け費用相場
ダクトカバーを取り付ける際は、エアコンを新しく設置するのか、もともと設置してあるエアコンに設置するのかどうかで変わります。新しく設置する場合、室内機は約7,000円から、室外機は約5,000円からが費用相場です。
もともと設置してあるエアコンに取り付ける場合、室内機は約15,000円から、室外機用は約18,000円からが費用相場といわれています。
なぜ後付けは費用が高いかというと、エアコンの取り外しや取り付けが必要になり、作業が困難であることが考えられます。
隠ぺいダクトを依頼した際の費用
隠ぺいダクトの場合は、配管の接続料は約3,000円~6,000円が費用相場です。しかし、ご自宅の壁や構造によって配管の長さが足りない場合は、追加で費用が発生します。隠ぺいダクトに使われる配線は、長ければ長いものほど費用も高くなります。
また、新しいエアコンに取り換える際、既存の配管を洗浄するための費用として、約20,000円~50,000円かかってくることがあるため見積りの際に確認しておくとよいでしょう。
業者を依頼したときのメリットとデメリット
業者へ作業を依頼した際のメリットは、なんといっても「安全」であるという点です。自分で取り付けるとなると、エアコンや配管が破損するおそれがともないます。業者へ依頼しておくと自分でおこなうよりスピーディーかつ確実に、作業をしてもらうことができるでしょう。
しかし、業者へ依頼すると、どうしても費用がかかってしまいます。また、業者によっては隠ぺいダクトの工事をおこなっていない場所もあります。あらかじめ確認したうえで依頼するといいでしょう。
エアコンの取り付けは正しい方法でおこなわないと、水漏れやダクトカバーを取り付ける際にあやまって配管を傷つけるなどのリスクもともないます。エアコンのダクトを設置する際は費用こそかかるものの、安全のために業者に依頼するのがおすすめです。
まとめ
エアコンを設置する際にダクトが気になってしまう方も多いでしょう。そんなときはダクトカバーを取り付けたり、隠ぺいダクトを取り入れてスッキリさせてみたりしてはいかがでしょうか。
自分の力でエアコンのダクトカバー設置をおこなうこともできますが、安全性、時間短縮のためにも業者への依頼がおすすめです。新しくエアコンを取り付ける際には、配線が見えない隠ぺいダクトを提案してみるといいでしょう。
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